クラリベイトがJournal Citation Reports 2018年版をリリース
[18/06/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2018年6月27日
クラリベイト・アナリティクス
Journal Citation Reports 2018年版をリリース
〜世界で最も影響力のあるジャーナルが明らかに
新たなインターフェースで、ジャーナルの指標をインテリジェンスへと転換し、
包括的な評価のためのより豊富なデータの提供と透明性の向上を実現。
イノベーションを加速する、信頼性の高い知見や分析を提供するグローバルリーダー、クラリベイト・アナリティクスは、ジャーナル評価分析ツールJournal Citation Reports(以下、JCR)の2018年版を発表しました。この最新版では、これまで以上に豊富で詳細な情報が提供され、ジャーナルパフォーマンスの理解を深める、新たな分析が取り入れられています。新たに追加された知見によって、研究者や出版者、編集者、図書館、研究助成機関は、利用者ごとに異なるジャーナルの価値基準を探り、引用索引データや指標をより有効に活用できるようになります。
JCRは、査読付ジャーナルの評価において世界で最も影響力があり、信頼性の高いリソースで、ジャーナル・インパクトファクター(以下、JIF)など、その年のジャーナルの基準や指標の主要な情報源となっています。JCRは、引用のデータ、影響度とその基準や指標、Web of Science内の9,000万以上のレコードで構成されています。
2018年版JCR:何が新しくなったのか?
JCRは、Web of Science Core Collectionの引用索引データをベースにしています。論文レベルの知見と幅広い新たな利点によって、本年、以下のように、ジャーナル・インパクトファクターとその他の指標が大幅に強化されました。
? ジャーナル・プロファイルの新設計と強化:ジャーナルの影響力を高めている、論文コンテンツ、地域、機関についての理解を深めます。
? JIFと新指標の論文レベルの透明性:JIFの計算根拠の検証と理解を深めます。また、ジャーナルの引用パフォーマンスに対して、寄与するコンテンツタイプを特定し、それに最も影響を与えるジャーナルや論文を参照できます。(図1)
? 引用ネットワークの拡大: 新たに、JCRのジャーナルへの引用元として、Book Citation Indexが含まれました。
? 新しいコンテキスト:ジャーナルに寄与している国、地域と機関のリストを加え、出版物のグローバルコミュニティや、ジャーナルを表現する「誰が、何を、どこで」の答えを明らかにします。
2018年版JCRの主な特徴
● 11,655誌を収録
● 234 分野
● 80カ国から収録
● 276誌が初めて JIFを取得
● 20誌を、JCRの整合性を確保するために除外(自己引用による除外が14誌、相互引用による除外が6誌)。除外されたジャーナルは、JCRへの再収録のために毎年再評価されます。
● JCRに含まれる6,400万以上の引用データから、約1,000万の引用データがJIFの計算に使用されます。
Book Citation Indexの2017年引用データ件数は自然科学120万(内JIF計算に11.8万)、社会科学30.3万(内JIF計算に1.8万)にのぼります。JCRに含まれる引用データ全体からするとそれほど大きなデータではありませんが、引用ネットワークをBook Citation Indexに拡げることで、学術コミュニケーションにおいて学術図書とジャーナルとが緊密に連携しあっていることがよくわかります。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806275379-O1-zAZOTC06 】
図 1: ジャーナルのインパクト特性を表すコンテンツや引用
クラリベイト・アナリティクスの学術情報事業部CEO、Annette Thomasは、次のように述べています。
