貪欲な耳と疲弊した耳のための音楽フェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」9月開催決定!
[16/06/21]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2015年6月21日
PARC - 国際舞台芸術交流センター
オバマ大統領の歴史的広島訪問の年、
ジェームズ・テニー『Pika-Don』日本初演、
世界最高齢のジャズバンド初の東京公演など、
9月11日(日)から10月1日(土)にかけての9日間のプログラム
サウンド・ライブ・トーキョー(以下SLT)は、「音」と「音楽」をテーマにジャンルを問わず国内外のアーティスト・作品を紹介するフェスティバルです。2012年から毎年開催、今年5回目を迎えます。これまで音/音楽を手がかりに、ニューヨーク最重要の前衛劇団ウースター・グループの初来日公演(2015年)など、世界の本格的な演劇/映画/アートフェスティバルに匹敵する企画を実現してきました。また、昨年他界した菊地雅章氏による2012年のソロ・コンサートの録音が『黒いオルフェ〜東京ソロ2012』としてドイツの名門レーベルECMから今年発売され、ニューヨーク・タイムズをはじめとする各国メディアで絶賛されるなど、「音楽フェスティバル」としての質の高さでも注目を集めています。
現職合衆国大統領初の広島訪問が実現した今年のプログラムは、ニューメキシコ州の核実験場近くで幼少期を過ごした合衆国の作曲家、ジェームズ・テニーによる4チャンネルの「証言」と4人の打楽器奏者のための作品『ピカ=ドン』の日本初演で、9月11日に幕を開けます。ドイツを中心とした異色のアンサンブル「ツァイトクラッツァー」は、灰野敬二とのコラボレーションによるカールハインツ・シュトックハウゼンの「直観音楽」をはじめとする3日公演で初来日。さらに、ソ連崩壊5年前にカザフ・ソビエト社会主義共和国で生まれたヴァイオリニスト、アイシャ・オラズバエヴァによるルイジ・ノーノ晩年の作品の演奏など、「現代音楽」の新しい実践を示し今日的意義を問うプログラムとなっています。
マイケル・スノウ(当時85歳)、ケン・ジェイコブス(当時82歳)など高齢のアーティストの若々しく自由な表現を紹介してきたSLTですが、今年はとうとう世界最高齢のバンドとしてギネスブックに登録されている関西拠点のジャズバンド「ゴールデン・シニア・トリオ」(現在90歳、82歳、79歳)が登場、初の東京公演となります。また、昨年85歳で他界したオーネット・コールマンの理論「ハーモロディクス」のユーラシア的展開を目指すSoon Kimが和太鼓を取り入れて結成した新しいトリオ「Old School」、世界的に評価を高めている集団即興プロジェクト「マージナル・コンソート」と、ジャズ/即興音楽の文脈でもユニークな演目が並びます。
モントリオールを拠点とする劇作家/演出家ジェイコブ・レンは、アマチュアのシンガー・ソングライターとして作曲した知られざる58曲を「共有する」プロジェクトで登場。レンが最も敬愛するミュージシャン2人(モーマス、工藤礼子)のほか、強力なゲスト陣を迎えます。『ピカ=ドン』と同日に上演するテーリ・テムリッツ『愛の爆弾』は、メインストリームの音楽に充満するイデオロギー装置としての「愛」と暴力の諸形態をめぐる映像作品/パフォーマンス。2003年の発表以来、その先見性を示し続けている作品です。
新しい発見を意欲的に求める方にも、蔓延する大量の音楽と音声情報に疲れた方にも、コンセプチュアルで高水準なコンサート/パフォーマンスをドリンク付き2,500円でお楽しみいただける9日間。会場は国内外の実験音楽シーンを刺激し続けてきた六本木スーパー・デラックス。総勢13組・35名以上の出演者プロフィール、その他詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
【開催概要】
名称:サウンド・ライブ・トーキョー/Sound Live Tokyo
会期:2016年9月11日(日) - 10月1日(土)
会場:スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F)
主催:PARC - 国際舞台芸術交流センター
平成28年度文化庁国際芸術交流支援事業
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、ドイツ連邦共和国外務省
協力:東京ドイツ文化センター
公式サイト:soundlivetokyo.com
料金:各日前売、当日とも2,500円(1ドリンクつき)
前売:Peatix(peatix.com/group/24201)にて7月1日(金)発売
*9月17日(土)は投げ銭制(1ドリンクご注文下さい)
ディレクター:新井知行(PARC - 国際舞台芸術交流センター)
【プログラム】
9月11日(日)18:30開場/19:00開演
『ピカ=ドン』(ジェームズ・テニー作曲、1991)
演奏:神田佳子、佐々木啓恵、稲野珠緒、服部恵(以上打楽器)、有馬純寿(エレクトロニクス)
『機械仕掛けの神』(同、1982)
