「仕事に対する夢やビジョンはありますか?」の問いに「ない」と答えた人は60%。20代は73%が「ない」と回答
[24/01/31]
提供元:共同通信PRワイヤー
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20代の7割が「仕事における将来の夢やビジョンは無い」と回答。20代〜50代の社会人300名へのアンケート結果
2024年1月31日
株式会社スタジオテイル
「みんなの転職『体験談』。」(https://studio-tale.co.jp/career-stories/)は、20代から50代の男女を対象に「仕事における将来の夢やビジョン」についてのアンケートを実施しました。
アンケート結果から導き出された現代社会人の働くことへの意識傾向について、回答された方々のコメントとあわせて紹介します。
アンケートテーマ 「仕事における将来の夢やビジョン」について
集計期間:2017年3月30日〜2024年1月25日
回答者:20代〜50代の社会人男女(全300名 20代:147名 30代:79名 40代:53名 50代以上:21名)
アンケート詳細:https://studio-tale.co.jp/career-stories/opinion/future-dreams/
「仕事における、将来の夢やビジョンはない」と答えた人は全体の60%
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O1-6UZ678y6】
全期間内におけるアンケート結果では、「仕事における、将来の夢やビジョンがある」と答えた人は40%、「将来の夢やビジョンはない」は60%でした。
年代別・性別の結果
●年代別
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O2-89041mFK】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT1fl_hRWe5vS2.png】
年代別の結果では、40代、50代において「夢・ビジョンがある」と答えた人が過半数を超える結果となりました。
一方、20代、30代では「夢・ビジョンはない」と回答した割合の方が高く、20代においては70%以上の人が「夢・ビジョンはない」と答えています。
●性別
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O3-Mud0YQxU】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT2fl_75S5NL1U.png】
性別では、男性・女性どちらも「夢・ビジョンはない」の回答が多く多く見られました。また、その傾向は男性よりも女性が割合として高く表れています。
2023年以降、「将来の夢やビジョンはない」と答える人が増加傾向に
アンケート結果を時系列で見ると、「将来の夢やビジョンはない」と答える人が2023年以降で高い割合にあることが確認できます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O4-IyLU0R27】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT3fl_AAGX7Tmq.png】
2017年〜2022年まで「夢・ビジョンがある」の回答割合が40〜50%であったのに対して、2023年以降は20%台まで下降しています。
このあとに紹介する回答者のコメントからは、「将来のことよりもいま現在を大事にしたい」、「夢やビジョンを持つことに必要性を感じられない」という意見が見られます。
近年は、働き方において「将来の夢・ビジョン」よりも別の価値感を重視する人たちの存在が、一層強まってきているように感じられます。
アンケートコメントから見る、世代別「仕事への意識」の傾向
続いては、20代から50代までの世代で、「仕事への意識」ではどのような傾向がみられるのか、アンケートコメントを参考に、確認していきます。
20代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT4fl_VQuWpI3Q.png】
20代の社会人の方々のコメントからは、「将来への見通しのつきにくさ」「目標達成志向への疑問」への意識が色濃く見られます。
「働くということは、こういうもの」という普遍的な概念が失われつつある現代社会において、これからのキャリアをどう描いていくかについて悩む人、そして新たな価値観を見出そうとする人が、この世代に多いことが推測されます。
30代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT5fl_cK6FLY3i.png】
30代の人たちのコメントからは、「将来の夢・ビジョンはない」と答える人が多い一方で、「起業」や「専門スキルの習得」といったエネルギッシュなワードも散見されます。
社会人として10年以上が経過して、働くことのイメージとあわせて具体的なキャリアビジョンやライフビジョンが形成される年代ならではの結果といえそうです。
40代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT6fl_7883M56y.png】
将来の夢・ビジョンについてのコメントでポジティブなワードが最も多く見られたのは、40代でした。
一方で、その実現の難しさについても、20代、30代より現実的に捉えているようです。
「とにかく平穏に暮らせればいい」「今日も頑張ろうと思って過ごせていること」など、将来のことだけでなく「いま現在」を大切にしたいという意見も多く見られました。
50代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT7fl_1f9WPS7H.png】
「将来の夢・ビジョンがある」と答えた割合がもっとも多かった50代ですが、コメントを見ると他の年代と比較して「身近な目標」を掲げるケースが多いようです。
「提案したサービスが相手に役立ってもらえること」「まずはPCスキルを高めること」など、実現性の高い目標を挙げる人が多く見られました。
まとめ
・「仕事における、将来の夢やビジョンはない」と答えた人は全体の60%
・年代に反比例して「夢・ビジョンはない」と回答した割合は高まり、20代は70%以上が「夢・ビジョンはない」と回答
・2023年以降は、それ以前と比較して「夢・ビジョンはない」と回答する人の割合が高まっている
「将来の夢やビジョン」という言葉が持つイメージは、年代によっても変わる傾向にある
筆者の個人的見解ですが、アンケートコメントでもっとも印象深かったのは、「将来の夢やビジョンを持つこと自体を『大事なこと・正しいこと』として語られること」に問題提起をしている人が数名いたことです。
「何が正しくて、何が望ましいのか」という価値観は、時代とともに変化します。
これまで多くの人が説いてきた「将来の夢を持つことの大切さ」について、今この時代に改めてその理由を考えてみる価値があるのかもしれません。
