年末年始に楽しむ!知られざる伊豆の仏教美術
[20/12/22]
提供元:共同通信PRワイヤー
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知られざる伊豆の仏教美術を紹介
伊豆に今も伝わる仏教美術の中には、人知れず、ひっそりと伝えられてきたものが数多く眠っています。仏教館の特別展『知られざる伊豆の仏教美術』は、こうしたあまり知られていない作品にスポットを当て、その魅力をご紹介する展覧会です。古くより霊地として知られる熱海市の日金山(ひがねさん)入口に祀られる地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)や、戦乱を逃れて伊東に落ちのびた武士がもたらした毘沙門天像(びしゃもんてんぞう)などをご紹介します。また今も2月の涅槃会(ねはんえ)に懸(か)けられる江戸時代の涅槃図など、往時の人々の信仰が垣間見られる作品を展示します。
近代館では、新収蔵・初公開となる鏑木清方(かぶらききよかた)《十一月の雨》を中心に、上原コレクションの日本画から、『四季の情景ー上原コレクションを楽しむ』と題した企画展を同時開催いたします。東京に生まれ、江戸から明治期の下町の風俗をこよなく愛した鏑木清方。本展で初公開となる《十一月の雨》は、小雨の降る初冬の下町の様子が描かれ、清方の生活風俗を優しく見つめるまなざしが感じられます。そのほか、上松松園《初雪》、横山大観《夜桜》など、日本画が織りなす四季の情景をお楽しみください。
展覧会概要
1)展覧会名 【仏教館】 特別展「知られざる伊豆の仏教美術」
【近代館】 企画展「四季の情景ー上原コレクションを楽しむ」
2)会期 2020年10月10日(土)〜2021年1月11日(月・祝) 94日間
3)開館期間 9:30-16:30(最終入館は16:00まで)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更となっております。
4)会場 上原美術館 仏教館・近代館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
5)料金 一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
6)販売物 仏教館特別展「知られざる伊豆の仏教美術」は展覧会図録を発行いたします。
図録販売開始:2020年11月中旬より販売予定
価格:1冊500円(税込)予定です。
※近代館の展覧会図録発行はございません。
7)新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策について
当館では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来館のお客様へ以下のご協力をお願いしております。
ーご入館時のお願い
・マスクの着用をお願いします。(お持ち出ない方には、マスクをお渡ししています)
・手指消毒の徹底をお願いいたします。(アルコール消毒液をご用意しております)
・「検温」および「体調確認書」のご記入にご協力ください。
※体調不良の方には、入館をご遠慮いただく場合がございます。
・「3密」を避けるため、やむを得ず入館制限をする場合がございます。
・ラウンジでのお飲み物のサービスを当面の間、休止させていただきます。
ー当館での取り組み
・職員は毎日検温し、マスク着用にて応接させていただきます。
・感染拡大防止のため、受付への飛沫防止アクリル板の設置、手指消毒液の設置、マスクの準備、定期的な館内清掃を強化しております。
展覧会の見どころ
【仏教館】知られざる伊豆の仏教美術
■ 堂外初公開の仏像
熱海・日金山(ひがねさん)は古くより霊地として信仰を集めました。その入口には、桃山時代に造られた《地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)》(熱海市指定文化財)を祀る地蔵堂があり、今ではひっそりと個人宅のお堂で大切に守られています。今回、本蔵は初めて堂外で公開されます。
また伊東市宇佐美(うさみ)の《毘沙門天(びしゃもんてん)像》(伊東市指定文化財)は、戦乱を逃れた濱崎家当主が背負って、伊東にもたらしたと伝えられる像です。本蔵も個人宅で大切に守られており、本展で堂外初公開となります。
■ 「病を取り去る」? 鳥抱き猿像を初公開
南伊豆町・玄通寺(げんつうじ)に伝わる《鳥抱(とりだ)き猿(さる)像》。一説には「病をとり(鳥)さる(猿)」姿であると言われ、長崎県の郷土人形に見られますが、本像のような姿の例はほとんどありません。南伊豆の山奥にひっそりとたたずむ鳥抱き猿像も本展で堂外初公開となります。
