上原コレクション名品選3 ―新収蔵品を初公開―
[20/07/07]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2020年7月7日
公益財団法人 上原美術館
上原コレクション名品選3 ー新収蔵品を初公開ー
上原美術館の収蔵品を紹介する「上原コレクション名品選」。今回は、新収蔵・初公開となる平安時代の≪二天像(にてんぞう)≫と、新収蔵の梅原龍三郎≪朝暉(ちょうき)≫を中心にご紹介します。
仏教館でご紹介するのは2019年度に新たに収蔵し、初公開となる平安時代後期の≪二天像≫です。内なる怒りを静かにこめた武神の姿であらわされたその像は、寺院や仏法、人々を守ります。ほぼ等身大での姿は、見るものに畏敬の念を抱かせるほどの力強さをたたえています。本展ではこの二天像とともに、上原美術館が所蔵する全ての仏像を一堂にご紹介します。
近代館では、雄大な桜島の風景を描いた梅原龍三郎≪朝暉≫(新収蔵)を中心に、画家たちが描いた「美しき大地」の情景をご紹介します。また小企画展では、ルネサンス期の画家、アルブレヒト・デューラーの三大銅版画の一つ≪書斎の聖ヒエロニムス≫(新収蔵)を初公開します。
新たなコレクションが仲間入りした上原コレクションをどうぞお楽しみください。
―展覧会の見どころ
【仏教館】
? 平安の守護神、二天像(にてんぞう)が初公開
仏教館は、平安時代後期に造られた、迫力に満ちた等身大の二天像を初公開します。二天像は寺院の入口にあたる山門や、本尊の左右に控え、仏と仏教徒、寺院を護る頼もしい守護神。太くがっしりとした体に甲冑(かっちゅう)を着け、かつては高く上げた片手に魔を降す武器を握っていました。腰をひねり、袖をなびかせる様で動きを表現し、斜め下をにらみ据える顔は、目鼻が顔の中央に寄り、吊り上る目とあわせて、静かに内へ込められた怒りを解き放とうとする瞬間をあらわしています。
この度初公開する像は、頭上の髻(もとどり)の形や、浅い彫り、上半身に比して下半身が太い造形などから、平安時代後期、11世紀から12世紀の像と考えられます。900年もの時を経た魅力的な仏像が新たに上原コレクションに加わりました。
? 上原コレクションの全仏像が大集合!
二天像公開にあわせて、上原コレクションが所蔵する全ての仏像を一同に展示いたします。
平安時代の十一面観世音菩薩像(重要美術品)から、鎌倉時代の阿弥陀如来像まで、仏像全14点が揃う展示室は圧巻です。
【近代館】
? 新収蔵 梅原龍三郎≪朝暉(ちょうき)≫を紹介
近代館では洋画家・梅原龍三郎が雄大な桜島を描いた≪朝暉(ちょうき)≫(新収蔵)を中心に、「美しき大地」の表現をご紹介します。梅原が描く桜島は、画業を代表する作品の一つ。25号の大きさの力強い画面は、人々の生活する時間の感覚を超越した大地の息吹を感じさせます。
そのほか、安井曽太郎≪十和田湖≫、アンリ・マティス≪エトルタ断崖≫などを展示、地質を通じて「美しき大地」の秘密をひもときます。
? 新収蔵 デューラー≪書斎の聖ヒエロニムス≫初公開
高い描写力にてその名を知られたルネサンス期のドイツの画家アルブレヒト・デューラー。当館ではデューラー三大銅版画の一つと言われる≪書斎の聖ヒエロニムス≫を新たに収蔵しました。エングレーヴィング(銅版に直接、線を彫る難しい版画技法)による卓越したデューラーの細密描写を、第3展示室で特集展示します。
―主な出品作品
【仏教館】
1. 二天像(阿形[あぎょう]・吽形[うんぎょう]) 平安時代 ※新収蔵・当館初公開
2. 十一面観音菩薩像 平安時代 重要美術品
3. 阿弥陀如来像 鎌倉時代
【近代館】
1. 梅原龍三郎≪朝暉≫1937(昭和12)年
2. 須田国太郎≪農村展望(小諸風景)≫1934(昭和9)年
3. アンリ・マティス≪エトルタ断崖≫1920年
―関連動画のご紹介
展覧会に出品されている主要作品につきまして、解説動画を公開しております。
【仏教館】
https://youtu.be/LyR0XAfLHHo
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=LyR0XAfLHHo】
【近代館】
https://youtu.be/dhR0MHHiLhs
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=dhR0MHHiLhs】
展覧会概要
1)展覧会名 上原コレクション名品選3
【仏教館】新収蔵・二天像と上原美術館のみほとけ
【近代館】美しき大地―新収蔵・梅原龍三郎≪朝暉≫を中心に―
2)会期 2020年6月1日(月)〜9月27日(日) ※会期中無休
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催期間が変更となる場合がございます。
