都道府県別の日本酒人気ランキング
[17/03/16]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2016.3.16
株式会社酒文化研究所
都道府県別の日本酒人気ランキング調査結果【酒飲みのミカタ】
都道府県別の日本酒人気ランキング 【酒飲みのミカタ】
日本酒を選ぶときには銘柄や製法で選ぶことが一般的です。ワインのように産地を優先して選ぶという人はあまりいません。日本酒の場合は明治以来、メーカーが酒銘を重視したマーケティングをすすめてきたからだと思われます。しかし、日本酒も国際化が進む中でワインのように原産地呼称を差別化の鍵にしようという動きも出てきました。すでに認定されていた石川県南部の白山に続いて山形県も国税庁から地理的表示として認定されました。そこで今回は産地イメージがどの程度浸透しているのかについて伺いました。(回答者は酒文化研究所のモニターで「ほとんど毎日酒を飲む」という方が7割、「日本酒が好き」という方が8割です)
名産地イメージ ベストスリーは「新潟」「兵庫」「秋田」
日本酒の名産地だと思う都道府県を、一人3か所以内で選んだ結果は以下のとおりです。
第1位 新潟県61%
昭和後期からの幻の酒ブームを引き継ぎ、平成以降も淡麗辛口の名酒の産地として県全体に味覚イメージも統一されてきたことが大きいです。特に「越〜」と名前がつけば新潟の酒とイメージしやすく産地力を高めることに効果的で、酒造場の数が多いことも名酒産地イメージを形成する上ではプラスに作用したことでしょう。製造量では兵庫、京都についで第3位です
第2位 兵庫県33%
日本最大の産地である灘五郷を抱え、全国シェアが3割の兵庫県が第2位でした。地方酒の場合には銘柄は有名でも産地が何県なのか知られていない場合も多いですが、兵庫県の場合には、灘に大手有名銘柄が数多くあることも寄与したものと思われます。
第3位 秋田県29%
こちらは明治時代以来の伝統的な大産地で現在の都道府県別製造量は第4位です。雪国イメージも強いので、日本酒の名産地と認識されやすいのでしょう。
以下には、京都・宮城・山形・広島・福島・石川・岩手までがベスト10に並びました。
戦前から主要産地であった兵庫・京都・広島の他は東北や北陸など雪国の県ばかりです。このあたりが並ぶのは日本酒ファンには納得という感じかもしれません(図表1)。
惜しくもベスト10を逃しましたが、11位に日本酒発祥の地である奈良県、12位にここ数年人気を集めている獺祭の産地山口県と最近日本酒マニアに話題を提供することの多い両県が続きました。
伝統+蔵元の多さが産地イメージを創る
続いて、その県が名産地だと思う理由を聞いてみました。当たり前ですが、「おいしいと思う酒が多い」が一番多かったです。続く2位と3位では「伝統的な産地である」「有名な酒蔵が多い」が4割前後で並びました。産地イメージを高めていくには伝統とともに複数の酒蔵がその地域の酒として認知されることも大切なようです(図表2)。
また、最も好きな日本酒をひとつあげてもらったところ、一定以上の人気を集めたのは、「獺祭(山口県)」が6名、「菊正宗(兵庫県)」「天狗舞(石川県)」「菊水(新潟県)」「浦霞(宮城県)」を上げた人が4名でした。以下は数多くの銘柄に分散しておりあくまで参考レベルの人気投票でしたが、この多様性も日本酒の特徴といえます。
日本酒がよく似合う著名人
最後に日本酒がよく似合うと思う著名人を自由にあげてもらいました。あまたいる酒豪の逸話のある方々をおさえて「坂本龍馬」を上げる方の人数が群を抜いていました。土佐(高知)の酒豪伝説を代表する1人としてイメージされているようです。
■調査概要
調査時期:2017年2月13日〜2月16日
調査対象:弊社の酒好きモニター(N=1710)