「強力で有意義な指標は、責任を持って利用すれば、研究者や出版者、図書館にとってジャーナルの評価プロセスの重要な要素となります。クラリベイトは、ユーザーの要求を満たすようJCRを継続的に進化させる、完全に客観的かつ出版者に中立なアプローチによって、世界クラスのデータと高性能な分析技術を集結させています」
クラリベイト・アナリティクスのInCitesマネージングディレクター、Emmanuel Thiveaudは、加えて次のように述べています。
「JCRは長年にわたり、ジャーナルのパフォーマンスを評価するためのゴールド・スタンダードとなってきました。引用データは、まさにジャーナルのパフォーマンスに関する独特で貴重な知見をもたらしますが、それだけには留まりません。ジャーナルの『価値』は多面的であり、研究者や編集者、出版者はジャーナル評価のための、付加的な情報を必要としています。本年、刷新されたJCRは、ジャーナルレベルでの文脈情報の追加と、JIFに寄与する個別項目の可視化により、ユーザーエクスペリエンスを改善し、ジャーナルが成功する要因について、さらなる理解をもたらします」
Journal Citation Reports についてのさらに詳しい情報は、こちらを参照してください。
【編集における懸念表明】
JCRデータ作成後、弊社の編集・管理チームは、数誌のジャーナルでJIFに影響を及ぼす例外的な引用動向を認識しました。引用メトリクスの操作は深刻な問題です。クラリベイト・アナリティクスは、データを監視、調査、キュレーションすることで、ランキングの歪曲につながる例外的な引用動向を特定する、唯一の計量書誌情報プロバイダーであり続けます。「編集に関する懸念表明」(こちらをご覧ください)を作成し、JCR製品内にも全文を公開しています。
【クラリベイト・アナリティクスについて】
クラリベイト・アナリティクスは、イノベーションを加速できる知見や分析を提供するグローバルリーダーです。過去150年以上にわたる知的遺産の上に、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™, CompuMark™、MarkMonitor®、Techstreet™など信頼のある製品ブランドを築いてきました。これらの製品は科学と学術研究、特許調査と工業規格、商標およびドメインブランド保護、知的財産マネジメント、製薬およびバイオテクノロジーなどの分野で今日のイノベーションの様々なライフサイクルをサポートしています。クラリベイト・アナリティクスは起業家精神に基づく新しい独立した会社となり、お客様のアイディアがより速く革新的なイノベーションとなるようにソリューションを提供してまいります。詳しくはClarivate.jpをご覧ください。
クラリベイト・アナリティクス
Journal Citation Reports 2018年版をリリース
〜世界で最も影響力のあるジャーナルが明らかに
新たなインターフェースで、ジャーナルの指標をインテリジェンスへと転換し、
包括的な評価のためのより豊富なデータの提供と透明性の向上を実現。
イノベーションを加速する、信頼性の高い知見や分析を提供するグローバルリーダー、クラリベイト・アナリティクスは、ジャーナル評価分析ツールJournal Citation Reports(以下、JCR)の2018年版を発表しました。この最新版では、これまで以上に豊富で詳細な情報が提供され、ジャーナルパフォーマンスの理解を深める、新たな分析が取り入れられています。新たに追加された知見によって、研究者や出版者、編集者、図書館、研究助成機関は、利用者ごとに異なるジャーナルの価値基準を探り、引用索引データや指標をより有効に活用できるようになります。
JCRは、査読付ジャーナルの評価において世界で最も影響力があり、信頼性の高いリソースで、ジャーナル・インパクトファクター(以下、JIF)など、その年のジャーナルの基準や指標の主要な情報源となっています。JCRは、引用のデータ、影響度とその基準や指標、Web of Science内の9,000万以上のレコードで構成されています。
2018年版JCR:何が新しくなったのか?
