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第15回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞者決定

文部科学省・厚生労働省後援 住友生命子育て支援事業

2022年2月24日
住友生命保険相互会社

 
文部科学省・厚生労働省後援 住友生命子育て支援事業
第15回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞者決定

 住友生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長 高田 幸徳、以下「住友生命」)は、2007年からより良い子育て環境の整備にむけた「未来を強くする子育てプロジェクト」(以下、「本プロジェクト」)に取り組んでいます。
 本プロジェクトでは、地域において子育て環境づくりに取り組む個人・団体に贈る「子育て支援活動の表彰」と、子育てと人文・社会科学分野の研究活動の両立に努力している「女性研究者への支援」の公募事業を実施しています。
 これまで過去14回の表彰を通じて、158組の子育て支援活動と、141名の女性研究者への支援を行ってきました。

 15回目となる今年度は、子育て支援に資する諸活動を行っている団体・個人合わせて211組、子育てを行いながら研究を続けている女性研究者109名の応募の中から受賞者を決定しました。表彰式は、2022年2月25日(金)にオンラインで開催します。

【子育て支援活動の表彰】
 ○スミセイ未来大賞 2組(文部科学大臣賞1組、厚生労働大臣賞1組)
○スミセイ未来賞 10組

【女性研究者への支援】
 ○スミセイ女性研究者奨励賞 10名

※受賞者および本プロジェクトの詳細については、住友生命ホームページをご覧ください。
・受賞者の詳細
https://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/community/mirai_child/result/2021/

・本プロジェクトの詳細
https://www.sumitomolife.co.jp/about/csr/community/mirai_child/

第15回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞者一覧
【子育て支援活動の表彰】
○スミセイ未来大賞 2組(文部科学大臣賞1組、厚生労働大臣賞1組)
文部科学大臣賞
認定NPO法人 盛岡ユースセンター(岩手県盛岡市)
厚生労働大臣賞
特定非営利活動法人 日本こども支援協会(大阪府大阪市)

○スミセイ未来賞 10組 
特定非営利活動法人 a little(兵庫県西宮市)
特定非営利活動法人 大空へ飛べ(富山県小矢部市)
特定非営利活動法人 かごしま子どもと自然研究所(鹿児島県鹿児島市)
NPO法人 ここはぐ(秋田県秋田市)
特定非営利活動法人 子どもの環境を守る会 Jワールド(千葉県松戸市)
認定NPO法人 3keys(東京都新宿区)
認定特定非営利活動法人 多文化共生センター東京(東京都荒川区)
NPO法人 にこり(福岡県遠賀郡岡垣町)
特定非営利活動法人 街のひろば(埼玉県入間郡三芳町)
一般社団法人 宮古島こどもこそだてワクワク未来会議(沖縄県宮古島市)

【女性研究者への支援】
○スミセイ女性研究者奨励賞 10名
岡田 有美子:明治大学大学院 理工学研究科
加藤 晴美 :筑波大学 人文・文化学群 非常勤講師
金城 美幸 :立命館大学 生存学研究所 プロジェクト研究員
清水 紀子 :北海道大学大学院 法学研究科
瀬川 千裕 :神戸大学大学院 人間発達環境学研究科
?田 陽奈子:同志社大学法学部 日本学術振興会 特別研究員PD
鶴田 星子 :京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科
波塚 奈穂 :東京大学大学院 総合文化研究科
橋本 泰奈 :東京大学大学院 総合文化研究科
李 潤澤  :大阪大学大学院 言語文化研究科
※受賞者名は敬称略、五十音順に掲載。

第15回「未来を強くする子育てプロジェクト」受賞団体・受賞者詳細
1.子育て支援活動の表彰
a.スミセイ未来大賞
【文部科学大臣賞】
「認定NPO法人 盛岡ユースセンター(岩手県盛岡市)」
地域のニーズを受け、子どもたちが笑顔で成長するフリースクールを運営
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O14-aTr67OQy
 小学5年生〜20歳前後を対象としたフリースクールとして、11年にわたり活動。学校生活の中では、自分らしさを大切にすることが難しいと感じる子どもたちに「もっと自由なやり方でいいんだ」と感じてもらい、多様な選択肢の中から、自分の進みたい道を選べるようになってもらうことを目標に、子どもたちの自主性を大切にしながら、彼らがやりたいことを応援している。
 岩手県内には、子どもたちが学校以外で学び、過ごせる環境がほとんどないが、行政や医療機関におけるフリースクールへの理解が進んだことで、不登校の子どもの紹介が増えており、小学校低学年からの受け入れを次年度から開始することを目指し、試行錯誤している。

