今が旬の『ネギ』! 食べて風邪を吹き飛ばそう!愛され万能野菜の3つの「実は・・・!」なお話
[18/11/26]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2018年11月26日
タキイ種苗
“平成最後の冬”到来!
今が旬の『ネギ』! 食べて風邪を吹き飛ばそう
愛され万能野菜の3つの「実は・・・!」なお話
タキイ種苗(所在地:京都市下京区、代表取締役社長:瀧井傳一)は、これから旬の『ネギ』の「実は!」なお話をご紹介いたします。
いよいよ平成最後の冬がやってきます。なんだか喉が痛い、咳が出るなど風邪が流行る季節です。寒い季節は体が温まるお鍋を食べる回数も増えますよね。お鍋の具在としても、薬味としても欠かせない野菜と言えばネギです!
また、昔から、「焼いたネギをお湯にさして飲むと風邪に効果がある」、「生ネギに味噌をつけて食べると体が温まり胃病に効果がある」などといわれ、民間療法にも広く用いられてきました。
昔から重宝されてきたネギにはたくさん種類があり、関東と関西でよく食べられる種類や食べ方も異なります。また、根深ネギは根を食べていると思っている方も多いかもしれませんが「実は・・・」。ぜひ皆様にも知ってほしい愛され万能野菜の3つの「実は…!」なお話をご紹介いたします。
ネギの実は・・・?「根深ネギ」はほとんどが葉!
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O1-eo03x4h1 】
「根深ネギ」というくらいなので、白い部分(軟白部)は根と思われている方が多いのではないでしょうか?
実は、根に近いほんの少しの部分が「茎(茎盤(けいばん)」で、あとの部分は葉なのです。正式な名前は「葉鞘(ようしょう)」といい、緑の部分は「葉身(ようしん)」といいます。生長に合わせて土寄せすることで日の光を当てず、葉鞘部を白く長く育てます。
また、葉鞘部にはビタミンCが多く含まれ、葉身部はビタミンCやカルシウム、特にカロテンが多く含まれています。
ネギの実は・・・?独特の強い香りがネギパワ−!!
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O2-m1Tnn6tN 】
ネギの強い香りは、食材の臭みを消して食欲をわかせてくれるだけではありません! ネギ特有の匂いのもとである“アリシン”という成分によるものです。
タマネギを調理する際に出る涙もアリシンが原因です。
アリシンは体内でビタミンB1の吸収を高め、利尿、発汗の作用を促す効果や強い殺菌力があるので、血液をサラサラにしてくれ、生活習慣病の予防に役立つといわれています。体温を高める薬効もあり、風邪を引く季節にはぴったりの野菜です。
ネギの実は・・・?「関東の白ネギ、関西の葉ネギ」
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O3-w5v7hXn1 】
関東:千住(せんじゅ)ネギや下仁田ネギを代表とする「根深ネギ=白ネギ、長ネギ」が主流。葉鞘部(ようしょうぶ)を細かく刻み、薬味にすることもあります。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O4-N9kG6Vwr 】
関西:京野菜で人気の九条ネギを中心とする「葉ネギ=青ネギ」が主流。
もともと耕土が深く、冬の寒さが厳しいところ(関東地方ほか)に根深ネギが、温暖で耕土が浅い所(関西ほか)で葉ネギが栽培されていました。関東と関西では土質の違いにより栽培される種類が異なったことも関係してか、食文化にも違いが生まれましたが、現在では人の移動や輸送の発達により、地域に関係なくどちらのネギも1年を通してス−パ−などで手に入るようになりました。
■ネギの歴史
ネギの原産地は、中国西部あたりだと考えられています。元来、温帯の野菜ですが、耐寒性・耐暑性ともに強く、極寒のシベリアから華南など亜熱帯地方まで分布しています。中国では太ネギ・葉ネギ・中間型の兼用種と3群に分けられており、それぞれの地方から日本に導入され、今日の千住群・九条群・加賀群に分布したという説があります。
古くから親しまれてきたネギは御輿(みこし)の飾りや橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)がネギの花(ネギの坊主)を型どって作られるほどです。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O5-0BSmSL6w 】
