ポルシェ カレラカップ ジャパン2017 合同テストを実施
[17/03/15]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2017/3/15
ポルシェ ジャパン株式会社
ポルシェ カレラカップ ジャパン2017 合同テストを実施
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シーズンの合同テストを、3月7日(火)、8日(水)の2日間にわたって富士スピードウェイ(静岡県)で開催いたしました。
ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は、世界各地で開催されているカレラカップシリーズの一つとして2001年に日本でスタート。今年で17年目のシーズンを迎えたワンメイクレースの最高峰であり、近年の日本ではポルシェ=スポーツカーメカーというイメージを築いてきたレースと言える。今季のPCCJを戦うマシンは、2014年の導入から4シーズン目を迎える「ポルシェ911 GT3 Cup」(Type991)。3.8リッター水平対向6気筒のエンジンは最高出力460psを発生し、ギアチェンジはパドルシフトで行なう。熟成の域に達したマシンは今年、車両重量の規則に変更が加えられた。車両の最低重量は燃料が空の状態で1215kg以上、ドライバーの最低重量は85kgと、計1300kgのマシンで競われる。また、大パワーマシンの走りを支えるのはオフィシャルタイヤサプライヤーのミシュラン。スリックタイヤに変更はないが、今シーズンからウエットタイヤはSUPER GTやWECで開発された新たな「P2L」が導入される。
注目の2017シーズンは、4月8〜9日に岡山国際サーキット(岡山県)で幕を開け(第1-2戦)、10月までの6カ月間で6イベント全10戦が開催される。クラス区分は2016シーズン同様に、全ドライバーが対象の「オーバーオール」と、その中に含まれる形でアマチュアドライバーが覇を目指す「ジェントルマンクラス」で構成される。今シーズンのエントリーは全21台(うちジェントルマンクラス登録は18台予定)。この21台が熱きバトルを繰り広げるシーズン開幕に先立ち、合同テストが3月7日(火)、8日(水)に富士スピードウェイで行なわれた。今回の参加は19台(2台不参加のため)で、1日2セッションの2日間計4セッションに挑んだ。
3月7日(火) セッション1(13時00分〜13時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温9度 路面温度8度
朝はどんよりとした雲が覆っていた富士スピードウェイだが、午後になり晴れ間が見えてきたセッション1。滑りやすい路面での走行となったため、序盤は各車ともマシンの状態を確認しながら周回を重ねていく。路面状況が回復すると徐々にタイムアップしていき、25分を経過したところで2016年ジェントルマンクラスチャンピオンの#7星野敏が1分49秒台へ突入。これをきっかけに上位陣は1分49秒台のタイムを刻んでいく。その中、2015年ジェントルマンクラスチャンピオンで、昨年はオーバーオールのシリーズランキング4位となった#9武井真司が1分47秒台のタイムをマーク。その後、新旧ジェントルマンクラスチャンピオンのトップタイム争いが繰り広げられるが、最終的な軍配は1分45秒093をマークした#9武井に上がった。#9武井は、「プライベートテストでマシンに問題が発生していたので、セッション1はそれを確認するのが目的でしたが、とくに問題が出なかったので順調にタイムを刻むことができました」と走行後に語っている。
3月7日(火) セッション2(15時00分〜15時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温11度 路面温度12度
2回目のセッションも低い路面温度の中、走行がスタート。まずは昨年のPCCJ スカラシッププログラムドライバーでシリーズランキング2位となった#89 三笠雄一が、1分45秒台をマークしてトップに立つ。セッション1でマシントラブルが発生し充分に走行できなかった#89 三笠は、その鬱憤を晴らすかのように周回を重ねていく。これを追いかけるように、#7星野、#9武井もペースをアップ。走行開始30分を経過した頃から、多くがニュータイヤを投入してベストラップを更新。初日トップタイムは唯一となる1分43秒台をマークした#9武井。2番手に終わった#7星野は「オーバーステアが出たりして、ニュータイヤ投入時に思ったようなタイムを出せなかった」と悔しがった。
3月8日(水) セッション3(11時00分〜11時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温12度 路面温度13度
朝から青空となったものの、やはり気温は低く各車ともユーズドタイヤで淡々と周回を重ねていく。そして、前日にマシン状態のチェックを終えていた各ドライバーは、開始10分過ぎには上位7台が1分45秒台、以下11位までが1分46秒台のタイムをマーク。20分過ぎになると、続々と44秒台に突入するがこのセッションにおけるトップは1分43秒729を記録した#89三笠。「クルマはいい方向に仕上がってきているので、午後の最終セッションでさらにタイムアップを狙っていきます」と力強く語る。これに続く1分43秒860をマークしたのは、初日マシントラブルに見舞われて満足に走行できなかった今年のPCCJ スカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太であった。なお、2日目は1台が欠席となったため、18台での走行となった。
