【11月14日は世界糖尿病デー】血糖管理の正しい情報発信をする「血糖トレンド委員会」を設立
[19/11/14]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
血糖管理の正しい情報発信をする「血糖トレンド委員会」を設立
報道関係者各位
2019年11月14日
11月14日の世界糖尿病デーにあたり
血糖管理の正しい情報発信をする「血糖トレンド委員会」を設立
〜2019年、世界最大規模の学会で「血糖トレンド」が血糖管理の目標に加えられました〜
本日、2019年11月14日の世界糖尿病デーにあたり、東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 西村理明を代表世話人とした『血糖トレンド委員会』(以下、当委員会)を発足いたしましたので、お知らせいたします。
当委員会は、血糖コントロールの重要性、および「血糖トレンド」の概念とその活用方法について、医学的、学術的および患者さん視点で分かりやすく正確な情報発信を行うことを目的とした委員会です。
国際糖尿病連合(IDF)によると、現在、世界では4億2,500万人1)が糖尿病に罹患し、今後も患者さんの急増が懸念されることから「糖尿病パンデミック」とも呼ばれる状態となっています。
また、日本でも糖尿病有病者、および糖尿病予備群はともに約1,000万人2)、合計約2,000万人にも上ります。
生活習慣病の医療費分析でも、糖尿病が医療費の第1位3)になるなど、糖尿病の予防とコントロールは国内外において社会的な課題となっています。
そのような中、近年、血糖値の推移や変動といった「血糖トレンド」を把握できるようになり、今年6月に開催された第79回?国糖尿病学会学術集会(ADA2019)においては、「血糖トレンド」の観点から規定した血糖管理の新たな目標が、発表されました4)。
「血糖トレンド」は、血糖値を点(ある時点の測定値)ではなく波形の線(連続測定の値)で把握することで、血糖値スパイクなどリスクの高い急激な血糖変動の有無を評価することができます。
また、「血糖トレンド」を知ることで、無自覚の低血糖や食後高血糖が存在するか否かを評価できるようになるので、患者さん自身が主体的に血糖コントロールを行う大きな手助けとなります。
しかし、「血糖トレンド」の概念はまだ新しく、糖尿病を治療中の患者さんや糖尿病予備群の人の間でも、十分な理解は広まっていません。
また、当委員会が行った「血糖トレンドに関する意識調査」においては、血糖値や血糖コントロールの意味についても、正しく理解されていない部分があることが明らかになりました。
当委員会 代表世話人の西村理明は、「多くの糖尿病患者さんおよび予備群の皆さんに正しい知識を持っていただくことが、適切な血糖管理につながります。当委員会は、医師だけでなく患者さん代表をメンバーとして、血糖トレンドや血糖コントロールに関する正しい情報を、患者さんの視点で分かりやすく発信していきます」と述べています。
1) (IDF) Diabetes Atlas ?8thEdition(2018) http://www.diabetesatlas.org/
2) 厚生労働省『国民健康・栄養調査』平成29年
3) 健康保険組合連合会(けんぽれん)平成29年度『生活習慣関連10疾患の動向に関する調査』
4) Diabetes Care. 2019 Jun 8. pii: dci190028. doi: 10.2337/dci19-0028.
