商業施設やホテル向け「リフレッシュエアルーム」を発売
[22/12/27]
提供元:共同通信PRワイヤー
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■花粉を弱風・静音で除去し、室内コーティングでアレル物質作用を低減
2022年12月27日
大和ハウス工業株式会社
株式会社フジタ
藤田商事株式会社
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一、以下「大和ハウス工業」)と株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:奥村洋治、以下「フジタ」)は、エアシャワーと室内コーティングを組み合せた花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発しました。
本商品は、フジタグループ会社の藤田商事株式会社(本社:東京都文京区、社長:道井美一、以下「藤田商事」)が2023年1月1日に販売を開始します。
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会の「2021年版アレルギー性鼻炎ガイド」によると、推定される全国の花粉症有病率は、1998年の19.6%から2019年には42.5%まで増加しています。そのため、個人の対策だけでなく、ホテルや商業施設などでも、快適な空気環境を整備することが重要となっており、大和ハウスグループが携わる施設においてもその対応が求められています。
そこで、大和ハウス工業とフジタは、花粉などを除去するエアシャワーとアレル物質の不活化効果がある吸着性光触媒コーティングを組み合せた、花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発しました。新開発のエアシャワーは、ホテルや商業施設などのエントランスやエレベーターホールに設置することを想定した設備です。花粉が衣服に付着する原因となる静電気を除去することで、弱い風でも衣服に付着した花粉などを取り除くことが可能です。また、エアシャワーで吹き飛ばした花粉などは、壁や床に施した光触媒コーティングにより不活化することで、空気の清浄化を図ります。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202212231638/_prw_PT1fl_x7oZx7Ko.png】
1.静電気を除去して弱風で花粉などを取り除くエアシャワー
工場などに導入されるエアシャワーは、台風並みの風(秒速約25m)を20秒間当てることで付着した花粉などを落としますが、音が大きく、衣類も乱れることから商業施設やホテルなどでの利用には適していませんでした。
そこで「リフレッシュエアルーム」では、弱風で衣類に付着した花粉などを取り除くことができるエアシャワーを開発しました。大和ハウス工業総合技術研究所では、エアシャワーの開発にあたって、静電気を除去できるシャープ株式会社の独自技術「プラズマクラスター」を採用し、秒速約18mの風を5秒間当てると衣類に付着する花粉を約80%取り除くことができることを確認しました。また、エアシャワー内には吸音材を採用し、装置内の機器構成を工夫することで、静音性も高めました。
2.花粉のアレル物質の作用を最大99.4%低減することを確認したコーティング材を採用
「リフレッシュエアルーム」では、エアシャワーにより飛散したり、衣服から取り除くことができず、客室内などに持ち込まれる花粉対策のために「吸着性光触媒コーティング」を採用しました。「吸着性光触媒コーティング」は、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンの試験や評価などを行うITEA株式会社 東京環境アレルギー研究所によって、スギ花粉のアレル物質の作用を99.4%減少することが確認されたコーティング材です。有機化合物などを吸着する「アパタイト」と、光触媒作用をもつ「二酸化チタン」を組み合わせた「アパタイト被覆二酸化チタン」を採用しており、太陽光や蛍光灯、LED照明などを当てることで花粉の不活化効果や、抗ウィルス、抗菌、防カビや防汚、消臭などにも効果を発揮します。食品衛生法の基準に基づいた検査もクリアしているため、床や壁、天井などに吹き付けても安心して利用できます。
3.ホテルでのモニタープラン販売で満足度88%の評価
「リフレッシュエアルーム」の効果検証のため、大和リゾート株式会社が運営するリゾートホテル「THE KASHIHARA」(奈良県橿原市)ならびに大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が運営するビジネスホテル「ダイワロイネットホテル大阪新梅田」(大阪府大阪市)に試験導入し、モニター宿泊プラン(※3)を販売しました。その結果、88%※4の宿泊者から「大変満足」または「満足」という評価を得られました。
※3. チェックイン後に吸着性光触媒コーティングを塗布した宿泊フロアにてエアシャワーを利用した後、吸着性光触媒コーティングを塗布した客室にご宿泊。
※4. 「THE KASHIHARA」および「ダイワロイネットホテル大阪新梅田」にて2022年3月〜9月の間にリフレッシュエアルームに宿泊したお客さま394名へのアンケートの中で“リフレッシュエアルームでお過ごしいただき、満足されましたか?”という質問項目に対する回答を集計した結果、「とても満足」「やや満足」と回答頂いた方の割合。
4.「リフレッシュエアルーム」によるストレス値の低下を確認
大和ハウス工業では、奈良県立医科大学監修のもと2022年10月に「『リフレッシュエアルーム』を用いた花粉除去及び花粉のアレル物質作用抑制による花粉症症状の軽減効果確認」(※5)に関する共同研究を実施しました。「リフレッシュエアルーム」と「一般客室」に宿泊する被験者の心拍変動解析を行った結果、「リフレッシュエアルーム」では有意なストレス値の低下が認められる結果を得られました(※6)。
今後、「リフレッシュエアルーム」による効果を医学的に更に確認するため、スギ花粉が多くなる2023年2月にも共同研究を実施する計画です。
※5. 奈良県立医科大学倫理委員会にて承認された内容。
※6.「THE KASHIHARA」にて、「リフレッシュエアルーム」に15名、「一般客室」に5名の被験者が心拍センサをつけて宿泊した結果。
