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高速3Dプリンター対応の国産フィラメント試作品完成

産廃業界初の事業で脱炭素社会に貢献

2024年5月9日
株式会社リステムネットワーク

高速3Dプリンター対応の国産フィラメント試作品完成             産廃業界初の事業で脱炭素社会に貢献

金型を使わずに自由な造形を可能とする3Dプリンターは大変注目されていますが、造形物の材料となるフィラメントは日本国内において海外製が多く販売されています。そんな中、埼玉県を中心に産業廃棄物処理業を営む株式会社リステムネットワーク(本社 埼玉県比企郡 以下 当社、代表取締役 佐川典広)は、バイオマスプラスチック(PLA)を原材料とした、高速3Dプリンターに対応した国産フィラメントの試作品を完成させました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405090546-O1-x70lQ6Ou

完成した試作品フィラメントは原材料に生分解性プラスチックのPLAを使用しており自然環境に優しく、無毒・無臭で大人も子どもも安心して使用できます。加えて現在人気の高速造形可能な3Dプリンター(造形速度600mm/s )に対応するものです。

これまで海外製フィラメントが多く販売されていた主な原因として(1)フィラメントの製造過程において乾燥を必要とするため、多湿な日本の気候下での製造が不向き(2)海外製フィラメントの方が多種多用で安価である(3)3Dプリンター自体も海外製が種類・販売数が多いことが挙げられます。

折しも円安の影響で一巻4,000円/kgを超す海外製が増え、今後も値上がりが予想されます。

また生分解性のバイオマスプラスチックを材料とした国産フィラメントが普及することで脱炭素社会に貢献できます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405090546-O2-v342QHgv
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202405090546-O3-xjHIDdzb

当社は新規事業として、2022年から産業廃棄物処理業界初の3Dプリンター用フィラメント製造販売の準備を進めてまいりました。今後は一層の品質向上と量産体制を整え、2024年6月の販売開始を予定しています。

日本では年間9,400千トンものプラスチックごみが排出される中、材料リサイクルは22%とまだまだ低いのが現状です(消費者庁 令和2年版消費者白書 プラスチックごみ問題の現状より)。

将来的には当社が回収する廃プラスチックから国産フィラメントを製造し普及させることで、循環型資源の促進と脱プラスチック社会の実現に貢献していきたいと考えています。

※フィラメントとは3Dプリンターで使用されるプラスチック素材を言い、いわゆるインクに該当するものです。3Dプリンターは、フィラメントを溶かし、層状に積み重ねることで立体物を作成します。

〜事業再構築補助金により作成〜

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