【血糖トレンド委員会 概要】
名称: 血糖トレンド委員会
ウェブサイト: https://kettotrend.com
設立日: 2019年11月14日(世界糖尿病デー)
活動目的: 本会は、血糖コントロールの重要性、および「血糖トレンド」の概念とその活用方法について医学的、学術的および患者さん視点で分かりやすく正確な情報発信を行うことを目的とする。
運営事務局: 株式会社コスモ・ピーアール
企画: アボット ジャパン株式会社
協賛: 3Hクリニカルトライアル株式会社
構成(世話人):
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O6-9zr2jVuk 】 西村 理明(にしむら りめい)- 代表世話人
東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授
1991年3月東京慈恵会医科大学卒業。2002年4月〜2006年7月東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科助手、2006年8月〜2011年3月同講師、2011年4月〜2018年9月同准教授を経て、2018年9月より現職。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O7-9gdj7n3q 】 利根 淳仁(とね あつひと)
岡山済生会総合病院 内科・糖尿病センター 副センター長
2000年3月岡山大学医学部卒業。岡山赤十字病院、国立病院機構岡山医療センター、岡山大学病院を経て、2018年から岡山済生会総合病院に勤務。日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O8-8X8L85er 】 國枝 加誉(くにえだ かよ)
管理栄養士 2型糖尿病患者
17歳でやせの2型糖尿病を発症、食健康の重要性を体感し管理栄養士の道へ。「生活習慣病の発症と重症化」双方の予防に重点を起き、フリーランス栄養士として医療機関での栄養相談、講演・セミナー、執筆、栄養士の教育などに従事。2018年11月より、とくだ内科クリニックにて栄養相談・療養相談を担当。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O9-QDs9ZB9d 】 相田 幸二(あいた こうじ)
料理研究家 1型糖尿病患者
16歳からホテルの和食部門で板前修業をし、2005年に料理レシピのブログを開始。ヤフーブログランキングで常に上位を維持するほどの人気を博し、レシピ本「こうちゃんの簡単料理レシピ」を発売。仙台を拠点にテレビやラジオ、雑誌などで活躍するほか、講演活動も行っている。2018年1月に1型糖尿病であること公表。
※各専門家への個別インタビューについては、事務局までお問い合わせください。
血糖コントロールの重要性について
糖尿病患者さんは、高血糖および低血糖で推移する時間の長さをできるだけ短縮するために、血糖値を慎重に管理する必要があります。良好な血糖コントロールは、糖尿病の合併症の発症や進行を抑制して、生活の質(QOL)を維持し、健康寿命を確保するために不可欠です。日々の生活での血糖変動を抑えることが、糖尿病患者さんがより健康的・活動的
な生活を送るための重要なポイントになります。
血糖トレンドとは
「血糖トレンド」とは糖尿病の管理における新しい概念です。睡眠時も含め24時間連続でグルコース値を測定する技術により、患者さんや医師が血糖トレンド(変動)を「見える化」できるようになりました。血糖トレンドの「見える化」は、血糖の変動や推移を点(ある時点の測定値)ではなく波形の線(連続測定の値)で表示するため、血糖コントロール状況の全体像や傾向を容易に把握することができます。血糖トレンドが「見える化」されることで、糖尿病患者さんは無自覚性低血糖や高血糖の存在に早期に気づき、予測して対策をたてることが可能となるため、主体的な行動が取りやすくなります。また、この情
報をもとに、医療従事者は患者さんと協働して、より良い治療方針を決定できるようになります。
報道関係者各位
2019年11月14日
11月14日の世界糖尿病デーにあたり
血糖管理の正しい情報発信をする「血糖トレンド委員会」を設立
〜2019年、世界最大規模の学会で「血糖トレンド」が血糖管理の目標に加えられました〜
本日、2019年11月14日の世界糖尿病デーにあたり、東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 西村理明を代表世話人とした『血糖トレンド委員会』(以下、当委員会)を発足いたしましたので、お知らせいたします。
当委員会は、血糖コントロールの重要性、および「血糖トレンド」の概念とその活用方法について、医学的、学術的および患者さん視点で分かりやすく正確な情報発信を行うことを目的とした委員会です。
国際糖尿病連合(IDF)によると、現在、世界では4億2,500万人1)が糖尿病に罹患し、今後も患者さんの急増が懸念されることから「糖尿病パンデミック」とも呼ばれる状態となっています。
また、日本でも糖尿病有病者、および糖尿病予備群はともに約1,000万人2)、合計約2,000万人にも上ります。
生活習慣病の医療費分析でも、糖尿病が医療費の第1位3)になるなど、糖尿病の予防とコントロールは国内外において社会的な課題となっています。
そのような中、近年、血糖値の推移や変動といった「血糖トレンド」を把握できるようになり、今年6月に開催された第79回?国糖尿病学会学術集会(ADA2019)においては、「血糖トレンド」の観点から規定した血糖管理の新たな目標が、発表されました4)。
「血糖トレンド」は、血糖値を点(ある時点の測定値)ではなく波形の線(連続測定の値)で把握することで、血糖値スパイクなどリスクの高い急激な血糖変動の有無を評価することができます。
また、「血糖トレンド」を知ることで、無自覚の低血糖や食後高血糖が存在するか否かを評価できるようになるので、患者さん自身が主体的に血糖コントロールを行う大きな手助けとなります。
しかし、「血糖トレンド」の概念はまだ新しく、糖尿病を治療中の患者さんや糖尿病予備群の人の間でも、十分な理解は広まっていません。
また、当委員会が行った「血糖トレンドに関する意識調査」においては、血糖値や血糖コントロールの意味についても、正しく理解されていない部分があることが明らかになりました。
当委員会 代表世話人の西村理明は、「多くの糖尿病患者さんおよび予備群の皆さんに正しい知識を持っていただくことが、適切な血糖管理につながります。当委員会は、医師だけでなく患者さん代表をメンバーとして、血糖トレンドや血糖コントロールに関する正しい情報を、患者さんの視点で分かりやすく発信していきます」と述べています。
1) (IDF) Diabetes Atlas ?8thEdition(2018) http://www.diabetesatlas.org/
2) 厚生労働省『国民健康・栄養調査』平成29年
3) 健康保険組合連合会(けんぽれん)平成29年度『生活習慣関連10疾患の動向に関する調査』
4) Diabetes Care. 2019 Jun 8. pii: dci190028. doi: 10.2337/dci19-0028.
