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都民講座「病原体の感染のしくみ -新型コロナウイルスとクラミジアを例に-」を10月21日(木)に開催します

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202108279316-O1-QXOVv74r

東京都医学総合研究所 (所在地・東京都世田谷区、理事長・田中啓二(たなかけいじ)) は 一般の方向け講演会として都民講座 「病原体の感染のしくみ -新型コロナウイルスとクラミジアを例に-」を 2021年10月21日(木曜日) に開催します。 講師に国立感染症研究所 品質保証・管理部 主任研究官 花田 賢太郎 先生をお迎えし、お話していただきます。
なお、今回の講座は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、オンライン形式で開催します。皆様のご参加をお待ちしています。

1 日  時  2021年10月21日(木曜日)午後2時30分から午後4時まで

2 開催方法  Web会議システム「Zoom」によるオンライン開催

3 演  題
「ヒト細胞の作る脂質を病原体が盗み取る仕組み:クラミジアによるセラミド輸送タンパク質ハイジャックを例に」
国立感染症研究所品質保証・管理部 主任研究官 花田 賢太郎
講師プロフィール:
1983年東京大学薬学部卒業。東京大学大学院薬学系生命薬学専攻で博士取得後、1988年かから国立予防衛生研究所・化学部(現・国立感染症研究所・細胞化学部)研究員。1998年 から細胞化学部細胞機能室長を務めたのち、2006年から細胞化学部部長。2021年より現職。
講演内容:
脂質はすべての細胞にとってなくてはならないものです。人工的に合成した脂質の微小粒子にmRNAを内包させたSARS CoV-2ワクチンについて簡単に紹介し、脂質の関わる別の話題として、宿主細胞の作る脂質を病原体クラミジアが盗み取って使う仕組みを紹介します。性器感染症などを引き起こすクラミジアは細菌の一種ですが宿主細胞の中でしか増えることができないユニークな細菌です。宿主細胞の合成したセラミドを運ぶタンパク質をクラミジアがハイジャックすることが最近の研究から分かってきました。
「新型コロナウイルスなどの病原体の感染のしくみ」
東京都医学総合研究所 細胞膜研究室長 笠原 浩二
講師プロフィール:
1986年東京工業大学理学部化学科卒業。1992年東京大学大学院医学系研究科で博士取得後、東京都臨床医学総合研究所(現・東京都医学総合研究所)研究員。2010年より東京都医学総合研究所の副室長となり2020年より現職。
講演内容:
新型コロナウイルスSARS-CoV-2感染症の流行が世界中に広がり全人類が脅かされ、いつ終息するのかまだ分からない状況が続いています。今後、新たに未知の病原体による感染症の流行がいつ起こるかについて誰にも予測することができません。病原体から身を守る治療薬やワクチンの開発を行うためには、病原体の正体を知り、感染のしくみを突き止めることが必要です。ウイルスや細菌などの病原体による感染症に対し、これまでどのような取り組みが行われてきたかについて概説致します。

4 参  加  定員500名(事前申込、先着順)  参加費無料

5 申  込  2021年10月15日(金曜日)までに、ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2021/tomin05.html)の登録フォームよりお申し込みください。

【この件に関するお問い合わせ先】
[会社名](公財)東京都医学総合研究所
[部署名]事務局 研究推進課 普及広報係 都民講座担当
[TEL]03−5316−3109(直通)

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