関水金属・鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)とKATO Railway Park・関水本線
[23/07/20]
提供元:共同通信PRワイヤー
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鶴ヶ丘新工場に建設中の保存鉄道〜KATO Railway Park・関水本線について
2023年7月20日
株式会社関水金属
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O5-DmIt41Yk】
■鶴ヶ丘新工場と関水本線の概要
65年以上に渡り鉄道模型の製造・販売を続けている株式会社関水金属(ブランド名:KATO)は、関越道と圏央道が交差する鶴ヶ島ジャンクションの直近に鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)および関連施設を建設しています。この新工場の敷地面積は 3.25ヘクタールで、すでに運用が開始されている新倉庫も併設されています。稼働中の現工場(関水金属埼玉工場)がある埼玉県鶴ヶ島市とは、ふるさと納税のパートナー企業として、長年に渡り連携を深めてきた経緯があります。今回新たに同市鶴ヶ丘地区に新工場建設を決めたことを契機として、鶴ヶ島市と令和元年(2019)10月に包括連携協定を締結いたしました。当該協定に基づく連携事業として、新工場敷地内の緑地と隣接する鶴ヶ丘児童公園を含め「イングリッシュ・ナチュラル・ガーデン」として一体的に再整備し、新工場敷地外からでも構内を安全にゆっくりとご覧いただけるという構想になっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O2-sT1QqAIV】
この株式会社関水金属による新工場・倉庫の外周およびイングリッシュ・ナチュラル・ガーデンには、軌間762mmと610mmの2種の軌道が敷設された三線軌条(デュアルゲージ)のナローゲージ保存鉄道【KATO Railway Park・関水本線】が誕生する予定で、日本で一番新しく、そして懐かしいナローゲージとなります。線路は、新工場をとりまくエンドレス(周回線)で一周約620mもの非電化の単線鉄道となり、機関庫を併設した駅がひとつ設けられます。また新工場に隣接してナローゲージ展示室が機関庫とは別に設けられ、シンボルとなるナローゲージ車両が保存展示されます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O1-9FTH7V45】
■関水本線の車両について
KATO Railway Park・関水本線で活躍する車両たちは、国内外各地からやって来た古豪や、新たに作られるナローゲージの車両たちによって展示・運行されます。
まず、昭和23年(1948)に製造された元台湾糖業公司のベルギー製蒸気機関車362号機は、昭和61年(1986)に日本に渡り長野県内の観光施設で長年活躍・保存されていましたが、今回の関水本線での運転に際して老朽化した車体や走り装置の大改修が行われました。外観も含めてリニューアルされたことで、新たな愛称「OLIVER (オリバー)」号として再起いたします。また、同じく元関東特殊製鋼(略称:カントク)の酒井工作所製7トンディーゼル機関車DL3・No.143号機も再整備し、新たに「BILLY(ビリー)」号となりました。ほかの客車たちも再整備によって生まれ変わった姿となり、機関車たちと共に活躍する予定です(軌間762mmの車両)。
一方、地元埼玉県になじみの深い車両として、元西武鉄道初代山口線で狭山・多摩湖畔を走っていた蒸気機関車 532 号と木造客車34号、同路線でユニークな外観で人気のあった蓄電池機関車と遊覧客車「通称:おとぎ電車」を全国各地から再集結させて整備、特に蓄電池機関車は動態保存として実際に走らせる予定です。埼玉県所沢市に、昭和25年(1950)年から昭和59年(1984)まで実在していたナローゲージ鉄道「西武鉄道初代山口線」に乗車されたことがある方々にとっては、なおのこと懐かしく感じられる車両です。この保存活動は、埼玉県鶴ヶ島市、北海道遠軽町、あしおトロッコ館、西武鉄道の協力のもとに進められています(以上は軌間762mmの車両)。
さらに軌間610mmでは、英国の2軸タンク式機関車からインスピレーションを得た可愛らしい新製の蒸気機関車「OSCAR(オスカー)」号が、羅須地人鉄道協会のTiny Engineeringという工場の匠によって作られており、現在は仕上・調整工程の最中となっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O3-0x34Z412】