演奏:神田佳子(打楽器)、有馬純寿(エレクトロニクス)
『愛の爆弾』
出演:テーリ・テムリッツ(上映・パフォーマンス)
9月17日(土)15:30開場/16:00開演
『私がこれまでに書いたすべての歌:ソロ』
出演:ジェイコブ・レン
9月18日(日)18:00開場/18:30開演
『私がこれまでに書いたすべての歌:バンド・ナイト』
出演:モーマス、工藤礼子、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、他1組(後日発表)、ジェイコブ・レン
9月21日(水)19:00開場/19:30開演
マージナル・コンソート
メンバー:今井和雄、越川T、椎啓、多田正美
9月22日(木・祝)18:30開場/19:00開演
ゴールデン・シニア・トリオ
メンバー:鍋島直昶(ヴィブラフォン)、大塚善章(ピアノ)、宮本直介(ベース)
Old School
メンバー:Soon Kim(サックス)、壱太郎(和太鼓)、井野信義(ベース)
9月27日(火)19:30開場/20:00開演
『七つの日より』(カールハインツ・シュトックハウゼン作曲、1968)
演奏:ツァイトクラッツァー、灰野敬二
9月29日(木)19:30開場/20:00開演
『パーカッションのために一音も書いたことがなく』(ジェームズ・テニー作曲[以下同]、1971)
『スウェル・ピース 第3番』(1971)
『臨界帯域』(1988/2000)
『ハルモニウム 第1番』(1976)
『たぶんパーカッションのための、あるいは....(夜)』(1971)
演奏:ツァイトクラッツァー
9月30日(金)19:30開場/20:00開演
『スーパーボーナス』(テーリ・テムリッツ作曲[以下同]、1999)
『500年間の軌道』(1997)
『42丁目のべとべと2連チャン』(1998)
『上作延村立』(2006)
『タートルネック』(1997)
『浮浪者』(2006)
演奏:ツァイトクラッツァー、テーリ・テムリッツ
10月1日(土)18:30開場/19:00開演
『6つの幻想曲』(ゲオルク・フィリップ・テレマン作曲、1735)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)
『夢みながら “歩かねばならない”』(ルイジ・ノーノ作曲、1989)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)、エロイザ=フルール・トム(ヴァイオリン)
『未来のノスタルジー的ユートピア的遠方』(同、1988)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)、ペイマン・コスラヴィ(エレクトロニクス)
【お問い合わせ】
PARC - 国際舞台芸術交流センター
Tel 03-5724-4660
soundlivetokyo.com/contact
PARC - 国際舞台芸術交流センター
オバマ大統領の歴史的広島訪問の年、
ジェームズ・テニー『Pika-Don』日本初演、
世界最高齢のジャズバンド初の東京公演など、
9月11日(日)から10月1日(土)にかけての9日間のプログラム
サウンド・ライブ・トーキョー(以下SLT)は、「音」と「音楽」をテーマにジャンルを問わず国内外のアーティスト・作品を紹介するフェスティバルです。2012年から毎年開催、今年5回目を迎えます。これまで音/音楽を手がかりに、ニューヨーク最重要の前衛劇団ウースター・グループの初来日公演(2015年)など、世界の本格的な演劇/映画/アートフェスティバルに匹敵する企画を実現してきました。また、昨年他界した菊地雅章氏による2012年のソロ・コンサートの録音が『黒いオルフェ〜東京ソロ2012』としてドイツの名門レーベルECMから今年発売され、ニューヨーク・タイムズをはじめとする各国メディアで絶賛されるなど、「音楽フェスティバル」としての質の高さでも注目を集めています。
現職合衆国大統領初の広島訪問が実現した今年のプログラムは、ニューメキシコ州の核実験場近くで幼少期を過ごした合衆国の作曲家、ジェームズ・テニーによる4チャンネルの「証言」と4人の打楽器奏者のための作品『ピカ=ドン』の日本初演で、9月11日に幕を開けます。ドイツを中心とした異色のアンサンブル「ツァイトクラッツァー」は、灰野敬二とのコラボレーションによるカールハインツ・シュトックハウゼンの「直観音楽」をはじめとする3日公演で初来日。さらに、ソ連崩壊5年前にカザフ・ソビエト社会主義共和国で生まれたヴァイオリニスト、アイシャ・オラズバエヴァによるルイジ・ノーノ晩年の作品の演奏など、「現代音楽」の新しい実践を示し今日的意義を問うプログラムとなっています。
マイケル・スノウ(当時85歳)、ケン・ジェイコブス(当時82歳)など高齢のアーティストの若々しく自由な表現を紹介してきたSLTですが、今年はとうとう世界最高齢のバンドとしてギネスブックに登録されている関西拠点のジャズバンド「ゴールデン・シニア・トリオ」(現在90歳、82歳、79歳)が登場、初の東京公演となります。また、昨年85歳で他界したオーネット・コールマンの理論「ハーモロディクス」のユーラシア的展開を目指すSoon Kimが和太鼓を取り入れて結成した新しいトリオ「Old School」、世界的に評価を高めている集団即興プロジェクト「マージナル・コンソート」と、ジャズ/即興音楽の文脈でもユニークな演目が並びます。
