ウォーターズ、新しい質量分析取得モードでプロテオミクスとリピドミクスの進展を実現
[16/09/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2016/09/27
日本ウォーターズ株式会社
ウォーターズの MS テクノロジー研究者 Bob Bateman と John Hoyes がヒトプロテオーム機構 (HUPO) 世界会議において Science and Technology Award を受賞
ウォーターズコーポレーション (NYSE: WAT) は、データ非依存的分析 (DIA) により MS/MS データを提供する、Xevo G2-XS 四重極飛行時間型 (QTof) 質量分析計 (MS) のための新しいデータ取得モード SONAR を発表しました。このテクノロジーにより、ラボでの分析の効率と得られる結果の信頼性が高まります。SONAR データにより、MS/MS 分析では通常必須である追加のメソッド開発を行うことなく、1 回の注入から複雑なサンプルに含まれる脂質、代謝産物、およびタンパク質を定量し、同定することが可能です。
この新しい 質量分析取得モードは第 15 回ヒトプロテオーム機構 (HUPO) 年次世界会議において発表され、ウォーターズコーポレーションの MS テクノロジーエキスパートである Bob Bateman および John Hoyes が質量分析装置の進展に貢献したとして表彰を受けました。
最新のプロテオミクス分析では、大量のデータが含まれるサンプルプロファイルの取得に DIA を用いた質量分析法が広く使用されています。プロテオミクスおよびリピドミクスの機能の進歩に伴い、科学者は特定のペプチドやタンパク質を定量する実験に焦点を当てていますが、それには追加のメソッド開発とアッセイを繰り返し行うことが必要です。今回新たに導入された SONAR データ取得モードでは、非常に複雑なサンプルについてさらなる明確さとより多くの情報が得られます。
「プロテオミクス研究が成熟した今日、科学者たちはすでにタンパク質から得られる情報の大部分を取得しています。彼らが望んでいるのは、タンパク質や特定のペプチドに仮説を立ててアプローチし、追加のメソッドや実験を設定することなくターゲット MS/MS 定量を用いて自身のアイデアを調べることです。」と、ウォーターズコーポレーションのオミクス事業開発担当 Senior Manager である David Heywood は語ります。「SONAR データ取得モードを使えば、選択性が向上したオールインワン分析を行うことができます。高速な UPLC 分離に対応しているため、1 回の注入でさらに正確な定性・定量分析を行うことのできるより効率的なワークフローとなります。」
ウォーターズの科学者が HUPO で受賞
この HUPO 年次会議では、ウォーターズコーポレーションの技術研究コンサルタントである Bob Bateman と MS Technical Director で研究員である John Hoyes が、プロテオミクス研究の技術進展におけるその功績を認められ、QTof 質量分析計の開発に対して HUPO Industrial Advisory Board Science and Technology Award を受賞しました。
HUPO Executive Committee は、「nano (ナノ) LC と併用する QTof タンデム MS 機器はプロテオーム解析においてこれまでにない性能を達成できるため、このタイプの質量分析計が利用できるようになったことは、まだ初期段階にあったプロテオミクスの開発に非常に大きな影響を与えました。」とのコメントを受賞発表の際に出しています。Waters (Micromass) Q-Tof 質量分析計は 1996 年に初めて市販されましたが、その後多くの技術的進歩を経て、最近ではイオンモビリティー分離機能、そして今回は新しい SONAR MS データ取得モードが搭載されました。
SONAR による MS データ取得モードの機能強化
SONAR による高い選択性は、質量分析計の四重極の特性によるものです。すべてのイオンを選択せずに輸送する代わりに、SONAR モードでは四重極が選択された目的の質量範囲のみを通過させて、各スキャンで 200 スペクトルを取得します。四重極の働きにより SONAR は高速の UltraPerformance Liquid Chromatography (UPLC) 分離と併用することができるため、ラボのスループットが向上します。クロマトグラフィーで共溶出される可能性のある化合物も四重極によって分離され、より効果的なライブラリー検索のために個々に記録されます。SONAR では 1 回の注入から定量データと定性データの両方を収集することができます。
SONAR テクノロジーは、台北国際会議センターで 9 月 18 〜 22 日に開催された HUPO 世界会議における複数の発表でテーマとして取り上げられました。
SONAR データはウォーターズ Progenesis ソフトウェアおよび Symphony ソフトウェアを利用する分析ワークフローに対応しており、Skyline などのサードパーティーソフトウェアパッケージにも対応しています。SONAR は、MassLynx ソフトウェアで制御されるウォーターズ Xevo G2-XS QTof 質量分析計で使用できます。
ウォーターズコーポレーションについて(www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は高度な分析や材料科学技術を開発し、製造ラボ向けソリューションを提供しています。 50年以上にわたり、同社は分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品と関係のあるポートフォリオを開拓してきました。
