Nature Index 2016:高品質な科学論文の実力者たち
[16/04/22]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2016年4月20日
シュプリンガー・ネイチャー
Nature Index 2016:高品質な科学論文の実力者たち
2016年4月20日に発表されたNature Index 2016 Tablesによると、高品質な科学論文の発表に世界で最も多く貢献しているのは米国で、中国、ドイツ、英国、日本がそれに続きます。Nature Indexの上位10カ国のうち、2012年から2015年まで2桁の年平均成長率を達成したのは中国だけでした。
Nature Indexに過去4年間にわたって収録された年間論文数をもとにしたNature Index Tablesを公開するのは初めてのことで、Nature Index Tablesでは国別・機関別の一覧を見ることができます。Nature Indexは、独自に厳選した68の自然科学系学術ジャーナルから出版される年間6万件近い高品質の科学論文記事を収録し、総出版数(AC)に加えて、国や機関の貢献値(WFC)を確認できます。
2015年の世界における大学別の貢献を見ると、日本からは東京大学が3位に入っています。世界トップは米国のハーバード大学で、米国からはこの他、スタンフォード大学(2位)、マサチューセッツ工科大学(4位)、カリフォルニア大学バークレー校(7位)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(9位)、ミシガン大学(10位)の6大学が上位10位に含まれています。英国のオックスフォード大学とケンブリッジ大学がそれぞれ5位および6位となり、8位はスイスのチューリッヒ工科大学でした。
Nature Index 2016 Tablesからの日本の大学別の貢献を抜粋:
・世界における大学別の貢献を見ると、次の7大学がトップ100に入っています。
京都大学(14位)、大阪大学(35位)、東北大学(39位)、名古屋大学(59位)、東京工業大学(67位)、北海道大学(87位)
・大学別の分野毎の貢献を見ると、東京大学と京都大学が世界トップ10に入っています。
生命科学、化学、物理科学、地球環境科学の4分野中、東京大学は、化学(3位)、物理科学(1位)、地球環境科学(9位)の3分野においてトップ10に入っています。京都大学は、化学分野で6位でした。
Nature Index 2016 Tablesはこちらからご覧いただけます。
http://www.natureindex.com/annual-tables/2016
Nature Indexのウェブサイト( http://www.natureindex.com )では、世界150カ国の8000以上の機関の最新の研究プロフィールに無料かつ簡単にアクセスできます。2016年の国や機関の一覧の元となるデータも無料でダウンロードすることができ、論文発表や共同研究の傾向の分析や、論文単位の各種メディアへの影響力をリアルタイムに追跡できます。
Nature Index Tablesの発表に伴い、Nature IndexのウェブサイトにNewsセクションが追加されました。このセクションでは、最新のデータに基づく分析記事を通して、国や機関の研究動向を図表やインフォグラフィックと共にお伝えします。Nature Indexのデータからさらなる知見が得られるよう、分析には、人口統計、各国の研究開発費、科学政策に伴う財源の変化など、外部のデータソースも活用します。
Nature Indexの創設者であるDavid Swinbanksは、次のようにコメントしています。「Nature Indexは、高品質な科学研究論文を無料かつ簡単に分析できるため、その他の指標および評価ツールを補完することができます。第一線で活躍している科学者から成る独立したパネルが選定した、比較的少数の高品質な論文に焦点を絞り込むことにより、研究機関、政策決定者、アナリスト、営利団体、そして広く科学界に、新たな視点に基づく考察を提供することを目的としています。今回、4年間のデータを公開することにより、Nature Indexは、ますます強力なツールとなり、経時的なデータの考察を加えることで高品質な研究論文の動向と共同研究に関する傾向の変化を明らかにするのに役立てていただけます。」
【Nature Indexについて】
Nature Indexは、世界トップクラスの研究成果を国・機関別にプロファイリングするデータベースです。
・研究者が自身の最高研究成果を発表したいジャーナルとして選んだ68誌を厳選収録
・世界の国々と8000機関以上の研究プロファイルに容易にアクセス
・最新の研究成果を報告する原著論文のみを収録
・2012年以降のデータを収録(毎月更新)
・クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で無料公開
【Nature Indexの論文カウント方法】
・Article Count(AC):共著機関または共著国全てに対して1論文を1と数える計算方法
・Fractional Count(FC):共著者の割合に応じて国や機関に論文数を割り振る計算方法
・Weighted Fractional Count(WFC):世界で出版されているジャーナル総数が極めて少ない宇宙物理科学を他分野と同様にカウントすると比重が重くなりすぎるため、宇宙物理科学にのみ重み付けを行うことで標準化している。
【シュプリンガー・ネイチャーについて】
シュプリンガー・ネイチャーは、研究、教育、専門領域において世界をリードする出版社の1つです。高い評価と信頼を得ている多くのブランドから成る革新的な製品やサービスを通して、高品質なコンテンツを提供しています。シュプリンガー・ネイチャーは、世界最大規模の学術書籍出版社であり、世界で最も影響力のあるジャーナルを多数発行しています。またオープンリサーチにおけるパイオニアでもあります。当社の50カ国超に及ぶ従業員数は約1万3000人で、売上高は15億ユーロです。シュプリンガー・ネイチャーは、ネイチャー・パブリッシング・グループ、パルグレイブ・マクミラン、マクミラン・エデュケーション、シュプリンガー・サイエンス+ビジネスメディアの合併により2015年5月に誕生しました。http://www.springernature.comをご覧ください。twitter公式アカウントは@SpringerNatureです。
詳細は、次の担当者までお問い合わせください。
大場 郁子
シュプリンガー・ネイチャー
E:Ikuko.Oba@springernature.com
