お役立ちニュースレター 知っておこう、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の 何が危ない? どう防ぐ?
[16/07/04]
提供元:共同通信PRワイヤー
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平成28年7月4日
内閣府政府広報室
〜リオ・オリンピック・パラリンピックなど海外に出かける前に〜
知っておこう、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の何が危ない? どう防ぐ?
「ジカウイルス感染症(ジカ熱)」が、中南米を中心に広がっています。感染しても8割の人は症状が現れず、発症してもほとんどの場合は軽症で済みます。しかし、妊婦がジカウイルスに感染すると胎児が小頭症になる可能性があるほか、それ以外の人でも稀にギラン・バレー症候群を起こすことがあります。
今夏は「2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック競技大会」などにより、流行地域と人の往来が増え、日本にジカウイルスが持ち込まれるおそれがあります。国内での感染拡大を防ぐため、ジカウイルス感染予防のポイントをご紹介します。
■ソースはこちら
⇒何が危ない?どう防ぐ? ジカウイルス感染症(ジカ熱)予防のポイント
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html
■どんな病気?
⇒感染者の8割は発症せず、発症しても大半は軽い症状。
だが妊婦が感染すると胎児が小頭症になる危険が。
ジカウイルス感染症は、ジカウイルスに感染してすることで発症します。ジカウイルスは、感染者の血を吸ったヒトスジシマカやネッタイシマカによって媒介されます。日本では、秋田県・岩手県以南でヒトスジシマカの生息が確認されています。また、性行為を通じて感染した事例も報告されています。
感染してもおよそ8割の人はほとんど症状が現れず、約2割の人が感染後2日から12日ほどの潜伏期間を経て軽度の発熱や発疹、目の結膜炎、筋肉や関節の痛み、だるさ、頭痛等を発症します。現在のところ直接に有効な治療薬はありませんが、通常は特別な治療を必要とせず、発症後2日から7日程度で回復します。
これらの症状はデング熱と比較して軽度のことが多いのですが、ジカウイルス感染症が流行している地域で「小頭症」や「ギラン・バレー症候群」などの患者が増加しており、ジカウイルス感染症との関連が明らかにされています(※)。
※小頭症は、赤ちゃんが極端に小さい頭で生まれたり、出生後に頭の成長が止まったりする疾患です。
ギラン・バレー症候群は、手や足の力が入らなくなり、しびれ感が出た後、症状が全身に広がる病気です。
詳しくはこちらから。
⇒厚生労働省検疫所(FORTH)「小頭症」
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2016/02081102.html
国立感染症研究所「ジカウイルス感染症のリスクアセスメント第6版」(5月13日)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2358-disease-based/sa/zika-fever/6468-zikara-6-160513.html
■ジカウイルスの感染を防ぐには?
⇒蚊に刺されない、蚊を発生させない
ジカウイルスは主に、感染者の血を吸った蚊(ヒトスジシマカ、ネッタイヤブカ)が媒介することで広がりますので、ジカウイルス感染症を防ぐには、蚊に関する次のような対策が重要です。
・Point 1 蚊に刺されないようにする
自分が感染しないために、そしてほかの人に感染を広げないために、蚊に刺されないようにすることが大事です。
特に妊娠中の女性は、蚊に刺されないように注意してください。
<対策の例>
・素足でのサンダル履きを避ける。
・白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)。
・肌を露出しない長袖、長ズボンを着用する。
・虫除けスプレーなどを使用する(定期的に塗りなおすなど、適切に使用する)。
・蚊取り線香などを使用する。
・Point 2 蚊の発生を抑える
ジカウイルスを媒介する蚊の発生を抑えることが大事です。日本にも生息するヒトスジシマカは水中に産卵しますが、沼や池のような広い場所よりも、狭い水たまりのような場所を好みます。
例えば、屋外に置かれた植木鉢の受け皿や空き缶、ペットボトルなどに溜まった水、野積みされた古タイヤに溜まった水などにも好んで産卵し、孵化(ふか)した幼虫はそこで成長します。
家の周囲を点検し、不要な水たまりをなくすことがヒトスジシマカの発生を抑え、ジカウイルスの感染拡大を防ぐことにつながります。
妊婦は渡航を避け、渡航した人は帰国後もさまざまな注意を
■流行地域へ行く場合の注意は?