モントリオールを拠点とする劇作家/演出家ジェイコブ・レンは、アマチュアのシンガー・ソングライターとして作曲した知られざる58曲を「共有する」プロジェクトで登場。レンが最も敬愛するミュージシャン2人(モーマス、工藤礼子)のほか、強力なゲスト陣を迎えます。『ピカ=ドン』と同日に上演するテーリ・テムリッツ『愛の爆弾』は、メインストリームの音楽に充満するイデオロギー装置としての「愛」と暴力の諸形態をめぐる映像作品/パフォーマンス。2003年の発表以来、その先見性を示し続けている作品です。
新しい発見を意欲的に求める方にも、蔓延する大量の音楽と音声情報に疲れた方にも、コンセプチュアルで高水準なコンサート/パフォーマンスをドリンク付き2,500円でお楽しみいただける9日間。会場は国内外の実験音楽シーンを刺激し続けてきた六本木スーパー・デラックス。総勢13組・35名以上の出演者プロフィール、その他詳細についてはウェブサイトをご覧ください。
【開催概要】
名称:サウンド・ライブ・トーキョー/Sound Live Tokyo
会期:2016年9月11日(日) - 10月1日(土)
会場:スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F)
主催:PARC - 国際舞台芸術交流センター
平成28年度文化庁国際芸術交流支援事業
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、ドイツ連邦共和国外務省
協力:東京ドイツ文化センター
公式サイト:soundlivetokyo.com
料金:各日前売、当日とも2,500円(1ドリンクつき)
前売:Peatix(peatix.com/group/24201)にて7月1日(金)発売
*9月17日(土)は投げ銭制(1ドリンクご注文下さい)
ディレクター:新井知行(PARC - 国際舞台芸術交流センター)
【プログラム】
9月11日(日)18:30開場/19:00開演
『ピカ=ドン』(ジェームズ・テニー作曲、1991)
演奏:神田佳子、佐々木啓恵、稲野珠緒、服部恵(以上打楽器)、有馬純寿(エレクトロニクス)
『機械仕掛けの神』(同、1982)
演奏:神田佳子(打楽器)、有馬純寿(エレクトロニクス)
『愛の爆弾』
出演:テーリ・テムリッツ(上映・パフォーマンス)
9月17日(土)15:30開場/16:00開演
『私がこれまでに書いたすべての歌:ソロ』
出演:ジェイコブ・レン
9月18日(日)18:00開場/18:30開演
『私がこれまでに書いたすべての歌:バンド・ナイト』
出演:モーマス、工藤礼子、マヘル・シャラル・ハシュ・バズ、他1組(後日発表)、ジェイコブ・レン
9月21日(水)19:00開場/19:30開演
マージナル・コンソート
メンバー:今井和雄、越川T、椎啓、多田正美
9月22日(木・祝)18:30開場/19:00開演
ゴールデン・シニア・トリオ
メンバー:鍋島直昶(ヴィブラフォン)、大塚善章(ピアノ)、宮本直介(ベース)
Old School
メンバー:Soon Kim(サックス)、壱太郎(和太鼓)、井野信義(ベース)
9月27日(火)19:30開場/20:00開演
『七つの日より』(カールハインツ・シュトックハウゼン作曲、1968)
演奏:ツァイトクラッツァー、灰野敬二
9月29日(木)19:30開場/20:00開演
『パーカッションのために一音も書いたことがなく』(ジェームズ・テニー作曲[以下同]、1971)
『スウェル・ピース 第3番』(1971)
『臨界帯域』(1988/2000)
『ハルモニウム 第1番』(1976)
『たぶんパーカッションのための、あるいは....(夜)』(1971)
演奏:ツァイトクラッツァー
9月30日(金)19:30開場/20:00開演
『スーパーボーナス』(テーリ・テムリッツ作曲[以下同]、1999)
『500年間の軌道』(1997)
『42丁目のべとべと2連チャン』(1998)
『上作延村立』(2006)
『タートルネック』(1997)
『浮浪者』(2006)
演奏:ツァイトクラッツァー、テーリ・テムリッツ
10月1日(土)18:30開場/19:00開演
『6つの幻想曲』(ゲオルク・フィリップ・テレマン作曲、1735)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)
『夢みながら “歩かねばならない”』(ルイジ・ノーノ作曲、1989)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)、エロイザ=フルール・トム(ヴァイオリン)
『未来のノスタルジー的ユートピア的遠方』(同、1988)
演奏:アイシャ・オラズバエヴァ(ヴァイオリン)、ペイマン・コスラヴィ(エレクトロニクス)
【お問い合わせ】
PARC - 国際舞台芸術交流センター
Tel 03-5724-4660
soundlivetokyo.com/contact