企画展「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」、すみだ北斎美術館で12月21日から開催!
[21/11/26]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
紫式部や徳川家康など、歴史上のあの人も登場
2021年11月26日(金)
すみだ北斎美術館
すみだ北斎美術館では2021年12月21日(火)から2022年2月27日(日)まで「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」展を開催いたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O6-p7IypSU0】
本展では日本の歴史に焦点をあて、葛飾北斎やその弟子などが歴史上の人物や事件を描いた作品を集めます。主に高等学校の日本史の授業で取り上げられる人物や事件を軸とし、当時の歴史観に基づき神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代の歴史的事象が描かれた作品、弟子の描いた明治時代の錦絵までを展示いたします。
本展の見どころ
見どころ(1)
北斎や弟子が描いた作品とともに、歴史小説や物語等でも有名な歴史的場面を楽しめます。
見どころ(2)
北斎や弟子が描いたイメージから、作品が描かれた江戸時代当時の歴史の見方をうかがい知ることができます。
見どころ(3)
高校日本史で習う歴史用語の解説や、北斎や弟子の作品に描かれているポイントも一部解説しています。
展覧会構成
|神話の時代|古墳・飛鳥時代|奈良時代|平安時代|鎌倉時代|室町時代|安土・桃山時代|江戸時代|明治時代|
本展のハイライト
コノハナノサクヤビメ
『富嶽百景』の最初のページに描かれた神
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O2-8XfC9hEx】
『富嶽百景』は北斎の富士図を約100図収載した版本で、本図はその最初のページに描かれたコノハナノサクヤビメです。衣服をチリチリとした線で表現するなど、北斎の描画の特徴がみられます。
コノハナノサクヤビメは『日本書紀』や『古事記』に登場する神で、富士山麓にある浅間神社の御神体としてまつられています。
<神話の時代>では、アマテラステラス、スサノオノミコトなど、神話に登場する神々などを描いた作品を紹介します。
仏教伝来
北斎が描いた仏教伝来の歴史的場面
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O1-T81986Yq】
『三国伝来記』は善光寺(長野県)本尊の由来記の挿絵を北斎が描いたものです。本尊は百済(くだら)の聖明王(せいめいおう)から伝えられた仏像としています。本図は御簾の奥の欽明(きんめい)天皇へ、二人の百済の僧が鳳輦(ほうれん)を捧げている場面です。本尊の仏像は描かれていませんが、鳳輦の中にあると考えられます。
日本史の教科書で習う「仏教伝来」は、公式には百済の聖明王が欽明天皇に仏像や経典を伝えたといわれていることから、本図はまさに日本に仏教が伝わった歴史的場面といえます。
<古墳・飛鳥時代>では、仏教伝来や、聖徳太子、大化の改新など、古墳・飛鳥時代(3世紀中頃〜645年頃)に関する人物や出来事が描かれた作品を展示します。
畠山重忠
一の谷の戦いで、馬を担いで断崖を降りたと伝わる大力・剛勇の鎌倉武士
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O5-FW7RQSuk】
本図は軍記物語『源平盛衰記』に記された話に基づいて描かれたものと考えられます。
畠山重忠(1164〜1205)は、平安・鎌倉時代初期の武士です。当初平氏軍でしたが、後に源頼朝に従い、源(木曽)義仲追討などで活躍しました。北条義時と畠山重忠が登場する版本『星月夜顕晦録』も通期で展示します。
<鎌倉時代>では、源平の合戦も含め、執権となる北条氏などの人物、武家の争いによる社会不安の中で生まれた鎌倉仏教の開祖など、鎌倉幕府の時代(12世紀末〜1333年)を描いた作品を紹介します。
上杉謙信と武田信玄
北斎が描いた戦国大名の一騎打ち
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O3-l38lCxFq】