国際版プレスリリースはこちら
http://www.nature.com/press_releases/nature-index-2016.html
シュプリンガー・ネイチャー
Nature Index 2016:高品質な科学論文の実力者たち
2016年4月20日に発表されたNature Index 2016 Tablesによると、高品質な科学論文の発表に世界で最も多く貢献しているのは米国で、中国、ドイツ、英国、日本がそれに続きます。Nature Indexの上位10カ国のうち、2012年から2015年まで2桁の年平均成長率を達成したのは中国だけでした。
Nature Indexに過去4年間にわたって収録された年間論文数をもとにしたNature Index Tablesを公開するのは初めてのことで、Nature Index Tablesでは国別・機関別の一覧を見ることができます。Nature Indexは、独自に厳選した68の自然科学系学術ジャーナルから出版される年間6万件近い高品質の科学論文記事を収録し、総出版数(AC)に加えて、国や機関の貢献値(WFC)を確認できます。
2015年の世界における大学別の貢献を見ると、日本からは東京大学が3位に入っています。世界トップは米国のハーバード大学で、米国からはこの他、スタンフォード大学(2位)、マサチューセッツ工科大学(4位)、カリフォルニア大学バークレー校(7位)、カリフォルニア大学サンディエゴ校(9位)、ミシガン大学(10位)の6大学が上位10位に含まれています。英国のオックスフォード大学とケンブリッジ大学がそれぞれ5位および6位となり、8位はスイスのチューリッヒ工科大学でした。
Nature Index 2016 Tablesからの日本の大学別の貢献を抜粋:
・世界における大学別の貢献を見ると、次の7大学がトップ100に入っています。
京都大学(14位)、大阪大学(35位)、東北大学(39位)、名古屋大学(59位)、東京工業大学(67位)、北海道大学(87位)
・大学別の分野毎の貢献を見ると、東京大学と京都大学が世界トップ10に入っています。
生命科学、化学、物理科学、地球環境科学の4分野中、東京大学は、化学(3位)、物理科学(1位)、地球環境科学(9位)の3分野においてトップ10に入っています。京都大学は、化学分野で6位でした。
Nature Index 2016 Tablesはこちらからご覧いただけます。
http://www.natureindex.com/annual-tables/2016
Nature Indexのウェブサイト( http://www.natureindex.com )では、世界150カ国の8000以上の機関の最新の研究プロフィールに無料かつ簡単にアクセスできます。2016年の国や機関の一覧の元となるデータも無料でダウンロードすることができ、論文発表や共同研究の傾向の分析や、論文単位の各種メディアへの影響力をリアルタイムに追跡できます。
Nature Index Tablesの発表に伴い、Nature IndexのウェブサイトにNewsセクションが追加されました。このセクションでは、最新のデータに基づく分析記事を通して、国や機関の研究動向を図表やインフォグラフィックと共にお伝えします。Nature Indexのデータからさらなる知見が得られるよう、分析には、人口統計、各国の研究開発費、科学政策に伴う財源の変化など、外部のデータソースも活用します。
Nature Indexの創設者であるDavid Swinbanksは、次のようにコメントしています。「Nature Indexは、高品質な科学研究論文を無料かつ簡単に分析できるため、その他の指標および評価ツールを補完することができます。第一線で活躍している科学者から成る独立したパネルが選定した、比較的少数の高品質な論文に焦点を絞り込むことにより、研究機関、政策決定者、アナリスト、営利団体、そして広く科学界に、新たな視点に基づく考察を提供することを目的としています。今回、4年間のデータを公開することにより、Nature Indexは、ますます強力なツールとなり、経時的なデータの考察を加えることで高品質な研究論文の動向と共同研究に関する傾向の変化を明らかにするのに役立てていただけます。」
【Nature Indexについて】
Nature Indexは、世界トップクラスの研究成果を国・機関別にプロファイリングするデータベースです。
・研究者が自身の最高研究成果を発表したいジャーナルとして選んだ68誌を厳選収録
・世界の国々と8000機関以上の研究プロファイルに容易にアクセス
・最新の研究成果を報告する原著論文のみを収録
・2012年以降のデータを収録(毎月更新)
・クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で無料公開
【Nature Indexの論文カウント方法】
・Article Count(AC):共著機関または共著国全てに対して1論文を1と数える計算方法
・Fractional Count(FC):共著者の割合に応じて国や機関に論文数を割り振る計算方法
・Weighted Fractional Count(WFC):世界で出版されているジャーナル総数が極めて少ない宇宙物理科学を他分野と同様にカウントすると比重が重くなりすぎるため、宇宙物理科学にのみ重み付けを行うことで標準化している。
【シュプリンガー・ネイチャーについて】
シュプリンガー・ネイチャーは、研究、教育、専門領域において世界をリードする出版社の1つです。高い評価と信頼を得ている多くのブランドから成る革新的な製品やサービスを通して、高品質なコンテンツを提供しています。シュプリンガー・ネイチャーは、世界最大規模の学術書籍出版社であり、世界で最も影響力のあるジャーナルを多数発行しています。またオープンリサーチにおけるパイオニアでもあります。当社の50カ国超に及ぶ従業員数は約1万3000人で、売上高は15億ユーロです。シュプリンガー・ネイチャーは、ネイチャー・パブリッシング・グループ、パルグレイブ・マクミラン、マクミラン・エデュケーション、シュプリンガー・サイエンス+ビジネスメディアの合併により2015年5月に誕生しました。http://www.springernature.comをご覧ください。twitter公式アカウントは@SpringerNatureです。
詳細は、次の担当者までお問い合わせください。
大場 郁子
シュプリンガー・ネイチャー
E:Ikuko.Oba@springernature.com
国際版プレスリリースはこちら
http://www.nature.com/press_releases/nature-index-2016.html