平成28年度 第3号『ふくしまプライド。』こだわり通信 知る人ぞ知る!福島県産ブランド牛・豚・地鶏特集
[16/12/05]
提供元:共同通信PRワイヤー
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平成28年12月5日
チャレンジふくしま農林水産物販売力強化事業
広報事務局
●全国的な共励会で上位受賞を輩出する「福島牛」
●物語のある福島県産ブランド豚「麓山高原豚」
●α-リノレン酸を豊富に含み、やわらかくておいしい
ブランド豚「うつくしまエゴマ豚」
●まだあるブランド豚、量より質を追及した「白河高原清流豚」
●全国の地鶏の中でも珍しい品種福島県を代表する
ブランド地鶏「会津地鶏」
●ジューシーな旨みを濃縮グルメをも唸らせるブランド地鶏「川俣シャモ」
●若き生産者・こだわりチャレンジャー果樹農家 菅野崇明さん(伊達市)
【トピックス1】( P.1)
【全国的な共励会で上位受賞を輩出する「福島牛」】
< 今年度も第18回全農肉牛枝肉共励会、全国肉用牛枝肉共励会で最優秀賞を受賞 >
●「福島牛」とは、福島県内で肥育・生産された(最長飼養地が福島県の)黒毛和牛です。
●その中で公益社団法人日本格付協会の定める格付4等級・5等級のものを『銘柄福島牛』、
2〜3等級のものを『福島牛』と福島牛販売促進協議会(※)で定めています。
※福島牛販売促進協議会 http://www.fukushima-gyu.com/
●「福島牛」は、これまで東京食肉市場(芝浦)における全農肉牛枝肉共励会、全国肉用
牛枝肉共励会等で名誉賞、最優秀賞など数々の賞を受賞してきました。
●そして、今年度も「福島牛」が、東京食肉市場において、下記の通り受賞の栄に浴しま
した。
*第18回全農肉牛枝肉共励会(7月1日) 和牛雌 最優秀賞(71頭中1位)
・生産者 JA会津よつば所属 齋藤栄信さん
*平成28年度全国肉用牛枝肉共励会(10月28日)和牛去勢の部 最優秀賞(270頭中名誉賞
に次ぐ2位)
・生産者 JAグループ 福島肉牛振興協議会 会長 JA会津よつば所属 湯浅 治さん
【トピックス2】( P.2〜4)
【物語のある福島県産ブランド豚 「麓山高原豚」(はやまこうげんとん)】
< 限定生産、限定販売、福島県オリジナル・血統書付きのブランド豚 >
●「麓山高原豚」とは、JA全農福島県本部が認定した生産現場において、指定された種豚
から生まれ、一定期間専用飼料を給与された福島県オリジナルのブランド豚(三元豚)
です。
●県内の養豚農家70戸中9戸のみが指定農家として生産しています(平成28年11月1日
現在)。
●県内の販売指定店(※)を中心に限定販売されているブランド豚です。
※「麓山高原豚」おいしい店・買える店(JA全農福島ホームページ)
http://www.fs.zennoh.or.jp/product/meat/poak/shop/
< 四半世紀続くロングランのブランド豚 >
― その当初から開発・ブランド育成に携わるJA全農福島 畜産部 畜産販売課 課長 小松良雄さん
●福島県の川俣町と二本松市にまたがる「麓山(はやま)」地区に福島県経済連(現・JA
全農福島)の種豚場が造られ、この農場で生産された豚は、県内の養豚農家へ母豚とし
て供給されました。
●そして、その母豚から生まれた豚(三元豚)を銘柄化し「麓山高原豚」と命名。同時に
独自開発した飼料が、「麓山高原豚」をブランド豚に相応しいものへと引き上げました。
●「麓山高原豚」は、余計な臭みがなく、脂があっさりして豚肉本来の旨みが楽しめるこ
とから、女性を意識して開発しました。
●「麓山高原豚」開発・生産プロジェクトがスタートしたのが1990年11月のこと。以来、
四半世紀続くロングランのブランド豚として定着しています。
【トピックス3】( P.4〜6)