ジカウイルス感染症は中南米・カリブ海地域、オセアニア太平洋諸国、東南アジア等で発生しており、特にブラジルなど中南米およびその周辺で大規模な流行が見られています。
これらの地域に渡航する場合は注意が必要です。海外に渡航する前に最新の情報をご確認ください。
■最新の情報はこちらから:
⇒厚生労働省「ジカウイルス感染症の流行地域」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000113142.html
■流行地域への渡航に際しての注意
・妊娠中の人、妊娠の可能性がある人
⇒流行地域への渡航・滞在を可能なかぎり控える。
⇒渡航する場合は主治医と相談し、厳密な防蚊対策を講じる。
・渡航先での注意
⇒虫除けスプレーなどを使用するほか、肌の露出を控えて蚊に刺されないようにする。
・帰国後の注意
⇒帰国途上などで軽度の発熱や発疹がみられた場合は、空港や港の検疫官に相談する。
⇒症状の有無にかかわらず、帰国後最低2週間程度は特に蚊に刺されないように注意する。
⇒男性はジカウイルス感染症の症状の有無にかかわらず、帰国後最低8週間程度(パートナーが妊娠中の
場合は妊娠期間中)、性行為の際はコンドームを使用するか、性行為を控える。
⇒女性は帰国後最低8週間程度、妊娠を控えてください。
■デング熱やマラリアなど、蚊が媒介する感染症にご注意を!
海外では、ジカウイルス感染症のほかにも、デング熱やマラリア、チクングニア熱、黄熱など、蚊が媒介する様々な感染症があります。海外でも国内でも、蚊に刺されないよう、しっかりと対策をしておくことが重要です。
これらの感染症について、下記のウェブサイトに国・地域別の流行状況、予防方法、体調が悪くなった場合の対応などの情報が掲載されています。流行地域に渡航する方は、危険な感染症に海外で感染しないように、また、海外から日本国内に持ち込まないように、これらのウェブサイトなどで情報を確認しておきましょう。
■関連リンク
⇒厚生労働省「感染症情報」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
⇒厚生労働省検疫所(FORTH)
http://www.forth.go.jp/index.html
⇒外務省「感染症危険情報(海外安全ホームページ)」
http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1
⇒首相官邸「感染症対策特集〜様々な感染症から身を守りましょう〜」
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/index.html
■感染症を疑う症状があるときは?
すぐに医療機関で受診するか保健所、検疫所などに相談を
■流行地域からの帰国後に行うこと
・渡航中に軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛や関節痛などの症状があった場合は、すぐに医療機関を受診する。
・発疹など心配な症状のある方は、空港や港の検疫所に相談する。
・帰国後に発症した場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診するか、保健所に相談する。
⇒医療機関を受診時は、渡航先や期間、活動などについて、医師に詳しく伝えることが大切です。
■この記事もおすすめです!
⇒お役立ち記事 「デング熱」にご注意を! 予防策は「蚊に刺されない」「蚊を発生させない」
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201509/1.html
政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/
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内閣府政府広報室
〜リオ・オリンピック・パラリンピックなど海外に出かける前に〜
知っておこう、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の何が危ない? どう防ぐ?
「ジカウイルス感染症(ジカ熱)」が、中南米を中心に広がっています。感染しても8割の人は症状が現れず、発症してもほとんどの場合は軽症で済みます。しかし、妊婦がジカウイルスに感染すると胎児が小頭症になる可能性があるほか、それ以外の人でも稀にギラン・バレー症候群を起こすことがあります。
今夏は「2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック競技大会」などにより、流行地域と人の往来が増え、日本にジカウイルスが持ち込まれるおそれがあります。国内での感染拡大を防ぐため、ジカウイルス感染予防のポイントをご紹介します。
■ソースはこちら
⇒何が危ない?どう防ぐ? ジカウイルス感染症(ジカ熱)予防のポイント
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html
■どんな病気?
⇒感染者の8割は発症せず、発症しても大半は軽い症状。
だが妊婦が感染すると胎児が小頭症になる危険が。
ジカウイルス感染症は、ジカウイルスに感染してすることで発症します。ジカウイルスは、感染者の血を吸ったヒトスジシマカやネッタイシマカによって媒介されます。日本では、秋田県・岩手県以南でヒトスジシマカの生息が確認されています。また、性行為を通じて感染した事例も報告されています。
感染してもおよそ8割の人はほとんど症状が現れず、約2割の人が感染後2日から12日ほどの潜伏期間を経て軽度の発熱や発疹、目の結膜炎、筋肉や関節の痛み、だるさ、頭痛等を発症します。現在のところ直接に有効な治療薬はありませんが、通常は特別な治療を必要とせず、発症後2日から7日程度で回復します。
これらの症状はデング熱と比較して軽度のことが多いのですが、ジカウイルス感染症が流行している地域で「小頭症」や「ギラン・バレー症候群」などの患者が増加しており、ジカウイルス感染症との関連が明らかにされています(※)。
※小頭症は、赤ちゃんが極端に小さい頭で生まれたり、出生後に頭の成長が止まったりする疾患です。
ギラン・バレー症候群は、手や足の力が入らなくなり、しびれ感が出た後、症状が全身に広がる病気です。
詳しくはこちらから。
⇒厚生労働省検疫所(FORTH)「小頭症」
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2016/02081102.html
国立感染症研究所「ジカウイルス感染症のリスクアセスメント第6版」(5月13日)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/id/2358-disease-based/sa/zika-fever/6468-zikara-6-160513.html
■ジカウイルスの感染を防ぐには?
