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“人と機械が安全に協調する”モノづくり現場を加速する アーム型協調ロボット「TMシリーズ」を発売

2018年10月25日

“人と機械が安全に協調する”モノづくり現場を加速する
アーム型協調ロボット「TMシリーズ」を発売

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 山田義仁、以下オムロン)は、モノづくり現場において人と同じ空間で安全に作業を行えるアーム型協調ロボット、「TMシリーズ」を2018年10月26日からグローバル40カ国で一斉に発売します。ロボットアームにビジョンシステムを一体化した「TMシリーズ」は、直感的なプログラミング環境にさまざまな画像処理機能を組み合わせ、“人と機械が安全に協調する”フレキシブルなモノづくり現場を簡単に構築することを可能にします。


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201810269632-O1-9YiHR6N3
アーム型協調ロボット「TMシリーズ」
近年、モノづくり現場では、消費者ニーズの多様化によって製品ライフルサイクルが短命化し、生産品目の変更や需要変動に合わせ、生産ラインのレイアウトを柔軟かつ迅速に変更することが求められています。また、人手不足が深刻化する中、単純・単調で重労働な作業は機械に任せ、人はより創造的な仕事に従事できる環境整備が必要とされています。

「TMシリーズ」は、従来、一般的な産業用ロボットでは迅速な立ち上げや段取り替えが困難だったロボット導入を、ユーザー自らが簡単に行える環境を提供します。これまで人にしかできなかった「部品の設置や取り出し」、「箱詰め」、「ねじ締め」などの作業を担います。「TMシリーズ」は、人や障害物を自動で回避しモノを搬送する自動搬送モバイルロボット「LDシリーズ」との接続性が高く、簡単に組み合わせて使用できる「モバイル対応モデル」を同時に発売します。ユーザーは、「LDシリーズ」に「TMシリーズ モバイル対応モデル」を搭載することで、モノの搬送に加え、持ち上げてトレイに載せ替える「ピック・アンド・プレース」など搬送前後の作業を担当させることができます。

【アーム型協調ロボット「TMシリーズ」の3つの特長】
?直感的なユーザーインターフェースによるプログラミング時間の短縮
フローベースの直感的なユーザーインターフェースを持つプログラミングツールと簡単なティーチングにより、ロボット言語などの専門知識は不要。一般的な産業用ロボットと比べ簡単かつ短時間で生産ラインの立ち上げや段取り替えが可能です。

?ロボットアームと一体化したビジョンシステムでセットアップ時間を短縮
「TMシリーズ」は、「照明付きビルトイン型ビジョンシステム」を搭載し、広い視野角で製品を捉えます。「パターンマッチング」や「バーコード読み取り」、「カラー識別」などの画像センシング機能を備えており、簡単な画像登録で検査・計測、仕分け作業を簡単に実現します。

?人との協調を可能とする安全規格に対応し、導入時間を短縮
人と機械の協調を可能とする安全規格に対応し、安全柵なしに設置や人と同じ空間での動作が可能です。一般的な産業用ロボットの導入に必要な安全対策が不要となり、導入時間を大幅に短縮します。
(産業用ロボットの安全基準ISO10218-1と、協調ロボットの技術仕様書ISO/TS15066に適合)

【商品概要】
以下の仕様の組み合わせにより全12タイプをラインナップ 
○アーム長:900mm,1100mm,1300mm
○可搬重量:4kg,6kg,12kg,14kg
○電源種別:AC,DC
○SEMI S2安全ガイドライン対応の有無


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201810269632-O7-024bD8FD
アーム型協調ロボット「TMシリーズ」


【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201810269632-O5-rwHE7Jcw
モバイルワークステーション搭載例

オムロンは、アーム型協調ロボットを新たに商品ラインアップに加えることで、“人と機械が安全に協調する”モノづくり現場を実現し、顧客企業各社と共にモノづくり現場を革新するコンセプト“i-Automation!”を加速させてまいります。

<“i-Automation!”について>
オムロンは現在、製造業のモノづくり現場を革新するコンセプトを“i-Automation!”と呼び、次の3つの“i”からなるオートメーションの進化によって製造現場の生産性を飛躍的に高め、付加価値の高いモノづくりの実現を目指しています。「integrated(制御進化)」は、これまで熟練工に頼っていた匠の技を、誰もが簡単に実現できるよう、オートメーション技術を進化させます。「intelligent(知能化)」は、幅広い制御機器とAIを活用し、機械が自ら学習して状態を保全するなど、進化し続ける装置や生産ラインを実現します。「interactive(人と機械の新しい協調)」は、同じワークスペースで人と機械が共に働き、機械が人の動きや考えを理解しアシストするなど、人と機械の新しい協調関係を提供します。

<オムロン株式会社について>
オムロン株式会社は、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約36,000人の社員を擁し、117カ国で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。詳細については、http://www.omron.co.jp/ をご参照ください。

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