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「ブダペスト?ヨーロッパとハンガリーの美術400年」が 国立新美術館にて開催

2019年9月12日

駐日ハンガリー大使館

「ブダペスト?ヨーロッパとハンガリーの美術400年」が
国立新美術館にて開催
名品130点が一挙来日、25年ぶりのコレクション展

 2019年は日本・ハンガリー外交関係開設150周年の記念年です。これを記念して、ハンガリー最大の美術館「ブダペスト国立西洋美術館」と「ハンガリー・ナショナル・ギャラリー」が所蔵するコレクションが来日します。

 「ブダペスト国立西洋美術館」と「ハンガリー・ナショナル・ギャラリー」の所蔵品展は、日本では1994年を最後に、久しく開催されてきませんでした。この度、日本・ハンガリー外交関係開設150周年の節目に当たるため、じつに25年ぶりに両館のコレクション展が実現することになりました。

 「ブダペスト国立西洋美術館」は、ハンガリーを含むヨーロッパ美術を包括的に収蔵する美術館として1906年に開館しました。コレクションの母体となった作品の多くは、エステルハージ家などハンガリーの貴族に由来するものでした。
【ブダペスト国立西洋美術館公式HP:https://www.szepmuveszeti.hu/

 「ハンガリー・ナショナル・ギャラリー」は、ハンガリー美術専門の機関として1957年に開設され、それまでブダペスト国立西洋美術館が有していたハンガリー美術が同ギャラリーに段階的に移管されました。
【ハンガリー・ナショナル・ギャラリー公式HP: https://mng.hu/

 しかし、2012年に2館は一つの組織に統合され、収蔵分野の再編が進められています。2019年現在、「ブダペスト国立西洋美術館」は、エジプトやギリシャ・ローマの古代作品と、中世末期から18世紀末までのヨーロッパとハンガリーの美術品を収蔵。「ハンガリー・ナショナル・ギャラリー」は、19世紀以降のハンガリー美術を収蔵するほか、19世紀以降の世界各国の美術も展示しています。

 本展には、16世紀ルネサンスから20世紀初頭のアヴァンギャルドの時代まで、約400年の西洋美術の歴史を彩った絵画・彫刻・素描、全130点が来日します。北方ルネサンスの巨匠ルカス・クラーナハ(父)から、ティツィアーノ、エル・グレコ、ティエポロ、クールベ、モネ、ルノワール、そして20世紀初頭のドイツ前衛芸術の異才クルト・シュヴィッタースまで、各時代を代表する作家たちの名品をご覧いただけます。

 ハンガリーでは19世紀から20世紀初頭にかけてナショナリズムの機運が強まり、芸術文化活動もきわめて活発に展開されました。本展には、今日ハンガリーで最も愛されている名画≪紫のドレスの婦人≫を描いたシニェイ・メルシェ・パール、パリを拠点に国際的に活躍したムンカーチ・ミハーイ、ナビ派の大家リップル=ローナイ・ヨージェフ、象徴主義の鬼才チョントヴァーリ・コストカ・ティヴァダル、世紀末の巨匠ヴァサリ・ヤーノシュといった、ハンガリー近代美術を代表する画家たちの名作が35点も出品されます。日本ではなかなか目にすることのできないハンガリー近代絵画と出会い、その表現の豊かさ、素晴らしさを発見する、またとない機会となるでしょう。

 今後、「ブダペスト?ヨーロッパとハンガリーの美術400年」の詳細は、「日本・ハンガリー外交関係開設150周年」イベントページ(https://hungaryjapan150.events/)で逐次更新していきます。

■「日本・ハンガリー外交関係開設150周年 
ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵
ブダペスト?ヨーロッパとハンガリーの美術400年」概要

会期:2019年12月4日(水)〜2020年3月16日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区)
開館時間:10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで。入場は閉館の30分前まで。)
休館日:毎週火曜日(ただし2019年12月24日(火)〜2020年1月7日(火)は休館、2月11日(火・祝)は開館、2月12日(水)は休館)
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
展覧会ホームページ:https://budapest.exhn.jp

■イベントの情報は、公式Twitterでもご紹介しています。
パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー大使公式Twitter
https://twitter.com/HUNBASSADOR

■「日本・ハンガリー外交関係開設150周年」記念事業に関する問合せ先
駐日ハンガリー大使館(Embassy of Hungary in Japan)
Email:mission.tio@mfa.gov.hu

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