【厚生労働大臣賞】
「特定非営利活動法人 日本こども支援協会(大阪府大阪市)」
里親制度啓発、里親支援、アドボカシー(政策提言)を通して、
親と暮らせない子どもたちの健全育成を支援
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O9-3jO988WN
 全国に45,000人いるといわれている、さまざまな事情で親と暮らせない、養育が必要な子どもを助けるために、彼らの受け皿となる里親の制度の認知向上のための啓発活動、里親への積極的支援、里親制度をさらに有効に機能させるためのアドボカシー(政策提言)を中心とした活動を展開。
 今後は、各地で困難な運営を強いられる里親会を支える仕組みの立ち上げや、企業を通じた啓発にも力を入れ、さらに認知を広めると同時に、里親として手を上げやすい社会を作っていくことを目標としている。

 
b.スミセイ未来賞
「特定非営利活動法人 a little(兵庫県西宮市)」
「半径1.5キロ」を合言葉に身近な距離で支え合う地域を目指す

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O3-bTP4lWUe
 女性が生涯を通して自分らしくいられる社会を目指し、コミュニティ作り、家事サポートなどを提供。スタッフであるサポーターの自宅から半径1.5キロ圏内の支え合いを掲げ、産前産後の家庭や、ひとり親家庭を支援している。顔の見える関係を作ることで、子育てのバトンが地域で生まれ、地域全体の子育て環境の改善につながることを目指している。

「特定非営利活動法人 大空へ飛べ(富山県小矢部市)」
文化・福祉活動を通した子どもたちの居場所づくり、
無料学習支援や不登校児への支援、保護者への教育相談活動
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O10-4Ni1J172
 子どもたちの健やかな成長のためには、教員、保護者、地域の方々が協力し合う活動が必要と考え、35年間にわたり、多くの子どもたちが参加する歌や劇のステージを毎年開催。病院、学校、各種施設でのコンサートや震災支援募金活動など、ボランティア活動も積極的に行い、3年前からは、不登校の子どもたちの居場所づくりや、無料学習支援も開始。来年度からは「子ども食堂」も計画している。

「特定非営利活動法人 かごしま子どもと自然研究所(鹿児島県鹿児島市)」
子どもから大人へ。
地域や身近な自然を再生することを目指す自然体験・環境教育を展開
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O13-mGqg2Odq
 自然や生きものとのふれあい、自主的な活動を尊重し、子どもたちの問題意識だけでなく、やり抜く力、協調性といった、非認知能力や課題解決力を育む活動を展開。
 子育てを含む今日の社会的課題や環境問題を解決するためには、大人の行動変容が必要という考えのもと、子どもの変化を通して、大人の価値観にも影響を与えることで、子どもから大人、そして周囲に波及し、よりよい地域や身近な自然、明るい未来が醸成されるよう願っている。

「NPO法人 ここはぐ(秋田県秋田市)」
出産にかかわるさまざまな悩みを抱える女性、そして家族を支える場を提供
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O7-xG4J0nDk
 「一人ひとりに寄り添う」を信条に、子どもを亡くした親の心を支えるグリーフケア活動をはじめとして、産前産後をサポートする「産前産後カフェ」「助産院」や、望まない妊娠の相談ダイヤル「にんしんSOS」の運営など、妊娠前後、出産、子育てにかかわる多様な活動を展開。母親たちを支えるべく、助産師をはじめとする多くの専門家が連携して活躍できる場を作っている。

「特定非営利活動法人 子どもの環境を守る会 Jワールド(千葉県松戸市)」
子どもたちが安心して成長できる環境を守り、保護者の悩みに寄り添う
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O4-nKbi6GBE
 思春期の子どもや保護者への支援、シングルマザーの子育てサポートの必要性が増していることから、さまざまな理由で学校や家庭に居場所のない中学生・高校生が大家族を体験できる「ユースペース」を運営。また、より小さな子どもの子育てを支援する「リバちぃ」事業など、多様な活動を通じて、誰もが自立し、豊かな人生を歩めるよう応援することを目指している。

