【酒飲み1000人に聞く酒飲みのミカタ】「晩酌の変化」〜チューハイヘビーユーザーはストロング系がお好き
[16/05/31]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2016.9.29
株式会社酒文化研究所
晩酌の変化 チューハイによるビールマーケットの侵食〜チューハイヘビーユーザーはストロング系がお好き
【酒飲み1000人に聞く酒飲みのミカタ】
酒飲み1000人に聞く「酒飲みのミカタ」。今回のテーマは自宅での晩酌事情です。
晩酌といえばビールか日本酒というのがかつての定番でした。最近でははじめの一杯からチューハイを飲むという人も目立ち始めて来ました。そのあたりの状況を酒をよく飲むみなさんに率直に聞いてみました。(回答者は酒文化研究所のモニターを中心にした酒全体の飲酒頻度が高くかつ酒への関心の高い方です)
一日の晩酌でいろんな酒を飲む人は6割
回答者の晩酌回数ですが、最低でも週に2日以上の晩酌を習慣的に行っている人が98%と飲酒ヘビーな方々ばかりです。まずは、自宅で晩酌をするときに飲むお酒の種類を聞いてみました。一日でしばしば複数の酒類を飲むという人が59%、ときどき複数の酒類を飲む人が26%でした。一日に飲むのは一種類のお酒だけという人は15%で少数派でした(図1)。
次に晩酌のときによく飲む酒類を複数回答で挙げてもらいました。最も多かったのはビール類で、レギュラータイプやオフ・ゼロなど機能系クラフト・プレミアムなどをあわせると80%です。ついで日本酒62%、焼酎計51%、ワイン42%、ウイスキー(ハイボール缶除く)28%、缶入チューハイ25%、ウイスキーハイボール缶11%となりました(図2)。回答者がヘビードリンカーばかりなのでどれもかなり高い数値ですが、ビール類はあまり飲まないという人が20%いたこととには驚かされました。
50代が缶チューハイユーザーの分水嶺
ビール類の場合は50代以上になるとオフ・ゼロ系が増えてきますが、合計でみるかぎり飲用状況に60代までではほとんど違いがありません。日本酒と焼酎の場合は年齢が上がるほどよく飲む人が増え、ワインは50代が一番多くなっています。
世代による違いが際立つのは缶入チューハイです。全体ではよく飲む人は25%ですが、若い年代ほど高く、40代以下に限定すると週に2回以上飲む人が33%、週1回以下まで含めると60%に達します。これが60代以上になると週に2日以上飲む人は1割を下回ります(図3)。
缶入チューハイが登場したのが約30年前ですから40代以下の人にとっては酒を飲み始めたときから存在した身近な酒ですが、60代以上の人にとっては飲酒習慣が出来上がってから登場した新参者です。その違いも影響しているのでしょう。
缶入チューハイヘビーユーザーが支持するストロング系
同じ缶入チューハイのユーザーでもアルコール度の高いストロング系(アルコール9度以上)が好きな方とそれ以外でもかなり傾向が異なります。まずストロング系が好きな人は、週2回以上チューハイを飲むというユーザーが76%ととても多いのです。また日本酒や焼酎など他の酒類もよく飲むと答えている人が多く、酒類全般をよく飲む人たちと考えられます。一方でレギュラータイプチューハイ(アルコール8度以下)が好きと答えた人はチューハイの飲用頻度だけを比べても週1回以下の人が約半分となります。チューハイ以外に飲む酒類もストロング系ユーザーよりも少な目で、全般に飲酒量も少なそうです。缶入チューハイのユーザーの中では、酒全体をよく飲む人ほど手早く酔えるストロング系を支持していることが伺えます。
コンビニに求められるセンベロ的な楽しみ方
自宅での晩酌というと70%以上の人はすでに買い置きしてある酒類を飲んでいますが、そのつど買うという人も21%いました(図4)。
そこでその日の晩酌の酒をコンビニなどで1000円以内で買うとしたらどういう買い物をしますかと聞いてみました。巷で流行りはじめている「センベロ居酒屋(千円でベロベロに酔える居酒屋)」の家庭版のイメージです。買う酒の種類としてはビール類をあげた人は65%、缶入チューハイやハイボールが30%で、日本酒やワインをあげた人は16%でした。日本酒やワインは飲みきりサイズばかりではないことも影響していると思います。つまみも一緒に買って十分に酔いそうな酒の量で、「コンビニでセンベロ」の買い方は手軽に酔いを求めるときにクセになりそうです。具体的にチューハイを買いたいといっている人の意見はこんな感じでした。
「ビールと缶チューハイ1本ずつに幕の内弁当です」(男性20代)
「おなかも心も満たしたいのでまず新ジャンル2本でその後でストロング缶チューハイ1本で仕上げ。コロッケ・ポテトチップス1袋で次の日もがんばれます」(男性30代)
「ストロング缶チューハイ3缶と袋入珍味と唐揚で1000円かな。しっかり酔っ払えます」(女性30代)
「千円だったら、ビールレギュラー缶と500mlのストロング缶チューハイ、わさび味の柿ピーにスルメですね。」(40代男性)
「缶チューハイ2本でつまみは焼鳥と唐揚げです」(男性50代)
「店でなら最初に生ビールを1杯ですが、家では最初からチューハイで2本。高アルコールで甘くなく魅力ある商品が増えたから。1000円も飲めません。」(50代女性)
■調査概要
調査時期2016年9月5日(月)〜2016年9月7日(水)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1702)
