2020年度 都医学研都民講座(第2回) パーキンソン病を理解しよう
[20/09/09]
提供元:共同通信PRワイヤー
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?基礎研究と臨床研究から得られた最新の知見?
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009094125-O1-q10F1tKk】
東京都医学総合研究所 (所在地・東京都世田谷区、理事長・田中啓二(たなかけいじ)) は 一般の方向け講演会として都民講座 「パーキンソン病を理解しよう ?基礎研究と臨床研究から得られた最新の知見?」 2020年10月1日(木曜日) に開催します。 講師に順天堂大学 准教授 波田野 琢 先生をお迎えし、当研究所の松田 憲之 参事研究員とともに、お話をさせていただきます。
なお、今回の講座は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、オンライン形式で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
1 日 時 2020年10月1日(木曜日)午後2時30分から午後4時まで
2 開催方法 Web会議システム「Zoom」によるオンライン開催
3 演 題 「パーキンソン病を理解しよう -基礎研究と臨床研究から得られた最新の知見?」
順天堂大学 医学部神経学講座 准教授 波田野 琢
【講師略歴】
1999年3月 順天堂大学医学部 卒業
1999年4月 順天堂大学脳神経内科 入局
2003年4月から2007年3月 順天堂大学医学部大学院卒業
2007年4月 順天堂大学脳神経内科 助教
2008年1月 順天堂大学脳神経内科 外来医長
2009年1月 順天堂大学脳神経内科 病棟医長
2011年4月 順天堂大学脳神経内科 准教授
その他;星薬科大学 非常勤講師
【講演要旨】
パーキンソン病は原因不明に神経細胞が壊れてしまう神経変性疾患という病気です。特に脳の黒質と呼ばれる神経細胞がダメージを受けるのが特徴です。黒質神経細胞はドパミンという神経伝達物質を作っており、運動や感情を調整しています。そのため、この神経細胞が変性して脱落してしまうことで、動けない、震える、体が固くなるという症状が出てきます。また、運動症状以外に、不安、認知機能障害、睡眠障害なども認めます。最近の研究から、アルファ・シヌクレインという蛋白が凝集し、処理しきれなくなると発病することが判りました。今回は臨床研究から見たパーキンソン病の病態と治療について解説します。
東京都医学総合研究所 参事研究員 松田 憲之
【講師略歴】
1995年3月 東京大学 理学部生物科学 卒業
1997年3月 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学 修士 修了
2001年3月 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学 博士 卒業(理学博士号 取得)
その後、理化学研究所・基礎科学特別研究員、東京都臨床医学総合研究所・外部支援研究員、日本学術振興会・特別研究員PD、理化学研究所・上級研究員などのポストを経て、
2008年6月 東京都臨床医学総合研究所・研究員、
2013年4月 東京都医学総合研究所・副参事研究員、
2014年4月 東京都医学総合研究所・プロジェクトリーダー、現在に至る。
【講演要旨】
ミトコンドリアはエネルギー合成を担う重要な細胞内の小器官です。一方で有害な活性酸素種の産生源でもあり、細胞にとって諸刃の剣としての性質を持っています。そこで、ミトコンドリアの品質を識別し、機能の低下したミトコンドリアを選択的に除去する仕組みが必要です。
PINK1とParkinは遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子産物です。演者らは、『PINK1とParkinが連携して、異常なミトコンドリアを細胞から除去することで、遺伝性パーキンソン病の発症を抑えている』ことを発見しました。本講演では演者らの実験データをもとに、『細胞レベルで見たパーキンソン病の発症機構』を解説したいと思います。
4 参 加 定員500名(事前申込、先着順) 参加費無料
5 申 込 2020年9月25日(金曜日)までに、メールでお申し込みください。件名を「第2回都民講座申込」とし、氏名(ふりがな)、電話番号(日中のご連絡先)をご記入の上、申込専用アドレス
(tomin@igakuken.or.jp)までお申し込みください。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104221/202009094125/_prw_PT1fl_29J867F6.png】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202009094125-O1-q10F1tKk】
東京都医学総合研究所 (所在地・東京都世田谷区、理事長・田中啓二(たなかけいじ)) は 一般の方向け講演会として都民講座 「パーキンソン病を理解しよう ?基礎研究と臨床研究から得られた最新の知見?」 2020年10月1日(木曜日) に開催します。 講師に順天堂大学 准教授 波田野 琢 先生をお迎えし、当研究所の松田 憲之 参事研究員とともに、お話をさせていただきます。
なお、今回の講座は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、オンライン形式で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。
1 日 時 2020年10月1日(木曜日)午後2時30分から午後4時まで
2 開催方法 Web会議システム「Zoom」によるオンライン開催
3 演 題 「パーキンソン病を理解しよう -基礎研究と臨床研究から得られた最新の知見?」
順天堂大学 医学部神経学講座 准教授 波田野 琢
【講師略歴】
1999年3月 順天堂大学医学部 卒業
1999年4月 順天堂大学脳神経内科 入局
2003年4月から2007年3月 順天堂大学医学部大学院卒業
2007年4月 順天堂大学脳神経内科 助教
2008年1月 順天堂大学脳神経内科 外来医長
2009年1月 順天堂大学脳神経内科 病棟医長
2011年4月 順天堂大学脳神経内科 准教授
その他;星薬科大学 非常勤講師
【講演要旨】
パーキンソン病は原因不明に神経細胞が壊れてしまう神経変性疾患という病気です。特に脳の黒質と呼ばれる神経細胞がダメージを受けるのが特徴です。黒質神経細胞はドパミンという神経伝達物質を作っており、運動や感情を調整しています。そのため、この神経細胞が変性して脱落してしまうことで、動けない、震える、体が固くなるという症状が出てきます。また、運動症状以外に、不安、認知機能障害、睡眠障害なども認めます。最近の研究から、アルファ・シヌクレインという蛋白が凝集し、処理しきれなくなると発病することが判りました。今回は臨床研究から見たパーキンソン病の病態と治療について解説します。
東京都医学総合研究所 参事研究員 松田 憲之
【講師略歴】
1995年3月 東京大学 理学部生物科学 卒業
1997年3月 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学 修士 修了
2001年3月 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学 博士 卒業(理学博士号 取得)
その後、理化学研究所・基礎科学特別研究員、東京都臨床医学総合研究所・外部支援研究員、日本学術振興会・特別研究員PD、理化学研究所・上級研究員などのポストを経て、
2008年6月 東京都臨床医学総合研究所・研究員、
2013年4月 東京都医学総合研究所・副参事研究員、
2014年4月 東京都医学総合研究所・プロジェクトリーダー、現在に至る。
【講演要旨】
ミトコンドリアはエネルギー合成を担う重要な細胞内の小器官です。一方で有害な活性酸素種の産生源でもあり、細胞にとって諸刃の剣としての性質を持っています。そこで、ミトコンドリアの品質を識別し、機能の低下したミトコンドリアを選択的に除去する仕組みが必要です。
PINK1とParkinは遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子産物です。演者らは、『PINK1とParkinが連携して、異常なミトコンドリアを細胞から除去することで、遺伝性パーキンソン病の発症を抑えている』ことを発見しました。本講演では演者らの実験データをもとに、『細胞レベルで見たパーキンソン病の発症機構』を解説したいと思います。
4 参 加 定員500名(事前申込、先着順) 参加費無料
5 申 込 2020年9月25日(金曜日)までに、メールでお申し込みください。件名を「第2回都民講座申込」とし、氏名(ふりがな)、電話番号(日中のご連絡先)をご記入の上、申込専用アドレス
(tomin@igakuken.or.jp)までお申し込みください。
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