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授乳量機能付ベビースケール「nometa(のめた)BB−105」を5月1日に発売

2016年4月26日

株式会社タニタ

家庭用では国内初、赤ちゃんの授乳量を1グラム単位で表示
授乳量機能付ベビースケール「nometa(のめた)BB−105」を5月1日に発売
9割以上の妊婦が望む母乳育児をサポート

健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1−14−2、社長・谷田千里)は、母乳育児のサポートをコンセプトに、家庭用では国内初※1となる1グラム単位で赤ちゃんの授乳量が表示可能な授乳量機能付ベビースケール「nometa(のめた)BB−105」を5月1日に発売します。タニタが長年培ってきた高精度計測技術を応用し、新生児期におけるわずかな授乳量でも確認できるようにしたのが特徴です。赤ちゃんの体重を授乳前後にそれぞれ計測するとその差を授乳量として表示するため、従来のような記録・計算の手間がかかりません。価格はオープンで、年間1万台の販売を計画しています。

母乳は赤ちゃんにとって消化吸収が良く、その成分が感染症の発症や重症度を低下させるほか、母乳による授乳は産後の母体回復を促進する効果があると言われています。また、近年の研究では、母乳栄養児は糖尿病発症や肥満になるリスクを軽減するといった報告もあります。このことから厚生労働省の調査※2によると、妊婦の96%が母乳育児を望んでおり、母乳育児をスムーズに行うことのできる環境づくりが重要であるとの提言がされています。

しかしながら母乳育児は、授乳量が目に見えないため「母乳が出ているのか」「母乳が足りているのか」といった不安がつきものです。授乳量が足りているかどうかは、一般に授乳前後の赤ちゃんの体重差から求められるものの、市場に流通している家庭用ベビースケールの計測最小単位は5グラムであるため、授乳量が細かく確認できないといった課題がありました。

今回発売する商品は、母乳育児に必要な授乳量を細かく確認したいといったニーズに応えるため、最大20キログラムまでの体重計測に対応すると同時に、1グラム単位での授乳量表示を実現しました。使いやすさにもこだわり、計測台には赤ちゃんのからだが安定するように、すべりにくく柔軟性に優れたEVAマット※3を採用。計測・表示項目は、赤ちゃんの授乳量や発育を確認するために必要な「体重」「前回体重」「授乳量」の三つに絞って操作性を高めたほか、文字高を26ミリメートルと大型で見やすくしました。サイズは幅580×高さ93×奥行き390ミリメートル、重量は約2.2キログラム(電池含む)。カラーは温かみのあるアイボリーを基調とし、本体素材に樹脂を採用することで汚れを拭き取りやすく清潔に保つことができます。

タニタでは1974年にベビースケールを発売して以来、その計測精度や機能を年々向上させ医療現場から家庭用まで幅広いニーズに応えてきました。母乳育児をサポートするといったコンセプトのもと、単に体重だけではなく授乳量をはかるといった新しい機能を搭載した今回の商品投入で、さらなる市場の深耕を図っていきたいと考えています。

※1:2016年4月現在。タニタ調べ。
※2:厚生労働省「平成17年度乳幼児栄養調査」より。
※3:EVAマットとはEVA樹脂発泡体で出来た柔軟性と保温性に優れたマット。吸水性がなく、安全性・耐久性も
   高いため、赤ちゃんが噛んだり口に入れたりしても害はありません。
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