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CSLホームデリバリー 遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作発症抑制薬「ベリナート®皮下注用2000」配送開始

2023年12月5日
CSLベーリング株式会社

 
CSLベーリング、遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作発症抑制薬 「ベリナート®皮下注用2000」で、医薬品配送サービス「CSL ホームデリバリー」を開始

 
CSLベーリング株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 吉田いづみ)は遺伝性血管性浮腫(HAE:Hereditary angioedema、以下HAE)の急性発作発症抑制薬「ベリナート®皮下注用2000」による在宅治療を行っている患者さんに対して、当社が構築した医薬品配送サービス「CSL ホームデリバリー」を、2023年12月1日より全国で開始しました。

2022年11月21日に「遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制」を効能・効果として発売した「ベリナート®皮下注用2000」は、本年12月1日をもって、新医薬品の2週間投薬期間制限が解除されました。これによりHAEの治療において、急性発作の発症抑制に対する選択肢としてより一層の貢献が期待できるものと考えます。一方で、患者さんが大量の薬剤を適切かつ安全に持ち帰る必要があります。CSLベーリングはこれまでも患者さんへのサポートプログラムを推進しており、患者さんのQOL向上を目指してさまざまな施策に取り組んでまいりましたが、この度の「CSL ホームデリバリー」は患者さんの薬剤運搬をサポートするために開始しました。

「CSL ホームデリバリー」は、患者さんの薬剤運搬の負担軽減を目的に、定期受診の際に処方される医薬品、医療材料を、患者さんのご自宅に安全・確実に配送するCSLベーリングの医薬品宅配サービスです。輸送時は適切な温度管理(凍結を避けて30℃以下で保存)ができるようCSLが開発した専用の輸送ボックスを用います。物流面の安全確保措置として、佐川急便の所有するチャーターサービス(貸し切り)を患者さん毎に手配することで他の一般貨物と混載なくお届けします。さらに患者さん宅に指定時間に配達後、佐川急便が完了報告を調剤薬局に行うことで、集荷から配達完了までを適切に追跡管理します。

<「CSL ホームデリバリー」配送の流れ>
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312043782-O1-xn76Xn7M

 
CSLベーリングは、希少・難治性疾患の患者さん・ご家族の声に耳を傾け、アンメットニーズに応えるための取り組みを実施しています。CSLベーリングは、本取り組みが、患者さんにとって、より満足度の高い在宅治療に繋がり、適正治療および患者さんのQOLの向上に寄与できるよう、今後も尽力してまいります。

【「ベリナート®皮下注用2000」について】
「ベリナート®皮下注用2000」は、生体由来成分であるC1インアクチベーター(C1インヒビター)の補充療法です。日本では、2022年9月に「遺伝性血管性浮腫の急性発作の発症抑制」を効能・効果として承認されました。HAE患者に対し定期的に補充(週 2 回皮下投与)することで、HAE 急性発作の発症を抑制します。皮下注製剤で、在宅で自己投与することができます。世界では2017年に販売開始以来、米国、欧州、オーストラリア等、30以上の国・地域で販売されています。

【遺伝性血管性浮腫(HAE)について】
HAEは、主に遺伝子の変異により血液中のC1インアクチベーターの低下もしくは機能異常により起こる病気です。皮膚や腹部(腸)、手足や唇、のどなど、身体中のさまざまな箇所に繰り返し腫れが起こり、特にのどが腫れると気道をふさいで呼吸困難に陥り、命に関わる場合もあります。HAEは、国の指定難病「原発性免疫不全症候群」の疾患の一つに認定されています。日本で診断・治療中の患者さんは約430名いるという報告1があります。海外のデータでは人口の5万人に1人の割合で患者さんがいるといわれており2、日本にはおよそ2,500人の患者さんがいると推定されています3。

【CSL患者サポートプログラムについて】
CSLベーリングは希少・難治性疾患の患者さん・ご家族のアンメットニーズに着目し、解決に繋がりうる様々なイノベーションの提供に尽力しています。患者さんの治療満足度およびQOLの向上を目指し、診断から治療、疾患管理にわたり、医薬品配送サービス「CSL ホームデリバリー」、専任看護師による治療サポートプログラム「Myパートナー」、治療管理アプリ「CSL IgGサポートナビ」、「HAE日誌」等、様々なプログラムを提供しています。

【CSLベーリング株式会社について】
CSLベーリング株式会社は生物学的製剤を専門とするグローバル企業として 重篤な疾患や希少疾患の治療や予防に使われる革新的な製剤を世界中の患者様にお届けすることを使命としています。免疫・希少疾患領域、血友病領域及び救命救急・止血領域を主要領域としています。日本において設立以来歩みを重ね、2020年で20周年を迎えました。CSLベーリングは、今後とも日本の医療に、ひいては患者さんやご家族の生活の質の更なる向上に貢献してまいります。
詳細はhttps://www.cslbehring.co.jpをご覧ください。

《患者さん・一般向け情報サイト》
E-免疫.com:http://csl-info.com/e-meneki/
CIDPマイライフ:https://csl-info.com/cidp_pt/
HAE情報センター:https://csl-info.com/hae-info/
ヘモフィリアナビゲーター:https://csl-info.com/hem_pt/

 
【CSLについて】
CSL Limited(ASX:CSL、USOTC:CSLLY)は、血友病、免疫不全症候群の治療薬、インフルエザ予防ワクチン、鉄欠乏症や腎臓病の治療薬など、生命を救う医薬品の豊富なポートフォリオを有するグローバル・バイオテクノロジー企業です。1916年の創業以来、最新のテクノロジーを活用して生命を救う、という約束を原動力に活動してきました。現在、3つの事業であるCSL Behring、CSL Seqirus、CSL Viforを含め、全体で社員32,000人を擁し、世界100ヵ国以上の患者さんの救命に寄与する製品をお届けしています。ビジネスにおける強み、研究開発への集中、卓越したオペレーショナル・エクセレンスを組み合わせた当社のユニークさが革新的製品の開発、そして提供へと繋がり、患者さんの充実した人生を支えています。
バイオテクノロジーの将来性に関する記事についてはCSLBehring.com/Vitaをご覧ください。また、Twitter.com/CSLでフォローをお願いいたします。
詳細はhttps://www.csl.com/をご覧ください。

 
Reference:
1. 大澤勲編:難病遺伝性血管性浮腫 HAE 医薬ジャーナル社
2. Longhurst HJ, Bork K. Hereditary angioedema: causes, manifestations, and treatment. Br J Hosp Med. 2006;67(12):654-657.)
3. Horiuchi T. Hereditary Angioedema from 1888 to 2018 -Progress and Problems. Intern Med. 2018 Nov 1;57(21):3065-3066.

 

# # # お問い合わせ先 CSLベーリング株式会社 コーポレート コミュニケーション TEL:03-4213-0183 

 

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