本図には、川中島の戦いの名場面として伝わる、上杉謙信と武田信玄の一騎打ちが描かれています。信玄をはじめ、甲州武士について記された軍学書には、“混戦のなか、白手ぬぐいで頭を包んだ武者が馬に乗って刀を抜き、突進して切りつけてきたので、信玄は立って軍配で受けた”と記されています。本図も、騎乗で切りつける謙信と、刀を軍配で受ける信玄の構図など、この記述に近い描き方がされています。
<安土・桃山時代>では、守護大名や戦国大名を描いた作品を中心に集めて紹介します。
徳川家康
浮世絵師が江戸幕府将軍を描いた珍しい作品
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O4-E5hEO2E1】
北斎の弟子・二代葛飾北斎が徳川家康を描いた肉筆画です。浮世絵師が江戸幕府の将軍を描いた作品は珍しく、「恐惶頓首百拝 北斎拝写」の落款からは、敬意をもって描いたことがわかり、当時の人々の幕府への見方を示しています。
<江戸時代>では、現在からみると歴史的事象である朝鮮通信使など、北斎が実際に見たと思われる事柄も登場します。
担当学芸員のコメント:「このほか、紫式部や源頼朝、楠木正成など、どこかで名前を聞いたことがある、”あの人”も作品に登場します。今までイメージしていた人物像と比べて、北斎を身近に感じていただけると幸いです。」
開催概要
・展覧会名|北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―
・会期|2021年12月21日(火)〜2022年2月27日(日)※前後期で一部展示替えあり
前期|2021年12月21日(火)〜1月23日(日)
後期|2021年1月25日(火)〜2月27日(日)
・休館日|毎週月曜日、年末年始(12月29日〜1月1日)
※開館|1月2日(日)、1月3日(月)、1月10日(月・祝)、休館|1月4日(火)、1月11日(火)
・開館時間9:30〜17:30(入館は17:00まで)
・主催|墨田区・すみだ北斎美術館
・お問い合わせ|03-6658-8936 (9:30〜17:30 ※休館日を除く)
・公式サイト|https://hokusai-museum.jp/hokusaidenihonshi/
・観覧料
一般 1,000円
高校生・大学生 700円
65歳以上 700円
中学生 300円
障がい者 300円
小学生以下 無料
●AURORA(常設展示室)、常設展プラス観覧料含む
●団体でのご来館は、当面の間、受付を行いません
2021年11月26日(金)
すみだ北斎美術館
すみだ北斎美術館では2021年12月21日(火)から2022年2月27日(日)まで「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」展を開催いたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O6-p7IypSU0】
本展では日本の歴史に焦点をあて、葛飾北斎やその弟子などが歴史上の人物や事件を描いた作品を集めます。主に高等学校の日本史の授業で取り上げられる人物や事件を軸とし、当時の歴史観に基づき神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代の歴史的事象が描かれた作品、弟子の描いた明治時代の錦絵までを展示いたします。
本展の見どころ
見どころ(1)
北斎や弟子が描いた作品とともに、歴史小説や物語等でも有名な歴史的場面を楽しめます。
見どころ(2)
北斎や弟子が描いたイメージから、作品が描かれた江戸時代当時の歴史の見方をうかがい知ることができます。
見どころ(3)
高校日本史で習う歴史用語の解説や、北斎や弟子の作品に描かれているポイントも一部解説しています。
展覧会構成
|神話の時代|古墳・飛鳥時代|奈良時代|平安時代|鎌倉時代|室町時代|安土・桃山時代|江戸時代|明治時代|
本展のハイライト
コノハナノサクヤビメ
『富嶽百景』の最初のページに描かれた神
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O2-8XfC9hEx】
『富嶽百景』は北斎の富士図を約100図収載した版本で、本図はその最初のページに描かれたコノハナノサクヤビメです。衣服をチリチリとした線で表現するなど、北斎の描画の特徴がみられます。
コノハナノサクヤビメは『日本書紀』や『古事記』に登場する神で、富士山麓にある浅間神社の御神体としてまつられています。
<神話の時代>では、アマテラステラス、スサノオノミコトなど、神話に登場する神々などを描いた作品を紹介します。