3月8日(水) セッション4(14時00分〜14時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温13度 路面温度13度
この合同テストで最後の走行となるセッション4は、各車とも早い段階からニュータイヤを投入してタイムアタック。ここでもトップタイム争いを繰り広げたのは、#7星野、#9武井、#17上村、#89三笠の4人であった。ベテランドライバー二人と若手ドライバー二人によるトップ争いは、最終的に#9武井が今回のテストにおける総合トップタイムとなる1分43秒544を記録。これに#17上村、#89三笠、#7星野が1分43秒台で続いた。#89三笠は「後半マシンにトラブルが発生し、タイムを伸ばせなかった」、#7星野も「ニュータイヤ投入時に他のマシンに引っかかってしまった」と悔しがっていた。この他4台も1分44秒台をマークし順調な仕上がりを見せた。
今シーズンのPCCJにはルーキー6人が参戦するが、合同テストではそれぞれ今後の課題を見つけ出すとともに確かな手応えを得たようだ。とくに注目なのは、最終的に総合2番手タイムをマークした今年のPCCJ スカラシッププログラムドライバーである#17 上村だ。マシントラブルに見舞われて初日は満足行く結果は残せなかったが、2日目にはトップタイム争いを展開。「フォーミュラカーでのレース経験しかないので学ぶことが多いテスト走行になりました。最後のセッションは、ニュータイヤ投入時に失敗してしまったので、ベストタイムはユーズドタイヤによるものでした」と振り返る#17 上村。もっと速いタイムを出せたはずと悔しがっており、今後の成長が楽しみである。
各ドライバーがそれぞれの目標を持って挑んだ合同テストは、大きな混乱もなく終了。トップタイムから3秒以内と各車のタイム差がほとんどないため、国内最高峰のワンメイクレースと呼ばれるPCCJは今シーズンも熱き戦いを繰り広げてくれるはずだ。若手対ベテラン、そしてルーキードライバーの台頭など、例年にも増して見逃せないポイントが多いシーズンと言える。その注目の開幕戦岡山(4月8〜9日)は、約1カ月後に迫っている。
<本件に関する読者からのお問い合わせ先>
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120−846−911
ポルシェ ホームページ http://www.porsche.com/japan/
ポルシェ ジャパン株式会社
ポルシェ カレラカップ ジャパン2017 合同テストを実施
ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シーズンの合同テストを、3月7日(火)、8日(水)の2日間にわたって富士スピードウェイ(静岡県)で開催いたしました。
ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は、世界各地で開催されているカレラカップシリーズの一つとして2001年に日本でスタート。今年で17年目のシーズンを迎えたワンメイクレースの最高峰であり、近年の日本ではポルシェ=スポーツカーメカーというイメージを築いてきたレースと言える。今季のPCCJを戦うマシンは、2014年の導入から4シーズン目を迎える「ポルシェ911 GT3 Cup」(Type991)。3.8リッター水平対向6気筒のエンジンは最高出力460psを発生し、ギアチェンジはパドルシフトで行なう。熟成の域に達したマシンは今年、車両重量の規則に変更が加えられた。車両の最低重量は燃料が空の状態で1215kg以上、ドライバーの最低重量は85kgと、計1300kgのマシンで競われる。また、大パワーマシンの走りを支えるのはオフィシャルタイヤサプライヤーのミシュラン。スリックタイヤに変更はないが、今シーズンからウエットタイヤはSUPER GTやWECで開発された新たな「P2L」が導入される。
注目の2017シーズンは、4月8〜9日に岡山国際サーキット(岡山県)で幕を開け(第1-2戦)、10月までの6カ月間で6イベント全10戦が開催される。クラス区分は2016シーズン同様に、全ドライバーが対象の「オーバーオール」と、その中に含まれる形でアマチュアドライバーが覇を目指す「ジェントルマンクラス」で構成される。今シーズンのエントリーは全21台(うちジェントルマンクラス登録は18台予定)。この21台が熱きバトルを繰り広げるシーズン開幕に先立ち、合同テストが3月7日(火)、8日(水)に富士スピードウェイで行なわれた。今回の参加は19台(2台不参加のため)で、1日2セッションの2日間計4セッションに挑んだ。
3月7日(火) セッション1(13時00分〜13時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温9度 路面温度8度