【 α-リノレン酸を豊富に含み、やわらかくておいしいブランド豚
「うつくしまエゴマ豚」(うつくしまえごまとん)】
< 出荷前の1ヶ月間、エゴマを配合した飼料で育てたブランド豚 >
●「うつくしまエゴマ豚」は、福島県が開発したオリジナル・ブランド豚です。エゴマ
(シソ科の一年草)の実をすりつぶしたものを3%配合した飼料を、出荷前の1ヶ月
間与え続けて飼育されたものだけが、「うつくしまエゴマ豚」を名乗ることができま
す。
●県内で10戸に満たない認定を受けた生産者だけが、定められた餌の使用基準を守り、
良質な豚を生産・供給することで、銘柄豚としての地位を着実に確立してきました。
●エゴマ入りの餌で飼育すると、豚肉の脂質部分にα-リノレン酸を従来の豚肉より約4
倍多く含むようになり、脂肪バランスが非常に良くなることが知られていて、やわら
かくておいしい豚肉になります。
●流通業者も登録制をとっていて、「うつくしまエゴマ豚普及推進協議会」によって厳
しく管理されています。
【トピックス4】( P.7〜8)
【 全国の地鶏の中でも珍しい品種 福島県を代表するブランド地鶏「会津地鶏」】
< 赤みが強くて味が濃くジューシーで、ほど良い歯ごたえも楽しめる地鶏 >
●「地鶏」とは、日本農林規格(JAS)により次の条件を満たすものと定められています。
(1)在来種由来血液百分率50%以上で出生証明ができること
(2)ふ化日から80日以上飼育していること
(3)28日齢以上は平飼い(鶏が地面を自由に運動できるようにして飼育)していること
(4)28日齢以降1m2当たり10羽以下で飼育していること
●「会津地鶏」は、もちろんこれらの条件をすべて満たし、さらに飼育日数が120〜140日
と長いことが大きな特徴です。ブロイラーの飼育期間は一般的に55〜60日ですので、そ
の倍以上の時間をかけてじっくりと飼育されます。そのため、肉がしっかりと育ち、赤
みが強くて味が濃く、サシ(脂)が肉全体に行き渡りジューシーで、ほど良い歯ごたえ
の楽しめる肉がとれるようになります。
●歴史をたどれば、純系の会津地鶏は平安時代初期に中国から観賞用として入ってきたと
いいます。一説によると、平家の落人が愛玩用(ペット)として会津地方に持ち込んだ
ものが継承されているともいわれ、その後も大変美しい尾羽根を持っていることから、
食用ではなく主に観賞用として飼われる歴史が続いてきたようです。
●純系の会津地鶏は、江戸時代に中国やタイから入ってきたしゃもやちゃぼ、烏骨鶏等と
は異なる小国鶏(しょうこくけい)と近縁で、全国で50種以上ある地鶏の中で非常に珍
しい品種です。鹿児島大学による血液鑑定や、秋篠宮殿下と東京農業大学による遺伝子
鑑定により、福島県固有の品種であると認定されています。
【トピックス5】( P.9〜10)
【ジューシーな旨みを濃縮 グルメをも唸らせるブランド地鶏「川俣シャモ」】
< 江戸時代にさかのぼり脈々と受け継がれた血統 >
●伊達郡川俣町で生産される「川俣シャモ」は、ほどよい歯応えにジューシーな旨みが濃
縮され、味にうるさいグルメをも唸らせるブランド地鶏で、日本農林規格(JAS)が定
める地鶏の条件(P.7参照)を満たしています。
● 「川俣シャモ」は、これら条件をすべて満たした上で、さらに平飼いの鶏舎で1m2あた
り3〜4羽と地鶏の条件よりもストレスのかかりにくい環境で育て、飼育期間も110日〜
114日と長く時間をかけています。そのため、しっかりと味の乗った鶏が出荷できるよ
うになります。
●川俣シャモのルーツは、江戸時代にさかのぼります。当時、川俣では養蚕が盛んで、絹
織物で栄えていました。財を成した機屋(はたや)の旦那衆が、ステータスとして、当
時はやりの闘鶏に使われるシャモを飼っていました。
●このときの純系のシャモの血統が脈々と受け継がれて残り、それを元に地鶏と掛け合わ
せて食用種を開発・品種改良してブランド地鶏にしようと考え、生産組合(現・有限会
