第5回「NOSTER & Science Microbiome Prize」受賞者決定
[24/07/16]
提供元:共同通信PRワイヤー
提供元:共同通信PRワイヤー
世界中の若手腸内細菌研究者を支援する奨励賞
2024/7/16
NOSTER株式会社、京都府向日市上植野町南開35-3
配信元:NOSTER株式会社、京都府向日市上植野町南開35-3
Date: 2024/7/16
第5回「NOSTER & Science Microbiome Prize」受賞者決定 − 世界中の若手腸内細菌研究者を支援する奨励賞 −
Noster株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役CEO:北尾浩平、以下「NOSTER(ノステル)」)が世界的に権威のある学術誌 Science を発行する米国科学振興協会[*1]と設立した“NOSTER & Science Microbiome Prize”の受賞者が、Science誌(7/5号)において発表されました。第5回目となる2024年度のグランプリ受賞は永島 一樹 博士、入賞は Lina Yao 博士、Brittany Needham 博士となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407163667-O2-Br7I7Nea】
NOSTERが2020年に日本企業として初めてAAASと共同で設立した「NOSTER & Science Microbiome Prize」は、Microbiome(腸内細菌叢[*2])研究の発展に貢献する若手科学者をサポートし、研究の発展を通じて、人びとの健康に寄与することを目的としています。
Science誌の審査委員会が応募者のエッセイを慎重に検討した結果、第5回目となる今回はスタンフォード大学の永島 一樹 博士がグランプリに選ばれました。永島博士は免疫細胞の1つであるT細胞が、これまでの定説を覆し複数の菌を認識し反応することを明らかにしました。この研究によりT細胞と腸内細菌叢の相互作用に関するメカニズムが解明されれば、ヒトの最大の免疫器官である腸管免疫をコントロールし、治療に活用できる可能性が広がります。ファイナリストのLina Yao 博士は炎症性腸疾患[*3]や自己免疫疾患の新たな治療法開発を目指し、腸内細菌の産生する胆汁酸が免疫細胞に与える影響について研究を進めています。Brittany Needham 博士は、腸内細菌のつくる4EPSという物質が、自閉症スペクトラムの子供たちの血漿中に多く存在することを見出し、腸内細菌の代謝物を標的として、腸が脳の機能に与える影響を研究しています。
受賞者3名のエッセイはScience本誌に掲載されており、グランプリ受賞者には賞金25,000ドルが授与されます。受賞式は、2024年10月11日に京都で開催される予定です 。
https://www.aaas.org/news/uncovering-blockbuster-t-cells-gut-wins-noster-science-microbiome-prize
新たな解析手法の登場や技術進歩により腸内細菌研究が飛躍的に発展し、様々な疾患と腸内細菌の関連を把握できるようになってきました。今後、本分野の研究が更に進むことにより、腸内細菌やその代謝物を活用した新たな治療法の開発が期待されます。NOSTERは今後も本賞を通して、若手科学者を継続して支援し、Microbiome研究の発展によるブレークスルー創薬の実現を目指していきます。
■注釈・参考
[*1]米国科学振興協会:https://www.aaas.org/
American Association for the Advancement of Science(AAAS)
世界最大の総合科学協会であり非営利組織です。1848年の創立以来、万人の利益のために科学
の発展に寄与することをミッションとし、 権威ある学術誌 Science 及び姉妹誌を発行しています。
[*2] Microbiome、腸内細菌叢
ヒトや動物の腸管内に生息し、共生関係を築いている微生物の集まり。様々な疾患や病態との
関連が明らかになってきており、宿主の健康に大きな影響を与えていると考えられています。
[*3]炎症性腸疾患
「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」に代表される慢性腸炎を来す疾患の総称。腹痛・下痢・血便・発熱・体重減少等の症状が見られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407163667-O3-ICl324C1】
■NOSTER & Science Microbiome Prize 2025
>2024年秋頃より募集開始予定、2025年2月頃〆切
国内外問わず、M.D.、Ph.D.、M.D./Ph.D.を10年以内に
取得した研究者なら応募いただけます。
https://www.noster.inc/jp/responsibility/prize/
■会社概要
名称 : Noster株式会社
代表者氏名 : 代表取締役 CEO 北尾浩平
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容 : バイオ医薬品・機能性食品の研究開発および販売
WEBサイト : https://www.noster.inc/jp/
本件についてのお問い合わせ先
Noster株式会社 広報担当: 赤塚
