オーステッド、生物多様性に対するネット・ポジティブ効果を宣言
[21/07/02]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2030年までに稼働する全世界での新規再生可能エネルギー案件に新基準
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202107017127-O2-93A89410】
オーステッド、生物多様性に対するネット・ポジティブ効果を宣言
〜2030年までに稼働する全世界での新規再生可能エネルギー案件に新基準〜
オーステッドは、生物多様性の保護に積極的に取り組むグローバルなサステナビリティ・リーダーとして、今後2030年までに操業を開始する新規再生可能エネルギー・プロジェクトにおいて、生物多様性に「ネット・ポジティブ・インパクト」(差し引きでプラスの影響)をもたらします。この野心的な目標は、オーステッドの新しい戦略の一部となります。ネット・ポジティブ・インパクト(Net Positive Impact)とは、生物多様性の代償措置による効果が、生物多様性の損失を上回ることを意味します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202107017127-O3-dj9jYzAX】
地球規模でエネルギー・システムの脱炭素化を図り、地球温暖化を1.5℃に抑制するために必要な再生可能エネルギーを全世界で早急に構築する際には、自然とのバランスを保つことが必要です。そのため、オーステッドは、2030年時点で操業しているすべての新規再生可能エネルギー・プロジェクトにおいて、生物多様性にネット・ポジティブ・インパクト(差し引きでプラスの影響)をもたらすことを目標にしています。潜在的な生物多様性の損失を補完するために積極的な措置を採った結果、プロジェクトが生物多様性に対して相対的にプラスの影響を与える場合、ネット・ポジティブ・インパクトが発生します。
オーステッドの最高経営責任者マッズ・ニッパーは、次のように述べています。「地球温暖化を食い止めるためには、今後、数十年にわたり、再生可能エネルギーの導入を大幅に加速する必要がありますが、グリーン・エネルギーの構築は、海洋を含む自然生息地や野生生物の保護と相反してはなりません。そのため、今後の新しいプロジェクトに、生物多様性へのネット・ポジティブ・インパクト基準を組み込むことにしました。それによって、これらの再生可能エネルギー・プロジェクトは、2030年までに生物多様性に差し引きでプラスの影響を与え始めます。生物多様性へのネット・ポジティブな貢献を今後のプロジェクトに組み込むことで、地球環境の改善に役立ち、世界最大の再生可能エネルギー開発を担う企業として競争上の優位性を強化したいと考えています」。
オーステッド・ジャパン代表取締役社長の笠松純は、「生物多様性を保護するために、欧米やアジアでの事業においてオーステッドは常に最適な方法を探究してきました。日本でも、現地に適した生物多様性と環境にやさしいプロジェクトの開発や運営方法を見出しており、展開する計画です。オーステッドの生物多様性保護の新基準の活用についても、国内で検討するプロジェクトにおいて、パートナー企業と共に推進して行きたいと考えています」と表明しています。
オーステッドは、すでに再生可能エネルギー業界において最も経験豊富な環境専門家チームを社内に擁し、プロジェクトが生物多様性に与える潜在的な影響の回避や緩和、対処に取り組んでいます。これまでにオランダのBorssele(ボルセレ) 1 & 2周辺の大西洋に生息するタラを守るための人工サンゴ礁の設置や、英国のウェスタモスト・ラフ(Westermost Rough)における甲殻類の生息地のモニタリング、北大西洋セミクジラの保護・保全プログラムなどの取り組みを行ってきました。
今後はこの取り組みをさらに強化し、新規プロジェクトを開発する際、洋上風力発電、陸上風力発電、太陽光発電とエネルギー貯蔵、再生可能水素などの再生可能エネルギー事業とその周辺地や海域において、自然の生態系、生息地、種に対して全体的にネット・ポジティブな貢献ができるような取り組みを体系的に実施します。この取り組みを最も持続可能な方法で行うには基準設定の強化が必要ですが、生物多様性への影響を測定する方法が業界全体で標準化されていないことが課題となっています。特に、動的で変動しやすい洋上で作業する場合、基準値を決めて変化を測定することは容易ではありません。
