展覧会「春をおもう―東洋と西洋、それぞれの春―」で一足早く春を満喫!
[18/12/15]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2018/12/15
上原美術館
―同時開催「下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝」にて戦国文書初公開!
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201812131425-O9-Yuth4h6Q 】
冷たい冬のさなか、慎ましやかに梅が花開くと、雪に覆われた静寂な世界から、しだいに色彩が広がり、活気あふれる豊かな季節へと変化していきます。刻々と季節が移りゆくさまを、画家たちは細やかにみつめ、多くの絵画に描いてきました。春のひとときが切り抜かれた情景には、画家たちそれぞれが抱く春へのおもいを感じることができます。
本展では上原コレクションより、横山大観、小林古径ら日本画家を中心に、印象派の画家たちや岡鹿之助らが描いた春の気配を感じる作品をご紹介します。ぜひこの機会に、東洋と西洋の絵画に隠された春の予感をお楽しみいただければ幸いです。
また仏教館では、企画展『下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝』を同時開催いたします。太梅寺は下田の山間に建つ歴史の古い寺院。太梅寺に遺された、伊豆最古の禅語録や戦国文書、南北朝時代の仏像などから、下田の歴史の一端を解き明かしていきます。
【展覧会概要】
□ 展覧会名 【近代館】 企画展「春をおもう―東洋と西洋、それぞれの春―」
【仏教館】 企画展「下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝」
□ 会 期 2018年12月15日(土)〜2019年3月31日(日)
※会期中無休 (年末年始も開館しております)
□ 会 場 上原美術館
〒413-0715静岡県下田市宇土金341
□ 開館時間 9:00-17:00 (入館は16:30まで)
□ 入 館 料 大人1,000円/学生500円/高校生以下無料(団体10名以上10%割引)
□ 主 催 公益財団法人 上原美術館
□ 関連イベント 〇学芸員によるギャラリートーク(作品解説)
日時:会期中の毎月第3土曜日 11:00〜/14:00〜
(仏教館・近代館各30分ずつ)
会場:上原美術館 ※参加無料、要入館券
〇親子でたのしむアート トーク(絵画鑑賞)
日時:2019年1月13日(日)、2月10日(日)、3月10日(日)
13時〜(20分程度)
会場:上原美術館 近代館
対象:未就学児〜中学生とその保護者 ※保護者は要入館券
内容:美術館の学芸員とお話ししながら展示室で作品を鑑賞します。
―展覧会の見どころ
■ 東洋と西洋、それぞれの春をたのしむ
伊東深水≪春雪≫の雪景色とアルフレッド・シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫にみる雪解けの川、横山大観≪夜桜≫の妖艶な山桜とオディロン・ルドン≪花瓶の花≫にみる幽玄なアネモネなど、東西の画家による春の情景を比べてご紹介します。東洋と西洋の絵画に描かれた春を見比べながら、画家たちのおもいを感じ取っていただければ幸いです。
■ 雪を好んだ深水らしい春の光景―日本
今回の展覧会では、上原コレクションの中から春を感じさせる選りすぐりの作品を展示いたします。なかでも伊東深水≪春雪≫は、寒さが戻り紅梅も凍えそうな状況にもかかわらず、障子を開けて微笑みを浮かべる女性が描かれています。深水は雪を好み、さまざまな作品に描いてきました。本作でも、春のひとときを捉えながら、雪が降る光景を単純に喜ぶ無垢な画家の心情が画面に表れているかのようです。作品に描かれた春の世界をお楽しみください。
■ 雪解けにみる春の訪れ―フランス・パリ
フランスのセーヌ川では雪解けによる増水が春の到来を告げるといいます。厚い雲に覆われ、薄暗く寒い日が長く続くパリの冬において、ようやく明るさを取り戻す春の到来はより待ち遠しいことでしょう。シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫の画面に描かれた人々は、水が溢れた川を見ながら春の気配を感じているのかもしれません。ぜひ、本作をみながら絵画に隠された春の予感を感じていただければ幸いです。
■ 仏教館では『下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝』展にて戦国文書を初公開!