開催時期・開館時間、イベント等の詳細につきましては、当館ホームページ、公式SNS等で随時、お知らせいたします。
3)開館時間 9:30〜16:30
*新型コロナウイルス感染症拡大対策のために館内の消毒などを行いますので、しばらくの間、開館時間を短縮します。(通常は9:00〜17:00[最終入館は16:30まで])
4)会場 上原美術館 仏教館・近代館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
5)料金 一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
6)その他 緊急事態宣言を受け、4月8日より臨時休館しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が整い、また静岡県の緊急事態宣言が解除されたことから、6月1日より開館いたします。再開におきましては、ご来館される皆様に以下の感染防止対策にご協力いただきたく、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
― 受付場所・開館時間の変更について(暫定措置)
・受付場所を「仏教館」から「近代館」に変更いたします。
・開館時間は9:30〜16:30(最終入館16:00)に変更いたします(消毒・清掃のため)。
― ご入館時のお願い
・マスク着用をお願いいたします。
・手指消毒の徹底をお願いいたします。
・「検温」及び「体調確認書」記入にご協力をお願いいたします。
*体調不良の方には、入館をご遠慮いただく場合がございますのでご了承ください。
・「3密」を避けるため、やむを得ず入館制限する場合がございます。
― 館内対応について
・ギャラリートーク(毎月第3土曜日)は当面の間、休止いたします。
・ラウンジでの飲料サービスは当面の間、休止いたします。
― 当館での取組について
・常に情報収集に努め、感染の予防、防止に細心の注意を払います。
・スタッフは毎日検温し、マスク着用にて応接いたします。
・感染症拡大防止対策として、受付への飛沫防止アクリル板を設置し、手指消毒液の設置、マスク準備、定期館内清掃を強化いたします。
最新の情報は上原美術館ホームページやtwitter、facebookで発信しておりますので、ご来館の際は事前にご確認いただけますと幸いです。新型コロナウイルス感染症の感染 予防・拡散防止のため、ご理解・ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
― 広報用画像
本展紹介記事等を記載される場合、以下の画像と展覧会チラシデータをご提供できます。
電話、またはメールにてご連絡ください。
※画像掲載をする場合、作品クレジットの明記をお願いいたします。
※明記のないものは全て上原美術館所蔵。
公益財団法人 上原美術館
上原コレクション名品選3 ー新収蔵品を初公開ー
上原美術館の収蔵品を紹介する「上原コレクション名品選」。今回は、新収蔵・初公開となる平安時代の≪二天像(にてんぞう)≫と、新収蔵の梅原龍三郎≪朝暉(ちょうき)≫を中心にご紹介します。
仏教館でご紹介するのは2019年度に新たに収蔵し、初公開となる平安時代後期の≪二天像≫です。内なる怒りを静かにこめた武神の姿であらわされたその像は、寺院や仏法、人々を守ります。ほぼ等身大での姿は、見るものに畏敬の念を抱かせるほどの力強さをたたえています。本展ではこの二天像とともに、上原美術館が所蔵する全ての仏像を一堂にご紹介します。
近代館では、雄大な桜島の風景を描いた梅原龍三郎≪朝暉≫(新収蔵)を中心に、画家たちが描いた「美しき大地」の情景をご紹介します。また小企画展では、ルネサンス期の画家、アルブレヒト・デューラーの三大銅版画の一つ≪書斎の聖ヒエロニムス≫(新収蔵)を初公開します。
新たなコレクションが仲間入りした上原コレクションをどうぞお楽しみください。
―展覧会の見どころ
【仏教館】
? 平安の守護神、二天像(にてんぞう)が初公開
仏教館は、平安時代後期に造られた、迫力に満ちた等身大の二天像を初公開します。二天像は寺院の入口にあたる山門や、本尊の左右に控え、仏と仏教徒、寺院を護る頼もしい守護神。太くがっしりとした体に甲冑(かっちゅう)を着け、かつては高く上げた片手に魔を降す武器を握っていました。腰をひねり、袖をなびかせる様で動きを表現し、斜め下をにらみ据える顔は、目鼻が顔の中央に寄り、吊り上る目とあわせて、静かに内へ込められた怒りを解き放とうとする瞬間をあらわしています。
この度初公開する像は、頭上の髻(もとどり)の形や、浅い彫り、上半身に比して下半身が太い造形などから、平安時代後期、11世紀から12世紀の像と考えられます。900年もの時を経た魅力的な仏像が新たに上原コレクションに加わりました。
? 上原コレクションの全仏像が大集合!
