ポルシェがル・マンで優勝 ―5,233kmを極限状態で走破
[16/06/23]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2016/06/23
ポルシェAG
ポルシェがル・マンで優勝 ―5,233kmを極限状態で走破
ル・マン24時間、LMP1 ― レースのデータ
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)が参戦した第84回ル・マン24時間レースは、2016年6月19日に迎えたその劇的な幕切れにより、いつまでも記憶に残ることでしょう。トップを走っていたトヨタが最終ラップでストップし、ポルシェは通算18回目となる総合優勝を果たしました。この日本のメーカーとの間で繰り広げられたハイペースな激しい一騎打ちにより、何度もトップが入れ替わり、誰もが限界を超えるまで追い込まれました。ポルシェAG社長のオリバー・ブルーメは、チームのガレージからその様子をじっと見守り続けました。「ル・マンで起きたことは、ほとんど理解できません。このレースは開始から最終ラップまで、スポーツとテクノロジーに関する究極のレベルの戦いであり、同時にスリリングでもありました。レースでは、私達の車両、ドライバー、チームには極限状態が求められます。私達は常にトップに立っていたか、もしくはトヨタを射程距離に捉えていたかのいずれかでした。私達は最後まで戦い続け、決して諦めませんでした。この精神が最後に報われました。私達は、トヨタに最大限の敬意を払います」。
・優勝したカーナンバー2のロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、384周(5,233.54km)を走りました。
・カーナンバー2は51周にわたってレースをリードしました。一方のカーナンバー1のティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は、レース最初の3分の1が経過するまで52周にわたりトップに立っていました。
・セーフティカーピリオドやスローゾーンのために何度も減速を強いられたため、レース距離は2015年と比べて約150km短くなりました。
・384周のうち327周において、カーナンバー2は完全なレースペースで走ることができました。それ以外の57周では、セーフティカーがコースに入る、またはひとつ以上のスローゾーンが設けられていました。それにより、全長13.629kmのコースの特定区間において安全上の理由から速度がわずか80km/hに制限されました。
・レース全体を通じて、合計4回のセーフティカーピリオド(16周)と24のスローゾーンが設けられました。
・カーナンバー2は、給油とタイヤ交換のために合計38分5秒をピットで費やしました。カーナンバー1は、ウォーターポンプの交換とそれに伴う損傷修理を行ったことが原因で、合計59分14秒をピットで費やしました。
・優勝したポルシェ919ハイブリッドの平均速度は216.4km/hでした。
・ポルシェ919ハイブリッドのレース中の最高速度は333.9km/h で、50周目にブレンドン・ハートレーによって達成されました。
・ポルシェ919ハイブリッドは、1周あたり2.22kWh(8メガジュール)を回収して使用しました。もしこれが発電所であれば、1軒の住宅に3ヵ月分の電気を供給することができます。
・カーナンバー2の給油回数は30回、カーナンバー1は20回でした。
・カーナンバー2はレース中に11セットのタイヤを使用しました。最初のセットはレインタイヤで、それ以外は全てスリックタイヤでした。
・1セットのタイヤでの最長走行距離は、マルク・リーブの運転による53周でした。
・ポルシェチームによるタイヤ交換とドライバー交替を含む最短ピットストップ時間は、1分22.5秒でした。
・給油のための最短ピットストップ時間は65.2秒でした。
・優勝したポルシェのギアボックスは、24時間に22,984回の変速(シフトアップおよびシフトダウン)を行いました。
・優勝車両の最長運転時間は、ニール・ジャニによる9時間24分でした。この車両の室内で連続して最も長い時間を過ごしたのはロマン・デュマでした。
・ドライバー達はスティントごとに0.85リットルの飲み物を車内に備えました。ドリンクボトルは給油ストップのたびに補充されました。
・最大限の視界を得るために、プロトタイプはフロントウインドウに4枚のティアオフを備え、汚れた場合に1枚ずつはがされました。
・レース中の最高気温は17時30分における22.4℃でした。最低気温は6時15分における12.3℃でした。
・24時間を通じて32.11ギガバイトのデータが、カーナンバー2からピットへ送信されました。
・FIA世界耐久選手権の3戦が終了し、ル・マンでは2倍のポイントが与えられたことから、ポルシェは現時点で127ポイントを得て選手権をリードしています。そして、アウディ(95ポイント)、トヨタ(79ポイント)と続きます。ドライバーズランキングでは、デュマ/ジャニ/リーブ組が94ポイントを獲得し、2位に39ポイント差をつけてトップに立っています。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、現在3.5ポイントで19位です。
