伊豆・下田で『陰翳礼讃』を開催中!ー暗がりで見る絵画と仏像の魅力
[21/07/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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2021年7月20日
公益社団法人 上原美術館
陰翳礼讃 影に浮かぶ仏の美/闇に輝く絵画の光
作家・谷崎潤一郎は昭和8(1933)年、随筆『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』を著しました。そこでは近代化の波に覆われつつある日本が直面する光と影についての葛藤と考察が綴られています。それから約九十年後の現在、日常を取り巻く光はさらに明るさを増し、影はその存在を潜めています。しかし、身の廻りを見渡すと至るところに影の存在があることに気づきます。身近なうつわやペン、そして自分の手を改めて見つめると光の傍に影があらわれます。そして、その影に気づけば、ものの存在が今までとは異なったかたちであらわれてきます。
本展では上原コレクションの仏像や絵画から陰翳の中に潜む美の魅力に注目します。闇を柔らかく照り返すような十一面観世音菩薩像や阿弥陀如来像をはじめ、日本の物語に潜む闇を余白に描き出した小林古径の日本画、油彩画の影に独特の深い存在感をあらわした須田国太郎らの絵画などをご紹介します。また、谷崎潤一郎が旧蔵した小林古径《杪秋(びょうしゅう)》も展示します。現代の陰翳の中に浮かび上がるジャンルを越えた美の世界をお楽しみいただければ幸いです。
―展覧会のみどころ
・ 上原美術館で味わう陰翳の魅力
上原美術館では2017年のリニューアル以来、仏像や絵画に寄り添う光を目指しています(協力:株式会社灯工舎)。展示室は一見、暗く見えますが、ゆっくり見ていると仏像の衣文(えもん)や絵画の影の魅力が引き立ってきます。上原コレクションの美に浮かぶ繊細な光と影の魅力をどうぞお楽しみください。
・ 東洋と西洋の美のであい
今回の展覧会は、仏教美術と近代絵画のジャンルを越えて、仏教館・近代館の二つの建物で展覧会を開催、計67点の作品を出品します。平安時代の十一面観音菩薩像の横に須田国太郎の絵画が並ぶ、ジャンルを越えた美のであいをお楽しみください。
・ 新収蔵品4点を初公開!
新収蔵品の小林古径≪芥川(あくたがわ)≫と≪道成寺≫を初公開します。また、新たに収蔵した平安時代の狛犬も初公開します。メインビジュアルの一つとなる須田国太郎≪牡丹≫も新収蔵・初公開となります。
―主な出品予定作品
1. 須田国太郎≪牡丹≫1941(昭和16)年 ※新収蔵・初公開
2. 小林古径≪芥川≫1926(大正15)年頃 ※新収蔵・初公開
3. 小林古径≪杪秋≫1951(昭和26)年頃 ※谷崎潤一郎旧蔵
4. 小林古径≪道成寺≫制作年未詳 ※新収蔵・初公開
5. 十一面観世音菩薩像 平安時代(10世紀) ※重要美術品
6. 狛犬(吽形うんぎょう) 平安時代(12世紀) ※新収蔵・初公開
展覧会概要
1)展覧会名 陰翳礼讃 影に浮かぶ仏の美/闇に輝く絵画の光
2)会期 2021年4月29日(木・祝)〜9月26日(日) 計151日間 ※会期中無休
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催期間が変更となる場合がございます。
開催時期、開館時間、イベント等の詳細につきましては、当館ホームページ、公式SNS等で随時お知らせいたします。
3)開館時間 9:30?16:30(最終入館は16:00まで)
4)会場 上原美術館 仏教館・近代館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
5)料金 一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
6)関連イベント
〇アトリエトーク(学芸員による展覧会のみどころ案内)
日時:会期中の毎月第3土曜日 11:00〜/14:00〜
講師:土森智典主任学芸員(本展担当)
会場:上原美術館アトリエ
定員:各回10名程度
申込:不要、当日先着順、聴講無料
内容:学芸員が展覧会の見どころを解説します。
これまで展覧会ごとにギャラリートークを開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響に開催が困難となりました。その代替として、本企画を初めて実施します。聴講無料でアトリエにて開催することにより、来館者のみならず近隣住民など、多くの方々に興味を持っていただくことを目的とします。
7)その他 ご来館される皆様に以下の感染防止対策にご協力いただきたく、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
― ご入館時のお願い
・マスク着用をお願いいたします。
・手指消毒の徹底をお願いいたします。
・「検温」及び「体調確認書」記入にご協力をお願いいたします。
*体調不良の方には、ご入館をご遠慮いただく場合がございますので、ご了承ください。
・「3密」を避けるため、やむを得ず入館制限をする場合がございます。
― 館内対応について
・ラウンジでの飲料サービスは当面の間、休止しております。
― 当館での取り組みについて
・常に情報収集に努め、感染の予防、防止に細心の注意を払います。
・スタッフは毎日検温し、マスク着用にて応対いたします。
・感染症拡大防止対策として、受付への飛沫防止アクリル板を設置し、手指消毒液の設置、
マスク準備、定期館内清掃を強化いたします。
最新の情報は上原美術館ホームページやtwitter、facebookで発信しておりますので、ご来館の際は事前にご確認いただけますと幸いです。新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、ご理解、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