■ 珍しい中世のリュックサックを初公開
河津町逆川(さかさがわ)・普門院(ふもんいん)には、普門院開祖・模庵(もあん)禅師が背負ってきたと伝えられる《笈(おい)》(室町時代・静岡県指定文化財)が遺されています。笈は経典や小さな仏像を入れて持ち運ぶリュックサックのようなもの。状態がよく残っている中世の笈はほとんどありません。
■ 伊豆の涅槃図5点を公開
年に一度、2月に開催される涅槃会(ねはんえ)という法要で公開される、釈迦の入滅を描いた《涅槃図》5点を公開します。同じような構図で描かれる涅槃図ですが、動物の描かれ方など、細かな部分が異なっている点はみどころの一つです。そのほか、伊豆南部地域の人々が諸社した《大般若経(だいはんにゃきょう)》(静岡県指定文化財)を展示します。
【近代館】四季の情景 ー上原コレクションを楽しむ
■ 鏑木清方《十一月の雨》を新収蔵・初公開
当館で新たに収蔵した鏑木清方の美しい日本画《十一月の雨》を初公開します。時雨にけむる鮮やかな下町の様子が、初冬の空気を感じさせます。大きな掛軸で見ごたえもあり、作家自身もお気に入りの作品だったようです。
■ 松園、大観、栖鳳が描く四季
上松松園《初雪》、横山大観《夜桜》、竹内栖鳳《海濱小暑》など、日本画家が描く四季の彩りを紹介します。
主な出品予定作品
[仏教館]
1.《地蔵菩薩像》桃山時代 寄木造・玉眼・漆箔
熱海市伊豆山土沢・土沢地蔵堂 ※熱海市指定文化財
2.《毘沙門天像》南北朝時代 寄木造・玉眼・彩色
伊東市宇佐美・個人蔵 ※伊東市指定文化財
3.《笈》室町時代 木造
河津町逆川・普門院 ※静岡県指定文化財
4.《仏涅槃図》江戸時代 紙本著色 下田市箕作・龍巣院
5.《大般若経》南北朝時代 紙本墨書
南伊豆町伊浜・普照寺 ※静岡県指定文化財 ほか
[近代館]
1.鏑木清方《十一月の雨》1955(昭和30)年 紙本彩色 54.6×81.6cm
2.上村松園《初雪》1937(昭和12)年 絹本彩色 82.5×85.5cm
3.横山大観《夜桜》1947(昭和22)年 紙本彩色 55.9×68.8cm
4.竹内栖鳳《海濱小暑》1927(昭和2)年 絹本彩色 66.8×87.0cm ほか
広報用画像
本展紹介記事等を記載される場合、以下の画像と展覧会チラシデータをご提供できます。
電話、またはメールにてご連絡ください。
※画像掲載をする場合、作品クレジットの明記をお願いします。
伊豆に今も伝わる仏教美術の中には、人知れず、ひっそりと伝えられてきたものが数多く眠っています。仏教館の特別展『知られざる伊豆の仏教美術』は、こうしたあまり知られていない作品にスポットを当て、その魅力をご紹介する展覧会です。古くより霊地として知られる熱海市の日金山(ひがねさん)入口に祀られる地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)や、戦乱を逃れて伊東に落ちのびた武士がもたらした毘沙門天像(びしゃもんてんぞう)などをご紹介します。また今も2月の涅槃会(ねはんえ)に懸(か)けられる江戸時代の涅槃図など、往時の人々の信仰が垣間見られる作品を展示します。
近代館では、新収蔵・初公開となる鏑木清方(かぶらききよかた)《十一月の雨》を中心に、上原コレクションの日本画から、『四季の情景ー上原コレクションを楽しむ』と題した企画展を同時開催いたします。東京に生まれ、江戸から明治期の下町の風俗をこよなく愛した鏑木清方。本展で初公開となる《十一月の雨》は、小雨の降る初冬の下町の様子が描かれ、清方の生活風俗を優しく見つめるまなざしが感じられます。そのほか、上松松園《初雪》、横山大観《夜桜》など、日本画が織りなす四季の情景をお楽しみください。
展覧会概要
1)展覧会名 【仏教館】 特別展「知られざる伊豆の仏教美術」
【近代館】 企画展「四季の情景ー上原コレクションを楽しむ」
2)会期 2020年10月10日(土)〜2021年1月11日(月・祝) 94日間
3)開館期間 9:30-16:30(最終入館は16:00まで)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更となっております。
4)会場 上原美術館 仏教館・近代館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
5)料金 一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
6)販売物 仏教館特別展「知られざる伊豆の仏教美術」は展覧会図録を発行いたします。
図録販売開始:2020年11月中旬より販売予定
