8割が確認、缶チューハイのアルコール度数
[21/08/24]
提供元:共同通信PRワイヤー
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酒好きほぼ100人に聞くアンケート「酒飲みのミカタ」
缶入りのチューハイやハイボールが絶好調です。消費量は10年以上前から増加し続けており、ここ3年間は2桁増という勢いです。今回の酒好きほぼ100人に聞く酒飲みのミカタは、人気上昇中の缶入りのチューハイ・ハイボール(以下缶チューハイ)をどのように飲んでいるのかお聞きしました。
■ビールの飲用シーンに入り込んだ缶チューハイ
最初に今回の回答者の特徴を確認しておきます。回答者は週に2〜3日以上飲酒する方で、男女比は7:3、40代〜60代が7割を占めています。結果には壮年男性の缶チューハイの飲用動向が強く反映されると考えられます。
そのうえで缶チューハイの飲用頻度を見てみましょう。缶チューハイを「週3本以上」飲む方が20%、「週に1〜2本」が23%、「月に2〜3本」が19%と、缶チューハイユーザーと言える方々が6割にのぼりました。20代〜30代の若年層の酒というイメージのある缶チューハイですが、確かにすでに壮年男性に浸透していることが窺われます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O1-0FlyC28B】
次にどのようなシーンで飲まれているのかを見ると「夕食を食べながら」が36%でもっとも多くあげられました(図表2)。2位の「お風呂上り」の22%を大きく上回っています。この2つの飲用シーンは長くビールと結びついていました。“とりあえずビール”から飲み始めて、途中で清酒や焼酎、あるいはワインに変えて食事を終えるという流れです。そしてお風呂上がりと言えばビールで、ビールの飲用シーンのシンボルでした。缶チューハイはこうした飲用シーンに徐々に入り込んで、成長してきたと推察されます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O2-X1ijP4rM】
缶チューハイの飲み方を聞いた質問では「缶からそのまま」が最多で50%にのぼりました(図表3)。夕食の時に飲むという回答が多くあげられたことと考え合わせると、缶チューハイは夕食時に缶のままテーブルに登場しているケースが多いのでしょう。また、グラスで飲む場合には「氷を入れたグラスで」が33%と、「グラスに注いで」の26%を上回っています。氷入れて飲むスタイルは、料飲店で飲むチューハイやウイスキーハイボールに通じ、それが家庭にも持ち込まれていることがわかります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O3-xV5SewBm】
■8割がアルコール度数をチェック
さて、缶チューハイは売場でどのように選ばれているのでしょうか。これまで缶チューハイはアルコール度数のバリエーションを広げてきました。1984年に初めて登場した缶チューハイのアルコール度数は7〜8%でした。その後、1990年ごろにアルコール度数が4〜5%の甘いタイプが誕生し、2000年以降はアルコール度数5〜7%のフレッシュな果汁感を前面に出したタイプが市場を拡大しました。以後、アルコール度数が9%のストロングタイプが支持を集め、一方で4%以下の低アルコールタイプも定着して現在に至っています。
ではユーザーは缶チューハイを購入する時にアルコール度数を確認しているのでしょうか。アンケートでは「必ず確認する」という回答が58%を占め、「ときどき確認する」の23%と合わせると8割がアルコール度数をチェックしていました(図表4)。自分に合ったアルコール度数の商品選びが重要項目になっていることがわかります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O4-Hjeu9q2Q】
次に缶チューハイ選びで重視する点を聞いたところ、「果汁感が強いこと(50%)」と「甘くないこと(48%)」の2つが群を抜いて高くなっています。続いて「アルコール度数が高いこと」が35%あり、ストロングタイプのニーズの大きさが窺われます。以下、「サイズ(28%)」「糖質やカロリーの含有量(25%)」「メーカー(19%)」「ブランド(〃)」と続きます(図表5)。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O5-II53N81a】