JCRは、Web of Science Core Collectionの引用索引データをベースにしています。論文レベルの知見と幅広い新たな利点によって、本年、以下のように、ジャーナル・インパクトファクターとその他の指標が大幅に強化されました。
? ジャーナル・プロファイルの新設計と強化:ジャーナルの影響力を高めている、論文コンテンツ、地域、機関についての理解を深めます。
? JIFと新指標の論文レベルの透明性:JIFの計算根拠の検証と理解を深めます。また、ジャーナルの引用パフォーマンスに対して、寄与するコンテンツタイプを特定し、それに最も影響を与えるジャーナルや論文を参照できます。(図1)
? 引用ネットワークの拡大: 新たに、JCRのジャーナルへの引用元として、Book Citation Indexが含まれました。
? 新しいコンテキスト:ジャーナルに寄与している国、地域と機関のリストを加え、出版物のグローバルコミュニティや、ジャーナルを表現する「誰が、何を、どこで」の答えを明らかにします。
2018年版JCRの主な特徴
● 11,655誌を収録
● 234 分野
● 80カ国から収録
● 276誌が初めて JIFを取得
● 20誌を、JCRの整合性を確保するために除外(自己引用による除外が14誌、相互引用による除外が6誌)。除外されたジャーナルは、JCRへの再収録のために毎年再評価されます。
● JCRに含まれる6,400万以上の引用データから、約1,000万の引用データがJIFの計算に使用されます。
Book Citation Indexの2017年引用データ件数は自然科学120万(内JIF計算に11.8万)、社会科学30.3万(内JIF計算に1.8万)にのぼります。JCRに含まれる引用データ全体からするとそれほど大きなデータではありませんが、引用ネットワークをBook Citation Indexに拡げることで、学術コミュニケーションにおいて学術図書とジャーナルとが緊密に連携しあっていることがよくわかります。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201806275379-O1-zAZOTC06 】
図 1: ジャーナルのインパクト特性を表すコンテンツや引用
クラリベイト・アナリティクスの学術情報事業部CEO、Annette Thomasは、次のように述べています。
「強力で有意義な指標は、責任を持って利用すれば、研究者や出版者、図書館にとってジャーナルの評価プロセスの重要な要素となります。クラリベイトは、ユーザーの要求を満たすようJCRを継続的に進化させる、完全に客観的かつ出版者に中立なアプローチによって、世界クラスのデータと高性能な分析技術を集結させています」
クラリベイト・アナリティクスのInCitesマネージングディレクター、Emmanuel Thiveaudは、加えて次のように述べています。
「JCRは長年にわたり、ジャーナルのパフォーマンスを評価するためのゴールド・スタンダードとなってきました。引用データは、まさにジャーナルのパフォーマンスに関する独特で貴重な知見をもたらしますが、それだけには留まりません。ジャーナルの『価値』は多面的であり、研究者や編集者、出版者はジャーナル評価のための、付加的な情報を必要としています。本年、刷新されたJCRは、ジャーナルレベルでの文脈情報の追加と、JIFに寄与する個別項目の可視化により、ユーザーエクスペリエンスを改善し、ジャーナルが成功する要因について、さらなる理解をもたらします」
Journal Citation Reports についてのさらに詳しい情報は、こちらを参照してください。
【編集における懸念表明】
JCRデータ作成後、弊社の編集・管理チームは、数誌のジャーナルでJIFに影響を及ぼす例外的な引用動向を認識しました。引用メトリクスの操作は深刻な問題です。クラリベイト・アナリティクスは、データを監視、調査、キュレーションすることで、ランキングの歪曲につながる例外的な引用動向を特定する、唯一の計量書誌情報プロバイダーであり続けます。「編集に関する懸念表明」(こちらをご覧ください)を作成し、JCR製品内にも全文を公開しています。
【クラリベイト・アナリティクスについて】
クラリベイト・アナリティクスは、イノベーションを加速できる知見や分析を提供するグローバルリーダーです。過去150年以上にわたる知的遺産の上に、Web of Science™、Cortellis™、Derwent™, CompuMark™、MarkMonitor®、Techstreet™など信頼のある製品ブランドを築いてきました。これらの製品は科学と学術研究、特許調査と工業規格、商標およびドメインブランド保護、知的財産マネジメント、製薬およびバイオテクノロジーなどの分野で今日のイノベーションの様々なライフサイクルをサポートしています。クラリベイト・アナリティクスは起業家精神に基づく新しい独立した会社となり、お客様のアイディアがより速く革新的なイノベーションとなるようにソリューションを提供してまいります。詳しくはClarivate.jpをご覧ください。