ネギの花(ネギの坊主)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O6-QyEvzhd8 】
橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)
■ネギの種類
●千住群
明治初年には、金町村(現東京葛飾区)の特産として、白根の長い根深ネギとして栽培されていました。当初は、分けつ※制のあるものが一本ネギに良され、大正に入ってからは、赤柄・黒柄・合柄に分かれました。
例)一文字黒昇り、金長、石倉一本太、ホワイトスターなど。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O7-r5De41L1 】
一文字黒昇り
●九条群
約1,000年前から栽培され、明治に至るまで京都府紀伊郡東九条村(現京都市下京区)を中心に栽培されていました。元来分けつ制の葉ネギで、白根の部分は短いものです。
例)九条太、浅黄系九条など
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O8-5k0B8X0j 】
九条太
●加賀群
寒地系で冬季休眠するので、越年ネギとして利用されてきました。「岩槻」は分けつ制が強く、「下仁田」は非分けつ性で、軟白部は極めて短く太いネギです。
例)松本一本、余目(あまるめ)、下仁田など
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O9-zNcCuMvV 】
下仁田
※分(ぶん)けつ・・・茎盤に発生するわき芽が発達したもので、根元から株が増えていきます。葉ネギは分けつしやすい性質を持ち、根深ネギはほとんど分けつしません。
おいしいネギの見分け方と保存方法の実は・・・
・葉身の部分が太く鮮やかな緑色で葉先までハリとツヤがある。
・葉身部と葉鞘部の境目がはっきりしているものを選び、葉身の分枝部分の巻きがしっかりしていて、さわるとしまっていてかたい。
・葉鞘部は巻きがしっかりしていてツヤがある。
・白くて健全な根
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O10-aC2sE33G 】
乾燥や水気ですぐに傷みますので、水気をふき取り、新聞紙にくるんで冷蔵庫で保存します。特に細ネギ は早めに使い切ることが肝心です。買ってきたらすぐ小口切りにして、冷蔵庫か冷凍庫へ入れるのもよいでしょう。痛みが早いので要注意!!
長年愛され、重宝されてきたネギ。種類も豊富で、料理の主役にも名脇役にもなる野菜です。これからの季節、お鍋に入れたり、薬味に使ったりとたくさん食べて、風邪を吹き飛ばしましょう!!!
タキイ種苗
“平成最後の冬”到来!
今が旬の『ネギ』! 食べて風邪を吹き飛ばそう
愛され万能野菜の3つの「実は・・・!」なお話
タキイ種苗(所在地:京都市下京区、代表取締役社長:瀧井傳一)は、これから旬の『ネギ』の「実は!」なお話をご紹介いたします。
いよいよ平成最後の冬がやってきます。なんだか喉が痛い、咳が出るなど風邪が流行る季節です。寒い季節は体が温まるお鍋を食べる回数も増えますよね。お鍋の具在としても、薬味としても欠かせない野菜と言えばネギです!
また、昔から、「焼いたネギをお湯にさして飲むと風邪に効果がある」、「生ネギに味噌をつけて食べると体が温まり胃病に効果がある」などといわれ、民間療法にも広く用いられてきました。
昔から重宝されてきたネギにはたくさん種類があり、関東と関西でよく食べられる種類や食べ方も異なります。また、根深ネギは根を食べていると思っている方も多いかもしれませんが「実は・・・」。ぜひ皆様にも知ってほしい愛され万能野菜の3つの「実は…!」なお話をご紹介いたします。
ネギの実は・・・?「根深ネギ」はほとんどが葉!
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O1-eo03x4h1 】
「根深ネギ」というくらいなので、白い部分(軟白部)は根と思われている方が多いのではないでしょうか?
実は、根に近いほんの少しの部分が「茎(茎盤(けいばん)」で、あとの部分は葉なのです。正式な名前は「葉鞘(ようしょう)」といい、緑の部分は「葉身(ようしん)」といいます。生長に合わせて土寄せすることで日の光を当てず、葉鞘部を白く長く育てます。
また、葉鞘部にはビタミンCが多く含まれ、葉身部はビタミンCやカルシウム、特にカロテンが多く含まれています。
ネギの実は・・・?独特の強い香りがネギパワ−!!
