武蔵野美術大学とブリヂストンが、 共生社会実現を目指しコミュニティづくりに関する共同研究をスタート
[21/05/12]
提供元:共同通信PRワイヤー
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武蔵野美術大学(所在地:東京都小平市/学長:長澤忠徳)と株式会社ブリヂストン(所在地:東京都中央区/取締役 代表執行役 Global CEO:石橋 秀一)は、共生社会実現のためのコミュニティづくりに関する共同研究をスタートしましたので、お知らせいたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105124743-O1-sbCwM74D】
【プロジェクト概要】
「共生社会」とは、障がい者をはじめとしたこれまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった人々が、積極的に参加・貢献していくことができる社会です。高齢化や人口減少が進む中で地域における支え合いの機能が弱まっており、個人や世帯が抱える課題も複雑化しています。加えて、個人のライフスタイルや意識も多様化している今だからこそ、コミュニティのあり方、他者との関係の築き方について考えなければなりません。公的支援による生活の保障だけでなく、一人ひとりが互いを尊重し孤立することなく主体的に行動できるようなシステムの構築が必要です。
この研究では、多様化する地域社会での共生実現という目標に向かって、今後あるべき姿を「デザイン」の観点から検討していきます。具体的には、障がい者・高齢者といった地域住民の皆様を対象にフィールドリサーチを行って課題を抽出し、ワークショップ等で課題解決や目標実現のための「関係のデザイン」「参加のデザイン」 を企画・運営・記録・発信することで、その成果を検証します。
◆テーマ 小平市の共生コミュニティに関する研究
◆目的 多様化する地域社会での共生実現に向けて、デザインの観点から検討する
◆期間 2021年4月 〜 2022年3月
【武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科 齋藤啓子教授のコメント】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105124743-O2-9T1k6UFV】
齋藤啓子教授
授業では、地域の小学校、児童館、公民館、図書館、病院、商店街、福祉作業所など、様々なところとのコミュニケーションデザインに取り組んでいます。福祉作業所とのつながりは、障がい者のアート作品を商店街に展示する交流プロジェクトに参画したことがきっかけです。こうした授業の取り組みで実感するのは、日々の暮らしの営みは地域の中の様々な場と人でつながっているということ。そのつながりがあるかどうかが、とても重要なのです。
「共生社会」はまさにぴったりのテーマ。この度は、これまでに培った地域のネットワークを活かして、株式会社ブリヂストンのみなさんと学生が共同研究します。大学と地域に企業が加わって「関係のデザイン」「参加のデザイン」をつくることで、新しい場と人のつながりを生み出します。
【ブリヂストングループが取り組むActive and Healthy Lifestyle】
私たちブリヂストングル―プは、創業当時から続けてきた“人々の生活と地域社会に寄り添い、一人ひとりを支える活動”をActive and Healthy Lifestyleの頭文字を取り、「AHL」と名付けました。それは一人ひとりが心身ともに健康で、個性を活かし、自己実現を果たしながら、多様な人々が互いに認め合い、助け合う共生社会を築くための活動です。当社グループは、共生社会の実現に向けて、障がい者や高齢者が抱える社会課題を、地域社会や様々なパートナーとの共創によって解決することを目指しています。この度の共同研究を通じて、障がい者や高齢者、全ての人々が活き活きと参加できる共生社会の実現に向けて、当社グループと武蔵野美術大学の強みを活かした交流の機会を提供していきます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105124743-O3-ohge2cN3】
(車いすテニス体験会の様子)