「認定NPO法人 3keys(東京都新宿区)」
すべての子どもが十分な教育、愛情を受けられる社会を目指し、
子どもに寄り添った活動を展開
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O12-527k1sTO
 生まれ育った環境によらず、すべての子どもに必要な支援を届けることを目的に、東京、神奈川の児童養護施設のべ29カ所で学習支援を実施するほか、親に頼ることが難しい子どもの悩みに応える、10代のための相談窓口まとめサイトを運営。さらに、これらの活動の集大成として、家や学校に居場所がない子どもたちの居場所「ユースセンター」を開設するなど、子どもたちの心に寄り添った支援を行っている。

「認定特定非営利活動法人 多文化共生センター東京(東京都荒川区)」
「たぶんかフリースクール」や高校進学ガイダンス等を通じて、
外国にルーツを持つ子どもたちの学びを支援
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O6-JT1muFFM
 外国にルーツを持つ子どもたち、特に義務教育を終えて来日する子どもたちが日本の高校に進学するための受け皿は少なく、教育に関する情報を得ることも難しい。こうした背景を受け、主に外国にルーツを持つ学齢超過の子どもたちのための「たぶんかフリースクール」を運営。日本語や教科を学ぶ場を提供して高校進学を支援し、多様な子どもたちが活躍できる社会の実現を目指している。

「NPO法人 にこり(福岡県遠賀郡岡垣町)」
医療的ケアが必要な子どもたちと家族の“当たり前の願い”を叶える、医療・介護支援
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O8-no5ai6av
 病気や障がいにより、日常的に医療的なケアを必要とする子どもたちとその家族の「いろいろな所へ出かけたい」「お友だちと一緒に学校や保育園に行きたい」といった“当たり前の願い”を叶えるために活動を開始。多様なニーズに対応するため、訪問看護、訪問介護(こども専門ヘルパー)や福祉有償運送、保育所等訪問支援、児童発達支援など、多くの事業を展開している。


「特定非営利活動法人 街のひろば(埼玉県入間郡三芳町)」
外国にルーツを持つ家庭や、
ひとり親、生活困窮家庭の子どもたちに寄り添った学習支援
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O5-IsPi8Fld
 訪日したばかりの子どもたちに寄り添った、丁寧な日本語支援を中心に、地域の生活困窮家庭の小学生、中学生に向けた学習指導など、学校だけではカバーしきれない課題を抱える子どもたちをサポート。成績を向上させることではなく、学習の場を子どもたちの安心できる居場所にしていくこと、そして学習内容を理解できたという経験を子どもたちの自信につなげていくことを目的として活動している。

「一般社団法人 宮古島こどもこそだてワクワク未来会議(沖縄県宮古島市)」
宮古島の家庭と子どもを市民、専門職、企業が協働で支える活動
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202202247735-O11-I99aZ7GY
 宮古島は、生活困窮、DV、虐待等の多くの課題を抱えている。こうした家庭に対して、相談窓口、学用品配布、DVシェルター、ひとり親世帯等への食支援等、多様な支援活動を展開。食材や学用品の確保には、企業、団体、PTA、市民など多くの方から協力を得ながら、食材配達時の相談対応やDVシェルター利用者のケア等では、医療・福祉の専門職も参画して、家庭と子どもを地域で支える仕組みを創るために活動している。

 
2.女性研究者への支援
スミセイ女性研究者奨励賞

岡田 有美子:明治大学大学院 理工学研究科
<研究テーマ>
移動とセクシュアリティ ―沖縄をめぐる現代美術への視座―

加藤 晴美:筑波大学 人文・文化学群 非常勤講師
<研究テーマ>
1920-30年代における遊廓の空間的特質とその変容  ―娼妓と遊客の生活史を中心として―
金城 美幸:立命館大学 生存学研究所 プロジェクト研究員
<研究テーマ>
パレスチナ難民たちのネットワーク化と故郷についての記憶形成過程の研究

