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国内最小最軽量クラス(※1)の機器設計で高い設置自由度を実現したV2Xシステム「KPEP-Aシリーズ」発売

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井俊夫、以下、OSS)は、今後普及が拡大する電気自動車(EV・PHEV(※2))市場に向けて、2023年5月にV2X(※3)システム「KPEP-Aシリーズ」の発売を開始します。(※4)

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102197/202212050824/_prw_PT1fl_N1DUO7O8.png

 

<製品の外観>

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212050824-O10-5mJjNKtK

左: V2X用パワーコンディショナ(KPEP-A)、右:EVユニット(KP-DDV)(※5)

 

環境省が推進する「2050年カーボンニュートラルの実現にむけて」において、2035年までの新車販売の電動車比率100%の実現(※6)が国の目標として掲げられており、今後、電気自動車の普及は急速な拡大を見せる見込みです。電気自動車を大容量の蓄電池システムと見立て、貯めた電気を住宅(V2H)や施設(V2B)で活用できるようになるV2Xシステムは近年の相次ぐ自然災害に対するレジリエンス強化として注目を集めています。電気自動車は動く蓄電池として災害発生時の停電などで非常用電源として活用でき、BCP(事業継続)への貢献が期待できます。

 

OSSがこのたび発売する「KPEP-Aシリーズ」は、国内最小最軽量クラスを実現し、耐環境性、既存設備との親和性を兼ね備え、設置・導入の自由度を高めたV2Xシステムです。

本システムは国内最小最軽量クラスにより、これまで設置が難しかった狭小地などにも設置が可能な高い自由度をしました。さらに、従来機種より引き継いだ耐環境性により、重塩害エリアや積雪エリアでも使用することができます。

また、V2Xシステムのみの導入はもとより、すでに太陽光発電・蓄電池システムを導入済みのお客様にも簡単後付けで本システムを追加設置していただくことが可能で、設置場所や設置環境を問わないV2Xシステムを実現しました。

 

OSSは、電気自動車普及を通じたゼロカーボンとレジリエントな地域社会の両立に向けて、エネルギー変換技術や蓄電池制御技術を活用した様々な製品・サービスを提供していくとともに、本領域で様々なパートナー様とのアライアンスを図りながら、提供ソリューションの拡大を加速させてまいります。

 

 

■システムの特長

1.機器設置の自由度向上

最先端の設計技法を採用した機器設計と、V2X用パワーコンディショナとEVユニットを分離した独自のシステム設計により、国内最小クラスの小型化を実現。これにより場所をとらず狭小地での設置が可能となりました。また、EVユニットはお客様の設置環境に応じて壁取付タイプと自立タイプが選択でき、また、充放電ケーブルを収納するコネクタホルダを筐体の左右どちらでも取り付け可能にしたため、設置場所を選ばず設置自由度がさらに向上しました。

 

2.運搬・工事での施工性向上

本体機器各25kg前後の軽量化で、作業者一人での機器の持ち運びや取り付けが可能となり、機器の運搬や工事など施工面でのコスト削減にもつながります。

 

3.既存設備との親和性

V2Xシステム単体での導入をはじめ、当社太陽光発電用パワーコンディショナとセットでの導入はもとより、メーカー(※7)を問わず既設の太陽光発電システムとの接続が可能です。さらに、既に蓄電システムを設置済みのお客様にも導入いただくことができ、新設・既設の様々なシーンでV2Xシステムを導入することができます。

 

4.厳しい設置環境にも対応する耐環境性

重塩害環境や積雪などの厳しい設置環境に対し、IP66対応製品も取り揃えました。海岸線より500m以内の海岸部や積雪量の多い豪雪地域などでも設置が可能となります。

 

5.住まいに溶け込むエクステリアデザイン

落ち着いたメタリックカラーの筐体で住まいに自然に溶け込み、車両の横に設置しても遜色のないシャープでスタイリッシュなデザインを追求しました。(意匠出願中)

 

6.クラウド連携による遠隔管理

クラウドで連携した専用アプリケーションを利用することで、出先でもスマートフォンで発電量・充電量の状況を確認することができます。また、動作モードの変更や充放電操作も可能です。

 

7.安心安全のサービス保証

安心の10年間の長期保証サービス(※8)を付与。機器故障時には全国約140箇所あるサービス拠点から作業員の駆けつけ、故障機器の交換などにも対応でき、導入後も安心して使用いただけます。

 

今後、太陽光発電システムで発電した直流電力をそのまま車両に充電する機能や、蓄電システム併設時の連携強化など、更なる機能拡充を図っていく予定です。

 

 

■システム構成図(イメージ)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212050824-O3-UO306oH6

 

 

■主な仕様(※9)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212050824-O4-xeYY1NRG

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212050824-O5-If89i22Z

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212050824-O6-8aKPs4eo

 

※1 . 【2022年12月現在】 EV・PHEV向けパワーコンディショナメーカー各社公開の商品情報に基づき、当社で独自調査を行ったものです。

※2. EV:Electric Vehicle(電気自動車)電気を充電してモーターで走る車、PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle(プラグインハイブリッド車)動力源としてガソリンエンジンと電気モーターの2つを搭載しており専用コンセントを設置すれば家庭でも充電が可能

※3. V2X:Vehicle to X 電気自動車と何か(X)との接続や相互連携を総称する技術。電気自動車を蓄電池として扱い、家や建物などに給電する仕組み。 V2H(Vehicle to Home:住宅)、V2B(Vehicle to Building:建物)、V2G(Vehicle to Grid:地域)、V2L(Vehicle to Load:家電機器)などを指します。

※4. 現時点での予定です。具体的な発売日・出荷日などについては購入窓口までお問合せください。

※5. 現時点でのイメージです。筐体デザインは予告なく変更する場合があります。

※6. 2050年カーボンニュートラルの実現にむけて(環境省):2050年カーボンニュートラルの実現に向けた国の検討と具体的な取り組み(https://www.env.go.jp/earth/2050carbon_neutral.html)。電動車とはEV(電気自動車)・HV(ハイブリッド車)・PHEV(ブラグインハイブリッド車)・FCV(燃料電池車)が対象

※7. 一部例外機種が発生する場合があります。

※8. 一部保証サービス対象外の構成品があります。

※9. 現時点での予定です。製品仕様は予告なく変更する場合があります。

 

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社について

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、これまで独自のオートメーション技術により、自動改札機などの駅務自動化システムをはじめ、世界初・日本初の社会公共システムを数多く生み出してきました。これからも労働力不足やエネルギー、レジリエンスなどの社会課題をいち早く捉え、IoT・AI・ロボティクスなどの最先端技術、ソフトウェア、運用・保守のトータルサービスでソリューションを構築し、安心・安全・快適な社会づくりに貢献してまいります。

 

 

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