また、缶チューハイで許容される価格幅はどのくらいなのでしょうか。量販店ではスタンダードクラスのものが350ml110円程度で販売され、プレミアム商品も登場してきています。「おいしければ買ってもいいと思う価格の上限は?」という質問には、「350mlで110円超150円以下」という回答が40%と最多となりました。次に多かったのは「〃150円超200円以下」の24%です(図表6)。リーズナブルな商品ですが350mlで200円までならば、手を伸ばすユーザーが少なくなさそうです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O6-YdgSN150】
■ノンアルコールのチューハイを6割が認知
ところで最近は缶チューハイに新しい商品が続々と登場しています。近年、発売された商品を例示して、どの程度認知されているのかを見てみました。(図表7)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O7-Afq7NpBo】
売れ行き好調のノンアルコールチューハイは知っている人が60%にのぼりました。健康意識の高まっている昨今、ノンアルコールビールとともに市場を拡大していくことでしょう。スコッチのハイボールの認知率は45%、バーボンのハイボールのそれは43%と、ほぼ同レベルです。そのほか芋焼酎や麦焼酎など焼酎ベースのハイボールも増えてきていますが、認知率は20%台で浸透するまでにはしばらく時間がかかりそうです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O8-0lz3Ks1G】
売れ行き好調な『のんある晩酌 レモンサワー ノンアルコール』は7月に2021年販売計画を当初の98万ケース、約2倍の200万ケースに上方修正した
最後に「缶チューハイから何を連想しますか?」という自由記述の質問の回答を整理して終わります。もっとも多くあげられたワードは「手軽」で、「さっぱり・すっきり」「フルーツ・果汁感」「レモン・ライム」「安価」と続き、「酔っ払い」「甘い」「危険」などが並びます。缶チューハイはリーズナブルで気軽に楽しめさっぱりとおいしいけれど、容易に酔えるので注意が必要というところでしょうか。■
【調査概要】
調査時期:2021年7月27日〜8月2日
調査方法:インターネットアンケート
サンプル数:101人(お酒好きな人)
缶入りのチューハイやハイボールが絶好調です。消費量は10年以上前から増加し続けており、ここ3年間は2桁増という勢いです。今回の酒好きほぼ100人に聞く酒飲みのミカタは、人気上昇中の缶入りのチューハイ・ハイボール(以下缶チューハイ)をどのように飲んでいるのかお聞きしました。
■ビールの飲用シーンに入り込んだ缶チューハイ
最初に今回の回答者の特徴を確認しておきます。回答者は週に2〜3日以上飲酒する方で、男女比は7:3、40代〜60代が7割を占めています。結果には壮年男性の缶チューハイの飲用動向が強く反映されると考えられます。
そのうえで缶チューハイの飲用頻度を見てみましょう。缶チューハイを「週3本以上」飲む方が20%、「週に1〜2本」が23%、「月に2〜3本」が19%と、缶チューハイユーザーと言える方々が6割にのぼりました。20代〜30代の若年層の酒というイメージのある缶チューハイですが、確かにすでに壮年男性に浸透していることが窺われます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O1-0FlyC28B】
次にどのようなシーンで飲まれているのかを見ると「夕食を食べながら」が36%でもっとも多くあげられました(図表2)。2位の「お風呂上り」の22%を大きく上回っています。この2つの飲用シーンは長くビールと結びついていました。“とりあえずビール”から飲み始めて、途中で清酒や焼酎、あるいはワインに変えて食事を終えるという流れです。そしてお風呂上がりと言えばビールで、ビールの飲用シーンのシンボルでした。缶チューハイはこうした飲用シーンに徐々に入り込んで、成長してきたと推察されます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O2-X1ijP4rM】