⇒蚊に刺されない、蚊を発生させない
ジカウイルスは主に、感染者の血を吸った蚊(ヒトスジシマカ、ネッタイヤブカ)が媒介することで広がりますので、ジカウイルス感染症を防ぐには、蚊に関する次のような対策が重要です。
・Point 1 蚊に刺されないようにする
自分が感染しないために、そしてほかの人に感染を広げないために、蚊に刺されないようにすることが大事です。
特に妊娠中の女性は、蚊に刺されないように注意してください。
<対策の例>
・素足でのサンダル履きを避ける。
・白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)。
・肌を露出しない長袖、長ズボンを着用する。
・虫除けスプレーなどを使用する(定期的に塗りなおすなど、適切に使用する)。
・蚊取り線香などを使用する。
・Point 2 蚊の発生を抑える
ジカウイルスを媒介する蚊の発生を抑えることが大事です。日本にも生息するヒトスジシマカは水中に産卵しますが、沼や池のような広い場所よりも、狭い水たまりのような場所を好みます。
例えば、屋外に置かれた植木鉢の受け皿や空き缶、ペットボトルなどに溜まった水、野積みされた古タイヤに溜まった水などにも好んで産卵し、孵化(ふか)した幼虫はそこで成長します。
家の周囲を点検し、不要な水たまりをなくすことがヒトスジシマカの発生を抑え、ジカウイルスの感染拡大を防ぐことにつながります。
妊婦は渡航を避け、渡航した人は帰国後もさまざまな注意を
■流行地域へ行く場合の注意は?
ジカウイルス感染症は中南米・カリブ海地域、オセアニア太平洋諸国、東南アジア等で発生しており、特にブラジルなど中南米およびその周辺で大規模な流行が見られています。
これらの地域に渡航する場合は注意が必要です。海外に渡航する前に最新の情報をご確認ください。
■最新の情報はこちらから:
⇒厚生労働省「ジカウイルス感染症の流行地域」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000113142.html
■流行地域への渡航に際しての注意
・妊娠中の人、妊娠の可能性がある人
⇒流行地域への渡航・滞在を可能なかぎり控える。
⇒渡航する場合は主治医と相談し、厳密な防蚊対策を講じる。
・渡航先での注意
⇒虫除けスプレーなどを使用するほか、肌の露出を控えて蚊に刺されないようにする。
・帰国後の注意
⇒帰国途上などで軽度の発熱や発疹がみられた場合は、空港や港の検疫官に相談する。
⇒症状の有無にかかわらず、帰国後最低2週間程度は特に蚊に刺されないように注意する。
⇒男性はジカウイルス感染症の症状の有無にかかわらず、帰国後最低8週間程度(パートナーが妊娠中の
場合は妊娠期間中)、性行為の際はコンドームを使用するか、性行為を控える。
⇒女性は帰国後最低8週間程度、妊娠を控えてください。
■デング熱やマラリアなど、蚊が媒介する感染症にご注意を!
海外では、ジカウイルス感染症のほかにも、デング熱やマラリア、チクングニア熱、黄熱など、蚊が媒介する様々な感染症があります。海外でも国内でも、蚊に刺されないよう、しっかりと対策をしておくことが重要です。
これらの感染症について、下記のウェブサイトに国・地域別の流行状況、予防方法、体調が悪くなった場合の対応などの情報が掲載されています。流行地域に渡航する方は、危険な感染症に海外で感染しないように、また、海外から日本国内に持ち込まないように、これらのウェブサイトなどで情報を確認しておきましょう。
■関連リンク
⇒厚生労働省「感染症情報」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
⇒厚生労働省検疫所(FORTH)
http://www.forth.go.jp/index.html
⇒外務省「感染症危険情報(海外安全ホームページ)」
http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1
⇒首相官邸「感染症対策特集〜様々な感染症から身を守りましょう〜」
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/index.html
■感染症を疑う症状があるときは?
すぐに医療機関で受診するか保健所、検疫所などに相談を
■流行地域からの帰国後に行うこと
・渡航中に軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛や関節痛などの症状があった場合は、すぐに医療機関を受診する。
・発疹など心配な症状のある方は、空港や港の検疫所に相談する。
・帰国後に発症した場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診するか、保健所に相談する。
⇒医療機関を受診時は、渡航先や期間、活動などについて、医師に詳しく伝えることが大切です。
■この記事もおすすめです!
⇒お役立ち記事 「デング熱」にご注意を! 予防策は「蚊に刺されない」「蚊を発生させない」
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201509/1.html
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