「現場のひらめきをカタチに!第11回みんなのアイデアde賞」 受賞作品が決定
[18/06/01]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2018年6月1日
一般社団法人日本経営協会
国際モダンホスピタルショウ2018特別企画
「現場のひらめきをカタチに!第11回みんなのアイデアde賞」
受賞作品が決定
「国際モダンホスピタルショウ2018」(7月11日〜13日、東京ビッグサイト)における特別企画「現場のひらめきをカタチに!第11回みんなのアイデアde賞」の受賞作品を、下記の通り決定いたしました。
「みんなのアイデアde賞」は、昨年まで「看護のアイデアde賞」として実施しておりましたが、第11回を迎える今年はリニューアル。看護に携わる方だけでなく、医療、介護、福祉に携わる全ての方から、現場ならではの画期的な改善の工夫やアイデアを募集しました。今年は本企画初の2年連続グランプリが達成されたほか、準グランプリや特別賞など応募総数35作品の中から7作品を選出いたしました。
「国際モダンホスピタルショウ」は医療関係者を中心に、来場者8万人を超える国内最大規模の展示会です。今年は7月11日(水)から13日(金)までの3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催します。
「みんなのアイデアde賞」の表彰式および受賞団体による作品紹介を会期中の7月13日(金)13:10より国際モダンホスピタルショウ会場内オープンステージセミナー1にて行います。また会期中は受賞作品が展示されますので、ぜひ展示会場にご来場の上、ご覧下さい。
詳細はWEBサイト(https://noma-hs.jp/)でご覧いただけます。
■受賞作品
★グランプリ:諏訪赤十字病院(長野県)
作品名:「カテーテル受け台」
【作品概要】
カテーテルの接続口が他の物に触れないように置いておけるホルダー。
内頸静脈に挿入されたカテーテルにルートを接続する際、接続口が不潔にならないように片手でカテーテルを保持している必要があった。カテーテル接続口を安定的に固定することで、カテーテルとルートの接続手技が未熟なスタッフが実施しても感染リスクを軽減することができる。ICU・救急病棟・血液浄化センターでは、常時2〜3個所持しており、処置時毎回使用している。カテーテルホルダーがないと処置ができないスタッフがいるほど浸透しており、使いやすく評価は高い。
※昨年度応募作品「点滴クリップ」につづきまして2年連続グランプリを受賞いたしました。
★準グランプリ:東京工科大学 医療保健学部看護学科(東京都)
作品名:「誤嚥防止用噛むストロー」
【作品概要】
ストローの一部がポンプになっており、噛むことで水分補給ができるメディカルストロー。
ポンプに逆止弁を設けることで寝たままでも使用が可能である。高齢者の死因の上位を誤嚥性肺炎が占める。嚥下機能の低下した被介護者や患者さんのQOL向上を目指して開発した。嚥下しやすい人には有益でやさしく、噛む力が残っている人には便利なストローである。
★準グランプリ:特定医療法人暲純会 榊原温泉病院(三重県)
作品名:「災害時足踏み式吸引器」
【作品概要】
安価で作成した足踏み式吸引器。
吸引の必要な患者さんが多く入院しているため、災害発生時に備え安価で吸引器が作成できないかと考えた。エアー空気入れの陰圧を利用し、足踏みで吸引を可能に改良した。また、中央配管で使用の壁掛け吸引器も使用可能である。足踏み式のため、吸引動作も一人で可能である。また、足踏み式とジョイントを交換すれば移動し、複数の患者に対応できる。粘稠度の高い喀痰、口腔内の喀痰の吸引が可能。また、吸引後の処理も容易である。
★らくde賞:公益社団法人昭和会 今給黎総合病院(鹿児島県)
作品名:「吸引楽ラック」
【作品概要】
患者さんの床頭台の整理整頓に役立つラック。頻回に吸引する患者さんの床頭台に設置して使用する。
患者さんの床頭台に看護用品が煩雑に置かれている状況があった。狭い病室での看護ケアの効率化、感染防止を考慮した整理整頓が必要と思われた。この吸引楽ラックは、床頭台が場所を取らずに必要な物品が整理できるよう考案した。患者さんに応じた物品のセットができ、床頭台の左右どちらにもセットでき、床頭台がスッキリした。物品をわざわざ取りにいかなくてよいので、すぐにケア(吸引)ができるようになった。
★まごころde賞:金沢市立病院 看護部(石川県)
作品名:「まごころポンチョ」