仏教伝来
北斎が描いた仏教伝来の歴史的場面
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O1-T81986Yq】
『三国伝来記』は善光寺(長野県)本尊の由来記の挿絵を北斎が描いたものです。本尊は百済(くだら)の聖明王(せいめいおう)から伝えられた仏像としています。本図は御簾の奥の欽明(きんめい)天皇へ、二人の百済の僧が鳳輦(ほうれん)を捧げている場面です。本尊の仏像は描かれていませんが、鳳輦の中にあると考えられます。
日本史の教科書で習う「仏教伝来」は、公式には百済の聖明王が欽明天皇に仏像や経典を伝えたといわれていることから、本図はまさに日本に仏教が伝わった歴史的場面といえます。
<古墳・飛鳥時代>では、仏教伝来や、聖徳太子、大化の改新など、古墳・飛鳥時代(3世紀中頃〜645年頃)に関する人物や出来事が描かれた作品を展示します。
畠山重忠
一の谷の戦いで、馬を担いで断崖を降りたと伝わる大力・剛勇の鎌倉武士
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O5-FW7RQSuk】
本図は軍記物語『源平盛衰記』に記された話に基づいて描かれたものと考えられます。
畠山重忠(1164〜1205)は、平安・鎌倉時代初期の武士です。当初平氏軍でしたが、後に源頼朝に従い、源(木曽)義仲追討などで活躍しました。北条義時と畠山重忠が登場する版本『星月夜顕晦録』も通期で展示します。
<鎌倉時代>では、源平の合戦も含め、執権となる北条氏などの人物、武家の争いによる社会不安の中で生まれた鎌倉仏教の開祖など、鎌倉幕府の時代(12世紀末〜1333年)を描いた作品を紹介します。
上杉謙信と武田信玄
北斎が描いた戦国大名の一騎打ち
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O3-l38lCxFq】
本図には、川中島の戦いの名場面として伝わる、上杉謙信と武田信玄の一騎打ちが描かれています。信玄をはじめ、甲州武士について記された軍学書には、“混戦のなか、白手ぬぐいで頭を包んだ武者が馬に乗って刀を抜き、突進して切りつけてきたので、信玄は立って軍配で受けた”と記されています。本図も、騎乗で切りつける謙信と、刀を軍配で受ける信玄の構図など、この記述に近い描き方がされています。
<安土・桃山時代>では、守護大名や戦国大名を描いた作品を中心に集めて紹介します。
徳川家康
浮世絵師が江戸幕府将軍を描いた珍しい作品
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202111253934-O4-E5hEO2E1】
北斎の弟子・二代葛飾北斎が徳川家康を描いた肉筆画です。浮世絵師が江戸幕府の将軍を描いた作品は珍しく、「恐惶頓首百拝 北斎拝写」の落款からは、敬意をもって描いたことがわかり、当時の人々の幕府への見方を示しています。
<江戸時代>では、現在からみると歴史的事象である朝鮮通信使など、北斎が実際に見たと思われる事柄も登場します。
担当学芸員のコメント:「このほか、紫式部や源頼朝、楠木正成など、どこかで名前を聞いたことがある、”あの人”も作品に登場します。今までイメージしていた人物像と比べて、北斎を身近に感じていただけると幸いです。」
開催概要
・展覧会名|北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―
・会期|2021年12月21日(火)〜2022年2月27日(日)※前後期で一部展示替えあり
前期|2021年12月21日(火)〜1月23日(日)
後期|2021年1月25日(火)〜2月27日(日)
・休館日|毎週月曜日、年末年始(12月29日〜1月1日)
※開館|1月2日(日)、1月3日(月)、1月10日(月・祝)、休館|1月4日(火)、1月11日(火)
・開館時間9:30〜17:30(入館は17:00まで)
・主催|墨田区・すみだ北斎美術館
・お問い合わせ|03-6658-8936 (9:30〜17:30 ※休館日を除く)
・公式サイト|https://hokusai-museum.jp/hokusaidenihonshi/
・観覧料
一般 1,000円
高校生・大学生 700円
65歳以上 700円
中学生 300円
障がい者 300円
小学生以下 無料
●AURORA(常設展示室)、常設展プラス観覧料含む
●団体でのご来館は、当面の間、受付を行いません