肌あれ部分に選択的に吸着。肌をなめらかにする新提案
[19/09/17]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2019年9月17日
花王株式会社
肌あれ部分に選択的に吸着して、肌をなめらかに!
花王株式会社は、独自の「ラメラ状の構造体」※1とポリマー※2を効果的に組み合わせることで、肌あれ部位に選択的に吸着して、角層を早期になめらかな状態に整える新製剤を開発しました。
※1 高含水α―ゲル:脂質と脂質の間に多くの水を含んだ層状の構造体 ※2 OXP-SIポリマー
肌表面のカサカサ 早く何とかしたい!
日本人女性の多くが、肌の乾燥に悩んでおり、近年、その割合は増加傾向にあります※3。そこで花王が、乾燥悩みを持つ有職女性の肌実態を調べたところ、なんと90%以上の方の肌表面に細かな鱗屑(りんせつ:角質が薄く断片的にはがれている状態)がありました※4。画像は一例ですが、あれた肌で白く見えているところが、角層がはがれてめくれあがった微小鱗屑部位です。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O6-MkV08nN2 】
さらに調べてみると、有職女性は、できるなら3日〜1週間という短い期間でスキンケア効果を実感したいと思っている※5という回答も得られました。
※3 2001〜2019年 花王調べ 冬季(1月)乾燥に悩む女性 15〜69歳 n=630〜650
※4 2018年10月 花王調べ 乾燥に悩む有職女性 35〜45歳n=50
※5 2018年3月 花王調べ 有職女性 20〜50代 n=79
肌の表面をなめらかにするには?
角層がはがれてめくれあがった゛肌あれ“の状態に対し、健康的でなめらかな肌の表面は、角層の細胞が適度に接着され精緻に配列しています。そこで今回花王は、肌最表面のはがれかけた角層を物理的に接着するというアプローチに取り組みました。
着目したのは、ポリマーの持つ多点接着という性質です。数多くのポリマーの中から、柔軟な膜をつくり、かつ「ラメラ状の構造体」と相性のよいポリマーを選択し、製造方法などの検討を繰り返して、新しい製剤を開発しました。
ポリマーに囲まれた「ラメラ状の構造体」が肌のあれた部分に吸着する!
この製剤は、これまでのものとどう違うのでしょう?
その特徴を知るため、ポリマーを緑色に蛍光発色させて、製剤を顕微鏡で観察しました。すると、これまでの方法(右)では、ポリマーがちらばって製剤自体がうっすらと緑色に見えるのに対して、新しい製剤では、ポリマーが「ラメラ状の構造体」の周囲に集まり、複合体となって存在していることがわかりました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O7-q0PXfGzK 】
接着しやすい性質をもったポリマーに囲まれた「ラメラ状の構造体」は肌にくっつきやすくなったのではと考え、新しい製剤を肌に塗布してさらに観察しました。その結果、白く見える微小鱗屑に、この「ラメラ状の構造体」とポリマー(緑色に蛍光発色)の複合体が吸着している様子が確認できました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O8-lH07nNrM 】
人工的な「肌あれモデル」での実験
「ラメラ状の構造体」とポリマーが複合体となって肌のあれた部分に吸着すると、肌はなめらかになるのでしょうか?
これは、7名の男女の前腕内側部位に人工的に肌あれを引き起こして行った実験結果です。新しい製剤を1日2回塗布すると、使用前に対して2日目から微小鱗屑の面積が有意に少なくなりました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O9-2M7YL262 】
この結果は、あれ肌部位に吸着した複合体が角層の細かなはがれを接着したことで、擬似的に健常な状態を保ち、その結果肌表面が早期になめらかになったともの考えられます。
肌表面がなめらかになると、乾燥や化粧のりもよくなることが期待できます。肌のあれた部分を物理的に接着するというアプローチ、試してみたくなりますね。
花王株式会社
肌あれ部分に選択的に吸着して、肌をなめらかに!
花王株式会社は、独自の「ラメラ状の構造体」※1とポリマー※2を効果的に組み合わせることで、肌あれ部位に選択的に吸着して、角層を早期になめらかな状態に整える新製剤を開発しました。
※1 高含水α―ゲル:脂質と脂質の間に多くの水を含んだ層状の構造体 ※2 OXP-SIポリマー
肌表面のカサカサ 早く何とかしたい!
日本人女性の多くが、肌の乾燥に悩んでおり、近年、その割合は増加傾向にあります※3。そこで花王が、乾燥悩みを持つ有職女性の肌実態を調べたところ、なんと90%以上の方の肌表面に細かな鱗屑(りんせつ:角質が薄く断片的にはがれている状態)がありました※4。画像は一例ですが、あれた肌で白く見えているところが、角層がはがれてめくれあがった微小鱗屑部位です。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O6-MkV08nN2 】
さらに調べてみると、有職女性は、できるなら3日〜1週間という短い期間でスキンケア効果を実感したいと思っている※5という回答も得られました。
※3 2001〜2019年 花王調べ 冬季(1月)乾燥に悩む女性 15〜69歳 n=630〜650
※4 2018年10月 花王調べ 乾燥に悩む有職女性 35〜45歳n=50
※5 2018年3月 花王調べ 有職女性 20〜50代 n=79
肌の表面をなめらかにするには?
角層がはがれてめくれあがった゛肌あれ“の状態に対し、健康的でなめらかな肌の表面は、角層の細胞が適度に接着され精緻に配列しています。そこで今回花王は、肌最表面のはがれかけた角層を物理的に接着するというアプローチに取り組みました。
着目したのは、ポリマーの持つ多点接着という性質です。数多くのポリマーの中から、柔軟な膜をつくり、かつ「ラメラ状の構造体」と相性のよいポリマーを選択し、製造方法などの検討を繰り返して、新しい製剤を開発しました。
ポリマーに囲まれた「ラメラ状の構造体」が肌のあれた部分に吸着する!
この製剤は、これまでのものとどう違うのでしょう?
その特徴を知るため、ポリマーを緑色に蛍光発色させて、製剤を顕微鏡で観察しました。すると、これまでの方法(右)では、ポリマーがちらばって製剤自体がうっすらと緑色に見えるのに対して、新しい製剤では、ポリマーが「ラメラ状の構造体」の周囲に集まり、複合体となって存在していることがわかりました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O7-q0PXfGzK 】
接着しやすい性質をもったポリマーに囲まれた「ラメラ状の構造体」は肌にくっつきやすくなったのではと考え、新しい製剤を肌に塗布してさらに観察しました。その結果、白く見える微小鱗屑に、この「ラメラ状の構造体」とポリマー(緑色に蛍光発色)の複合体が吸着している様子が確認できました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O8-lH07nNrM 】
人工的な「肌あれモデル」での実験
「ラメラ状の構造体」とポリマーが複合体となって肌のあれた部分に吸着すると、肌はなめらかになるのでしょうか?
これは、7名の男女の前腕内側部位に人工的に肌あれを引き起こして行った実験結果です。新しい製剤を1日2回塗布すると、使用前に対して2日目から微小鱗屑の面積が有意に少なくなりました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201908290163-O9-2M7YL262 】
この結果は、あれ肌部位に吸着した複合体が角層の細かなはがれを接着したことで、擬似的に健常な状態を保ち、その結果肌表面が早期になめらかになったともの考えられます。
肌表面がなめらかになると、乾燥や化粧のりもよくなることが期待できます。肌のあれた部分を物理的に接着するというアプローチ、試してみたくなりますね。