京都大学とオムロン ヘルスケアとの共同研究 「健康医療AI講座」の設置へ
[21/05/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
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〜AI技術と家庭計測で、脳・心血管疾患の発症予防を目指す〜
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O2-t3PZJ16B】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O1-e5Qa2wJD】
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)と、京都大学(所在地:京都府京都市左京区、総長:湊 長博)は、AI(人工知能)解析技術と今までにない革新的な家庭計測データを用いた共同研究「健康医療AI講座」(研究代表者: 研究代表者:京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授 奥野 恭史 、以下本講座)を、6月1日より新たに設置します。
本講座では、日常生活における日中および夜間の血圧変動、家庭で記録した心電図データや生活習慣データから、個人に最適化された新たな血圧改善方法を導き出すAI技術研究に取り組みます。そして、血圧改善率の更なる向上を目指します。更に、家庭で計測した様々なバイタルデータの変化から、脳・心血管疾患の発症(以下イベント)の予兆を、高い確率で、より早く検知するAI技術研究を進めます。これにより、脳・心血管疾患の重症化予防を実現します。
現在、世界の死亡リスク要因は「高血圧」が多いといわれています*1。また、これらの脳・心血管疾患は、発症後に寝たきりや介護を要する状態になるなど、生命リスクだけでなく生活の質の低下の側面からも発症予防が求められています。日本では、3人に1人が高血圧を罹患しており、国内の高血圧有病者数は推計で約4,300万人*2、そのうち29%の人は、治療を受けているが血圧値を改善できていません*3。イベントを防ぐためには、血圧値の改善に悩む患者のために、更なる施策が必要です。また、血圧値が改善出来ている患者の場合でもイベントが確認されています。日々の健康管理におけるイベント予兆検知による早期発見、治療介入も注視すべき健康課題といえます。
そこで、本講座では、京都大学とオムロンヘルスケアとの連携体制のもと、2つの研究テーマに取り組みます。1つめのテーマは、高血圧患者の血圧値改善のための新たな血圧管理方法の創出です。日常生活におけるバイタルデータ(体重、体組成、活動量、ナトカリ比*4など)と、生活習慣データ(喫煙、飲酒など)から個人に最適化された血圧管理方法を導き出すAI技術を開発します。2つめのテーマは、突然発症するため難しいと言われていた、イベントの早期発見に挑戦します。家庭で計測した様々なバイタルデータの変化を、AI技術を用いて解析することで、より高い確率で、より早くイベントの予兆を検知し、治療に繋げることで、脳・心血管疾患の重症化予防を実現します。
オムロンヘルスケアは、2015年から「脳・心血管疾患の発症ゼロ(通称、ゼロイベント)」を循環器疾患事業のビジョンに掲げ、ウェアラブル血圧計などの革新的なデバイスや、健康管理サービスの開発を進めてきました。さらに、米国や英国、シンガポールでは、家庭で計測したバイタルデータを医療従事者と共有し日々の患者の状態を詳しく確認することで、医師の治療を支援する遠隔患者モニタリングシステムも提供し、ゼロイベントの実現に向けて取り組みを広げています。
本講座の設立は、オムロンヘルスケアの強みである生体センシング技術と京都大学のAI解析技術を融合させることで、「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」実現を更に前進させるものと確信しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O8-2XHbQV10】
注釈
*1 [1] GBD 2019 Risk Factors Collaborators, vol. 396, 10258, P1223-1249, 2020.doi.org/10.1016/S0140-
6736(20)30752-2
*2 平成25年国民生活基礎調査
*3 高血圧治療ガイドライン2019
*4 尿中のナトリウムとカリウムの比率
京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授 奥野 恭史 コメント
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O6-WDi15pJA】
COVID-19の医療崩壊が叫ばれる中、病院外での保健医療体制の整備が喫緊の課題となっています。このことは超高齢化に伴う医療費高騰、医療従事者減少に直面する将来の日本の課題であると言っても過言ではありません。健康医療AI講座では、この難問に応えるべく「家庭内の日常生活において、如何に病気の発症を未然に防ぐのか、そして、如何にして病院にかからず健康で幸せな毎日を送るのか」を追究し、新たなヘルスケア×AI研究に挑戦します。
オムロンヘルスケア? 開発統轄本部 技術開発統轄部 統轄部長 濱口 剛宏コメント
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O7-OfSEyHQ3】
オムロンヘルスケアの血圧計累計販売台数は、グローバルで3億台を越え、世界中の方々にご愛用いただいています。しかし、未だに血圧値が改善されず、重篤な疾患を発症される方々が世界中に沢山おられます。私達は、京都大学との共同研究「健康医療AI講座」により個人の特性や生活習慣がどのように高血圧に起因しているのか、またその結果からどのような手段が血圧改善に有効であるのかを明らかにします。さらには革新的な生体センシング技術とAI技術を融合し、脳・心血管疾患の発症を未然に防ぐことにもチャレンジしていきます。
■共同研究「健康医療AI講座」の概要
1.講座名:健康医療AI講座
2.設置場所:京都大学 構内
3.設置期間:2021年6月〜2024年3月
<報道担当>
京都大学 総務部広報課国際広報室
(ご住所)〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町
(電話番号)075-753-5729 (FAX)075-753-2094
(E-mail)comms@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
(ホームページ)https://www.kyoto-u.ac.jp/ja
オムロン ヘルスケア株式会社
グローバルコミュニケーション統轄部
広報部:富田、西口
〒617-0002 京都府向日市寺戸町九ノ坪53