清水 紀子:北海道大学大学院 法学研究科
<研究テーマ>
特許権存続期間延長登録制度の現状把握に向けた実証研究

瀬川 千裕:神戸大学大学院 人間発達環境学研究科
<研究テーマ>
作文教育の理論と実践に関する研究 ―パフォーマンス評価への示唆を求めて―

?田 陽奈子:同志社大学法学部 日本学術振興会 特別研究員PD
<研究テーマ>
人権条約の実効的な国内的実施メカニズムの構築に向けて 
―障害者権利条約33条2項を手がかりに―

鶴田 星子:京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科
<研究テーマ>
信仰の選択と家族・親族とのつながり 
―現代インドにおける異宗教間夫婦の生活実践―
  
波塚 奈穂:東京大学大学院 総合文化研究科
<研究テーマ>
先住民地区開発に対峙する女性リーダー ―中米先住民の大規模プロジェクト反対運動を例として―
橋本 泰奈:東京大学大学院 総合文化研究科
<研究テーマ>
戦後西ドイツの外国人労働者政策とナチズムの「過去」

李 潤澤:大阪大学大学院 言語文化研究科
<研究テーマ>
日本映画にみる満洲記憶の表象についての映画社会学的研究

 
<住友生命子育て支援事業 第15回「未来を強くする子育てプロジェクト」 概要>
主 催  : 住友生命保険相互会社
後 援 : 文部科学省、厚生労働省
審査員  : 「未来を強くする子育てプロジェクト」選考委員会メンバー
            選考委員長 汐見 稔幸氏   (東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長)
            選考委員  大日向 雅美氏  (恵泉女学園大学学長)
          奥山 千鶴子氏  (認定NPO法人びーのびーの理事長)
          米田 佐知子氏  (子どもの未来サポートオフィス代表)
          香山 真          (住友生命保険相互会社 常務執行役員)

【子育て支援活動の表彰】

募集内容:より良い子育て環境づくりに取り組む個人・団体を募集します。各地域の参考になる特徴的な子育て支援活動を社会に広く紹介し、他地域への普及を促すことで、子育て環境を整備し、子育て不安を払拭することを目的としています。

応募要件:◆子育て支援に資する諸活動を継続的に行っていること。
     ◆活動内容が社会に認められ、ロールモデルとなりうるものであること。
     ◆活動の公表を了承していただける個人・団体であること。
     ◆日本国内で活動している個人・団体であること。

表    彰:◆文部科学大臣賞(スミセイ未来大賞受賞者の1組に授与)/表彰状
    ◆厚生労働大臣賞(スミセイ未来大賞受賞者の1組に授与)/表彰状
    ◆スミセイ未来大賞  2組 /表彰盾、副賞100万円
    ◆スミセイ未来賞    10組 /表彰盾、副賞50万円

応 募 数: 計211組

【女性研究者への支援】
募集内容: 育児のため研究の継続が困難となっている女性研究者および、育児を行いながら研究を続けている女性研究者が、研究環境や生活環境を維持・継続するための助成金を支給します。人文・社会科学分野における萌芽的な研究の発展に期待する助成です。

応募要件:◆人文・社会科学分野の領域で、有意義な研究テーマを持っていること。
     ◆原則として応募時点で未就学児(小学校就学前の幼児)の育児を行っていること。
     ◆原則として修士課程資格取得者または、博士課程在籍・資格取得者であること。
     ◆2名以上の推薦者がいること(うち1名は、従事した、または従事する大学・研究所等の指導教官または所属長であることが必須)。
     ◆現在、大学・研究所等に在籍しているか、その意向があること。
     ◆支援を受ける年度に、他の顕彰制度、助成制度で個人を対象とした研究助成を受けていないこと(科研費・育児休業給付などは受給していても応募いただけます)。

※この事業では、過去の実績ではなく、子育てをしながら研究者として成長していく方を支援したいと考えています。そのため、研究内容のみで判断することはありません。
※国籍は問いませんが、応募資料等への記載は日本語に限ります。

表   彰: ◆スミセイ女性研究者奨励賞 10名 
    表彰盾、助成金1年間100万円(上限)を最大2年間支給。 
    ※支給期間は2022年4月から2024年3月までの2年間

応 募 数: 計109名

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