缶チューハイの飲み方を聞いた質問では「缶からそのまま」が最多で50%にのぼりました(図表3)。夕食の時に飲むという回答が多くあげられたことと考え合わせると、缶チューハイは夕食時に缶のままテーブルに登場しているケースが多いのでしょう。また、グラスで飲む場合には「氷を入れたグラスで」が33%と、「グラスに注いで」の26%を上回っています。氷入れて飲むスタイルは、料飲店で飲むチューハイやウイスキーハイボールに通じ、それが家庭にも持ち込まれていることがわかります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O3-xV5SewBm】
■8割がアルコール度数をチェック
さて、缶チューハイは売場でどのように選ばれているのでしょうか。これまで缶チューハイはアルコール度数のバリエーションを広げてきました。1984年に初めて登場した缶チューハイのアルコール度数は7〜8%でした。その後、1990年ごろにアルコール度数が4〜5%の甘いタイプが誕生し、2000年以降はアルコール度数5〜7%のフレッシュな果汁感を前面に出したタイプが市場を拡大しました。以後、アルコール度数が9%のストロングタイプが支持を集め、一方で4%以下の低アルコールタイプも定着して現在に至っています。
ではユーザーは缶チューハイを購入する時にアルコール度数を確認しているのでしょうか。アンケートでは「必ず確認する」という回答が58%を占め、「ときどき確認する」の23%と合わせると8割がアルコール度数をチェックしていました(図表4)。自分に合ったアルコール度数の商品選びが重要項目になっていることがわかります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O4-Hjeu9q2Q】
次に缶チューハイ選びで重視する点を聞いたところ、「果汁感が強いこと(50%)」と「甘くないこと(48%)」の2つが群を抜いて高くなっています。続いて「アルコール度数が高いこと」が35%あり、ストロングタイプのニーズの大きさが窺われます。以下、「サイズ(28%)」「糖質やカロリーの含有量(25%)」「メーカー(19%)」「ブランド(〃)」と続きます(図表5)。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O5-II53N81a】
また、缶チューハイで許容される価格幅はどのくらいなのでしょうか。量販店ではスタンダードクラスのものが350ml110円程度で販売され、プレミアム商品も登場してきています。「おいしければ買ってもいいと思う価格の上限は?」という質問には、「350mlで110円超150円以下」という回答が40%と最多となりました。次に多かったのは「〃150円超200円以下」の24%です(図表6)。リーズナブルな商品ですが350mlで200円までならば、手を伸ばすユーザーが少なくなさそうです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O6-YdgSN150】
■ノンアルコールのチューハイを6割が認知
ところで最近は缶チューハイに新しい商品が続々と登場しています。近年、発売された商品を例示して、どの程度認知されているのかを見てみました。(図表7)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O7-Afq7NpBo】
売れ行き好調のノンアルコールチューハイは知っている人が60%にのぼりました。健康意識の高まっている昨今、ノンアルコールビールとともに市場を拡大していくことでしょう。スコッチのハイボールの認知率は45%、バーボンのハイボールのそれは43%と、ほぼ同レベルです。そのほか芋焼酎や麦焼酎など焼酎ベースのハイボールも増えてきていますが、認知率は20%台で浸透するまでにはしばらく時間がかかりそうです。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108239078-O8-0lz3Ks1G】
売れ行き好調な『のんある晩酌 レモンサワー ノンアルコール』は7月に2021年販売計画を当初の98万ケース、約2倍の200万ケースに上方修正した
最後に「缶チューハイから何を連想しますか?」という自由記述の質問の回答を整理して終わります。もっとも多くあげられたワードは「手軽」で、「さっぱり・すっきり」「フルーツ・果汁感」「レモン・ライム」「安価」と続き、「酔っ払い」「甘い」「危険」などが並びます。缶チューハイはリーズナブルで気軽に楽しめさっぱりとおいしいけれど、容易に酔えるので注意が必要というところでしょうか。■
【調査概要】
調査時期:2021年7月27日〜8月2日
調査方法:インターネットアンケート
サンプル数:101人(お酒好きな人)