●「リフレッシュエアルーム」の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202212231638/_prw_PT2fl_148EdO5f.png】
2022年12月27日
大和ハウス工業株式会社
株式会社フジタ
藤田商事株式会社
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一、以下「大和ハウス工業」)と株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:奥村洋治、以下「フジタ」)は、エアシャワーと室内コーティングを組み合せた花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発しました。
本商品は、フジタグループ会社の藤田商事株式会社(本社:東京都文京区、社長:道井美一、以下「藤田商事」)が2023年1月1日に販売を開始します。
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会の「2021年版アレルギー性鼻炎ガイド」によると、推定される全国の花粉症有病率は、1998年の19.6%から2019年には42.5%まで増加しています。そのため、個人の対策だけでなく、ホテルや商業施設などでも、快適な空気環境を整備することが重要となっており、大和ハウスグループが携わる施設においてもその対応が求められています。
そこで、大和ハウス工業とフジタは、花粉などを除去するエアシャワーとアレル物質の不活化効果がある吸着性光触媒コーティングを組み合せた、花粉対策空間「リフレッシュエアルーム」を開発しました。新開発のエアシャワーは、ホテルや商業施設などのエントランスやエレベーターホールに設置することを想定した設備です。花粉が衣服に付着する原因となる静電気を除去することで、弱い風でも衣服に付着した花粉などを取り除くことが可能です。また、エアシャワーで吹き飛ばした花粉などは、壁や床に施した光触媒コーティングにより不活化することで、空気の清浄化を図ります。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202212231638/_prw_PT1fl_x7oZx7Ko.png】
1.静電気を除去して弱風で花粉などを取り除くエアシャワー
工場などに導入されるエアシャワーは、台風並みの風(秒速約25m)を20秒間当てることで付着した花粉などを落としますが、音が大きく、衣類も乱れることから商業施設やホテルなどでの利用には適していませんでした。
そこで「リフレッシュエアルーム」では、弱風で衣類に付着した花粉などを取り除くことができるエアシャワーを開発しました。大和ハウス工業総合技術研究所では、エアシャワーの開発にあたって、静電気を除去できるシャープ株式会社の独自技術「プラズマクラスター」を採用し、秒速約18mの風を5秒間当てると衣類に付着する花粉を約80%取り除くことができることを確認しました。また、エアシャワー内には吸音材を採用し、装置内の機器構成を工夫することで、静音性も高めました。
2.花粉のアレル物質の作用を最大99.4%低減することを確認したコーティング材を採用
「リフレッシュエアルーム」では、エアシャワーにより飛散したり、衣服から取り除くことができず、客室内などに持ち込まれる花粉対策のために「吸着性光触媒コーティング」を採用しました。「吸着性光触媒コーティング」は、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンの試験や評価などを行うITEA株式会社 東京環境アレルギー研究所によって、スギ花粉のアレル物質の作用を99.4%減少することが確認されたコーティング材です。有機化合物などを吸着する「アパタイト」と、光触媒作用をもつ「二酸化チタン」を組み合わせた「アパタイト被覆二酸化チタン」を採用しており、太陽光や蛍光灯、LED照明などを当てることで花粉の不活化効果や、抗ウィルス、抗菌、防カビや防汚、消臭などにも効果を発揮します。食品衛生法の基準に基づいた検査もクリアしているため、床や壁、天井などに吹き付けても安心して利用できます。
3.ホテルでのモニタープラン販売で満足度88%の評価
「リフレッシュエアルーム」の効果検証のため、大和リゾート株式会社が運営するリゾートホテル「THE KASHIHARA」(奈良県橿原市)ならびに大和ハウスリアルティマネジメント株式会社が運営するビジネスホテル「ダイワロイネットホテル大阪新梅田」(大阪府大阪市)に試験導入し、モニター宿泊プラン(※3)を販売しました。その結果、88%※4の宿泊者から「大変満足」または「満足」という評価を得られました。
※3. チェックイン後に吸着性光触媒コーティングを塗布した宿泊フロアにてエアシャワーを利用した後、吸着性光触媒コーティングを塗布した客室にご宿泊。
※4. 「THE KASHIHARA」および「ダイワロイネットホテル大阪新梅田」にて2022年3月〜9月の間にリフレッシュエアルームに宿泊したお客さま394名へのアンケートの中で“リフレッシュエアルームでお過ごしいただき、満足されましたか?”という質問項目に対する回答を集計した結果、「とても満足」「やや満足」と回答頂いた方の割合。
4.「リフレッシュエアルーム」によるストレス値の低下を確認
大和ハウス工業では、奈良県立医科大学監修のもと2022年10月に「『リフレッシュエアルーム』を用いた花粉除去及び花粉のアレル物質作用抑制による花粉症症状の軽減効果確認」(※5)に関する共同研究を実施しました。「リフレッシュエアルーム」と「一般客室」に宿泊する被験者の心拍変動解析を行った結果、「リフレッシュエアルーム」では有意なストレス値の低下が認められる結果を得られました(※6)。
今後、「リフレッシュエアルーム」による効果を医学的に更に確認するため、スギ花粉が多くなる2023年2月にも共同研究を実施する計画です。
※5. 奈良県立医科大学倫理委員会にて承認された内容。
※6.「THE KASHIHARA」にて、「リフレッシュエアルーム」に15名、「一般客室」に5名の被験者が心拍センサをつけて宿泊した結果。
●「リフレッシュエアルーム」の概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202212231638/_prw_PT2fl_148EdO5f.png】