朝はどんよりとした雲が覆っていた富士スピードウェイだが、午後になり晴れ間が見えてきたセッション1。滑りやすい路面での走行となったため、序盤は各車ともマシンの状態を確認しながら周回を重ねていく。路面状況が回復すると徐々にタイムアップしていき、25分を経過したところで2016年ジェントルマンクラスチャンピオンの#7星野敏が1分49秒台へ突入。これをきっかけに上位陣は1分49秒台のタイムを刻んでいく。その中、2015年ジェントルマンクラスチャンピオンで、昨年はオーバーオールのシリーズランキング4位となった#9武井真司が1分47秒台のタイムをマーク。その後、新旧ジェントルマンクラスチャンピオンのトップタイム争いが繰り広げられるが、最終的な軍配は1分45秒093をマークした#9武井に上がった。#9武井は、「プライベートテストでマシンに問題が発生していたので、セッション1はそれを確認するのが目的でしたが、とくに問題が出なかったので順調にタイムを刻むことができました」と走行後に語っている。
3月7日(火) セッション2(15時00分〜15時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温11度 路面温度12度
2回目のセッションも低い路面温度の中、走行がスタート。まずは昨年のPCCJ スカラシッププログラムドライバーでシリーズランキング2位となった#89 三笠雄一が、1分45秒台をマークしてトップに立つ。セッション1でマシントラブルが発生し充分に走行できなかった#89 三笠は、その鬱憤を晴らすかのように周回を重ねていく。これを追いかけるように、#7星野、#9武井もペースをアップ。走行開始30分を経過した頃から、多くがニュータイヤを投入してベストラップを更新。初日トップタイムは唯一となる1分43秒台をマークした#9武井。2番手に終わった#7星野は「オーバーステアが出たりして、ニュータイヤ投入時に思ったようなタイムを出せなかった」と悔しがった。
3月8日(水) セッション3(11時00分〜11時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温12度 路面温度13度
朝から青空となったものの、やはり気温は低く各車ともユーズドタイヤで淡々と周回を重ねていく。そして、前日にマシン状態のチェックを終えていた各ドライバーは、開始10分過ぎには上位7台が1分45秒台、以下11位までが1分46秒台のタイムをマーク。20分過ぎになると、続々と44秒台に突入するがこのセッションにおけるトップは1分43秒729を記録した#89三笠。「クルマはいい方向に仕上がってきているので、午後の最終セッションでさらにタイムアップを狙っていきます」と力強く語る。これに続く1分43秒860をマークしたのは、初日マシントラブルに見舞われて満足に走行できなかった今年のPCCJ スカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太であった。なお、2日目は1台が欠席となったため、18台での走行となった。
3月8日(水) セッション4(14時00分〜14時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温13度 路面温度13度
この合同テストで最後の走行となるセッション4は、各車とも早い段階からニュータイヤを投入してタイムアタック。ここでもトップタイム争いを繰り広げたのは、#7星野、#9武井、#17上村、#89三笠の4人であった。ベテランドライバー二人と若手ドライバー二人によるトップ争いは、最終的に#9武井が今回のテストにおける総合トップタイムとなる1分43秒544を記録。これに#17上村、#89三笠、#7星野が1分43秒台で続いた。#89三笠は「後半マシンにトラブルが発生し、タイムを伸ばせなかった」、#7星野も「ニュータイヤ投入時に他のマシンに引っかかってしまった」と悔しがっていた。この他4台も1分44秒台をマークし順調な仕上がりを見せた。
今シーズンのPCCJにはルーキー6人が参戦するが、合同テストではそれぞれ今後の課題を見つけ出すとともに確かな手応えを得たようだ。とくに注目なのは、最終的に総合2番手タイムをマークした今年のPCCJ スカラシッププログラムドライバーである#17 上村だ。マシントラブルに見舞われて初日は満足行く結果は残せなかったが、2日目にはトップタイム争いを展開。「フォーミュラカーでのレース経験しかないので学ぶことが多いテスト走行になりました。最後のセッションは、ニュータイヤ投入時に失敗してしまったので、ベストタイムはユーズドタイヤによるものでした」と振り返る#17 上村。もっと速いタイムを出せたはずと悔しがっており、今後の成長が楽しみである。
各ドライバーがそれぞれの目標を持って挑んだ合同テストは、大きな混乱もなく終了。トップタイムから3秒以内と各車のタイム差がほとんどないため、国内最高峰のワンメイクレースと呼ばれるPCCJは今シーズンも熱き戦いを繰り広げてくれるはずだ。若手対ベテラン、そしてルーキードライバーの台頭など、例年にも増して見逃せないポイントが多いシーズンと言える。その注目の開幕戦岡山(4月8〜9日)は、約1カ月後に迫っている。
<本件に関する読者からのお問い合わせ先>
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120−846−911
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