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「第19回ACジャパン広告学生賞」入賞作品決定

テレビCM部門グランプリは『たまにセーブ』、 新聞広告部門グランプリは『放課後の来ない子どもたち』

2023年3月29日
公益社団法人    ACジャパン

 公益社団法人ACジャパン(理事長 藤重貞慶)は、「第19回ACジャパン広告学生賞」の入賞作品を下記の通り決定しました。

 「ACジャパン広告学生賞」は、学生を対象に公共広告をテーマにした広告作品を募集・表彰し、公共広告への理解と社会に関わる「公」の意識を育むことを目的とした賞で、今回で19回目を迎えます。「テレビCM部門」(30秒テレビCM)と「新聞広告部門」(15段新聞広告)の両部門で作品の募集を行い、今年度「テレビCM部門」では参加校41校(前年度36校)・302作品(前年度260作品)の応募があり、「新聞広告部門」では参加校36校(前年度28校)・660作品(前年度520作品)の応募がありました。テレビ・新聞ともに、参加校、作品数ともに過去最高となりました。審査は「公共広告として優れており、人々に興味や気づきを感じさせる作品か」「学生ならではの感性や、オリジナリティ溢れるアイデア・テーマ性があるか」等を視点に行われました。

 

「テレビCM部門」は、「こころの健康」をテーマにした『たまにセーブ』(東京工科大学、制作代表者:高橋 知聖さん)が「グランプリ」を受賞しました。「準グランプリBS民放賞」は、「若者言葉」をテーマにした『言葉を考える本屋』(武蔵野美術大学、制作者:深谷 小春さん)が受賞しました。

「新聞広告部門」は、「ヤングケアラー」をテーマにした『放課後の来ない子どもたち』(長岡造形大学、制作者:秋田 優月さん)が「グランプリ」を受賞しました。「準グランプリ」は、「スマホ首」をテーマとした『うつむく時間が増えています。』(東北芸術工科大学、制作者:白鳥 舞さん)が受賞しました。 

 「テレビCM部門」の2作品(30秒)はBS民放11局で、「新聞広告部門」の2作品(全15段)は全国紙5紙で、各々「ACジャパン広告学生賞受賞作品」として、7月からの1年間の間に放送・掲載される予定です。 

 その他両部門で、「審査員特別賞」「優秀賞」「奨励賞」の各賞が決定しています。      

          

                  記

 

第19回ACジャパン広告学生賞

1.主催:公益社団法人 ACジャパン

 

2.後援:BS日本、BS朝日、BS - TBS、BSテレビ東京、

                  BSフジ、WOWOW、BS11、BS12トゥエルビ、

                  BS松竹東急、BSJapanext、BSよしもと

                  朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、日本経済新聞社、

                  産経新聞社

 

3.受賞作品:

■「テレビCM部門」(30秒テレビCM)

・「グランプリ」1点  『たまにセーブ』 テーマ:「こころの健康」

学校名:東京工科大学 制作代表者:高橋 知聖

 

《企画意図》

このCMは休息をとれていない人、周りの環境に影響を受けて過度に頑張りすぎる人に向けて制作しました。他人と比較して自分を追い込むのではなく、休むという選択肢を持ち、自分を大切にできる余裕を持って欲しいという想いを込めました。

《審査員講評》

・コロナ禍で人と接点を持てずに孤立しながら頑張っている若者の想いが表現されているようにも感じた。

・社会人や中高年に多かったうつ病が、10代でも増えているという気づきを与えている。

・ターゲットに届く表現とメッセージになっている。危機感を煽るのではなく、優しく表現されており完成度が高い。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303224130-O3-2cYhRs97

          

 

・「準グランプリBS民放賞」1点

『言葉を考える本屋』 テーマ:「若者言葉」
学校名:武蔵野美術大学 制作者:深谷 小春

 

 《企画意図》

私たちの言葉は、新しいものが生まれたり、最先端にいるつもりでも気付かない間に衰退したり、日々変化していく。否定したいと思うか、肯定したいと思うのか。若者言葉が並んだ本屋を見て、言葉の今後について考えてみてほしい。

《審査員講評》

・否定も肯定もしない、言葉の在り方の投げかけが深い。

・リアルな書籍と若者言葉の異物感、ビジュアルインパクトがすごい。       

・始まった瞬間からストーリーがどこに向かうのかつい見入ってしまう。

        

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303224130-O4-682h6mbr

          

・「審査員特別賞」4点

『声のロッカー』 テーマ:「災害用伝言ダイヤル」

目白大学 制作代表者:大竹 志穂

 

『まだまだいける!?』 テーマ:「タコ足配線」

尚美学園大学 制作代表者:加瀬谷 光祐

 

『“ヤングケアラー”について知って下さい。』

テーマ:「ヤングケアラー」

東京工科大学 制作者:龍 翔也果

 

『子ども食堂』 テーマ:「児童の貧困」

梅花女子大学 制作代表者:田中 花音

 

・優秀賞    21点

・奨励賞    27点

 

■「新聞広告部門」(15段モノクロ新聞広告)

・「グランプリ」1点

『放課後の来ない子どもたち』 テーマ:「ヤングケアラー」

学校名:長岡造形大学 制作者:秋田 優月 

 

《企画意図》

社会全体の高齢化が進む現代日本において、家庭内の仕事を請け負う子どもの存在が問題視されるようになった。ヤングケアラーと呼ばれる若者の、家族のために奪われる自由な時間、その先にある狭まった未来の選択肢の深刻さを、終わらない時間割表で表した。

       

《審査員講評》

・馴染みづらく分かりにくいヤングケアラーの内容を、このキャッチコピーで表現したことが秀逸。

・皆が共有する時間割は印刷で表現、放課後が来ない子どもの時間割は手書きで表現され、その対比がハッとさせられ、インパクトが強い。

・子どもの手書きの文字に悲痛さが表現されている。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303224130-O5-4jCF4RcT

    

・「準グランプリ」1点

『うつむく時間が増えています』 テーマ:「スマホ首」

学校名:東北芸術工科大学 制作者:白鳥 舞

 

《企画意図》

バス停に並ぶ人たちが皆、下を向いてスマホに視線を落としている、全員が全く同じことをしているという光景に違和感を覚え、自分もスマホのために下ばかり向いていたことに気づきました。「スマホ首」は現代病にもなっている病気です。「スマホ首」について意識するきっかけになればと思い制作しました。      

《審査員講評》

・スマホの弊害をヒマワリだけで非常に上手く表現している。“うつむく時間”というコピーが非常に効いている。 

・しおれたヒマワリがすごく良い。健康面まで言及していて非常に優れている。

・クリエイティブとして美しい。しおれたヒマワリとそうでないヒマワリが混在していて、きちんと考えられている。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202303224130-O6-3mP35eB3

 

・審査員特別賞 4点

 

『読んだ?』 テーマ:「利用規約の読み飛ばし防止」

学校名:日本大学 制作者:八谷 桃香

 

『手書き離れ』 テーマ:「デジタル依存による影響」

学校名:関西大学 制作代表者: 中農 陽菜

 

『お願い、もうやめて。』 テーマ:「リサイクルBOXのマナー」

学校名:九州産業大学 制作者: 白石 桜子

 

『選挙は願いを描いた折り紙だ。』 テーマ:「選挙」

学校名:九州産業大学 制作者: 堤 雄仁

 

・優秀賞   22点

・奨励賞   19点

 

以上

 

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M104823/202303224130/_prw_PT1fl_sz2ybbqL.png

  

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