仏教館では企画展『下田の古刹―太梅寺の寺宝』を同時開催します。太梅寺は下田の山間に建つ歴史の古い寺院。平安時代に草庵が結ばれ、のちに曹洞宗の寺院として発展してきました。太梅寺には、戦国時代頃に書かれた伊豆最古の禅語録など、下田の歴史を知る上でも貴重な資料が遺されています。本展では、地元の領主と考えられる吉田泰盛が太梅寺で土地を寄付した≪吉田泰盛寺領寄進状≫(1567/永禄10年・下田市指定文化財)を初公開するほか、南北朝時代に造られた地蔵菩薩坐像や、幕末に描かれた涅槃図などから、下田の歴史の一端を解き明かしていきます。
―主な出品予定作品
[近代館]
1. 横山大観≪夜桜≫1947(昭和22)年 紙本彩色、額装 55.9×68.8?
2. 鏑木清方≪恵方詣≫制作年未詳 絹本彩色、軸装 40.0×51.8?
3. 小林古径≪草花≫1951(昭和26)年 紙本彩色、軸装 64.9×42.6?
4. 小倉遊亀≪梅≫1962(昭和37)年 紙本彩色、額装 61.0×51.0?
5. 伊東深水≪春雪≫1965(昭和40)年頃 紙本彩色、額装 60.5×50.0?
6. アルフレッド・シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫1879年
油彩、カンヴァス 38.4×55.3?
7. カミーユ・ピサロ≪ エラニーの牧場≫1885年 油彩、カンヴァス 54.5×65.5?
8.岡鹿之助≪パンジー≫制作年未詳 油彩、カンヴァス 35.0×27.3?
[仏教館]
1. ≪地蔵菩薩坐像≫南北朝時代 像高65.1? 太梅寺蔵
2. ≪寂用英順(じゃくゆうえいじゅん)図≫1885(安政2)年 紙本着色 96.0×41.4cm 太梅寺蔵
3. ≪吉田泰盛寺領寄進状≫1567(永禄10)年 31.8×46.4? 太梅寺蔵 *下田市指定文化財
4.≪安国寺恵瓊(あんこくじえけい)奉制札≫1590(天正18)年 巻子 太梅寺蔵 *下田市指定文化財
上原美術館
―同時開催「下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝」にて戦国文書初公開!
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201812131425-O9-Yuth4h6Q 】
冷たい冬のさなか、慎ましやかに梅が花開くと、雪に覆われた静寂な世界から、しだいに色彩が広がり、活気あふれる豊かな季節へと変化していきます。刻々と季節が移りゆくさまを、画家たちは細やかにみつめ、多くの絵画に描いてきました。春のひとときが切り抜かれた情景には、画家たちそれぞれが抱く春へのおもいを感じることができます。
本展では上原コレクションより、横山大観、小林古径ら日本画家を中心に、印象派の画家たちや岡鹿之助らが描いた春の気配を感じる作品をご紹介します。ぜひこの機会に、東洋と西洋の絵画に隠された春の予感をお楽しみいただければ幸いです。
また仏教館では、企画展『下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝』を同時開催いたします。太梅寺は下田の山間に建つ歴史の古い寺院。太梅寺に遺された、伊豆最古の禅語録や戦国文書、南北朝時代の仏像などから、下田の歴史の一端を解き明かしていきます。
【展覧会概要】
□ 展覧会名 【近代館】 企画展「春をおもう―東洋と西洋、それぞれの春―」
【仏教館】 企画展「下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝」
□ 会 期 2018年12月15日(土)〜2019年3月31日(日)
※会期中無休 (年末年始も開館しております)
□ 会 場 上原美術館
〒413-0715静岡県下田市宇土金341
□ 開館時間 9:00-17:00 (入館は16:30まで)
□ 入 館 料 大人1,000円/学生500円/高校生以下無料(団体10名以上10%割引)
□ 主 催 公益財団法人 上原美術館
□ 関連イベント 〇学芸員によるギャラリートーク(作品解説)