【血糖トレンド委員会 概要】
名称: 血糖トレンド委員会
ウェブサイト: https://kettotrend.com
設立日: 2019年11月14日(世界糖尿病デー)
活動目的: 本会は、血糖コントロールの重要性、および「血糖トレンド」の概念とその活用方法について医学的、学術的および患者さん視点で分かりやすく正確な情報発信を行うことを目的とする。
運営事務局: 株式会社コスモ・ピーアール
企画: アボット ジャパン株式会社
協賛: 3Hクリニカルトライアル株式会社
構成(世話人):
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O6-9zr2jVuk 】 西村 理明(にしむら りめい)- 代表世話人
東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授
1991年3月東京慈恵会医科大学卒業。2002年4月〜2006年7月東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科助手、2006年8月〜2011年3月同講師、2011年4月〜2018年9月同准教授を経て、2018年9月より現職。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O7-9gdj7n3q 】 利根 淳仁(とね あつひと)
岡山済生会総合病院 内科・糖尿病センター 副センター長
2000年3月岡山大学医学部卒業。岡山赤十字病院、国立病院機構岡山医療センター、岡山大学病院を経て、2018年から岡山済生会総合病院に勤務。日本糖尿病学会専門医・研修指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O8-8X8L85er 】 國枝 加誉(くにえだ かよ)
管理栄養士 2型糖尿病患者
17歳でやせの2型糖尿病を発症、食健康の重要性を体感し管理栄養士の道へ。「生活習慣病の発症と重症化」双方の予防に重点を起き、フリーランス栄養士として医療機関での栄養相談、講演・セミナー、執筆、栄養士の教育などに従事。2018年11月より、とくだ内科クリニックにて栄養相談・療養相談を担当。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201911133402-O9-QDs9ZB9d 】 相田 幸二(あいた こうじ)
料理研究家 1型糖尿病患者
16歳からホテルの和食部門で板前修業をし、2005年に料理レシピのブログを開始。ヤフーブログランキングで常に上位を維持するほどの人気を博し、レシピ本「こうちゃんの簡単料理レシピ」を発売。仙台を拠点にテレビやラジオ、雑誌などで活躍するほか、講演活動も行っている。2018年1月に1型糖尿病であること公表。
※各専門家への個別インタビューについては、事務局までお問い合わせください。
血糖コントロールの重要性について
糖尿病患者さんは、高血糖および低血糖で推移する時間の長さをできるだけ短縮するために、血糖値を慎重に管理する必要があります。良好な血糖コントロールは、糖尿病の合併症の発症や進行を抑制して、生活の質(QOL)を維持し、健康寿命を確保するために不可欠です。日々の生活での血糖変動を抑えることが、糖尿病患者さんがより健康的・活動的
な生活を送るための重要なポイントになります。
血糖トレンドとは
「血糖トレンド」とは糖尿病の管理における新しい概念です。睡眠時も含め24時間連続でグルコース値を測定する技術により、患者さんや医師が血糖トレンド(変動)を「見える化」できるようになりました。血糖トレンドの「見える化」は、血糖の変動や推移を点(ある時点の測定値)ではなく波形の線(連続測定の値)で表示するため、血糖コントロール状況の全体像や傾向を容易に把握することができます。血糖トレンドが「見える化」されることで、糖尿病患者さんは無自覚性低血糖や高血糖の存在に早期に気づき、予測して対策をたてることが可能となるため、主体的な行動が取りやすくなります。また、この情
報をもとに、医療従事者は患者さんと協働して、より良い治療方針を決定できるようになります。