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年末もお正月も開館! 上原仏教美術館40年の調査成果を一堂に!

 昭和58(1983)年5月29日、上原美術館の前身の一つである上原仏教美術館が下田の地に開館して今年で40年を迎えました。開館の翌年より伊豆南部の寺院調査に着手し、伊豆に数多くの優れた仏教美術や文化財があることを明らかにしてまいりました。松崎町吉田区(よしだく)の吉田寺(きちでんじ)阿弥陀三尊像および毘沙門天像は当館の調査から見いだされ、平成7(1995)年3月に伊豆を代表する鎌倉仏の一例として静岡県指定文化財となった仏像です。古くから知られていた河津町谷津(やつ)・南禅寺(なぜんじ)の仏像群も近年の調査研究により、新知見が得られています。本展は、上原仏教美術館から40年続く調査の歴史を、仏像とともに振り返り、また現在も継続中の調査成果をご紹介いたします。知られざる伊豆の歴史を秘めた仏像との出逢いをお楽しみください。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134248-O7-jxo84a1W
 

 近代館では、上原コレクションのストーリーをご紹介します。上原美術館の中核をなす多彩な絵画は、大正製薬名誉会長の上原昭二が蒐集したものです。上原が39歳の時に初めて手に入れた油彩画ドラン≪裸婦≫をはじめ、モネが富士山に見立てて描いた油彩画、ゴッホ幻の初期作品など、上原コレクションの絵画それぞれが辿って来たエピソードをご紹介します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134248-O2-H8fLM9B5

 
展覧会概要
展覧会名 
1)【仏教館】 特別展 伊豆仏に出逢う ―上原美術館の40年
  【近代館】 特別展 絵画は語る ―上原コレクションのストーリー

2)会期   2023年10月7日(土)〜2024年1月8日(月・祝)  94日間
       *会期中無休

3)開館時間 9:30?16:30(最終入館は16:00まで)
        ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、変更となっております。

4)会場   上原美術館 仏教館・近代館
       〒413-0715 静岡県下田市宇土金341

5)料金   一般1,000円/学生500円/高校生以下無料
       ※団体10名以上10%割引
       ※障がい者手帳をお持ちの方は半額になります

6)販売物  
近代館:開催中の展覧会に合わせて、関連書籍『絵画は語る―上原コレクションのストーリー』を発行しました。
*販売価格:1,500円/サイズほか:B5変型判、144頁、オールカラー
【購入方法】
購入ご希望の方は、カタログ名と冊数、金額、ご住所、氏名、お電話番号をご記入の上、現金書留で代金をお送りください。発売日以降に送料無料でお送りいたします。
*代金受領のご連絡は、図録の発送をもって代えさせていただきます。

7)ギャラリートーク
   展覧会をより深くお楽しみいただける、作品解説を行います。
   開催日時 展覧会会期中の毎月第3土曜日
   【近代館】10:00〜 【仏教館】11:00〜  各回約45分
   参加方法 時間になりましたら展示室へお集まりください。※要入館券
    

―展覧会の見どころ
【仏教館】 伊豆仏に出逢う ―上原美術館の40年
■ 開館40年の歴史の中で出逢った仏像の数々
 上原仏教美術館が伊豆の仏像調査を開始したのは昭和59年のこと。以来、さまざまな仏像に出逢ってきました。美術館正面にある向陽寺(下田市)から見いだされた阿弥陀如来像もその一つで、本像は当館が最初に出逢った伊豆の平安仏です。現在知られているものとして、伊豆最古の10世紀に造られた阿弥陀如来像で、丸い面貌に小さな口を刻む可愛らしい表情が特徴です。
 松崎町吉田区の吉田寺阿弥陀三尊像、毘沙門天像は昭和62年の調査で発見された仏像です。当館の発見から、さまざまな仏像の研究者が調査に携わったのち、本像は伊豆を代表する鎌倉仏として、静岡県指定文化財となりました。
 伊豆半島の仏像、仏教美術調査は現在も継続中です。最新の成果として、三島市・成真寺に伝わる薬師三尊像が寺外初公開となります。箱根神社より移されたという伝承をもつ本像は、御神体のような独特の雰囲気をまとうお像です。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134248-O3-3Jh84NaU
   

■ 幕末下田の仏師・松本雲松(うんしょう)の書画・仏像を紹介
 伊豆半島の仏像や仏教美術の調査の中で見出した、幕末下田の仏師、松本雲松も当館の継続調査対象の一つです。ほぼすべての作品に銘文を遺した雲松は、仏像、書画あわせて120点を超える作品があります。現在も調査中に雲松の作品が見つかることがあり、一人の仏師、絵師が生涯にどれほどの作品を造り続けてきたかを知る貴重な作例になっています。本展では、多目的室で雲松の自画像や、仏像をご紹介いたします。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134248-O4-cmuFkn3D
   

【近代館】 絵画は語る ―上原コレクションのストーリー
■ 絵画が物語るエピソードを紹介
 上原コレクションの中核をなすのは、大正製薬名誉会長・上原昭二が蒐集した絵画です。長年にわたって集められたその作品は、コレクターのやさしく、穏やかなまなざしが感じられます。上原コレクションのはじまりとなるアンドレ・ドラン≪裸婦≫は、上原が39歳のときに初めて手に入れた油彩画。当時、同居していた両親に「分不相応」と叱られることを恐れて、この絵を押し入れに隠し、たまに取り出して眺めていたといいます。のちに上原が「足長お嬢さん」と呼び愛蔵した本作品は2000年に開館した上原近代美術館(上原美術館の前身の一つ)へ収蔵されました。そのほか、モネやゴッホ、須田国太郎らの絵画に秘められた物語をご紹介します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312134248-O5-6R7PKxgb

 
展覧会動画

仏教館:『伊豆仏に出逢う―上原美術館の40年』
https://youtu.be/NWfY5rqJA_A?si=ypZGgokPgCgv9_EI

【動画:https://www.youtube.com/watch?v=NWfY5rqJA_A

 
近代館『絵画は語る―上原コレクションのストーリー』
https://youtu.be/2pSHIfN8D_E?si=To1-73sIo6XWzKBn

【動画:https://www.youtube.com/watch?v=2pSHIfN8D_E

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