完成予想イメージイラスト
■「OSCAR(オスカー)」号を「鉄道模型コンテスト2023全国大会」会場で展示
この製作中の「OSCAR(オスカー)」号は、8月4日(金)〜6日(日)に新宿住友ビル三角広場で開催される「鉄道模型コンテスト2023全国大会( https://www.moraco.jp/ )」会場(東京)にて静態展示される予定です。新造されたばかりの晴れがましく美しい雄姿をどうぞ間近でご覧ください。
■最後に
鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)とKATO Railway Park・関水本線が敷かれるイングリッシュ・ナチュラル・ガーデンは、見た目の麗しさばかりではなく、かつてこの鶴ヶ島市の地に存在していた野草を中心に配し、昆虫や野鳥との共生を図る取り組みもめざしています。因みに「イングリッシュ」「ガーデン」とつくと、バラ園や刈り込まれたイチイの木々などを想像しがちですが、当地ではノアザミやヤマブドウといった草花が当たり前のように摘まれていた時代の環境を蘇らせたいと願っています。これらの考えは、鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)のメインデザインの基礎になっている英国の鉄道遺産から得たものです。英国における鉄道遺産(保存鉄道)は、町または村をまるごと時代感まで保存するというものです。鉄道車両だけを走らせても現役当時を知らない人には伝わりづらく、当時の景色と共に不便さや危うさを体感できてこそ遺産となり得ると考えました。
この鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)のKATO Railway Park・関水本線は、令和6年(2024)度中に完成予定ですが、一般公開と走行については鶴ヶ島市と関水金属が連携して運営する予定です。
鶴ヶ丘児童公園のエリアは常時入園可能になりますが、関水本線や機関庫、車両は安全が確保される場合のみ公開となります。
■KATO Railway Park・関水本線 情報サイト
Web上に特設ページを開設して、車両の入線状況や線路敷設の進捗などの情報を随時公開しております。下記のQRコードまたはURL( https://www.kato-oo9.com/sekisuiml )よりアクセスください。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O4-k19qR3GR】
2023年7月20日
株式会社関水金属
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O5-DmIt41Yk】
■鶴ヶ丘新工場と関水本線の概要
65年以上に渡り鉄道模型の製造・販売を続けている株式会社関水金属(ブランド名:KATO)は、関越道と圏央道が交差する鶴ヶ島ジャンクションの直近に鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)および関連施設を建設しています。この新工場の敷地面積は 3.25ヘクタールで、すでに運用が開始されている新倉庫も併設されています。稼働中の現工場(関水金属埼玉工場)がある埼玉県鶴ヶ島市とは、ふるさと納税のパートナー企業として、長年に渡り連携を深めてきた経緯があります。今回新たに同市鶴ヶ丘地区に新工場建設を決めたことを契機として、鶴ヶ島市と令和元年(2019)10月に包括連携協定を締結いたしました。当該協定に基づく連携事業として、新工場敷地内の緑地と隣接する鶴ヶ丘児童公園を含め「イングリッシュ・ナチュラル・ガーデン」として一体的に再整備し、新工場敷地外からでも構内を安全にゆっくりとご覧いただけるという構想になっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O2-sT1QqAIV】
この株式会社関水金属による新工場・倉庫の外周およびイングリッシュ・ナチュラル・ガーデンには、軌間762mmと610mmの2種の軌道が敷設された三線軌条(デュアルゲージ)のナローゲージ保存鉄道【KATO Railway Park・関水本線】が誕生する予定で、日本で一番新しく、そして懐かしいナローゲージとなります。線路は、新工場をとりまくエンドレス(周回線)で一周約620mもの非電化の単線鉄道となり、機関庫を併設した駅がひとつ設けられます。また新工場に隣接してナローゲージ展示室が機関庫とは別に設けられ、シンボルとなるナローゲージ車両が保存展示されます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O1-9FTH7V45】