【作品概要】
患者さんが手術室で使用するポンチョ。
手術室入室から麻酔導入までの間、上半身の衣類を脱ぐ際に「寒い。人前で裸になるのが恥ずかしい」という患者さんの声があった。バスタオルにゴムを通しボタンをつけポンチョを作成した。工夫した点は、?肌触りのよい生地の選定、?首元にゴムを通すことで上から衣類が脱ぎやすい、?首元のボタンを外せばポンチョからバスタオルに代わる、など。肌触りがよく心地よく暖かいことで、患者さんの不安は軽減され、医療者の前で肌の露出を最小限に抑えられることで、羞恥心も軽減された。
★アクセサリー感覚でつくれるde賞:社会医療法人雪の聖母会 聖マリアヘルスケアセンター(福岡県)
作品名:「プラスチック粘土とレジン液でつくれる簡単自助具」
【作品概要】
患者さん個人に合わせて、安価に作成することのできる食事動作自助具。
筋力低下、麻痺により食事動作の支援として自助具が必要な患者さんがいる。これまで身近にあるもので自助具を作成し使っていたが、耐久性と衛生面に問題があった。検討した結果、安価で患者の手の形に合わせて自由に作ることができるプラスチック粘土をレジン液でコーティングすることを思いついた。素材は100円ショップの製品を使用しているため、500〜1000円で作成することができる。個人個人に合わせた手作り感があり、自助具がアクセサリー感覚で作れ、きれいである。
★特別賞(チームの見える化):医療法人財団献心会 川越胃腸病院(埼玉県)
作品名:「『病院の見えないおシゴトの見える化』による委託スタッフのモチベーションアップ」
【作品概要】
給食・清掃・保育などの委託業務の仕事内容をパネル掲示し、委託スタッフのモチベーションアップを図る試み。
病院委託業務(給食・清掃・保育)は診療活動を支える重要な役割を果たしていながら患者さんと交流する機会は少ない。患者さんの目に触れることの少ない委託業務の仕事風景をパネルで紹介し、文字を少なく写真を主体とする見やすさへの工夫を行った。その結果、委託職員(縁の下の力持ち)のモチベーション向上が図られ、患者さんから委託スタッフに話しかけられる回数(会話)が増加した。
【出展および来場に関するお問い合わせ先 】
一般社団法人日本経営協会 ホスピタルショウ事務局
TEL:03-3403-8615 FAX:03-5413-4327
E-mail:hsg@noma.or.jp
一般社団法人日本経営協会
国際モダンホスピタルショウ2018特別企画
「現場のひらめきをカタチに!第11回みんなのアイデアde賞」
受賞作品が決定
「国際モダンホスピタルショウ2018」(7月11日〜13日、東京ビッグサイト)における特別企画「現場のひらめきをカタチに!第11回みんなのアイデアde賞」の受賞作品を、下記の通り決定いたしました。
「みんなのアイデアde賞」は、昨年まで「看護のアイデアde賞」として実施しておりましたが、第11回を迎える今年はリニューアル。看護に携わる方だけでなく、医療、介護、福祉に携わる全ての方から、現場ならではの画期的な改善の工夫やアイデアを募集しました。今年は本企画初の2年連続グランプリが達成されたほか、準グランプリや特別賞など応募総数35作品の中から7作品を選出いたしました。
「国際モダンホスピタルショウ」は医療関係者を中心に、来場者8万人を超える国内最大規模の展示会です。今年は7月11日(水)から13日(金)までの3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催します。
「みんなのアイデアde賞」の表彰式および受賞団体による作品紹介を会期中の7月13日(金)13:10より国際モダンホスピタルショウ会場内オープンステージセミナー1にて行います。また会期中は受賞作品が展示されますので、ぜひ展示会場にご来場の上、ご覧下さい。
詳細はWEBサイト(https://noma-hs.jp/)でご覧いただけます。
■受賞作品
★グランプリ:諏訪赤十字病院(長野県)
作品名:「カテーテル受け台」
【作品概要】
カテーテルの接続口が他の物に触れないように置いておけるホルダー。
内頸静脈に挿入されたカテーテルにルートを接続する際、接続口が不潔にならないように片手でカテーテルを保持している必要があった。カテーテル接続口を安定的に固定することで、カテーテルとルートの接続手技が未熟なスタッフが実施しても感染リスクを軽減することができる。ICU・救急病棟・血液浄化センターでは、常時2〜3個所持しており、処置時毎回使用している。カテーテルホルダーがないと処置ができないスタッフがいるほど浸透しており、使いやすく評価は高い。