社川俣シャモファーム)が発足し、昭和62年にはシャモを加工・販売する農業振興公社
ができて産業基盤が整いました。
チャレンジふくしま農林水産物販売力強化事業
広報事務局
●全国的な共励会で上位受賞を輩出する「福島牛」
●物語のある福島県産ブランド豚「麓山高原豚」
●α-リノレン酸を豊富に含み、やわらかくておいしい
ブランド豚「うつくしまエゴマ豚」
●まだあるブランド豚、量より質を追及した「白河高原清流豚」
●全国の地鶏の中でも珍しい品種福島県を代表する
ブランド地鶏「会津地鶏」
●ジューシーな旨みを濃縮グルメをも唸らせるブランド地鶏「川俣シャモ」
●若き生産者・こだわりチャレンジャー果樹農家 菅野崇明さん(伊達市)
【トピックス1】( P.1)
【全国的な共励会で上位受賞を輩出する「福島牛」】
< 今年度も第18回全農肉牛枝肉共励会、全国肉用牛枝肉共励会で最優秀賞を受賞 >
●「福島牛」とは、福島県内で肥育・生産された(最長飼養地が福島県の)黒毛和牛です。
●その中で公益社団法人日本格付協会の定める格付4等級・5等級のものを『銘柄福島牛』、
2〜3等級のものを『福島牛』と福島牛販売促進協議会(※)で定めています。
※福島牛販売促進協議会 http://www.fukushima-gyu.com/
●「福島牛」は、これまで東京食肉市場(芝浦)における全農肉牛枝肉共励会、全国肉用
牛枝肉共励会等で名誉賞、最優秀賞など数々の賞を受賞してきました。
●そして、今年度も「福島牛」が、東京食肉市場において、下記の通り受賞の栄に浴しま
した。
*第18回全農肉牛枝肉共励会(7月1日) 和牛雌 最優秀賞(71頭中1位)
・生産者 JA会津よつば所属 齋藤栄信さん
*平成28年度全国肉用牛枝肉共励会(10月28日)和牛去勢の部 最優秀賞(270頭中名誉賞
に次ぐ2位)
・生産者 JAグループ 福島肉牛振興協議会 会長 JA会津よつば所属 湯浅 治さん
【トピックス2】( P.2〜4)
【物語のある福島県産ブランド豚 「麓山高原豚」(はやまこうげんとん)】
< 限定生産、限定販売、福島県オリジナル・血統書付きのブランド豚 >
●「麓山高原豚」とは、JA全農福島県本部が認定した生産現場において、指定された種豚
から生まれ、一定期間専用飼料を給与された福島県オリジナルのブランド豚(三元豚)
です。
●県内の養豚農家70戸中9戸のみが指定農家として生産しています(平成28年11月1日
現在)。
●県内の販売指定店(※)を中心に限定販売されているブランド豚です。
※「麓山高原豚」おいしい店・買える店(JA全農福島ホームページ)
http://www.fs.zennoh.or.jp/product/meat/poak/shop/
< 四半世紀続くロングランのブランド豚 >
― その当初から開発・ブランド育成に携わるJA全農福島 畜産部 畜産販売課 課長 小松良雄さん
●福島県の川俣町と二本松市にまたがる「麓山(はやま)」地区に福島県経済連(現・JA
全農福島)の種豚場が造られ、この農場で生産された豚は、県内の養豚農家へ母豚とし
て供給されました。
●そして、その母豚から生まれた豚(三元豚)を銘柄化し「麓山高原豚」と命名。同時に
独自開発した飼料が、「麓山高原豚」をブランド豚に相応しいものへと引き上げました。
●「麓山高原豚」は、余計な臭みがなく、脂があっさりして豚肉本来の旨みが楽しめるこ
とから、女性を意識して開発しました。
●「麓山高原豚」開発・生産プロジェクトがスタートしたのが1990年11月のこと。以来、
四半世紀続くロングランのブランド豚として定着しています。
【トピックス3】( P.4〜6)
【 α-リノレン酸を豊富に含み、やわらかくておいしいブランド豚
「うつくしまエゴマ豚」(うつくしまえごまとん)】
< 出荷前の1ヶ月間、エゴマを配合した飼料で育てたブランド豚 >