日時:会期中の毎月第3土曜日 11:00〜/14:00〜
(仏教館・近代館各30分ずつ)
会場:上原美術館 ※参加無料、要入館券
〇親子でたのしむアート トーク(絵画鑑賞)
日時:2019年1月13日(日)、2月10日(日)、3月10日(日)
13時〜(20分程度)
会場:上原美術館 近代館
対象:未就学児〜中学生とその保護者 ※保護者は要入館券
内容:美術館の学芸員とお話ししながら展示室で作品を鑑賞します。
―展覧会の見どころ
■ 東洋と西洋、それぞれの春をたのしむ
伊東深水≪春雪≫の雪景色とアルフレッド・シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫にみる雪解けの川、横山大観≪夜桜≫の妖艶な山桜とオディロン・ルドン≪花瓶の花≫にみる幽玄なアネモネなど、東西の画家による春の情景を比べてご紹介します。東洋と西洋の絵画に描かれた春を見比べながら、画家たちのおもいを感じ取っていただければ幸いです。
■ 雪を好んだ深水らしい春の光景―日本
今回の展覧会では、上原コレクションの中から春を感じさせる選りすぐりの作品を展示いたします。なかでも伊東深水≪春雪≫は、寒さが戻り紅梅も凍えそうな状況にもかかわらず、障子を開けて微笑みを浮かべる女性が描かれています。深水は雪を好み、さまざまな作品に描いてきました。本作でも、春のひとときを捉えながら、雪が降る光景を単純に喜ぶ無垢な画家の心情が画面に表れているかのようです。作品に描かれた春の世界をお楽しみください。
■ 雪解けにみる春の訪れ―フランス・パリ
フランスのセーヌ川では雪解けによる増水が春の到来を告げるといいます。厚い雲に覆われ、薄暗く寒い日が長く続くパリの冬において、ようやく明るさを取り戻す春の到来はより待ち遠しいことでしょう。シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫の画面に描かれた人々は、水が溢れた川を見ながら春の気配を感じているのかもしれません。ぜひ、本作をみながら絵画に隠された春の予感を感じていただければ幸いです。
■ 仏教館では『下田の古刹―太梅寺(たいばいじ)の寺宝』展にて戦国文書を初公開!
仏教館では企画展『下田の古刹―太梅寺の寺宝』を同時開催します。太梅寺は下田の山間に建つ歴史の古い寺院。平安時代に草庵が結ばれ、のちに曹洞宗の寺院として発展してきました。太梅寺には、戦国時代頃に書かれた伊豆最古の禅語録など、下田の歴史を知る上でも貴重な資料が遺されています。本展では、地元の領主と考えられる吉田泰盛が太梅寺で土地を寄付した≪吉田泰盛寺領寄進状≫(1567/永禄10年・下田市指定文化財)を初公開するほか、南北朝時代に造られた地蔵菩薩坐像や、幕末に描かれた涅槃図などから、下田の歴史の一端を解き明かしていきます。
―主な出品予定作品
[近代館]
1. 横山大観≪夜桜≫1947(昭和22)年 紙本彩色、額装 55.9×68.8?
2. 鏑木清方≪恵方詣≫制作年未詳 絹本彩色、軸装 40.0×51.8?
3. 小林古径≪草花≫1951(昭和26)年 紙本彩色、軸装 64.9×42.6?
4. 小倉遊亀≪梅≫1962(昭和37)年 紙本彩色、額装 61.0×51.0?
5. 伊東深水≪春雪≫1965(昭和40)年頃 紙本彩色、額装 60.5×50.0?
6. アルフレッド・シスレー≪サン=クルー近くのセーヌ川、増水≫1879年
油彩、カンヴァス 38.4×55.3?
7. カミーユ・ピサロ≪ エラニーの牧場≫1885年 油彩、カンヴァス 54.5×65.5?
8.岡鹿之助≪パンジー≫制作年未詳 油彩、カンヴァス 35.0×27.3?
[仏教館]
1. ≪地蔵菩薩坐像≫南北朝時代 像高65.1? 太梅寺蔵
2. ≪寂用英順(じゃくゆうえいじゅん)図≫1885(安政2)年 紙本着色 96.0×41.4cm 太梅寺蔵
3. ≪吉田泰盛寺領寄進状≫1567(永禄10)年 31.8×46.4? 太梅寺蔵 *下田市指定文化財
4.≪安国寺恵瓊(あんこくじえけい)奉制札≫1590(天正18)年 巻子 太梅寺蔵 *下田市指定文化財