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O2-m1Tnn6tN 】
ネギの強い香りは、食材の臭みを消して食欲をわかせてくれるだけではありません! ネギ特有の匂いのもとである“アリシン”という成分によるものです。
タマネギを調理する際に出る涙もアリシンが原因です。
アリシンは体内でビタミンB1の吸収を高め、利尿、発汗の作用を促す効果や強い殺菌力があるので、血液をサラサラにしてくれ、生活習慣病の予防に役立つといわれています。体温を高める薬効もあり、風邪を引く季節にはぴったりの野菜です。
ネギの実は・・・?「関東の白ネギ、関西の葉ネギ」
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O3-w5v7hXn1 】
関東:千住(せんじゅ)ネギや下仁田ネギを代表とする「根深ネギ=白ネギ、長ネギ」が主流。葉鞘部(ようしょうぶ)を細かく刻み、薬味にすることもあります。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O4-N9kG6Vwr 】
関西:京野菜で人気の九条ネギを中心とする「葉ネギ=青ネギ」が主流。
もともと耕土が深く、冬の寒さが厳しいところ(関東地方ほか)に根深ネギが、温暖で耕土が浅い所(関西ほか)で葉ネギが栽培されていました。関東と関西では土質の違いにより栽培される種類が異なったことも関係してか、食文化にも違いが生まれましたが、現在では人の移動や輸送の発達により、地域に関係なくどちらのネギも1年を通してス−パ−などで手に入るようになりました。
■ネギの歴史
ネギの原産地は、中国西部あたりだと考えられています。元来、温帯の野菜ですが、耐寒性・耐暑性ともに強く、極寒のシベリアから華南など亜熱帯地方まで分布しています。中国では太ネギ・葉ネギ・中間型の兼用種と3群に分けられており、それぞれの地方から日本に導入され、今日の千住群・九条群・加賀群に分布したという説があります。
古くから親しまれてきたネギは御輿(みこし)の飾りや橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)がネギの花(ネギの坊主)を型どって作られるほどです。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O5-0BSmSL6w 】
ネギの花(ネギの坊主)
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O6-QyEvzhd8 】
橋の欄干の擬宝珠(ぎぼし)
■ネギの種類
●千住群
明治初年には、金町村(現東京葛飾区)の特産として、白根の長い根深ネギとして栽培されていました。当初は、分けつ※制のあるものが一本ネギに良され、大正に入ってからは、赤柄・黒柄・合柄に分かれました。
例)一文字黒昇り、金長、石倉一本太、ホワイトスターなど。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O7-r5De41L1 】
一文字黒昇り
●九条群
約1,000年前から栽培され、明治に至るまで京都府紀伊郡東九条村(現京都市下京区)を中心に栽培されていました。元来分けつ制の葉ネギで、白根の部分は短いものです。
例)九条太、浅黄系九条など
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O8-5k0B8X0j 】
九条太
●加賀群
寒地系で冬季休眠するので、越年ネギとして利用されてきました。「岩槻」は分けつ制が強く、「下仁田」は非分けつ性で、軟白部は極めて短く太いネギです。
例)松本一本、余目(あまるめ)、下仁田など
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O9-zNcCuMvV 】
下仁田
※分(ぶん)けつ・・・茎盤に発生するわき芽が発達したもので、根元から株が増えていきます。葉ネギは分けつしやすい性質を持ち、根深ネギはほとんど分けつしません。
おいしいネギの見分け方と保存方法の実は・・・
・葉身の部分が太く鮮やかな緑色で葉先までハリとツヤがある。
・葉身部と葉鞘部の境目がはっきりしているものを選び、葉身の分枝部分の巻きがしっかりしていて、さわるとしまっていてかたい。
・葉鞘部は巻きがしっかりしていてツヤがある。
・白くて健全な根
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201811260720-O10-aC2sE33G 】
乾燥や水気ですぐに傷みますので、水気をふき取り、新聞紙にくるんで冷蔵庫で保存します。特に細ネギ は早めに使い切ることが肝心です。買ってきたらすぐ小口切りにして、冷蔵庫か冷凍庫へ入れるのもよいでしょう。痛みが早いので要注意!!
長年愛され、重宝されてきたネギ。種類も豊富で、料理の主役にも名脇役にもなる野菜です。これからの季節、お鍋に入れたり、薬味に使ったりとたくさん食べて、風邪を吹き飛ばしましょう!!!