ル・マン24時間公式テストで本番へ向け 集中的な準備を行う
[17/06/06]
提供元:共同通信PRワイヤー
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ル・マン24時間公式テストで本番へ向け集中的な準備を行う
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のLMP1チームは、ル・マンの公式テストにおいて2台の919ハイブリッドで156周を走行いたしました。1号車のニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)および2号車アール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)の6名のドライバーに加えて、マーク・リーブ(ドイツ)もテストに参加しました。リーブは昨年919ハイブリッドで、ジャニ、ロマン・デュマ(フランス)と共にWECドライバーチャンピオンを獲得しています。
この公式テストにおける919ハイブリッドのベストタイムは3分21秒512でした。新しいレギュレーションによってエアロダイナミクスが変更されたにもかかわらず、ラップタイムは昨年の同イベントより0.7秒縮められたことになります。ポルシェLMP1チームは8時間のテストで予選を模したタイムアタックはせず、レース中におけるロングランに集中してプログラムを消化した結果、3台のトヨタに続く4番および5番手のタイムを記録しました。
テスト後のコメント
LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガー:「いよいよ2017年のル・マンが始まりました。サルテサーキットに戻ってくると、過去の良い思い出に浸れます。もちろん今年も同じ結果を得られることを期待しています。今回のラップタイムを見ただけでは厳しいように思えますが、我々は計画通りにテストを行い決勝レースに向けての準備を行いました。
火曜日には本番仕様の919ハイブリッドをブガッティサーキットで披露します。その後、チームのほぼ全員がいったん帰宅し、ル・マン市街の中心で日曜に行われる車検までリラックスした時を過ごすとこになるでしょう」。
チーム監督のアンドレアス・ザイドル:「様々なことをテストできました。予選のシミュレーションは敢えて行わず、レースのセットアップに集中しました。走行距離こそ予定には届かなかったのですが、タイヤに関することをはじめとした多くの有益な情報を得ています。トヨタの速さは印象的で、追い付くことは出来ませんでした。この後、テスト結果を分析し、本番までに919ハイブリッドのパフォーマンスを進化させたいと思います。昼頃にオイル漏れを発見してエンジンを交換した2号車で充分なテストをできなかったのは残念でした。わずか2時間半で作業を終え午後3時38分には車両はコースに復帰していきました。オイル漏れの原因を探る必要はありますが、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。ル・マン本番に向けて、アクセル全開で行きます」。
ポルシェ919ハイブリッド1号車のドライバー
ニール・ジャニ(33歳、スイス):「ル・マンと世界中のどのサーキットも比較することなど出来ません。だからこそ、このテストは重要なのです。テスト開始直後、特に普段は公道として使われている9kmポスト付近は埃が酷かったのですが、コンディションが回復するにつれ準備を進められるようになりました」。
アンドレ・ロッテラー(33歳、ドイツ):「車両のベースは良いので、セットアップリスト通りの作業が出来ました。予定していたプログラムに従い、数スティントを履いたタイヤの状態もチェックしています。1周のアタックラップはトヨタに届かないかも知れませんが、このテストでそれを行わなかったのも事実です」。
ニック・タンディ(32歳、イギリス):「919ハイブリッドとル・マンに戻ってこられるほど素晴らしいことはありません。レースまでの2週間が待ちきれません」。
ポルシェ919ハイブリッド2号車のドライバー
アール・バンバー(26歳、ニュージーランド):「今日のテストでは車の良いバランスを見つけるのに手こずりました。それでも進むべき方向は分かっていると信じています」。