有効回答256
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査
株式会社酒文化研究所
晩酌の変化 チューハイによるビールマーケットの侵食〜チューハイヘビーユーザーはストロング系がお好き
【酒飲み1000人に聞く酒飲みのミカタ】
酒飲み1000人に聞く「酒飲みのミカタ」。今回のテーマは自宅での晩酌事情です。
晩酌といえばビールか日本酒というのがかつての定番でした。最近でははじめの一杯からチューハイを飲むという人も目立ち始めて来ました。そのあたりの状況を酒をよく飲むみなさんに率直に聞いてみました。(回答者は酒文化研究所のモニターを中心にした酒全体の飲酒頻度が高くかつ酒への関心の高い方です)
一日の晩酌でいろんな酒を飲む人は6割
回答者の晩酌回数ですが、最低でも週に2日以上の晩酌を習慣的に行っている人が98%と飲酒ヘビーな方々ばかりです。まずは、自宅で晩酌をするときに飲むお酒の種類を聞いてみました。一日でしばしば複数の酒類を飲むという人が59%、ときどき複数の酒類を飲む人が26%でした。一日に飲むのは一種類のお酒だけという人は15%で少数派でした(図1)。
次に晩酌のときによく飲む酒類を複数回答で挙げてもらいました。最も多かったのはビール類で、レギュラータイプやオフ・ゼロなど機能系クラフト・プレミアムなどをあわせると80%です。ついで日本酒62%、焼酎計51%、ワイン42%、ウイスキー(ハイボール缶除く)28%、缶入チューハイ25%、ウイスキーハイボール缶11%となりました(図2)。回答者がヘビードリンカーばかりなのでどれもかなり高い数値ですが、ビール類はあまり飲まないという人が20%いたこととには驚かされました。
50代が缶チューハイユーザーの分水嶺
ビール類の場合は50代以上になるとオフ・ゼロ系が増えてきますが、合計でみるかぎり飲用状況に60代までではほとんど違いがありません。日本酒と焼酎の場合は年齢が上がるほどよく飲む人が増え、ワインは50代が一番多くなっています。
世代による違いが際立つのは缶入チューハイです。全体ではよく飲む人は25%ですが、若い年代ほど高く、40代以下に限定すると週に2回以上飲む人が33%、週1回以下まで含めると60%に達します。これが60代以上になると週に2日以上飲む人は1割を下回ります(図3)。
缶入チューハイが登場したのが約30年前ですから40代以下の人にとっては酒を飲み始めたときから存在した身近な酒ですが、60代以上の人にとっては飲酒習慣が出来上がってから登場した新参者です。その違いも影響しているのでしょう。
缶入チューハイヘビーユーザーが支持するストロング系
同じ缶入チューハイのユーザーでもアルコール度の高いストロング系(アルコール9度以上)が好きな方とそれ以外でもかなり傾向が異なります。まずストロング系が好きな人は、週2回以上チューハイを飲むというユーザーが76%ととても多いのです。また日本酒や焼酎など他の酒類もよく飲むと答えている人が多く、酒類全般をよく飲む人たちと考えられます。一方でレギュラータイプチューハイ(アルコール8度以下)が好きと答えた人はチューハイの飲用頻度だけを比べても週1回以下の人が約半分となります。チューハイ以外に飲む酒類もストロング系ユーザーよりも少な目で、全般に飲酒量も少なそうです。缶入チューハイのユーザーの中では、酒全体をよく飲む人ほど手早く酔えるストロング系を支持していることが伺えます。
コンビニに求められるセンベロ的な楽しみ方
自宅での晩酌というと70%以上の人はすでに買い置きしてある酒類を飲んでいますが、そのつど買うという人も21%いました(図4)。
そこでその日の晩酌の酒をコンビニなどで1000円以内で買うとしたらどういう買い物をしますかと聞いてみました。巷で流行りはじめている「センベロ居酒屋(千円でベロベロに酔える居酒屋)」の家庭版のイメージです。買う酒の種類としてはビール類をあげた人は65%、缶入チューハイやハイボールが30%で、日本酒やワインをあげた人は16%でした。日本酒やワインは飲みきりサイズばかりではないことも影響していると思います。つまみも一緒に買って十分に酔いそうな酒の量で、「コンビニでセンベロ」の買い方は手軽に酔いを求めるときにクセになりそうです。具体的にチューハイを買いたいといっている人の意見はこんな感じでした。
「ビールと缶チューハイ1本ずつに幕の内弁当です」(男性20代)
「おなかも心も満たしたいのでまず新ジャンル2本でその後でストロング缶チューハイ1本で仕上げ。コロッケ・ポテトチップス1袋で次の日もがんばれます」(男性30代)
「ストロング缶チューハイ3缶と袋入珍味と唐揚で1000円かな。しっかり酔っ払えます」(女性30代)
「千円だったら、ビールレギュラー缶と500mlのストロング缶チューハイ、わさび味の柿ピーにスルメですね。」(40代男性)
「缶チューハイ2本でつまみは焼鳥と唐揚げです」(男性50代)
「店でなら最初に生ビールを1杯ですが、家では最初からチューハイで2本。高アルコールで甘くなく魅力ある商品が増えたから。1000円も飲めません。」(50代女性)
■調査概要
調査時期2016年9月5日(月)〜2016年9月7日(水)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1702)
有効回答256
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査