メッシュネットワーク対応 国際標準規格 Wi-SUN FANを搭載した高機能IoTゲートウェイを開発
[21/04/28]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
2021年4月27日
京都大学
京都大学 大学院情報学研究科の原田博司教授の研究グループは、次世代スマートメーター向けの通信規格として期待されている国際無線通信規格Wi-SUN FAN(Field Area Network)を搭載したIoT(Internet of Things)用途向けのゲートウェイを新たに開発しました。
このWi-SUN FAN無線通信機能搭載のIoTゲートウェイにはWi-FiとBluetoothを標準装備、多数のインターフェースを備えています。また、標準Linuxを搭載しているため、開発環境の提供により様々なアプリケーション開発が可能であり、研究用だけでなく商用としても利用可能です。以下にその特徴を示します。
■ 特徴:IoTゲートウェイ
・ Wi-SUNアライアンス認証済みのWi-SUN FAN 1.0を搭載、通信速度300kbps対応
・ Wi-SUNアンテナダイバーシティによる高い通信品質を実現
・ Wi-Fi(Dual-Band 802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth5標準装備
・ USB Type-Cによる電源供給、JST 2PINコネクタによる電源供給(オプション)に対応
さらに、このIoTゲートウェイを用いて生体データや環境データをWi-SUN FANで多段中継してクラウドまで伝送するアプリケーションを開発し、医療機関での実証実験に成功しました。以下にその特徴を示します。
■ 特徴:アプリケーション
・ 6種類のBLE生体センサー(体温計、血圧計、活動量計、体重計、血中酸素濃度計、非接触体温計)、BLE環境センサー、USBカードリーダの接続に対応
・ USBメモリを利用したアプリインストール機能、インターネットを介したアプリ更新機能(Over The Air:OTA)に対応
・ Wi-SUN、Wi-Fiの受信信号強度の表示、データ伝送機能による通信品質の可視化を実現
・ Wi-SUN、Wi-Fiの接続状況による伝送経路切り替え機能に対応
今回開発したIoTゲートウェイはスマートフォンバッテリーからの給電も可能であり、さらに、ログやWi-SUN伝送情報を取得、蓄積することができるため、広範囲にIoTゲートウェイを配置した大規模実証実験が可能です。また、IoTゲートウェイとアプリケーション、パブリッククラウドを統合したシステムでは、新たなセンサーを追加する場合にもBLE部分の開発のみで接続が完了するため、医療や災害用途だけでなく、工場やスマートシティへの活用も期待できます。開発したIoTゲートウェイは、5月末を目標に商用化する予定です。
詳しくは
http://www.dco.cce.i.kyoto-u.ac.jp/ja/PL/PL_2021_02.html
をご覧ください。
京都大学
京都大学 大学院情報学研究科の原田博司教授の研究グループは、次世代スマートメーター向けの通信規格として期待されている国際無線通信規格Wi-SUN FAN(Field Area Network)を搭載したIoT(Internet of Things)用途向けのゲートウェイを新たに開発しました。
このWi-SUN FAN無線通信機能搭載のIoTゲートウェイにはWi-FiとBluetoothを標準装備、多数のインターフェースを備えています。また、標準Linuxを搭載しているため、開発環境の提供により様々なアプリケーション開発が可能であり、研究用だけでなく商用としても利用可能です。以下にその特徴を示します。
■ 特徴:IoTゲートウェイ
・ Wi-SUNアライアンス認証済みのWi-SUN FAN 1.0を搭載、通信速度300kbps対応
・ Wi-SUNアンテナダイバーシティによる高い通信品質を実現
・ Wi-Fi(Dual-Band 802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth5標準装備
・ USB Type-Cによる電源供給、JST 2PINコネクタによる電源供給(オプション)に対応
さらに、このIoTゲートウェイを用いて生体データや環境データをWi-SUN FANで多段中継してクラウドまで伝送するアプリケーションを開発し、医療機関での実証実験に成功しました。以下にその特徴を示します。
■ 特徴:アプリケーション
・ 6種類のBLE生体センサー(体温計、血圧計、活動量計、体重計、血中酸素濃度計、非接触体温計)、BLE環境センサー、USBカードリーダの接続に対応
・ USBメモリを利用したアプリインストール機能、インターネットを介したアプリ更新機能(Over The Air:OTA)に対応
・ Wi-SUN、Wi-Fiの受信信号強度の表示、データ伝送機能による通信品質の可視化を実現
・ Wi-SUN、Wi-Fiの接続状況による伝送経路切り替え機能に対応
今回開発したIoTゲートウェイはスマートフォンバッテリーからの給電も可能であり、さらに、ログやWi-SUN伝送情報を取得、蓄積することができるため、広範囲にIoTゲートウェイを配置した大規模実証実験が可能です。また、IoTゲートウェイとアプリケーション、パブリッククラウドを統合したシステムでは、新たなセンサーを追加する場合にもBLE部分の開発のみで接続が完了するため、医療や災害用途だけでなく、工場やスマートシティへの活用も期待できます。開発したIoTゲートウェイは、5月末を目標に商用化する予定です。
詳しくは
http://www.dco.cce.i.kyoto-u.ac.jp/ja/PL/PL_2021_02.html
をご覧ください。