ティモ・ベルンハルト(36歳、ドイツ):「序盤、コースは滑りやすかったのにも関わらず、正しいセットアップを見つけることは出来ました。919ハイブリッドをもっとドライブしたかったのですが、チームは一所懸命エンジン交換を行ってくれました。今年のル・マンは例年以上にこのコースの経験が足りないドライバーが多いように感じました。彼らがレースを、より難しくするかも知れません」。
ブレンドン・ハートレー(27歳、ニュージーランド):「今日は多くのイエローフラッグやセーフティカーに加えて、我々自身のトラブルによってテストの時間を失いました。私は突起物にヒットしてダメージを負い、修復に時間が掛かってしまいました。その後、エンジン交換作業でマシンはガレージに入り、さらに時間を失いました」。
リザーブドライバー、マーク・リーブ(36歳、ドイツ):「ACOがテストデイにリザーブドライバーの参加を義務付けたことを嬉しく思います。919ハイブリッドのような素晴らしいクルマをル・マンのようなコースで運転できるのは、レーシングドライバー冥利につきます。準備は万端ですが、チームメイトに何も起こらずに私の出番がないのが一番です」。
またGTE-Proクラスには最高出力510psを誇るニュー911RSRがエントリーいたします。2度に渡って行われた4時間のセッションで、リヒャルト・リーツ(オーストリア)と2名のフランス人、パトリック・ピレとフレデリック・マコヴィッキは91号車の911RSRで1,185.723 kmを走り、クラストップタイムを記録しました。ミカエル・クリステンセン(デンマーク)とケヴィン・エストル(フランス)、ディルク・ヴェルナー(ドイツ)がトリオを組む92号車は981.288kmを走破して同クラス2番手のタイムでサルテをラップしています。
2015年スペックの911RSRが戦うGTE-Amでは、ポルシェ ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)がデンプシープロトンレーシング(77号車)でWECデビューを果たします。もう一人のポルシェ ワークスドライバー、パトリック・ロング(アメリカ)は2台の911RSRでエントリーするプロトン コンペティションから参戦します。もう1つのカスタマーチーム、ガルフレーシングも911RSRでル・マンにエントリーしています。
2017年のル・マン24時間は6月17日(土)の現地時間15時(日本時間同日22時)にスタートします。
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ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)のLMP1チームは、ル・マンの公式テストにおいて2台の919ハイブリッドで156周を走行いたしました。1号車のニール・ジャニ(スイス)/アンドレ・ロッテラー(ドイツ)/ニック・タンディ(イギリス)および2号車アール・バンバー(ニュージーランド)/ティモ・ベルンハルト(ドイツ)/ブレンドン・ハートレー(ニュージーランド)の6名のドライバーに加えて、マーク・リーブ(ドイツ)もテストに参加しました。リーブは昨年919ハイブリッドで、ジャニ、ロマン・デュマ(フランス)と共にWECドライバーチャンピオンを獲得しています。
この公式テストにおける919ハイブリッドのベストタイムは3分21秒512でした。新しいレギュレーションによってエアロダイナミクスが変更されたにもかかわらず、ラップタイムは昨年の同イベントより0.7秒縮められたことになります。ポルシェLMP1チームは8時間のテストで予選を模したタイムアタックはせず、レース中におけるロングランに集中してプログラムを消化した結果、3台のトヨタに続く4番および5番手のタイムを記録しました。
テスト後のコメント
LMP1担当副社長のフリッツ・エンツィンガー:「いよいよ2017年のル・マンが始まりました。サルテサーキットに戻ってくると、過去の良い思い出に浸れます。もちろん今年も同じ結果を得られることを期待しています。今回のラップタイムを見ただけでは厳しいように思えますが、我々は計画通りにテストを行い決勝レースに向けての準備を行いました。
火曜日には本番仕様の919ハイブリッドをブガッティサーキットで披露します。その後、チームのほぼ全員がいったん帰宅し、ル・マン市街の中心で日曜に行われる車検までリラックスした時を過ごすとこになるでしょう」。
