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「京の日本酒と和菓子」の相性を追求、月桂冠が高級フリーマガジン『ハンケイ500m』とコラボ企画

2017年5月9日

月桂冠株式会社

「京の日本酒と和菓子」の相性を追求
月桂冠、高級フリーマガジン『ハンケイ500m』とコラボ企画

月桂冠株式会社(代表取締役社長・大倉治彦)は、京都こだわりの情報を発信する高級フリーマガジン『ハンケイ500m』(発行:株式会社union.a、代表取締役・円城新子氏)の企画により、「京の日本酒と和菓子」と題した連載を、同誌37号(2017年5月11日発行)から開始します(年6回、隔月奇数月発行)。日本酒と和菓子との意外な相性を追求する企画で、京都に数ある和菓子から、大吟醸酒・純米酒・生酒・にごり酒・樽酒・普通酒など様々なタイプの日本酒に、ぴったりの取り合わせを紹介していきます。日本酒と和菓子という、これまで案外取り上げられてこなかった創造的な組み合わせを提案することで、京の食文化に豊かな彩りを加えることができればと考えています。

日本酒は「食中の酒」として、料理との相性の研究が進められ、和食とのマッチングだけでなく、食の洋風化にともない洋食や洋菓子との相性が、日本酒関係の機関や企業から提案されています。今回、月桂冠と『ハンケイ500m』は、「日本の食文化の中で育まれてきた日本酒と和菓子もマッチングしないわけがない」、「その相性を改めて見直し、世に問うことができないか」、「特に京都ならではのアイテムどうしの際立った提案で楽しみを提供したい」と考え、連載を実施することにしました。

京の酒文化においては、平安京の造酒司(みきのつかさ、さけのつかさ)と呼ぶ朝廷の酒造りの役所で、仕込み水の代わりに酒を用いて何度も仕込むなど、当時すでに高度な酒造技術が確立されていたことを『延喜式』(905〜927年、平安期、宮中での儀式や制度の規定書)で知ることができます。その技術は民間の酒屋にも伝播し、室町時代には京で酒文化が花開き、都の中心部の洛中、伏見を含む周辺部の洛外に酒屋が342軒操業(1425年)するなど、酒と食の文化が大きく発展していきました。その伝統を受け継ぎ、現在も、京都では伏見を中心に酒産業が集積し、人の知恵や創意工夫により培われてきた伝統の技で、職人が思いを込めて酒造りに挑んでいます。和菓子においても、茶人や通人、町衆に嗜まれる中で、様々な意匠を凝らした名品が生み出されてきました。もともと、茶道の世界では、まず懐石料理の中で食膳ごとに酒が供され、茶事に移ると趣向を凝らした和菓子が取り合わせられます。
この度の連載により、京の日本酒と和菓子とのマッチングに改めて着目し、両者の取り合わせの意外な面白さを、人の知恵と技、つくり手の思いにより培われてきた文化にまつわるエピソードで包み込み、お伝えしていきます。

◆『ハンケイ500m』とは
こだわり屋として知られる「京おんな」を意識して企画・編集されるフリーマガジン(2011年5月創刊)。市バスや地下鉄の駅から「半径500m」の地域を毎号特集することから『ハンケイ500m』とネーミング。京都の本物を支えてきた伝統的な職人の技から、「京都らしさ」を再発見し紹介している。京都市内を巡り、丹念に足で集めた生の情報をもとに編集された記事には読み応えがあると評判。株式会社union.a(ユニオン・エー、代表取締役・円城新子氏)が発行(年6回、毎号30,000部、A4版、40〜44ページ、オールカラー)。京都市営地下鉄の烏丸線、東西線の全駅、東京「京都館」ほか、京都市内や大阪、滋賀、奈良などでも配布。日本タウン誌・フリーペーパー大賞2015ライフスタイル部門最優秀賞、2016グルメ部門優秀賞、京都府アントプレナー京都府知事賞優秀賞を受賞。

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