ポルシェAG
ポルシェがル・マンで優勝 ―5,233kmを極限状態で走破
ル・マン24時間、LMP1 ― レースのデータ
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.オリバー・ブルーメ)が参戦した第84回ル・マン24時間レースは、2016年6月19日に迎えたその劇的な幕切れにより、いつまでも記憶に残ることでしょう。トップを走っていたトヨタが最終ラップでストップし、ポルシェは通算18回目となる総合優勝を果たしました。この日本のメーカーとの間で繰り広げられたハイペースな激しい一騎打ちにより、何度もトップが入れ替わり、誰もが限界を超えるまで追い込まれました。ポルシェAG社長のオリバー・ブルーメは、チームのガレージからその様子をじっと見守り続けました。「ル・マンで起きたことは、ほとんど理解できません。このレースは開始から最終ラップまで、スポーツとテクノロジーに関する究極のレベルの戦いであり、同時にスリリングでもありました。レースでは、私達の車両、ドライバー、チームには極限状態が求められます。私達は常にトップに立っていたか、もしくはトヨタを射程距離に捉えていたかのいずれかでした。私達は最後まで戦い続け、決して諦めませんでした。この精神が最後に報われました。私達は、トヨタに最大限の敬意を払います」。
・優勝したカーナンバー2のロマン・デュマ(フランス)/ニール・ジャニ(スイス)/マルク・リーブ(ドイツ)組は、384周(5,233.54km)を走りました。
・カーナンバー2は51周にわたってレースをリードしました。一方のカーナンバー1のティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)/マーク・ウェバー(オーストラリア)組は、レース最初の3分の1が経過するまで52周にわたりトップに立っていました。
・セーフティカーピリオドやスローゾーンのために何度も減速を強いられたため、レース距離は2015年と比べて約150km短くなりました。
・384周のうち327周において、カーナンバー2は完全なレースペースで走ることができました。それ以外の57周では、セーフティカーがコースに入る、またはひとつ以上のスローゾーンが設けられていました。それにより、全長13.629kmのコースの特定区間において安全上の理由から速度がわずか80km/hに制限されました。
・レース全体を通じて、合計4回のセーフティカーピリオド(16周)と24のスローゾーンが設けられました。
・カーナンバー2は、給油とタイヤ交換のために合計38分5秒をピットで費やしました。カーナンバー1は、ウォーターポンプの交換とそれに伴う損傷修理を行ったことが原因で、合計59分14秒をピットで費やしました。
・優勝したポルシェ919ハイブリッドの平均速度は216.4km/hでした。
・ポルシェ919ハイブリッドのレース中の最高速度は333.9km/h で、50周目にブレンドン・ハートレーによって達成されました。
・ポルシェ919ハイブリッドは、1周あたり2.22kWh(8メガジュール)を回収して使用しました。もしこれが発電所であれば、1軒の住宅に3ヵ月分の電気を供給することができます。
・カーナンバー2の給油回数は30回、カーナンバー1は20回でした。
・カーナンバー2はレース中に11セットのタイヤを使用しました。最初のセットはレインタイヤで、それ以外は全てスリックタイヤでした。
・1セットのタイヤでの最長走行距離は、マルク・リーブの運転による53周でした。
・ポルシェチームによるタイヤ交換とドライバー交替を含む最短ピットストップ時間は、1分22.5秒でした。
・給油のための最短ピットストップ時間は65.2秒でした。
・優勝したポルシェのギアボックスは、24時間に22,984回の変速(シフトアップおよびシフトダウン)を行いました。
・優勝車両の最長運転時間は、ニール・ジャニによる9時間24分でした。この車両の室内で連続して最も長い時間を過ごしたのはロマン・デュマでした。
・ドライバー達はスティントごとに0.85リットルの飲み物を車内に備えました。ドリンクボトルは給油ストップのたびに補充されました。
・最大限の視界を得るために、プロトタイプはフロントウインドウに4枚のティアオフを備え、汚れた場合に1枚ずつはがされました。
・レース中の最高気温は17時30分における22.4℃でした。最低気温は6時15分における12.3℃でした。
・24時間を通じて32.11ギガバイトのデータが、カーナンバー2からピットへ送信されました。
・FIA世界耐久選手権の3戦が終了し、ル・マンでは2倍のポイントが与えられたことから、ポルシェは現時点で127ポイントを得て選手権をリードしています。そして、アウディ(95ポイント)、トヨタ(79ポイント)と続きます。ドライバーズランキングでは、デュマ/ジャニ/リーブ組が94ポイントを獲得し、2位に39ポイント差をつけてトップに立っています。ベルンハルト/ハートレー/ウェバー組は、現在3.5ポイントで19位です。