Waters、SONAR、Xevo、 Micromass、Q-Tof、UltraPerformance LC、UPLC、Progenesis、Symphony、 MassLynx および The Science of What's Possible は ウォーターズコーポレーションの商標または登録商標です。
日本ウォーターズ株式会社
ウォーターズの MS テクノロジー研究者 Bob Bateman と John Hoyes がヒトプロテオーム機構 (HUPO) 世界会議において Science and Technology Award を受賞
ウォーターズコーポレーション (NYSE: WAT) は、データ非依存的分析 (DIA) により MS/MS データを提供する、Xevo G2-XS 四重極飛行時間型 (QTof) 質量分析計 (MS) のための新しいデータ取得モード SONAR を発表しました。このテクノロジーにより、ラボでの分析の効率と得られる結果の信頼性が高まります。SONAR データにより、MS/MS 分析では通常必須である追加のメソッド開発を行うことなく、1 回の注入から複雑なサンプルに含まれる脂質、代謝産物、およびタンパク質を定量し、同定することが可能です。
この新しい 質量分析取得モードは第 15 回ヒトプロテオーム機構 (HUPO) 年次世界会議において発表され、ウォーターズコーポレーションの MS テクノロジーエキスパートである Bob Bateman および John Hoyes が質量分析装置の進展に貢献したとして表彰を受けました。
最新のプロテオミクス分析では、大量のデータが含まれるサンプルプロファイルの取得に DIA を用いた質量分析法が広く使用されています。プロテオミクスおよびリピドミクスの機能の進歩に伴い、科学者は特定のペプチドやタンパク質を定量する実験に焦点を当てていますが、それには追加のメソッド開発とアッセイを繰り返し行うことが必要です。今回新たに導入された SONAR データ取得モードでは、非常に複雑なサンプルについてさらなる明確さとより多くの情報が得られます。
「プロテオミクス研究が成熟した今日、科学者たちはすでにタンパク質から得られる情報の大部分を取得しています。彼らが望んでいるのは、タンパク質や特定のペプチドに仮説を立ててアプローチし、追加のメソッドや実験を設定することなくターゲット MS/MS 定量を用いて自身のアイデアを調べることです。」と、ウォーターズコーポレーションのオミクス事業開発担当 Senior Manager である David Heywood は語ります。「SONAR データ取得モードを使えば、選択性が向上したオールインワン分析を行うことができます。高速な UPLC 分離に対応しているため、1 回の注入でさらに正確な定性・定量分析を行うことのできるより効率的なワークフローとなります。」
ウォーターズの科学者が HUPO で受賞
この HUPO 年次会議では、ウォーターズコーポレーションの技術研究コンサルタントである Bob Bateman と MS Technical Director で研究員である John Hoyes が、プロテオミクス研究の技術進展におけるその功績を認められ、QTof 質量分析計の開発に対して HUPO Industrial Advisory Board Science and Technology Award を受賞しました。
HUPO Executive Committee は、「nano (ナノ) LC と併用する QTof タンデム MS 機器はプロテオーム解析においてこれまでにない性能を達成できるため、このタイプの質量分析計が利用できるようになったことは、まだ初期段階にあったプロテオミクスの開発に非常に大きな影響を与えました。」とのコメントを受賞発表の際に出しています。Waters (Micromass) Q-Tof 質量分析計は 1996 年に初めて市販されましたが、その後多くの技術的進歩を経て、最近ではイオンモビリティー分離機能、そして今回は新しい SONAR MS データ取得モードが搭載されました。
SONAR による MS データ取得モードの機能強化
SONAR による高い選択性は、質量分析計の四重極の特性によるものです。すべてのイオンを選択せずに輸送する代わりに、SONAR モードでは四重極が選択された目的の質量範囲のみを通過させて、各スキャンで 200 スペクトルを取得します。四重極の働きにより SONAR は高速の UltraPerformance Liquid Chromatography (UPLC) 分離と併用することができるため、ラボのスループットが向上します。クロマトグラフィーで共溶出される可能性のある化合物も四重極によって分離され、より効果的なライブラリー検索のために個々に記録されます。SONAR では 1 回の注入から定量データと定性データの両方を収集することができます。
SONAR テクノロジーは、台北国際会議センターで 9 月 18 〜 22 日に開催された HUPO 世界会議における複数の発表でテーマとして取り上げられました。
SONAR データはウォーターズ Progenesis ソフトウェアおよび Symphony ソフトウェアを利用する分析ワークフローに対応しており、Skyline などのサードパーティーソフトウェアパッケージにも対応しています。SONAR は、MassLynx ソフトウェアで制御されるウォーターズ Xevo G2-XS QTof 質量分析計で使用できます。
ウォーターズコーポレーションについて(www.waters.com)
ウォーターズコーポレーション(NYSE:WAT)は高度な分析や材料科学技術を開発し、製造ラボ向けソリューションを提供しています。 50年以上にわたり、同社は分離分析科学、ラボ情報管理、質量分析、および熱分析製品と関係のあるポートフォリオを開拓してきました。
Waters、SONAR、Xevo、 Micromass、Q-Tof、UltraPerformance LC、UPLC、Progenesis、Symphony、 MassLynx および The Science of What's Possible は ウォーターズコーポレーションの商標または登録商標です。