研究開発センター内にPCR検査ラボラトリーを移転、機能拡充
[21/05/18]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2021年5月18日
シスメックス株式会社
シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒)は、2020年6月、神戸医療産業都市内に構築した全国初の官民連携による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査ラボラトリーを神戸市西区の当社研究開発センター内に移転、2021年5月17日より運用を開始したことをお知らせします。また、将来的に起こりうる新興ウイルス感染症の発生やパンデミック(世界的大流行)等の有事にも対応可能な体制整備に取り組むとともに、先進的な技術の臨床応用拠点としても研究開発センターを活用することで、個別化医療の進展に貢献してまいります。
現在も日本国内におけるCOVID-19の感染拡大が収束しておらず、感染者および陽性率が高止まりしており、神戸市内においては感染拡大防止の観点から、積極的PCR検査(※1)が行われています。
2020年6月、神戸市、シスメックスおよび株式会社エスアールエル(現H.U.フロンティア株式会社)は、神戸医療産業都市内にあるシスメックスBMAラボラトリーにおいて、全国初の官民連携によるPCR検査体制を構築、運用を開始しました。神戸市の行政検査として積極的PCR検査のほか、民間の検査センターとして企業や医療機関等からの受託検査も担い、これまでに2万件以上のPCR検査を実施してきました。
シスメックスはこのたび、PCR検査数の拡大と機能拡充に向けて、神戸市西区の当社研究開発センター内にPCR検査ラボラトリーを移転、2021年5月17日より運用を開始しました。また、2021年7月より、川崎重工業株式会社および株式会社メディカロイドと共同開発した自動PCR検査ロボットシステム(※2)の活用を予定しており、最大1,500件/日のPCR検査が可能となります。シスメックスBMAラボラトリーでの経験・ノウハウを活かしたより機能的なラボを構築し、コンタミネーション(汚染)防止、検査工程の標準化による精度・品質向上および検査従事者の感染リスク低減を実現するとともに、バイオセーフティレベル(※3)3にも対応可能な設備を有しており、将来的に起こりうる新興ウイルス感染症の発生やパンデミック等の有事にも対応可能な体制を整備していきます。
さらに、NCCオンコパネル(※4)をはじめとするゲノム医療に関するクリニカルシークエンシング検査(※5)や再生医療などのラボアッセイ機能を集約することで先進的な技術の臨床応用拠点としても当社研究開発センターを活用します。
シスメックスは今後も、価値の高い検査の提供を通じ、患者さんのQOL向上や医療の標準化、個別化医療の発展に貢献してまいります。
【PCR検査体制の概要】
所在地:神戸市西区室谷1丁目1番2号(当社研究開発センター内)
エリア面積:412?
実施内容:神戸市の行政検査としての積極的PCR検査、民間の検査センターとしての企業・医療機関等からの受託検査
稼働時期:2021年5月17日
※自動PCR検査ロボットシステムは2021年7月稼働予定
【参考】
2020年5月18日リリース『神戸市、シスメックス、エスアールエルが神戸医療産業都市内にCOVID-19のPCR検査体制を構築し運用を開始』
https://www.sysmex.co.jp/news/2020/pdf/200518.pdf
【注釈】
※1 積極的PCR検査:
神戸市独自の行政検査として実施。医療機関・福祉施設・学校園等の施設での新型コロナウイルス感染症発生時における、濃厚接触者に該当しない健康観察対象者や、酒類を提供する飲食店の従業員が感染の疑いのある利用客に接した可能性がある場合のPCR検査。
※2 自動PCR検査ロボットシステム:
メディカロイドが神戸市の開発・社会実装支援のもと開発・実用化したロボットを活用したPCR検査システム。ロボットによるPCR前処理工程の自動化により、解析力・検体処理能力の向上に加え、検体との接触を減らすことで検査従事者の感染リスクおよび業務負荷の低減も可能となる。
※3 バイオセーフティレベル:
WHOが制定したLaboratory biosafety manualに基づき、各国で細菌・ウイルスなどの微生物・病原体の危険性に応じて4段階のリスクグループが定められており、それらを取り扱う実験室・施設の格付けを指す。レベル1が低く、レベル4が最も高い。レベルが高くなれば、よりリスクの高い微生物・病原体等を取り扱う事ができる設備環境を有した実験室・施設である。
※4 NCCオンコパネル:
固形がんを解析対象とした腫瘍組織の包括的ながんゲノムプロファイルを取得することで、患者さんのがん固有の遺伝子異常を解析し、正確な診断や抗がん剤の選定など治療方針決定に有用な情報を提供する検査。
※5 クリニカルシークエンシング検査:
近年、がん診療において注目されている、腫瘍中のゲノムプロファイルを取得することで患者さんのがん固有の遺伝子異常を解析し、診断や治療、抗がん剤の選定などに有用な情報を提供する検査。
シスメックス株式会社
シスメックス株式会社(本社:神戸市、代表取締役会長兼社長 CEO:家次 恒)は、2020年6月、神戸医療産業都市内に構築した全国初の官民連携による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査ラボラトリーを神戸市西区の当社研究開発センター内に移転、2021年5月17日より運用を開始したことをお知らせします。また、将来的に起こりうる新興ウイルス感染症の発生やパンデミック(世界的大流行)等の有事にも対応可能な体制整備に取り組むとともに、先進的な技術の臨床応用拠点としても研究開発センターを活用することで、個別化医療の進展に貢献してまいります。
現在も日本国内におけるCOVID-19の感染拡大が収束しておらず、感染者および陽性率が高止まりしており、神戸市内においては感染拡大防止の観点から、積極的PCR検査(※1)が行われています。
2020年6月、神戸市、シスメックスおよび株式会社エスアールエル(現H.U.フロンティア株式会社)は、神戸医療産業都市内にあるシスメックスBMAラボラトリーにおいて、全国初の官民連携によるPCR検査体制を構築、運用を開始しました。神戸市の行政検査として積極的PCR検査のほか、民間の検査センターとして企業や医療機関等からの受託検査も担い、これまでに2万件以上のPCR検査を実施してきました。
シスメックスはこのたび、PCR検査数の拡大と機能拡充に向けて、神戸市西区の当社研究開発センター内にPCR検査ラボラトリーを移転、2021年5月17日より運用を開始しました。また、2021年7月より、川崎重工業株式会社および株式会社メディカロイドと共同開発した自動PCR検査ロボットシステム(※2)の活用を予定しており、最大1,500件/日のPCR検査が可能となります。シスメックスBMAラボラトリーでの経験・ノウハウを活かしたより機能的なラボを構築し、コンタミネーション(汚染)防止、検査工程の標準化による精度・品質向上および検査従事者の感染リスク低減を実現するとともに、バイオセーフティレベル(※3)3にも対応可能な設備を有しており、将来的に起こりうる新興ウイルス感染症の発生やパンデミック等の有事にも対応可能な体制を整備していきます。
さらに、NCCオンコパネル(※4)をはじめとするゲノム医療に関するクリニカルシークエンシング検査(※5)や再生医療などのラボアッセイ機能を集約することで先進的な技術の臨床応用拠点としても当社研究開発センターを活用します。
シスメックスは今後も、価値の高い検査の提供を通じ、患者さんのQOL向上や医療の標準化、個別化医療の発展に貢献してまいります。
【PCR検査体制の概要】
所在地:神戸市西区室谷1丁目1番2号(当社研究開発センター内)
エリア面積:412?
実施内容:神戸市の行政検査としての積極的PCR検査、民間の検査センターとしての企業・医療機関等からの受託検査
稼働時期:2021年5月17日
※自動PCR検査ロボットシステムは2021年7月稼働予定
【参考】
2020年5月18日リリース『神戸市、シスメックス、エスアールエルが神戸医療産業都市内にCOVID-19のPCR検査体制を構築し運用を開始』
https://www.sysmex.co.jp/news/2020/pdf/200518.pdf
【注釈】
※1 積極的PCR検査:
神戸市独自の行政検査として実施。医療機関・福祉施設・学校園等の施設での新型コロナウイルス感染症発生時における、濃厚接触者に該当しない健康観察対象者や、酒類を提供する飲食店の従業員が感染の疑いのある利用客に接した可能性がある場合のPCR検査。
※2 自動PCR検査ロボットシステム:
メディカロイドが神戸市の開発・社会実装支援のもと開発・実用化したロボットを活用したPCR検査システム。ロボットによるPCR前処理工程の自動化により、解析力・検体処理能力の向上に加え、検体との接触を減らすことで検査従事者の感染リスクおよび業務負荷の低減も可能となる。
※3 バイオセーフティレベル:
WHOが制定したLaboratory biosafety manualに基づき、各国で細菌・ウイルスなどの微生物・病原体の危険性に応じて4段階のリスクグループが定められており、それらを取り扱う実験室・施設の格付けを指す。レベル1が低く、レベル4が最も高い。レベルが高くなれば、よりリスクの高い微生物・病原体等を取り扱う事ができる設備環境を有した実験室・施設である。
※4 NCCオンコパネル:
固形がんを解析対象とした腫瘍組織の包括的ながんゲノムプロファイルを取得することで、患者さんのがん固有の遺伝子異常を解析し、正確な診断や抗がん剤の選定など治療方針決定に有用な情報を提供する検査。
※5 クリニカルシークエンシング検査:
近年、がん診療において注目されている、腫瘍中のゲノムプロファイルを取得することで患者さんのがん固有の遺伝子異常を解析し、診断や治療、抗がん剤の選定などに有用な情報を提供する検査。