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歩いて楽しいまちへ パークアンドライドや次世代交通サービス(MaaS)活用がポイント

〜「『歩くまち・京都』に向けた駐車場マネジメントシンポジウム」開催報告〜

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112144969-O1-f5yzMhvR

『「歩くまち・京都」に向けた駐車マネジメントシンポジウム』(主催:一般社団法人近畿建設協会、一般社団法人日本プロジェクト産業協議会、後援:国土交通省近畿地方整備局、京都市)が2021年12月7日(火)、京都テルサ(京都府民総合交流プラザ)で開催されました。

世界的な観光都市である京都は、国内外から訪れる観光客で年々混雑の度合いが増し、市民生活にも重大な影響を与えています。そこで、京都市は「歩くまち・京都」を提唱し、公共交通の利用やパークアンドライドによる緩和策を進めようとしています。改めて、京都の課題解決に向けて、議論を深めようと、産学官及び一般からの参加者約260名が集いました。

冒頭、主催者を代表し、中村英夫JAPIC副会長が、世界的な文化観光都市である京都に、近い将来、国内外から多くの人々が再び訪れるようになるので、渋滞や交通問題から自由になることが、京都経済を力強いものにすると考え、提言の実現に向けてともに歩んでいただければと挨拶しました。

続いて、来賓の門川大作京都市長が登壇。京都市は「歩くまち・京都」としてまちづくりを進めているところであるが、新たな概念を取り入れた取り組みも必要であり、民間の提案や投資を促すためにも産学公連携して新たなまちづくりを推進していきたいと述べました。

基調講演では、山田忠史京都大学経営管理大学院教授が、「これからの駐車マネジメント」と題して、駐車マネジメントの必要性を各コンテンツの問題点や事例なども踏まえて講演し、続いて、杉原克郎JAPIC国土・未来プロジェクト研究会委員、株式会社エスシー・マシーナリ代表取締役社長より、『「歩くまち・京都」のための自動車流入抑制と連携した駐車マネジメント』について提言しました。

パネルディスカッションでは、コーディネーターは山田忠史教授、パネラーは、岩本雅也国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所長、梅澤優司京都市都市計画局歩くまち京都推進室長、濱?麻智公益社団法人京都市観光協会担当部長、浦尾たか子京南倉庫株式会社常務取締役、白水靖郎JAPIC国土・未来プロジェクト研究会委員、中央復建コンサルタンツ株式会社常務取締役で行われ、「歩くまち・京都」に向けた駐車マネジメントについて、拡張型MaaSや利用者目線での検討の必要性等を議論しました。

終わりに、谷本光司理事長(一般社団法人近畿建設協会)より、京都のまちが魅力的になることは、関西を、そして日本を元気にすることになる。そのため、一人一人が自分の立場で、置かれた課題に対してできることを考えるきっかっけになることを期待するとの挨拶で閉会となりました。

 

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