そのため、オーステッドは、Science Based Targets Networkが主催するコーポレートエンゲージメントプログラムに参画しており、自然科学に基づいて目標を開発し、生物多様性、土地、水、海洋への影響と依存関係を測定するためのツールとガイドラインの開発を、2030年までの導入をめざして進めていきます。このようなイニシアチブへの参加を通じて、最適な生物多様性へのネット・ポジティブ・インパクト基準の導入をエネルギー業界全体での取り組みにまで拡大し、グリーン・エネルギーのみで稼動する世界の構築に貢献します。
<オーステッドのカーボンニュートラル実績と目標>
オーステッドは、2025年までに自社のエネルギーの生成と運用においてカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成する見込みです。さらに、サプライチェーンを構成する企業にも脱炭素化を求めており、2040年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目標に掲げています。オーステッドは、自社のビジネスを化石燃料から再生可能エネルギーに変換しており、今ではコーポレートナイツ社などから世界で最も持続可能なエネルギー企業として選定されています。
<生物多様性へのネット・ポジティブ・インパクトとは>
生物多様性は、あらゆる形態の生命の多様性として定義されますが、多くの場合は種内、種間および生態系の多様性を意味します。
再生可能エネルギーの開発において、生物多様性への影響は、自然環境への影響と同義であり、これには陸生、海洋、その他の水生生態系や生態系複合体などの生息地とそれらの種の両方が含まれます。
ネット・ポジティブ・インパクトは、開発プロジェクトによって生じる影響を補完するために取られた措置を含め、相対的な生物多様性への影響が損失を上回り、それによって全体的な利益が生じる場合に発生します。
<Science Based Targets Networkとは>
経済システムを変革し、空気、水、土地、生物多様性、海などの公共の領域を保護することを目的に設立され、多くのNGO、ビジネス協会、コンサルタント会社からの専門家がメンバーとして活動しています。主要な活動のひとつとして、2050年までに水、陸地、生物多様性、海洋に関する科学的な目標が広範に採用されることをめざし、気候に関する科学的な目標設定の開発に取り組んでいます。
オーステッドについて
オーステッドのビジョンは、グリーン・エネルギーのみで稼動する世界を創ることです。オーステッドは陸上・洋上風力発電所、太陽光発電所、エネルギー貯蔵施設、バイオマス熱電併給プラントの開発や建設、運営を手がけ、スマート・エネルギーをお客様に提供しています。オーステッドは、コーポレートナイツ社による「世界で最も持続可能性のある企業100社」の2021年のランキングにおいて、世界で最も持続可能なエネルギー企業に選定されています。また、「CDP気候変動レポート」においては気候変動アクションを世界的にリードする、Aリスト企業として認知されています。
オーステッドの本社はデンマークにあり、ナスダック・コペンハーゲンに上場しています(Orsted)。6,311名の従業員を雇用しており、2020年の企業収益は526億クローネ(71億ユーロ)となっています。オーステッドの詳細は、https://orsted.com/、或いはFacebook、 LinkedIn、Instagram、Twitterをご覧ください。
オーステッド・ジャパンについて
東京電力ホールディングス株式会社と協働のための覚書を締結し、2020 年3月に、共同出資会社「銚子洋上ウインドファーム株式会社」を設立しました。両社は、銚子洋上ウインドファーム株式会社を通じて、2021年5月に銚子市沖の促進区域の公募占用計画の入札に共同で応札しています。
オーステッドは、2021年5月に日本風力開発株式会社や、株式会社ユーラスエナジーホールディングスとも、日本における洋上風力発電プロジェクトの共同開発を目的としたパートナーシップを締結しました。3社は再エネ海域利用法に基づき設定された、「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」と「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」の洋上風力発電促進区域における洋上風力発電所について、共同で公募に参加しています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202107017127-O2-93A89410】
