大鵬薬品、VRで掌蹠膿疱症患者さんの生活上の困難やつらさを再現
[21/05/10]
提供元:共同通信PRワイヤー
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医師向け映像コンテンツ「Virtual Patient's Journey」の提供を開始
大鵬薬品工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林将之、以下「大鵬薬品」)は、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の患者さんの生活上の困難やつらさを医師の皆さまにより深く理解していただくことを目的に、VR(バーチャル リアリティ)コンテンツ「Virtual Patient’s Journey(バーチャル ペーシェンツ ジャーニー)」の提供を2021年5月より開始します。 掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に膿疱(のうほう)が多発し、痛みや痒みを伴う難治性の皮膚疾患です。本コンテンツは、医師の皆さまに、VRを通じて患者さんの日常を追体験していただき、掌蹠膿疱症がもたらす生活上の困難やつらさについて理解を深めていただくため、ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口修平)と大鵬薬品で開発しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105074577-O4-4m3yH3L6】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105074577-O3-67033M43】
友人に手のひらの症状を見せるシーン
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105074577-O5-kFmWGTex】
医師に足の裏を診てもらうシーン
日本には、約13万6千人の掌蹠膿疱症患者さんがいると推測されており、男女比はおよそ1:2*1,*2、発症は30〜50代に多い*2,*3とされています。手で荷物を持つ時や歩行時など「日常生活の何気ない動作が制限される」ことに加え、「水疱や紅斑、膿疱などの症状を人から見られているのではないか気になっている」患者さんも多く、QOLへの影響は大きいとされています*4。また、疾患認知度が11.2%と低いことから*5、周囲の理解を得にくい状況があります。
本コンテンツは、仕事と家庭を両立する女性が掌蹠膿疱症を発症してからの10年間を紹介するストーリーとなっています。手荒れのような水疱ができる発症シーン、取引先との名刺交換や、買い物でお釣りを受け取る際に相手が戸惑うシーン、友人に症状を見せ驚かれるシーン、満足できる治療を求め病院を転々とするシーンなどが再現され、患者さんが経験する生活上の困難やつらさを自分のことのように体験することができます。
本コンテンツを監修した福島県立医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 山本俊幸 先生は「掌蹠膿疱症の患者さんは手掌の痛みや痒み、歩行時の足底の痛みなどに加え、日常のさまざまな場面で困難や精神的な負担を感じています。このVRコンテンツは、掌蹠膿疱症患者さんの現状に基づいて作成され、視聴された先生方に掌蹠膿疱症をめぐるQOL上の課題や適切な診断および治療への視座を提供するものと考えます」と述べています。
大鵬薬品 代表取締役社長 小林将之は「当社は免疫・アレルギーを注力領域のひとつとしています。新たな取り組みである今回のVRコンテンツの提供による情報提供活動が掌蹠膿疱症患者さんのQOL改善に繋がり、いつもの笑顔に貢献できることを願っています」と述べています。
大鵬薬品は、今後も皮膚科領域において、患者さんと医療に携わる方々により一層貢献できるよう努めてまいります。
【掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について】
掌蹠膿疱症は、手のひらおよび足の裏に無菌性膿疱が多発し、慢性に経過する難治性の皮膚疾患です。手のひらは常に人から見えること、足の裏は歩行時に痛みを伴うこともあることから、患者さんの生活の質(QOL)への影響は大きいとされています*4。また、これらの病変は膿疱が再発を繰り返し、紅斑や鱗屑(りんせつ)が長期に渡って持続することも、QOLの低下に影響しています*6。患者数は男性に比べて女性に多く認められています*1。
参考文献
*1 Kubota, K. et al.: BMJ. Open, 5: e006450, 2015
*2 藤城幹山ほか: 日皮会誌., 125: 1175, 2015
*3 Akiyama, T., et al.: J. Dermatol., 22: 930, 1995
*4 Trattner, H., et al.: J. Eur. Acad. Dermatol. Venereol., 31: 1681, 2017.