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2024年1月31日
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「みんなの転職『体験談』。」(https://studio-tale.co.jp/career-stories/)は、20代から50代の男女を対象に「仕事における将来の夢やビジョン」についてのアンケートを実施しました。
アンケート結果から導き出された現代社会人の働くことへの意識傾向について、回答された方々のコメントとあわせて紹介します。
アンケートテーマ 「仕事における将来の夢やビジョン」について
集計期間:2017年3月30日〜2024年1月25日
回答者:20代〜50代の社会人男女(全300名 20代:147名 30代:79名 40代:53名 50代以上:21名)
アンケート詳細:https://studio-tale.co.jp/career-stories/opinion/future-dreams/
「仕事における、将来の夢やビジョンはない」と答えた人は全体の60%
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O1-6UZ678y6】
全期間内におけるアンケート結果では、「仕事における、将来の夢やビジョンがある」と答えた人は40%、「将来の夢やビジョンはない」は60%でした。
年代別・性別の結果
●年代別
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O2-89041mFK】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT1fl_hRWe5vS2.png】
年代別の結果では、40代、50代において「夢・ビジョンがある」と答えた人が過半数を超える結果となりました。
一方、20代、30代では「夢・ビジョンはない」と回答した割合の方が高く、20代においては70%以上の人が「夢・ビジョンはない」と答えています。
●性別
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O3-Mud0YQxU】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT2fl_75S5NL1U.png】
性別では、男性・女性どちらも「夢・ビジョンはない」の回答が多く多く見られました。また、その傾向は男性よりも女性が割合として高く表れています。
2023年以降、「将来の夢やビジョンはない」と答える人が増加傾向に
アンケート結果を時系列で見ると、「将来の夢やビジョンはない」と答える人が2023年以降で高い割合にあることが確認できます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202401305959-O4-IyLU0R27】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT3fl_AAGX7Tmq.png】
2017年〜2022年まで「夢・ビジョンがある」の回答割合が40〜50%であったのに対して、2023年以降は20%台まで下降しています。
このあとに紹介する回答者のコメントからは、「将来のことよりもいま現在を大事にしたい」、「夢やビジョンを持つことに必要性を感じられない」という意見が見られます。
近年は、働き方において「将来の夢・ビジョン」よりも別の価値感を重視する人たちの存在が、一層強まってきているように感じられます。
アンケートコメントから見る、世代別「仕事への意識」の傾向
続いては、20代から50代までの世代で、「仕事への意識」ではどのような傾向がみられるのか、アンケートコメントを参考に、確認していきます。
20代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT4fl_VQuWpI3Q.png】
20代の社会人の方々のコメントからは、「将来への見通しのつきにくさ」「目標達成志向への疑問」への意識が色濃く見られます。
「働くということは、こういうもの」という普遍的な概念が失われつつある現代社会において、これからのキャリアをどう描いていくかについて悩む人、そして新たな価値観を見出そうとする人が、この世代に多いことが推測されます。
30代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT5fl_cK6FLY3i.png】
30代の人たちのコメントからは、「将来の夢・ビジョンはない」と答える人が多い一方で、「起業」や「専門スキルの習得」といったエネルギッシュなワードも散見されます。
社会人として10年以上が経過して、働くことのイメージとあわせて具体的なキャリアビジョンやライフビジョンが形成される年代ならではの結果といえそうです。
40代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT6fl_7883M56y.png】
将来の夢・ビジョンについてのコメントでポジティブなワードが最も多く見られたのは、40代でした。
一方で、その実現の難しさについても、20代、30代より現実的に捉えているようです。
「とにかく平穏に暮らせればいい」「今日も頑張ろうと思って過ごせていること」など、将来のことだけでなく「いま現在」を大切にしたいという意見も多く見られました。
50代の「仕事における将来の夢・ビジョン」のアンケートコメント(一部抜粋)
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107556/202401305959/_prw_PT7fl_1f9WPS7H.png】
「将来の夢・ビジョンがある」と答えた割合がもっとも多かった50代ですが、コメントを見ると他の年代と比較して「身近な目標」を掲げるケースが多いようです。
「提案したサービスが相手に役立ってもらえること」「まずはPCスキルを高めること」など、実現性の高い目標を挙げる人が多く見られました。
まとめ
・「仕事における、将来の夢やビジョンはない」と答えた人は全体の60%
・年代に反比例して「夢・ビジョンはない」と回答した割合は高まり、20代は70%以上が「夢・ビジョンはない」と回答
・2023年以降は、それ以前と比較して「夢・ビジョンはない」と回答する人の割合が高まっている
「将来の夢やビジョン」という言葉が持つイメージは、年代によっても変わる傾向にある
筆者の個人的見解ですが、アンケートコメントでもっとも印象深かったのは、「将来の夢やビジョンを持つこと自体を『大事なこと・正しいこと』として語られること」に問題提起をしている人が数名いたことです。
「何が正しくて、何が望ましいのか」という価値観は、時代とともに変化します。
これまで多くの人が説いてきた「将来の夢を持つことの大切さ」について、今この時代に改めてその理由を考えてみる価値があるのかもしれません。
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