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トムソン・ロイター、フィンテックを活用した新サービスを提供

2017年3月30日

トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社

トムソン・ロイター、フィンテック・ベンチャー Finatextと共にSNS分析による個人投資家向け投資情報サービスを開発

トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:富田秀夫、以下「トムソン・ロイター」)は、このたび、フィンテック・ベンチャー企業 株式会社Finatext(東京都千代田区、代表取締役CEO:林良太、以下「フィナテキスト」)による、金融・投資に関するソーシャル・メディア(SNS)データと株価情報等の解析結果を活用した新たな投資情報サービス「ソーシャル・インディケーター」の開発に構想段階より積極的に協力し、2017年6月よりサービスの提供を開始(*予定)することを発表いたします。尚、本サービスの配信は、トムソン・ロイターの金融情報サービス「トムソン・ロイター・ナレッジ・ダイレクト・フォー・ウェルスマネジメント(以下「TRKDWM」)を通じて国内外の金融機関経由で個人投資家向けに提供されます。
ソーシャル・インディケーターは、フィナテキストが運営する金融のスマートフォンアプリ、その他SNSサービスで発信されている金融・投資に関する膨大な量のコメントデータ(「ビッグデータ」)の分析と株式の値動きを解析した結果を数値化することにより、SNS上のコンテンツを投資情報として、新しい投資アイデアを個人投資家に提供するサービスです。まずは日本の上場企業全銘柄について、個別銘柄毎に日本語のSNS内での話題度をスコアリングし、さらには当該銘柄のSNSでのコメントのセンチメントを数値や頻出キーワードで提供します。
この度の開発においては、トムソン・ロイターが、これまで世界の金融市場で幅広いサービスの展開を実現するために有用性のある市場ニーズの把握に注力してきた実績から、センチメント(市場心理)分析による市場の微妙なトレンドを識別できるサービスに対して高まる需要を判断しアイデアの構想に至りました。そのアイデアを基盤にして、既に個人投資家向け株予想アプリの開発など豊富な実績と開発力を有するフィナテキストが独自の体系を用いたビッグデータの分析・視覚化を実現します。
SNSでの情報の発信交換・拡散・収集が定着している今日、企業業績や開示情報とは別に、投資家心理が投資材料となるシグナルを出すことも考えられ、機関投資家、特にクオンツ・ストラテジストにとっては、様々なニュースやSNSのセンチメント分析は既に付加価値ではなく重要な機能の1つとなっています。特にインターネットやモバイル取引を多用している個人投資家にとって同様の分析コンテンツサービスに対する期待があると判断し本サービスのローンチに至りました。
本サービスのローンチにより、取り巻いている環境を可視化して株価変動要素となるイベントを潜在的に見抜くユニークな指標として個人投資家の皆様の投資活動をサポートいたします。また、トムソン・ロイターとフィナテキストは日本市場でのサービス拡充を進めると共に、今後、日本の個人投資家の注目度の高い外国企業についての同サービスの展開、およびデジタルイノベーションが進み個人投資家向けの金融サービスのニーズが高まっているアジア市場においても同様なサービスの展開を検討して参ります。
金融とテクノロジーを融合した「フィンテック」が益々注目を集め、実際に様々なサービスの普及が進む中、トムソン・ロイターでは時代の求めるニーズに対応し日本をはじめ世界の金融市場活性化に役立つ有益な情報 および サービスの提供を推進して参ります。
以上

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