*5 掌蹠膿疱症患者 定性調査より 株式会社マクロミルケアネット、株式会社マクロミル
*6 村上正基: Visual Dermatol., 11: 1059, 2012
大鵬薬品工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林将之、以下「大鵬薬品」)は、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の患者さんの生活上の困難やつらさを医師の皆さまにより深く理解していただくことを目的に、VR(バーチャル リアリティ)コンテンツ「Virtual Patient’s Journey(バーチャル ペーシェンツ ジャーニー)」の提供を2021年5月より開始します。 掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に膿疱(のうほう)が多発し、痛みや痒みを伴う難治性の皮膚疾患です。本コンテンツは、医師の皆さまに、VRを通じて患者さんの日常を追体験していただき、掌蹠膿疱症がもたらす生活上の困難やつらさについて理解を深めていただくため、ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:關口修平)と大鵬薬品で開発しました。
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友人に手のひらの症状を見せるシーン
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医師に足の裏を診てもらうシーン
日本には、約13万6千人の掌蹠膿疱症患者さんがいると推測されており、男女比はおよそ1:2*1,*2、発症は30〜50代に多い*2,*3とされています。手で荷物を持つ時や歩行時など「日常生活の何気ない動作が制限される」ことに加え、「水疱や紅斑、膿疱などの症状を人から見られているのではないか気になっている」患者さんも多く、QOLへの影響は大きいとされています*4。また、疾患認知度が11.2%と低いことから*5、周囲の理解を得にくい状況があります。
本コンテンツは、仕事と家庭を両立する女性が掌蹠膿疱症を発症してからの10年間を紹介するストーリーとなっています。手荒れのような水疱ができる発症シーン、取引先との名刺交換や、買い物でお釣りを受け取る際に相手が戸惑うシーン、友人に症状を見せ驚かれるシーン、満足できる治療を求め病院を転々とするシーンなどが再現され、患者さんが経験する生活上の困難やつらさを自分のことのように体験することができます。
本コンテンツを監修した福島県立医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 山本俊幸 先生は「掌蹠膿疱症の患者さんは手掌の痛みや痒み、歩行時の足底の痛みなどに加え、日常のさまざまな場面で困難や精神的な負担を感じています。このVRコンテンツは、掌蹠膿疱症患者さんの現状に基づいて作成され、視聴された先生方に掌蹠膿疱症をめぐるQOL上の課題や適切な診断および治療への視座を提供するものと考えます」と述べています。
大鵬薬品 代表取締役社長 小林将之は「当社は免疫・アレルギーを注力領域のひとつとしています。新たな取り組みである今回のVRコンテンツの提供による情報提供活動が掌蹠膿疱症患者さんのQOL改善に繋がり、いつもの笑顔に貢献できることを願っています」と述べています。
大鵬薬品は、今後も皮膚科領域において、患者さんと医療に携わる方々により一層貢献できるよう努めてまいります。
【掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について】
掌蹠膿疱症は、手のひらおよび足の裏に無菌性膿疱が多発し、慢性に経過する難治性の皮膚疾患です。手のひらは常に人から見えること、足の裏は歩行時に痛みを伴うこともあることから、患者さんの生活の質(QOL)への影響は大きいとされています*4。また、これらの病変は膿疱が再発を繰り返し、紅斑や鱗屑(りんせつ)が長期に渡って持続することも、QOLの低下に影響しています*6。患者数は男性に比べて女性に多く認められています*1。
参考文献
*1 Kubota, K. et al.: BMJ. Open, 5: e006450, 2015
*2 藤城幹山ほか: 日皮会誌., 125: 1175, 2015
*3 Akiyama, T., et al.: J. Dermatol., 22: 930, 1995
*4 Trattner, H., et al.: J. Eur. Acad. Dermatol. Venereol., 31: 1681, 2017.
*5 掌蹠膿疱症患者 定性調査より 株式会社マクロミルケアネット、株式会社マクロミル
*6 村上正基: Visual Dermatol., 11: 1059, 2012