オーステッド、生物多様性に対するネット・ポジティブ効果を宣言
〜2030年までに稼働する全世界での新規再生可能エネルギー案件に新基準〜
オーステッドは、生物多様性の保護に積極的に取り組むグローバルなサステナビリティ・リーダーとして、今後2030年までに操業を開始する新規再生可能エネルギー・プロジェクトにおいて、生物多様性に「ネット・ポジティブ・インパクト」(差し引きでプラスの影響)をもたらします。この野心的な目標は、オーステッドの新しい戦略の一部となります。ネット・ポジティブ・インパクト(Net Positive Impact)とは、生物多様性の代償措置による効果が、生物多様性の損失を上回ることを意味します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202107017127-O3-dj9jYzAX】
地球規模でエネルギー・システムの脱炭素化を図り、地球温暖化を1.5℃に抑制するために必要な再生可能エネルギーを全世界で早急に構築する際には、自然とのバランスを保つことが必要です。そのため、オーステッドは、2030年時点で操業しているすべての新規再生可能エネルギー・プロジェクトにおいて、生物多様性にネット・ポジティブ・インパクト(差し引きでプラスの影響)をもたらすことを目標にしています。潜在的な生物多様性の損失を補完するために積極的な措置を採った結果、プロジェクトが生物多様性に対して相対的にプラスの影響を与える場合、ネット・ポジティブ・インパクトが発生します。
オーステッドの最高経営責任者マッズ・ニッパーは、次のように述べています。「地球温暖化を食い止めるためには、今後、数十年にわたり、再生可能エネルギーの導入を大幅に加速する必要がありますが、グリーン・エネルギーの構築は、海洋を含む自然生息地や野生生物の保護と相反してはなりません。そのため、今後の新しいプロジェクトに、生物多様性へのネット・ポジティブ・インパクト基準を組み込むことにしました。それによって、これらの再生可能エネルギー・プロジェクトは、2030年までに生物多様性に差し引きでプラスの影響を与え始めます。生物多様性へのネット・ポジティブな貢献を今後のプロジェクトに組み込むことで、地球環境の改善に役立ち、世界最大の再生可能エネルギー開発を担う企業として競争上の優位性を強化したいと考えています」。
オーステッド・ジャパン代表取締役社長の笠松純は、「生物多様性を保護するために、欧米やアジアでの事業においてオーステッドは常に最適な方法を探究してきました。日本でも、現地に適した生物多様性と環境にやさしいプロジェクトの開発や運営方法を見出しており、展開する計画です。オーステッドの生物多様性保護の新基準の活用についても、国内で検討するプロジェクトにおいて、パートナー企業と共に推進して行きたいと考えています」と表明しています。
オーステッドは、すでに再生可能エネルギー業界において最も経験豊富な環境専門家チームを社内に擁し、プロジェクトが生物多様性に与える潜在的な影響の回避や緩和、対処に取り組んでいます。これまでにオランダのBorssele(ボルセレ) 1 & 2周辺の大西洋に生息するタラを守るための人工サンゴ礁の設置や、英国のウェスタモスト・ラフ(Westermost Rough)における甲殻類の生息地のモニタリング、北大西洋セミクジラの保護・保全プログラムなどの取り組みを行ってきました。
今後はこの取り組みをさらに強化し、新規プロジェクトを開発する際、洋上風力発電、陸上風力発電、太陽光発電とエネルギー貯蔵、再生可能水素などの再生可能エネルギー事業とその周辺地や海域において、自然の生態系、生息地、種に対して全体的にネット・ポジティブな貢献ができるような取り組みを体系的に実施します。この取り組みを最も持続可能な方法で行うには基準設定の強化が必要ですが、生物多様性への影響を測定する方法が業界全体で標準化されていないことが課題となっています。特に、動的で変動しやすい洋上で作業する場合、基準値を決めて変化を測定することは容易ではありません。