二天像公開にあわせて、上原コレクションが所蔵する全ての仏像を一同に展示いたします。
平安時代の十一面観世音菩薩像(重要美術品)から、鎌倉時代の阿弥陀如来像まで、仏像全14点が揃う展示室は圧巻です。
【近代館】
? 新収蔵 梅原龍三郎≪朝暉(ちょうき)≫を紹介
近代館では洋画家・梅原龍三郎が雄大な桜島を描いた≪朝暉(ちょうき)≫(新収蔵)を中心に、「美しき大地」の表現をご紹介します。梅原が描く桜島は、画業を代表する作品の一つ。25号の大きさの力強い画面は、人々の生活する時間の感覚を超越した大地の息吹を感じさせます。
そのほか、安井曽太郎≪十和田湖≫、アンリ・マティス≪エトルタ断崖≫などを展示、地質を通じて「美しき大地」の秘密をひもときます。
? 新収蔵 デューラー≪書斎の聖ヒエロニムス≫初公開
高い描写力にてその名を知られたルネサンス期のドイツの画家アルブレヒト・デューラー。当館ではデューラー三大銅版画の一つと言われる≪書斎の聖ヒエロニムス≫を新たに収蔵しました。エングレーヴィング(銅版に直接、線を彫る難しい版画技法)による卓越したデューラーの細密描写を、第3展示室で特集展示します。
―主な出品作品
【仏教館】
1. 二天像(阿形[あぎょう]・吽形[うんぎょう]) 平安時代 ※新収蔵・当館初公開
2. 十一面観音菩薩像 平安時代 重要美術品
3. 阿弥陀如来像 鎌倉時代
【近代館】
1. 梅原龍三郎≪朝暉≫1937(昭和12)年
2. 須田国太郎≪農村展望(小諸風景)≫1934(昭和9)年
3. アンリ・マティス≪エトルタ断崖≫1920年
―関連動画のご紹介
展覧会に出品されている主要作品につきまして、解説動画を公開しております。
【仏教館】
https://youtu.be/LyR0XAfLHHo
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=LyR0XAfLHHo】
【近代館】
https://youtu.be/dhR0MHHiLhs
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=dhR0MHHiLhs】
展覧会概要
1)展覧会名 上原コレクション名品選3
【仏教館】新収蔵・二天像と上原美術館のみほとけ
【近代館】美しき大地―新収蔵・梅原龍三郎≪朝暉≫を中心に―
2)会期 2020年6月1日(月)〜9月27日(日) ※会期中無休
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催期間が変更となる場合がございます。
開催時期・開館時間、イベント等の詳細につきましては、当館ホームページ、公式SNS等で随時、お知らせいたします。
3)開館時間 9:30〜16:30
*新型コロナウイルス感染症拡大対策のために館内の消毒などを行いますので、しばらくの間、開館時間を短縮します。(通常は9:00〜17:00[最終入館は16:30まで])
4)会場 上原美術館 仏教館・近代館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
5)料金 一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
6)その他 緊急事態宣言を受け、4月8日より臨時休館しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策が整い、また静岡県の緊急事態宣言が解除されたことから、6月1日より開館いたします。再開におきましては、ご来館される皆様に以下の感染防止対策にご協力いただきたく、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
― 受付場所・開館時間の変更について(暫定措置)
・受付場所を「仏教館」から「近代館」に変更いたします。
・開館時間は9:30〜16:30(最終入館16:00)に変更いたします(消毒・清掃のため)。
― ご入館時のお願い
・マスク着用をお願いいたします。
・手指消毒の徹底をお願いいたします。
・「検温」及び「体調確認書」記入にご協力をお願いいたします。
*体調不良の方には、入館をご遠慮いただく場合がございますのでご了承ください。
・「3密」を避けるため、やむを得ず入館制限する場合がございます。
― 館内対応について
・ギャラリートーク(毎月第3土曜日)は当面の間、休止いたします。
・ラウンジでの飲料サービスは当面の間、休止いたします。
― 当館での取組について
・常に情報収集に努め、感染の予防、防止に細心の注意を払います。
・スタッフは毎日検温し、マスク着用にて応接いたします。
・感染症拡大防止対策として、受付への飛沫防止アクリル板を設置し、手指消毒液の設置、マスク準備、定期館内清掃を強化いたします。
最新の情報は上原美術館ホームページやtwitter、facebookで発信しておりますので、ご来館の際は事前にご確認いただけますと幸いです。新型コロナウイルス感染症の感染 予防・拡散防止のため、ご理解・ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
― 広報用画像
本展紹介記事等を記載される場合、以下の画像と展覧会チラシデータをご提供できます。
電話、またはメールにてご連絡ください。
※画像掲載をする場合、作品クレジットの明記をお願いいたします。
※明記のないものは全て上原美術館所蔵。