チーム監督のアンドレアス・ザイドル:「様々なことをテストできました。予選のシミュレーションは敢えて行わず、レースのセットアップに集中しました。走行距離こそ予定には届かなかったのですが、タイヤに関することをはじめとした多くの有益な情報を得ています。トヨタの速さは印象的で、追い付くことは出来ませんでした。この後、テスト結果を分析し、本番までに919ハイブリッドのパフォーマンスを進化させたいと思います。昼頃にオイル漏れを発見してエンジンを交換した2号車で充分なテストをできなかったのは残念でした。わずか2時間半で作業を終え午後3時38分には車両はコースに復帰していきました。オイル漏れの原因を探る必要はありますが、チームは素晴らしい仕事をしてくれました。ル・マン本番に向けて、アクセル全開で行きます」。
ポルシェ919ハイブリッド1号車のドライバー
ニール・ジャニ(33歳、スイス):「ル・マンと世界中のどのサーキットも比較することなど出来ません。だからこそ、このテストは重要なのです。テスト開始直後、特に普段は公道として使われている9kmポスト付近は埃が酷かったのですが、コンディションが回復するにつれ準備を進められるようになりました」。
アンドレ・ロッテラー(33歳、ドイツ):「車両のベースは良いので、セットアップリスト通りの作業が出来ました。予定していたプログラムに従い、数スティントを履いたタイヤの状態もチェックしています。1周のアタックラップはトヨタに届かないかも知れませんが、このテストでそれを行わなかったのも事実です」。
ニック・タンディ(32歳、イギリス):「919ハイブリッドとル・マンに戻ってこられるほど素晴らしいことはありません。レースまでの2週間が待ちきれません」。
ポルシェ919ハイブリッド2号車のドライバー
アール・バンバー(26歳、ニュージーランド):「今日のテストでは車の良いバランスを見つけるのに手こずりました。それでも進むべき方向は分かっていると信じています」。
ティモ・ベルンハルト(36歳、ドイツ):「序盤、コースは滑りやすかったのにも関わらず、正しいセットアップを見つけることは出来ました。919ハイブリッドをもっとドライブしたかったのですが、チームは一所懸命エンジン交換を行ってくれました。今年のル・マンは例年以上にこのコースの経験が足りないドライバーが多いように感じました。彼らがレースを、より難しくするかも知れません」。
ブレンドン・ハートレー(27歳、ニュージーランド):「今日は多くのイエローフラッグやセーフティカーに加えて、我々自身のトラブルによってテストの時間を失いました。私は突起物にヒットしてダメージを負い、修復に時間が掛かってしまいました。その後、エンジン交換作業でマシンはガレージに入り、さらに時間を失いました」。
リザーブドライバー、マーク・リーブ(36歳、ドイツ):「ACOがテストデイにリザーブドライバーの参加を義務付けたことを嬉しく思います。919ハイブリッドのような素晴らしいクルマをル・マンのようなコースで運転できるのは、レーシングドライバー冥利につきます。準備は万端ですが、チームメイトに何も起こらずに私の出番がないのが一番です」。
またGTE-Proクラスには最高出力510psを誇るニュー911RSRがエントリーいたします。2度に渡って行われた4時間のセッションで、リヒャルト・リーツ(オーストリア)と2名のフランス人、パトリック・ピレとフレデリック・マコヴィッキは91号車の911RSRで1,185.723 kmを走り、クラストップタイムを記録しました。ミカエル・クリステンセン(デンマーク)とケヴィン・エストル(フランス)、ディルク・ヴェルナー(ドイツ)がトリオを組む92号車は981.288kmを走破して同クラス2番手のタイムでサルテをラップしています。
2015年スペックの911RSRが戦うGTE-Amでは、ポルシェ ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)がデンプシープロトンレーシング(77号車)でWECデビューを果たします。もう一人のポルシェ ワークスドライバー、パトリック・ロング(アメリカ)は2台の911RSRでエントリーするプロトン コンペティションから参戦します。もう1つのカスタマーチーム、ガルフレーシングも911RSRでル・マンにエントリーしています。
2017年のル・マン24時間は6月17日(土)の現地時間15時(日本時間同日22時)にスタートします。
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