Tel:075-925-2004 Fax:075-925-2005
E-mail:pr-ohq@omron.com
ホームページ https://www.healthcare.omron.co.jp/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O2-t3PZJ16B】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O1-e5Qa2wJD】
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)と、京都大学(所在地:京都府京都市左京区、総長:湊 長博)は、AI(人工知能)解析技術と今までにない革新的な家庭計測データを用いた共同研究「健康医療AI講座」(研究代表者: 研究代表者:京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授 奥野 恭史 、以下本講座)を、6月1日より新たに設置します。
本講座では、日常生活における日中および夜間の血圧変動、家庭で記録した心電図データや生活習慣データから、個人に最適化された新たな血圧改善方法を導き出すAI技術研究に取り組みます。そして、血圧改善率の更なる向上を目指します。更に、家庭で計測した様々なバイタルデータの変化から、脳・心血管疾患の発症(以下イベント)の予兆を、高い確率で、より早く検知するAI技術研究を進めます。これにより、脳・心血管疾患の重症化予防を実現します。
現在、世界の死亡リスク要因は「高血圧」が多いといわれています*1。また、これらの脳・心血管疾患は、発症後に寝たきりや介護を要する状態になるなど、生命リスクだけでなく生活の質の低下の側面からも発症予防が求められています。日本では、3人に1人が高血圧を罹患しており、国内の高血圧有病者数は推計で約4,300万人*2、そのうち29%の人は、治療を受けているが血圧値を改善できていません*3。イベントを防ぐためには、血圧値の改善に悩む患者のために、更なる施策が必要です。また、血圧値が改善出来ている患者の場合でもイベントが確認されています。日々の健康管理におけるイベント予兆検知による早期発見、治療介入も注視すべき健康課題といえます。
そこで、本講座では、京都大学とオムロンヘルスケアとの連携体制のもと、2つの研究テーマに取り組みます。1つめのテーマは、高血圧患者の血圧値改善のための新たな血圧管理方法の創出です。日常生活におけるバイタルデータ(体重、体組成、活動量、ナトカリ比*4など)と、生活習慣データ(喫煙、飲酒など)から個人に最適化された血圧管理方法を導き出すAI技術を開発します。2つめのテーマは、突然発症するため難しいと言われていた、イベントの早期発見に挑戦します。家庭で計測した様々なバイタルデータの変化を、AI技術を用いて解析することで、より高い確率で、より早くイベントの予兆を検知し、治療に繋げることで、脳・心血管疾患の重症化予防を実現します。
オムロンヘルスケアは、2015年から「脳・心血管疾患の発症ゼロ(通称、ゼロイベント)」を循環器疾患事業のビジョンに掲げ、ウェアラブル血圧計などの革新的なデバイスや、健康管理サービスの開発を進めてきました。さらに、米国や英国、シンガポールでは、家庭で計測したバイタルデータを医療従事者と共有し日々の患者の状態を詳しく確認することで、医師の治療を支援する遠隔患者モニタリングシステムも提供し、ゼロイベントの実現に向けて取り組みを広げています。
本講座の設立は、オムロンヘルスケアの強みである生体センシング技術と京都大学のAI解析技術を融合させることで、「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」実現を更に前進させるものと確信しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O8-2XHbQV10】
注釈
*1 [1] GBD 2019 Risk Factors Collaborators, vol. 396, 10258, P1223-1249, 2020.doi.org/10.1016/S0140-
6736(20)30752-2
*2 平成25年国民生活基礎調査
*3 高血圧治療ガイドライン2019
*4 尿中のナトリウムとカリウムの比率
京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 教授 奥野 恭史 コメント
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O6-WDi15pJA】
COVID-19の医療崩壊が叫ばれる中、病院外での保健医療体制の整備が喫緊の課題となっています。このことは超高齢化に伴う医療費高騰、医療従事者減少に直面する将来の日本の課題であると言っても過言ではありません。健康医療AI講座では、この難問に応えるべく「家庭内の日常生活において、如何に病気の発症を未然に防ぐのか、そして、如何にして病院にかからず健康で幸せな毎日を送るのか」を追究し、新たなヘルスケア×AI研究に挑戦します。
オムロンヘルスケア? 開発統轄本部 技術開発統轄部 統轄部長 濱口 剛宏コメント
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202105265425-O7-OfSEyHQ3】
オムロンヘルスケアの血圧計累計販売台数は、グローバルで3億台を越え、世界中の方々にご愛用いただいています。しかし、未だに血圧値が改善されず、重篤な疾患を発症される方々が世界中に沢山おられます。私達は、京都大学との共同研究「健康医療AI講座」により個人の特性や生活習慣がどのように高血圧に起因しているのか、またその結果からどのような手段が血圧改善に有効であるのかを明らかにします。さらには革新的な生体センシング技術とAI技術を融合し、脳・心血管疾患の発症を未然に防ぐことにもチャレンジしていきます。
■共同研究「健康医療AI講座」の概要
1.講座名:健康医療AI講座
2.設置場所:京都大学 構内
3.設置期間:2021年6月〜2024年3月
<報道担当>
京都大学 総務部広報課国際広報室
(ご住所)〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町
(電話番号)075-753-5729 (FAX)075-753-2094
(E-mail)comms@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
(ホームページ)https://www.kyoto-u.ac.jp/ja
オムロン ヘルスケア株式会社
グローバルコミュニケーション統轄部
広報部:富田、西口
〒617-0002 京都府向日市寺戸町九ノ坪53
Tel:075-925-2004 Fax:075-925-2005
E-mail:pr-ohq@omron.com
ホームページ https://www.healthcare.omron.co.jp/