以上
公益社団法人 上原美術館
陰翳礼讃 影に浮かぶ仏の美/闇に輝く絵画の光
作家・谷崎潤一郎は昭和8(1933)年、随筆『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』を著しました。そこでは近代化の波に覆われつつある日本が直面する光と影についての葛藤と考察が綴られています。それから約九十年後の現在、日常を取り巻く光はさらに明るさを増し、影はその存在を潜めています。しかし、身の廻りを見渡すと至るところに影の存在があることに気づきます。身近なうつわやペン、そして自分の手を改めて見つめると光の傍に影があらわれます。そして、その影に気づけば、ものの存在が今までとは異なったかたちであらわれてきます。
本展では上原コレクションの仏像や絵画から陰翳の中に潜む美の魅力に注目します。闇を柔らかく照り返すような十一面観世音菩薩像や阿弥陀如来像をはじめ、日本の物語に潜む闇を余白に描き出した小林古径の日本画、油彩画の影に独特の深い存在感をあらわした須田国太郎らの絵画などをご紹介します。また、谷崎潤一郎が旧蔵した小林古径《杪秋(びょうしゅう)》も展示します。現代の陰翳の中に浮かび上がるジャンルを越えた美の世界をお楽しみいただければ幸いです。
―展覧会のみどころ
・ 上原美術館で味わう陰翳の魅力
上原美術館では2017年のリニューアル以来、仏像や絵画に寄り添う光を目指しています(協力:株式会社灯工舎)。展示室は一見、暗く見えますが、ゆっくり見ていると仏像の衣文(えもん)や絵画の影の魅力が引き立ってきます。上原コレクションの美に浮かぶ繊細な光と影の魅力をどうぞお楽しみください。
・ 東洋と西洋の美のであい
今回の展覧会は、仏教美術と近代絵画のジャンルを越えて、仏教館・近代館の二つの建物で展覧会を開催、計67点の作品を出品します。平安時代の十一面観音菩薩像の横に須田国太郎の絵画が並ぶ、ジャンルを越えた美のであいをお楽しみください。
・ 新収蔵品4点を初公開!
新収蔵品の小林古径≪芥川(あくたがわ)≫と≪道成寺≫を初公開します。また、新たに収蔵した平安時代の狛犬も初公開します。メインビジュアルの一つとなる須田国太郎≪牡丹≫も新収蔵・初公開となります。
―主な出品予定作品
1. 須田国太郎≪牡丹≫1941(昭和16)年 ※新収蔵・初公開
2. 小林古径≪芥川≫1926(大正15)年頃 ※新収蔵・初公開
3. 小林古径≪杪秋≫1951(昭和26)年頃 ※谷崎潤一郎旧蔵
4. 小林古径≪道成寺≫制作年未詳 ※新収蔵・初公開
5. 十一面観世音菩薩像 平安時代(10世紀) ※重要美術品
6. 狛犬(吽形うんぎょう) 平安時代(12世紀) ※新収蔵・初公開
展覧会概要
1)展覧会名 陰翳礼讃 影に浮かぶ仏の美/闇に輝く絵画の光
2)会期 2021年4月29日(木・祝)〜9月26日(日) 計151日間 ※会期中無休
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催期間が変更となる場合がございます。
開催時期、開館時間、イベント等の詳細につきましては、当館ホームページ、公式SNS等で随時お知らせいたします。
3)開館時間 9:30?16:30(最終入館は16:00まで)
4)会場 上原美術館 仏教館・近代館
〒413-0715 静岡県下田市宇土金341
5)料金 一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります
6)関連イベント
〇アトリエトーク(学芸員による展覧会のみどころ案内)
日時:会期中の毎月第3土曜日 11:00〜/14:00〜
講師:土森智典主任学芸員(本展担当)
会場:上原美術館アトリエ
定員:各回10名程度
申込:不要、当日先着順、聴講無料
内容:学芸員が展覧会の見どころを解説します。
これまで展覧会ごとにギャラリートークを開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響に開催が困難となりました。その代替として、本企画を初めて実施します。聴講無料でアトリエにて開催することにより、来館者のみならず近隣住民など、多くの方々に興味を持っていただくことを目的とします。
7)その他 ご来館される皆様に以下の感染防止対策にご協力いただきたく、ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
― ご入館時のお願い
・マスク着用をお願いいたします。
・手指消毒の徹底をお願いいたします。
・「検温」及び「体調確認書」記入にご協力をお願いいたします。
*体調不良の方には、ご入館をご遠慮いただく場合がございますので、ご了承ください。
・「3密」を避けるため、やむを得ず入館制限をする場合がございます。
― 館内対応について
・ラウンジでの飲料サービスは当面の間、休止しております。
― 当館での取り組みについて
・常に情報収集に努め、感染の予防、防止に細心の注意を払います。
・スタッフは毎日検温し、マスク着用にて応対いたします。
・感染症拡大防止対策として、受付への飛沫防止アクリル板を設置し、手指消毒液の設置、
マスク準備、定期館内清掃を強化いたします。
最新の情報は上原美術館ホームページやtwitter、facebookで発信しておりますので、ご来館の際は事前にご確認いただけますと幸いです。新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、ご理解、ご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
以上