価格:1冊500円(税込)予定です。
※近代館の展覧会図録発行はございません。
7)新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策について
当館では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来館のお客様へ以下のご協力をお願いしております。
ーご入館時のお願い
・マスクの着用をお願いします。(お持ち出ない方には、マスクをお渡ししています)
・手指消毒の徹底をお願いいたします。(アルコール消毒液をご用意しております)
・「検温」および「体調確認書」のご記入にご協力ください。
※体調不良の方には、入館をご遠慮いただく場合がございます。
・「3密」を避けるため、やむを得ず入館制限をする場合がございます。
・ラウンジでのお飲み物のサービスを当面の間、休止させていただきます。
ー当館での取り組み
・職員は毎日検温し、マスク着用にて応接させていただきます。
・感染拡大防止のため、受付への飛沫防止アクリル板の設置、手指消毒液の設置、マスクの準備、定期的な館内清掃を強化しております。
展覧会の見どころ
【仏教館】知られざる伊豆の仏教美術
■ 堂外初公開の仏像
熱海・日金山(ひがねさん)は古くより霊地として信仰を集めました。その入口には、桃山時代に造られた《地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)》(熱海市指定文化財)を祀る地蔵堂があり、今ではひっそりと個人宅のお堂で大切に守られています。今回、本蔵は初めて堂外で公開されます。
また伊東市宇佐美(うさみ)の《毘沙門天(びしゃもんてん)像》(伊東市指定文化財)は、戦乱を逃れた濱崎家当主が背負って、伊東にもたらしたと伝えられる像です。本蔵も個人宅で大切に守られており、本展で堂外初公開となります。
■ 「病を取り去る」? 鳥抱き猿像を初公開
南伊豆町・玄通寺(げんつうじ)に伝わる《鳥抱(とりだ)き猿(さる)像》。一説には「病をとり(鳥)さる(猿)」姿であると言われ、長崎県の郷土人形に見られますが、本像のような姿の例はほとんどありません。南伊豆の山奥にひっそりとたたずむ鳥抱き猿像も本展で堂外初公開となります。
■ 珍しい中世のリュックサックを初公開
河津町逆川(さかさがわ)・普門院(ふもんいん)には、普門院開祖・模庵(もあん)禅師が背負ってきたと伝えられる《笈(おい)》(室町時代・静岡県指定文化財)が遺されています。笈は経典や小さな仏像を入れて持ち運ぶリュックサックのようなもの。状態がよく残っている中世の笈はほとんどありません。
■ 伊豆の涅槃図5点を公開
年に一度、2月に開催される涅槃会(ねはんえ)という法要で公開される、釈迦の入滅を描いた《涅槃図》5点を公開します。同じような構図で描かれる涅槃図ですが、動物の描かれ方など、細かな部分が異なっている点はみどころの一つです。そのほか、伊豆南部地域の人々が諸社した《大般若経(だいはんにゃきょう)》(静岡県指定文化財)を展示します。
【近代館】四季の情景 ー上原コレクションを楽しむ
■ 鏑木清方《十一月の雨》を新収蔵・初公開
当館で新たに収蔵した鏑木清方の美しい日本画《十一月の雨》を初公開します。時雨にけむる鮮やかな下町の様子が、初冬の空気を感じさせます。大きな掛軸で見ごたえもあり、作家自身もお気に入りの作品だったようです。
■ 松園、大観、栖鳳が描く四季
上松松園《初雪》、横山大観《夜桜》、竹内栖鳳《海濱小暑》など、日本画家が描く四季の彩りを紹介します。
主な出品予定作品
[仏教館]
1.《地蔵菩薩像》桃山時代 寄木造・玉眼・漆箔
熱海市伊豆山土沢・土沢地蔵堂 ※熱海市指定文化財
2.《毘沙門天像》南北朝時代 寄木造・玉眼・彩色
伊東市宇佐美・個人蔵 ※伊東市指定文化財
3.《笈》室町時代 木造
河津町逆川・普門院 ※静岡県指定文化財
4.《仏涅槃図》江戸時代 紙本著色 下田市箕作・龍巣院
5.《大般若経》南北朝時代 紙本墨書
南伊豆町伊浜・普照寺 ※静岡県指定文化財 ほか
[近代館]
1.鏑木清方《十一月の雨》1955(昭和30)年 紙本彩色 54.6×81.6cm
2.上村松園《初雪》1937(昭和12)年 絹本彩色 82.5×85.5cm
3.横山大観《夜桜》1947(昭和22)年 紙本彩色 55.9×68.8cm
4.竹内栖鳳《海濱小暑》1927(昭和2)年 絹本彩色 66.8×87.0cm ほか
広報用画像
本展紹介記事等を記載される場合、以下の画像と展覧会チラシデータをご提供できます。
電話、またはメールにてご連絡ください。
※画像掲載をする場合、作品クレジットの明記をお願いします。