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動画コミュニケーションアプリ「SNOW」の利用実態レポート

2017年2月10日

トレンダーズ株式会社

〜動画コミュニケーションアプリ「SNOW」の利用実態レポート〜
世代×男女で徹底比較
ヘビーユーザー層はアラサー女子!女子より使いこなしている男子も

「MarTech Company」としてマーケティング×テクノロジーを軸とした事業展開を進めるトレンダーズ株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表:岡本伊久男、東証マザーズ上場:証券コード 6069)は、動画コミュニケーションアプリ「SNOW」※の利用実態について10代から40代の男女に調査を実施いたしました。

※動画コミュニケーションアプリ「SNOW」は、韓国のキャンプモバイル社から2015年10月にリリースされたサービスです。数百種類の顔認識スタンプと補正フィルターが、昨今の写真加工ニーズとマッチし、人気を博しています。特に10代中心に支持を集めており、2016年は「SNOW」で撮影すること=「スノる」という新しい言葉まで登場しました。


◆2016年10〜12月のダウンロードが最多。きっかけは「広告」よりも「友人のクチコミ」

今回は16〜40歳までの「SNOW」を利用したことがある男女250名について、年代を16〜20歳/21〜25歳/26〜30歳/31〜35歳/36〜40歳の5つに分類し、調査しました。

まず、「SNOW」をダウンロードした時期について聞いたところ、「2016年10月〜12月」(27%)が最多で、次に「2016年7月〜9月」(22%)、「2016年4月〜6月」(18%)という結果になりました。「SNOW」は2016年5月に2200万ダウンロードを突破しており、この時期からブームになっていたことがあらためて確認できます。世代×男女別では、「女性/16〜20歳」の6割が2016年6月までにダウンロードしていました。比較的ダウンロードが遅かった層は「男性/36〜40歳」、「女性/31〜35歳」で、約7割が2016年7月以降にダウンロードしたと回答しています。

ダウンロードのきっかけは約8割が「友人・知人がSNOWを使っていたから」(77%)で、「芸能人や著名人がSNOWを使っていたから」(12%)を大きく上回る結果に。また、男女別の傾向をみると、ともに「友人・知人がSNOWを使っていたから」が圧倒的に多いものの、男性においては「広告をみたから」ダウンロードしたという層も一定数おり、21〜25歳と31〜35歳は20%、36〜40歳は16%でした。一方で、女性では「広告」をきっかけにダウンロードした人が、36〜40歳(4%)以外の世代は0%。女性は、男性以上に「友人・知人のクチコミ」がきっかけでダウンロードした人が多いことがわかりました。


◆“アラサー女子”は1日1回以上のヘビー「SNOW」ユーザー!

続いて「SNOW」の利用頻度について聞いたところ、「月2〜3回程度」が61%と半数を超え、ついで「週2〜3回程度」(20%)、「1日1回以上」(9%)という結果に。1日1回以上使っているヘビーSNOWユーザーが最も多い世代は、「女性/26〜30歳」(20%)でした。

「SNOW」で一緒に撮影する人については、「友人・知人」(74%)、「子ども(自身の子ども、それ以外含む)」(30%)が多く、年代別にみると、「女性/16〜20歳」は「友人・知人」(100%)についで「兄弟・姉妹」(40%)、「親」(32%)でした。「女性/31〜35歳」・「女性/36〜40歳」は、半数以上が「子ども(自身の子ども、それ以外含む)」(52%・64%)と一緒に撮影しており、「SNOW」は親子間のコミュニケーションにも用いられているようです。

また、「SNOW」で撮影をする時間帯としては、男女ともに夕方〜夜にかけての利用が多く、男性では21歳以上の利用者では20時以降が多い傾向がみてとれます。女性では「16〜20歳」の「14〜15時台」が68%と最も高くなったものの、各年代を総合すると18〜21時台までの利用者が多いことがわかりました。


◆撮影した写真・動画は2人に1人が“「SNOW」だけで完結”

「SNOW」で撮影された写真や動画はInstagramやFacebookなど、他のSNSで見かけることも多く、これらの投稿をきっかけに「SNOW」を知った人も多いのではないでしょうか。そこで「SNOW」で撮影した写真・動画の投稿状況について調べたところ、およそ2人に1人のユーザーは、他SNSには投稿せず、「SNOW」内だけで画像を楽しんでいるようです。

世代×男女別では、「SNOW」で撮影した写真・動画を「Twitter」に投稿しているのは「男性/16〜20歳」(48%)、「男性/21〜25歳」(36%)、「女性/16〜20歳」(36%)に多く、「Facebook」に投稿しているのは「男性/36〜40歳」(40%)が多いという傾向がみられました。


◆「撮影」以外の利用には消極的な女性、とことん使いこなす男性

最後に「SNOW」の写真・動画撮影以外の機能に注目してみます。今回は友人同士でメッセージのやりとりができる「メッセンジャー機能」、複数の友人とトークができる「グループトーク機能」、LIVE配信ができる「マイライブ機能」の3つに焦点をあてて、利用実態を探りました。

はじめに「メッセンジャー機能」に関しては、「機能を知らない」という回答が45%で最も多く、続いて「機能を知っているが、利用していない」が37%と、全体の8割超がメッセンジャー機能を利用していない、という結果に。男女で比較すると、「機能を知っていて、利用している」と答えた男性は27%、女性は9%と3倍もの差がついており、男性は女性に比べ、よりメッセンジャー機能を利用している実態が明らかになりました。

「グループトーク機能」についても、「機能を知らない」(46%)が最多となり、続く回答は「機能を知っているが、利用していない」(40%)でした。「機能を知っていて、利用している」と答えた男性は22%で、女性の3倍以上(7%)と、メッセンジャー機能同様に、女性より男性の利用率が高いことがわかりました。

さらに「マイライブ機能」に関しては、3つの機能の中で最も認知率が低く、半数以上が「機能を知らない」(57%)と回答。しかし、他機能と同様、女性に比べて男性は若干利用率が高く、女性の利用率の3倍超(女性5%、男性17%)でした。

写真・動画を撮影し、加工して楽しめることで一気にブームとなった「SNOW」ですが、それ以外の機能に関してはまだ認知が高いとはいえないようです。一方で女性に比べ男性の方が「メッセンジャー機能」「グループトーク機能」「マイライブ機能」を利用している率が高く、「SNOW」を使いこなしている様子がうかがえる調査結果となりました。


昨今、SNSをはじめとしたコミュニケーションツールにおいては、写真や動画、そしてスタンプなどによる“ヴィジュアルコミュニケーション”の機能がいかに優れているかがその人気を左右するといっても過言ではなく、そのトレンドはしばらく続くことが予測されます。トレンダーズでは今後も、最新のSNS・コミュニケーションツールの利用実態とそのユーザーインサイトを探り、分析してまいります。


[調査概要]
・調査対象:動画コミュニケーションアプリ「SNOW」を利用したことがある 16〜40歳 男女250名
※16〜20歳/21〜25歳/26〜30歳/31〜35歳/36〜40歳 それぞれ25名×男女
・調査期間:2017年1月13日〜1月16日
・調査方法:インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社




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