●「うつくしまエゴマ豚」は、福島県が開発したオリジナル・ブランド豚です。エゴマ
(シソ科の一年草)の実をすりつぶしたものを3%配合した飼料を、出荷前の1ヶ月
間与え続けて飼育されたものだけが、「うつくしまエゴマ豚」を名乗ることができま
す。
●県内で10戸に満たない認定を受けた生産者だけが、定められた餌の使用基準を守り、
良質な豚を生産・供給することで、銘柄豚としての地位を着実に確立してきました。
●エゴマ入りの餌で飼育すると、豚肉の脂質部分にα-リノレン酸を従来の豚肉より約4
倍多く含むようになり、脂肪バランスが非常に良くなることが知られていて、やわら
かくておいしい豚肉になります。
●流通業者も登録制をとっていて、「うつくしまエゴマ豚普及推進協議会」によって厳
しく管理されています。
【トピックス4】( P.7〜8)
【 全国の地鶏の中でも珍しい品種 福島県を代表するブランド地鶏「会津地鶏」】
< 赤みが強くて味が濃くジューシーで、ほど良い歯ごたえも楽しめる地鶏 >
●「地鶏」とは、日本農林規格(JAS)により次の条件を満たすものと定められています。
(1)在来種由来血液百分率50%以上で出生証明ができること
(2)ふ化日から80日以上飼育していること
(3)28日齢以上は平飼い(鶏が地面を自由に運動できるようにして飼育)していること
(4)28日齢以降1m2当たり10羽以下で飼育していること
●「会津地鶏」は、もちろんこれらの条件をすべて満たし、さらに飼育日数が120〜140日
と長いことが大きな特徴です。ブロイラーの飼育期間は一般的に55〜60日ですので、そ
の倍以上の時間をかけてじっくりと飼育されます。そのため、肉がしっかりと育ち、赤
みが強くて味が濃く、サシ(脂)が肉全体に行き渡りジューシーで、ほど良い歯ごたえ
の楽しめる肉がとれるようになります。
●歴史をたどれば、純系の会津地鶏は平安時代初期に中国から観賞用として入ってきたと
いいます。一説によると、平家の落人が愛玩用(ペット)として会津地方に持ち込んだ
ものが継承されているともいわれ、その後も大変美しい尾羽根を持っていることから、
食用ではなく主に観賞用として飼われる歴史が続いてきたようです。
●純系の会津地鶏は、江戸時代に中国やタイから入ってきたしゃもやちゃぼ、烏骨鶏等と
は異なる小国鶏(しょうこくけい)と近縁で、全国で50種以上ある地鶏の中で非常に珍
しい品種です。鹿児島大学による血液鑑定や、秋篠宮殿下と東京農業大学による遺伝子
鑑定により、福島県固有の品種であると認定されています。
【トピックス5】( P.9〜10)
【ジューシーな旨みを濃縮 グルメをも唸らせるブランド地鶏「川俣シャモ」】
< 江戸時代にさかのぼり脈々と受け継がれた血統 >
●伊達郡川俣町で生産される「川俣シャモ」は、ほどよい歯応えにジューシーな旨みが濃
縮され、味にうるさいグルメをも唸らせるブランド地鶏で、日本農林規格(JAS)が定
める地鶏の条件(P.7参照)を満たしています。
● 「川俣シャモ」は、これら条件をすべて満たした上で、さらに平飼いの鶏舎で1m2あた
り3〜4羽と地鶏の条件よりもストレスのかかりにくい環境で育て、飼育期間も110日〜
114日と長く時間をかけています。そのため、しっかりと味の乗った鶏が出荷できるよ
うになります。
●川俣シャモのルーツは、江戸時代にさかのぼります。当時、川俣では養蚕が盛んで、絹
織物で栄えていました。財を成した機屋(はたや)の旦那衆が、ステータスとして、当
時はやりの闘鶏に使われるシャモを飼っていました。
●このときの純系のシャモの血統が脈々と受け継がれて残り、それを元に地鶏と掛け合わ
せて食用種を開発・品種改良してブランド地鶏にしようと考え、生産組合(現・有限会
社川俣シャモファーム)が発足し、昭和62年にはシャモを加工・販売する農業振興公社
ができて産業基盤が整いました。