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人と人とのつながりを取り戻す!「キャンパスピアノ」を村上春樹ライブラリーで開催

2021年12月24日
早稲田大学

早稲田大学政治経済学術院(学術院長:齋藤純一)は、2021年12月23日(木)に早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)にて、「キャンパスピアノ」を開催しました。キャンパスピアノとは、全国で広まりつつある、駅ピアノやストリートピアノの大学キャンパス版。当日は、早稲田大学の学生、教職員、一般の方157名が来場しました。またゲストとして、ポップスピアニストのハラミちゃん、ジャズピアニストの岩崎良子さんにもご来場いただき、音楽を介して一体となることができました。

新型コロナウイルスによって希薄化した人と人との“つながり”を取り戻す
本イベントは、9月に開催された「早稲田大学政治経済学術院『つながる』イベント」企画コンペティションで、学生によって提案された企画を実現させる形で、執り行われました。コンペのテーマは、コロナ禍で希薄化した、人と人との“つながり”を取り戻すためのイベントを提言すること。2020年は授業のオンライン化や外出自粛に伴い、他の人に会うことさえできない日々が続きました。2021年はつながりを取り戻す年にしたいと、政治経済学術院は学生同士のつながりをより強めるためのイベント企画を、コンペティションという形で学生に問いかけました。

「キャンパスピアノ」を提案し、最優秀賞を受賞したTeam Pianoforteの皆さん
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112245500-O1-6G6dZRp8
左から村島みのりさん/田中翔さん/西岡愛さん(いずれも政治経済学部4年)

村島:コロナ禍でも開催できる安全性の高いイベントで、つながりを生み出さなければならないという点に非常に悩みました。“感染対策”と“つながり”は相反するようなところがありますからね。また、早稲田大学には留学生も多いため、誰でも参加可能な多様性のあるイベントにしたいという思いもありました。

田中:議論に行き詰まり、「(政治経済学部が入っている)3号館に1番欲しいものは?」というシンプルな問いに立ち戻ったところで、思いついたのが「グランドピアノ!」。それがきっかけで、キャンパスピアノの原案が生まれました。

西岡:音楽に言葉は要らないから留学生も参加できますし、喋(しゃべ)らないから対面でもできます。3人とも音楽の経験があり、音楽が持つ力を実感していたのも大きかったと思います。

当日は、学生や教職員など157人が来場!
大学の冬季休業の初日であったイベント当日は、157人が来場し、28人がピアノのほか、ヴァイオリンやギターを演奏しました。当初は3号館1階での実施予定でしたが、本年10月に開館しました国際文学館(村上春樹ライブラリー)から、「国際文学館は『文学や文化の風通しのよい交流の場』となることを目指しており、今回のイベントを後援します」との提案があり、実現しました。
今回使用されたピアノは、村上春樹氏が経営していたジャズ喫茶「ピーター・キャット」で使用されていたグランドピアノです。
事前予約は不要で、演奏曲も自由。クリスマスソングを演奏する人もいれば、流行りの話題曲をアレンジして演奏する人もいました。来場者の中には、自身は楽器の演奏はできないけれど、音楽を聴くためだけに足を運んだという人も。楽器は弾く人だけではなく、聴く人も楽しめるからこそ、人と人をつなぐ術(すべ)になるという、Team Pianoforteの3人の想いが実現された瞬間でした。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112245500-O12-5RL75JHe
ポップスピアニストのハラミちゃんがサプライズで登場。会場は熱気に包まれた。

演奏者インタビュー
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112245500-O4-rULW1xb9
佐々木 寛志さん(早稲田大学政治経済学部学術院の職員)
大学職員として勤務する傍ら、ピアノ奏者として数多くの大会で受賞経験を持つ。「ドビュッシーの月の光」ほか2曲を演奏し、会場を沸かせた。
佐々木:コロナ禍の中で学生さんをはじめ、皆さんとライブ音楽でつながれたのが最高に嬉しかったです。ありがとうございました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112245500-O6-F4MtrWWw
菊池 柾慶さん(早稲田大学政治学研究科博士課程1年)ヴァイオリンを演奏。
ピアノ演奏の牧野さんと共に、観客を魅了した。
菊池:ヴァイオリンでイベントに参加するにあたって、素晴らしいピアニストの方と知り合いになることができました。キャンパスピアノを契機としてつながることができたことに、大変感謝しております。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112245500-O7-NPm75sZ8
坂本 里沙子さん(早稲田大学文学部3年)
ロシア国立モスクワ音楽院を卒業し、現在は大学生とピアニストの二足の草鞋を履く。
坂本:普段は会話を通してつながっている他の学生の皆さんと、今日は音楽を介してつながることができて、嬉しかったです。たくさんの方々に聴いていただけて、素敵な時間を過ごすことができました。

「キャンパスピアノ」第二弾に期待!
新型コロナウイルスによって、人との距離を取ることや、会話を控えることが求められている今、キャンパスピアノは、誰かとリアルにつながりたい、感動を共有したい、自分を表現したいといった、日頃から私たちが秘めている願いをかなえてくれるイベントでした。「早稲田大学政治経済学術院『つながる』イベント」を通じて実現したかった、“学生同士のつながり”はもちろん、“学生と教職員のつながり”も一層深まった1日となりました。「キャンパスピアノ」第二弾も今から楽しみです。

早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)について
所在地:新宿区西早稲田1−6−1 早稲田キャンパス 4号館
開館時間:10:00−17:00
休館日:水曜日、祝日、(12月22日〜1月5日は冬季休館日)、入試期間等
入館料:無料
入館は当面の間、事前予約制(B1のカフェのみの利用は予約不要)
*休館日・事前予約等については、HPでご確認ください。
https://www.waseda.jp/culture/wihl/

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