■関水本線の車両について
KATO Railway Park・関水本線で活躍する車両たちは、国内外各地からやって来た古豪や、新たに作られるナローゲージの車両たちによって展示・運行されます。
まず、昭和23年(1948)に製造された元台湾糖業公司のベルギー製蒸気機関車362号機は、昭和61年(1986)に日本に渡り長野県内の観光施設で長年活躍・保存されていましたが、今回の関水本線での運転に際して老朽化した車体や走り装置の大改修が行われました。外観も含めてリニューアルされたことで、新たな愛称「OLIVER (オリバー)」号として再起いたします。また、同じく元関東特殊製鋼(略称:カントク)の酒井工作所製7トンディーゼル機関車DL3・No.143号機も再整備し、新たに「BILLY(ビリー)」号となりました。ほかの客車たちも再整備によって生まれ変わった姿となり、機関車たちと共に活躍する予定です(軌間762mmの車両)。
一方、地元埼玉県になじみの深い車両として、元西武鉄道初代山口線で狭山・多摩湖畔を走っていた蒸気機関車 532 号と木造客車34号、同路線でユニークな外観で人気のあった蓄電池機関車と遊覧客車「通称:おとぎ電車」を全国各地から再集結させて整備、特に蓄電池機関車は動態保存として実際に走らせる予定です。埼玉県所沢市に、昭和25年(1950)年から昭和59年(1984)まで実在していたナローゲージ鉄道「西武鉄道初代山口線」に乗車されたことがある方々にとっては、なおのこと懐かしく感じられる車両です。この保存活動は、埼玉県鶴ヶ島市、北海道遠軽町、あしおトロッコ館、西武鉄道の協力のもとに進められています(以上は軌間762mmの車両)。
さらに軌間610mmでは、英国の2軸タンク式機関車からインスピレーションを得た可愛らしい新製の蒸気機関車「OSCAR(オスカー)」号が、羅須地人鉄道協会のTiny Engineeringという工場の匠によって作られており、現在は仕上・調整工程の最中となっています。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202307056924-O3-0x34Z412】
完成予想イメージイラスト
■「OSCAR(オスカー)」号を「鉄道模型コンテスト2023全国大会」会場で展示
この製作中の「OSCAR(オスカー)」号は、8月4日(金)〜6日(日)に新宿住友ビル三角広場で開催される「鉄道模型コンテスト2023全国大会( https://www.moraco.jp/ )」会場(東京)にて静態展示される予定です。新造されたばかりの晴れがましく美しい雄姿をどうぞ間近でご覧ください。
■最後に
鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)とKATO Railway Park・関水本線が敷かれるイングリッシュ・ナチュラル・ガーデンは、見た目の麗しさばかりではなく、かつてこの鶴ヶ島市の地に存在していた野草を中心に配し、昆虫や野鳥との共生を図る取り組みもめざしています。因みに「イングリッシュ」「ガーデン」とつくと、バラ園や刈り込まれたイチイの木々などを想像しがちですが、当地ではノアザミやヤマブドウといった草花が当たり前のように摘まれていた時代の環境を蘇らせたいと願っています。これらの考えは、鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)のメインデザインの基礎になっている英国の鉄道遺産から得たものです。英国における鉄道遺産(保存鉄道)は、町または村をまるごと時代感まで保存するというものです。鉄道車両だけを走らせても現役当時を知らない人には伝わりづらく、当時の景色と共に不便さや危うさを体感できてこそ遺産となり得ると考えました。
この鶴ヶ丘新工場(SEKISUI WORKS)のKATO Railway Park・関水本線は、令和6年(2024)度中に完成予定ですが、一般公開と走行については鶴ヶ島市と関水金属が連携して運営する予定です。
鶴ヶ丘児童公園のエリアは常時入園可能になりますが、関水本線や機関庫、車両は安全が確保される場合のみ公開となります。
■KATO Railway Park・関水本線 情報サイト
Web上に特設ページを開設して、車両の入線状況や線路敷設の進捗などの情報を随時公開しております。下記のQRコードまたはURL( https://www.kato-oo9.com/sekisuiml )よりアクセスください。
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