TEL: 075-921-5303 / FAX: 075-924-2702
メールアドレス: n.akatsuka@noster.inc
2024/7/16
NOSTER株式会社、京都府向日市上植野町南開35-3
配信元:NOSTER株式会社、京都府向日市上植野町南開35-3
Date: 2024/7/16
第5回「NOSTER & Science Microbiome Prize」受賞者決定 − 世界中の若手腸内細菌研究者を支援する奨励賞 −
Noster株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役CEO:北尾浩平、以下「NOSTER(ノステル)」)が世界的に権威のある学術誌 Science を発行する米国科学振興協会[*1]と設立した“NOSTER & Science Microbiome Prize”の受賞者が、Science誌(7/5号)において発表されました。第5回目となる2024年度のグランプリ受賞は永島 一樹 博士、入賞は Lina Yao 博士、Brittany Needham 博士となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407163667-O2-Br7I7Nea】
NOSTERが2020年に日本企業として初めてAAASと共同で設立した「NOSTER & Science Microbiome Prize」は、Microbiome(腸内細菌叢[*2])研究の発展に貢献する若手科学者をサポートし、研究の発展を通じて、人びとの健康に寄与することを目的としています。
Science誌の審査委員会が応募者のエッセイを慎重に検討した結果、第5回目となる今回はスタンフォード大学の永島 一樹 博士がグランプリに選ばれました。永島博士は免疫細胞の1つであるT細胞が、これまでの定説を覆し複数の菌を認識し反応することを明らかにしました。この研究によりT細胞と腸内細菌叢の相互作用に関するメカニズムが解明されれば、ヒトの最大の免疫器官である腸管免疫をコントロールし、治療に活用できる可能性が広がります。ファイナリストのLina Yao 博士は炎症性腸疾患[*3]や自己免疫疾患の新たな治療法開発を目指し、腸内細菌の産生する胆汁酸が免疫細胞に与える影響について研究を進めています。Brittany Needham 博士は、腸内細菌のつくる4EPSという物質が、自閉症スペクトラムの子供たちの血漿中に多く存在することを見出し、腸内細菌の代謝物を標的として、腸が脳の機能に与える影響を研究しています。
受賞者3名のエッセイはScience本誌に掲載されており、グランプリ受賞者には賞金25,000ドルが授与されます。受賞式は、2024年10月11日に京都で開催される予定です 。
https://www.aaas.org/news/uncovering-blockbuster-t-cells-gut-wins-noster-science-microbiome-prize
新たな解析手法の登場や技術進歩により腸内細菌研究が飛躍的に発展し、様々な疾患と腸内細菌の関連を把握できるようになってきました。今後、本分野の研究が更に進むことにより、腸内細菌やその代謝物を活用した新たな治療法の開発が期待されます。NOSTERは今後も本賞を通して、若手科学者を継続して支援し、Microbiome研究の発展によるブレークスルー創薬の実現を目指していきます。
■注釈・参考
[*1]米国科学振興協会:https://www.aaas.org/
American Association for the Advancement of Science(AAAS)
世界最大の総合科学協会であり非営利組織です。1848年の創立以来、万人の利益のために科学
の発展に寄与することをミッションとし、 権威ある学術誌 Science 及び姉妹誌を発行しています。
[*2] Microbiome、腸内細菌叢
ヒトや動物の腸管内に生息し、共生関係を築いている微生物の集まり。様々な疾患や病態との
関連が明らかになってきており、宿主の健康に大きな影響を与えていると考えられています。
[*3]炎症性腸疾患
「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」に代表される慢性腸炎を来す疾患の総称。腹痛・下痢・血便・発熱・体重減少等の症状が見られます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407163667-O3-ICl324C1】
■NOSTER & Science Microbiome Prize 2025
>2024年秋頃より募集開始予定、2025年2月頃〆切
国内外問わず、M.D.、Ph.D.、M.D./Ph.D.を10年以内に
取得した研究者なら応募いただけます。
https://www.noster.inc/jp/responsibility/prize/
■会社概要
名称 : Noster株式会社
代表者氏名 : 代表取締役 CEO 北尾浩平
所在地 : 京都府向日市上植野町南開35-3
事業内容 : バイオ医薬品・機能性食品の研究開発および販売
WEBサイト : https://www.noster.inc/jp/
本件についてのお問い合わせ先
Noster株式会社 広報担当: 赤塚
TEL: 075-921-5303 / FAX: 075-924-2702
メールアドレス: n.akatsuka@noster.inc