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機構シンポジウム2022「多様な知の創出を加速するデータサイエンス」をオンライン開催

山極壽一氏、木部暢子氏が登壇 様々な社会課題や地球規模課題の解決に向けたデータサイエンス研究を紹介

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構(東京都港区、機構長:藤井良一)は、12月23日(金)に2022年度 機構シンポジウムをオンライン開催します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212131107-O1-6QR07q12

 情報・システム研究機構では、2004年度の法人設立当時から、「情報とシステム」をキーワードとしてシンポジウムを開催してきました。地球環境変動やSDGsなど、これらの社会課題や地球規模課題の解決に向けては、多様な研究者の参画により、あらゆる分野の科学技術に関する知見を総合的に活用し、的確な対応を図ることが求められます。生命、地球環境、人間社会の複雑な現象の解明にデータサイエンスを通して挑む情報・システム研究機構では、「多様な知の創出を加速するデータサイエンス」をテーマとする18回目のシンポジウムを開催します。

 本シンポジウムでは、霊長類学者、ゴリラ研究の第一人者である総合地球環境学研究所の山極壽一所長、人間文化研究に関する唯一の大学共同利用機関法人でありデジタル・ヒューマニティーズにも取り組む人間文化研究機構の木部暢子機構長による招待講演を実施。機構内外の研究者による8講演を無料配信します。

◇開催概要◇
日時:令和4年12月23日(金)13:00〜17:40
形態:Web配信(Zoomウェビナー&YouTube Live)
特設サイト・プログラム https://sympo2022.rois.jp/
参加登録 https://sympo2022.rois.jp/regist/

◇招待講演◇
◆山極壽一  総合地球環境学研究所 所長
「データサイエンスの可能性と不可能性」
人間を含む生物の行動や社会を扱う学問はデータサイエンスの進展によって可能になる領域と難しい領域がある。たとえば一見関係がなさそうな分野の情報でもデータを突き合わせてみると高い相関が出る場合がある。一方で過去のデータのみでは予見が難しい行動や社会の動きがある。データサイエンスはゼロから何かを生み出すイノベーションには向いていないので、そこには人文学やアートの発想を組み合わせる必要がある。

◆木部暢子  大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 機構長
「デジタル・ヒューマニティーズによる新たな知の創出―人間文化研究機構の取組―」
人文機構の6機関は、歴史、民俗、民族、文学、言語、環境など多様な分野にわたる資料を有している。資料の種類も文字、絵画、写真、映像、音響、音声など多様である。これらの一部はデジタル化のうえネットで公開しているが、そうでない資料も多い。これらをデジタル化し、相互に繋ぐことにより新しい発想を生み出そうというのが人文機構の第4期の取組である。講演では人文データの特徴やデータ連結の際の問題等を紹介する。

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