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農業が基幹産業のミャンマーで、籾殻を活用した資源循環型バイオマスガス化発電の実証試験を開始

2016年10月12日

ヤンマー株式会社

農業が基幹産業のミャンマーで、籾殻を活用した資源循環型バイオマスガス化発電の実証試験を開始

 ヤンマー株式会社(本社:大阪市 社長:山岡健人)は、10月11日(現地時間)に、ミャンマー連邦共和国において、籾殻を活用したバイオマスガス化発電の実証試験を開始するため、現地試験プラント建設※の起工式を行いました。
ミャンマーは、GDPの約3割を農業が占めており、人口の約6割が農業分野に従事する、東南アジアでも有数の農業大国です。また米の生産量について2013年度は年間2,877万トン、海外への輸出量も130万トンであり、米は同国において主要な輸出品目となっています。
同国は水力を中心とした電力供給が約7割と高く、地方を含めた平均電化率も3割弱という状況で、安定した電力供給が課題となっています。

ヤンマーはバイオマスガス化発電の実証試験を国内各地でおこないノウハウを蓄積してきました。そして米の一大生産国であるミャンマーにおいて、このバイオマスガス化発電技術が、毎年大量に発生する籾殻を有効に活用し、地方電化に貢献できる可能性に着目しました。

当社は創業以来100年を超える歴史の中で培ってきた農林水産業に関する知見・ノウハウを結集した上で、農林水産業の様々な課題を解決しながらグローバルに資源循環型社会の実現を目指しています。
同国の実証試験では、ミャンマーのパートナー企業であるMAPCO(Myanmar Agribusiness Public Corporation)とも積極的に連携を図りつつ、2017年度の実証試験開始を目指していきます。

10月11日に開催された起工式には、現地農業・畜産灌漑省の大臣、在ミャンマー日本大使も参列され本事業に対して大きな期待が関係者から寄せられました。
※本プロジェクトは環境省の補助事業として2015年から3ヵ年現地において実証試験を実施します。

<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会“A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。 詳しくは、ヤンマーについてをご覧下さい。
ヤンマーについて>https://www.yanmar.com/jp/about/

<注記>
ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。


【本件に関するお問合せ先】
ヤンマー株式会社 経営企画ユニット ブランドコミュニケーション部 広報グループ
E-mail: koho@yanmar.com
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