有効回答:163(回答率10%)
調査方法:インターネット自記入式アンケート調査
株式会社酒文化研究所
都道府県別の日本酒人気ランキング調査結果【酒飲みのミカタ】
都道府県別の日本酒人気ランキング 【酒飲みのミカタ】
日本酒を選ぶときには銘柄や製法で選ぶことが一般的です。ワインのように産地を優先して選ぶという人はあまりいません。日本酒の場合は明治以来、メーカーが酒銘を重視したマーケティングをすすめてきたからだと思われます。しかし、日本酒も国際化が進む中でワインのように原産地呼称を差別化の鍵にしようという動きも出てきました。すでに認定されていた石川県南部の白山に続いて山形県も国税庁から地理的表示として認定されました。そこで今回は産地イメージがどの程度浸透しているのかについて伺いました。(回答者は酒文化研究所のモニターで「ほとんど毎日酒を飲む」という方が7割、「日本酒が好き」という方が8割です)
名産地イメージ ベストスリーは「新潟」「兵庫」「秋田」
日本酒の名産地だと思う都道府県を、一人3か所以内で選んだ結果は以下のとおりです。
第1位 新潟県61%
昭和後期からの幻の酒ブームを引き継ぎ、平成以降も淡麗辛口の名酒の産地として県全体に味覚イメージも統一されてきたことが大きいです。特に「越〜」と名前がつけば新潟の酒とイメージしやすく産地力を高めることに効果的で、酒造場の数が多いことも名酒産地イメージを形成する上ではプラスに作用したことでしょう。製造量では兵庫、京都についで第3位です
第2位 兵庫県33%
日本最大の産地である灘五郷を抱え、全国シェアが3割の兵庫県が第2位でした。地方酒の場合には銘柄は有名でも産地が何県なのか知られていない場合も多いですが、兵庫県の場合には、灘に大手有名銘柄が数多くあることも寄与したものと思われます。
第3位 秋田県29%
こちらは明治時代以来の伝統的な大産地で現在の都道府県別製造量は第4位です。雪国イメージも強いので、日本酒の名産地と認識されやすいのでしょう。
以下には、京都・宮城・山形・広島・福島・石川・岩手までがベスト10に並びました。
戦前から主要産地であった兵庫・京都・広島の他は東北や北陸など雪国の県ばかりです。このあたりが並ぶのは日本酒ファンには納得という感じかもしれません(図表1)。
惜しくもベスト10を逃しましたが、11位に日本酒発祥の地である奈良県、12位にここ数年人気を集めている獺祭の産地山口県と最近日本酒マニアに話題を提供することの多い両県が続きました。
伝統+蔵元の多さが産地イメージを創る
続いて、その県が名産地だと思う理由を聞いてみました。当たり前ですが、「おいしいと思う酒が多い」が一番多かったです。続く2位と3位では「伝統的な産地である」「有名な酒蔵が多い」が4割前後で並びました。産地イメージを高めていくには伝統とともに複数の酒蔵がその地域の酒として認知されることも大切なようです(図表2)。
また、最も好きな日本酒をひとつあげてもらったところ、一定以上の人気を集めたのは、「獺祭(山口県)」が6名、「菊正宗(兵庫県)」「天狗舞(石川県)」「菊水(新潟県)」「浦霞(宮城県)」を上げた人が4名でした。以下は数多くの銘柄に分散しておりあくまで参考レベルの人気投票でしたが、この多様性も日本酒の特徴といえます。
日本酒がよく似合う著名人
最後に日本酒がよく似合うと思う著名人を自由にあげてもらいました。あまたいる酒豪の逸話のある方々をおさえて「坂本龍馬」を上げる方の人数が群を抜いていました。土佐(高知)の酒豪伝説を代表する1人としてイメージされているようです。
■調査概要
調査時期:2017年2月13日〜2月16日
調査対象:弊社の酒好きモニター(N=1710)
有効回答:163(回答率10%)
調査方法:インターネット自記入式アンケート調査