そのため、オーステッドは、Science Based Targets Networkが主催するコーポレートエンゲージメントプログラムに参画しており、自然科学に基づいて目標を開発し、生物多様性、土地、水、海洋への影響と依存関係を測定するためのツールとガイドラインの開発を、2030年までの導入をめざして進めていきます。このようなイニシアチブへの参加を通じて、最適な生物多様性へのネット・ポジティブ・インパクト基準の導入をエネルギー業界全体での取り組みにまで拡大し、グリーン・エネルギーのみで稼動する世界の構築に貢献します。
<オーステッドのカーボンニュートラル実績と目標>
オーステッドは、2025年までに自社のエネルギーの生成と運用においてカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成する見込みです。さらに、サプライチェーンを構成する企業にも脱炭素化を求めており、2040年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目標に掲げています。オーステッドは、自社のビジネスを化石燃料から再生可能エネルギーに変換しており、今ではコーポレートナイツ社などから世界で最も持続可能なエネルギー企業として選定されています。
<生物多様性へのネット・ポジティブ・インパクトとは>
生物多様性は、あらゆる形態の生命の多様性として定義されますが、多くの場合は種内、種間および生態系の多様性を意味します。
再生可能エネルギーの開発において、生物多様性への影響は、自然環境への影響と同義であり、これには陸生、海洋、その他の水生生態系や生態系複合体などの生息地とそれらの種の両方が含まれます。
ネット・ポジティブ・インパクトは、開発プロジェクトによって生じる影響を補完するために取られた措置を含め、相対的な生物多様性への影響が損失を上回り、それによって全体的な利益が生じる場合に発生します。
<Science Based Targets Networkとは>
経済システムを変革し、空気、水、土地、生物多様性、海などの公共の領域を保護することを目的に設立され、多くのNGO、ビジネス協会、コンサルタント会社からの専門家がメンバーとして活動しています。主要な活動のひとつとして、2050年までに水、陸地、生物多様性、海洋に関する科学的な目標が広範に採用されることをめざし、気候に関する科学的な目標設定の開発に取り組んでいます。
オーステッドについて
オーステッドのビジョンは、グリーン・エネルギーのみで稼動する世界を創ることです。オーステッドは陸上・洋上風力発電所、太陽光発電所、エネルギー貯蔵施設、バイオマス熱電併給プラントの開発や建設、運営を手がけ、スマート・エネルギーをお客様に提供しています。オーステッドは、コーポレートナイツ社による「世界で最も持続可能性のある企業100社」の2021年のランキングにおいて、世界で最も持続可能なエネルギー企業に選定されています。また、「CDP気候変動レポート」においては気候変動アクションを世界的にリードする、Aリスト企業として認知されています。
オーステッドの本社はデンマークにあり、ナスダック・コペンハーゲンに上場しています(Orsted)。6,311名の従業員を雇用しており、2020年の企業収益は526億クローネ(71億ユーロ)となっています。オーステッドの詳細は、https://orsted.com/、或いはFacebook、 LinkedIn、Instagram、Twitterをご覧ください。
オーステッド・ジャパンについて
東京電力ホールディングス株式会社と協働のための覚書を締結し、2020 年3月に、共同出資会社「銚子洋上ウインドファーム株式会社」を設立しました。両社は、銚子洋上ウインドファーム株式会社を通じて、2021年5月に銚子市沖の促進区域の公募占用計画の入札に共同で応札しています。
オーステッドは、2021年5月に日本風力開発株式会社や、株式会社ユーラスエナジーホールディングスとも、日本における洋上風力発電プロジェクトの共同開発を目的としたパートナーシップを締結しました。3社は再エネ海域利用法に基づき設定された、「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」と「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」の洋上風力発電促進区域における洋上風力発電所について、共同で公募に参加しています。