※昨年度応募作品「点滴クリップ」につづきまして2年連続グランプリを受賞いたしました。
★準グランプリ:東京工科大学 医療保健学部看護学科(東京都)
作品名:「誤嚥防止用噛むストロー」
【作品概要】
ストローの一部がポンプになっており、噛むことで水分補給ができるメディカルストロー。
ポンプに逆止弁を設けることで寝たままでも使用が可能である。高齢者の死因の上位を誤嚥性肺炎が占める。嚥下機能の低下した被介護者や患者さんのQOL向上を目指して開発した。嚥下しやすい人には有益でやさしく、噛む力が残っている人には便利なストローである。
★準グランプリ:特定医療法人暲純会 榊原温泉病院(三重県)
作品名:「災害時足踏み式吸引器」
【作品概要】
安価で作成した足踏み式吸引器。
吸引の必要な患者さんが多く入院しているため、災害発生時に備え安価で吸引器が作成できないかと考えた。エアー空気入れの陰圧を利用し、足踏みで吸引を可能に改良した。また、中央配管で使用の壁掛け吸引器も使用可能である。足踏み式のため、吸引動作も一人で可能である。また、足踏み式とジョイントを交換すれば移動し、複数の患者に対応できる。粘稠度の高い喀痰、口腔内の喀痰の吸引が可能。また、吸引後の処理も容易である。
★らくde賞:公益社団法人昭和会 今給黎総合病院(鹿児島県)
作品名:「吸引楽ラック」
【作品概要】
患者さんの床頭台の整理整頓に役立つラック。頻回に吸引する患者さんの床頭台に設置して使用する。
患者さんの床頭台に看護用品が煩雑に置かれている状況があった。狭い病室での看護ケアの効率化、感染防止を考慮した整理整頓が必要と思われた。この吸引楽ラックは、床頭台が場所を取らずに必要な物品が整理できるよう考案した。患者さんに応じた物品のセットができ、床頭台の左右どちらにもセットでき、床頭台がスッキリした。物品をわざわざ取りにいかなくてよいので、すぐにケア(吸引)ができるようになった。
★まごころde賞:金沢市立病院 看護部(石川県)
作品名:「まごころポンチョ」
【作品概要】
患者さんが手術室で使用するポンチョ。
手術室入室から麻酔導入までの間、上半身の衣類を脱ぐ際に「寒い。人前で裸になるのが恥ずかしい」という患者さんの声があった。バスタオルにゴムを通しボタンをつけポンチョを作成した。工夫した点は、?肌触りのよい生地の選定、?首元にゴムを通すことで上から衣類が脱ぎやすい、?首元のボタンを外せばポンチョからバスタオルに代わる、など。肌触りがよく心地よく暖かいことで、患者さんの不安は軽減され、医療者の前で肌の露出を最小限に抑えられることで、羞恥心も軽減された。
★アクセサリー感覚でつくれるde賞:社会医療法人雪の聖母会 聖マリアヘルスケアセンター(福岡県)
作品名:「プラスチック粘土とレジン液でつくれる簡単自助具」
【作品概要】
患者さん個人に合わせて、安価に作成することのできる食事動作自助具。
筋力低下、麻痺により食事動作の支援として自助具が必要な患者さんがいる。これまで身近にあるもので自助具を作成し使っていたが、耐久性と衛生面に問題があった。検討した結果、安価で患者の手の形に合わせて自由に作ることができるプラスチック粘土をレジン液でコーティングすることを思いついた。素材は100円ショップの製品を使用しているため、500〜1000円で作成することができる。個人個人に合わせた手作り感があり、自助具がアクセサリー感覚で作れ、きれいである。
★特別賞(チームの見える化):医療法人財団献心会 川越胃腸病院(埼玉県)
作品名:「『病院の見えないおシゴトの見える化』による委託スタッフのモチベーションアップ」
【作品概要】
給食・清掃・保育などの委託業務の仕事内容をパネル掲示し、委託スタッフのモチベーションアップを図る試み。
病院委託業務(給食・清掃・保育)は診療活動を支える重要な役割を果たしていながら患者さんと交流する機会は少ない。患者さんの目に触れることの少ない委託業務の仕事風景をパネルで紹介し、文字を少なく写真を主体とする見やすさへの工夫を行った。その結果、委託職員(縁の下の力持ち)のモチベーション向上が図られ、患者さんから委託スタッフに話しかけられる回数(会話)が増加した。
【出展および来場に関するお問い合わせ先 】
一般社団法人日本経営協会 ホスピタルショウ事務局
TEL:03-3403-8615 FAX:03-5413-4327
E-mail:hsg@noma.or.jp