写真と設計図で往年を偲ぶ【金沢ゆかりの建築家「和田順顕」―大正・昭和の金沢を彩った近代建築】を開催
[24/09/26]
提供元:共同通信PRワイヤー
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9月28日(土)〜10月3日(木) 金沢市役所第二本庁舎1階エントランスホール
金沢工業大学ではこのたび金沢ゆかりの建築家「和田順顕」(わだ じゅんけん)の建築作品の写真や設計図などをパネルで紹介する【金沢ゆかりの建築家「和田順顕」―大正 ・ 昭和の金沢を彩った近代建築】を9月28日(土)から10月3日(木)まで金沢市役所第二本庁舎1階エントランスホールで開催します。
和田順顕は、武蔵ヶ辻の田守呉服店や尾張町にあった森八本店をはじめ、大正・昭和の金沢を彩った近代建築を数多く手掛けました。残念ながらその多くは現存しませんが、本展示会では往時の姿を偲ぶことができる貴重な歴史資料をご覧いただけます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O4-CX1qP425】
金沢市尾張町森八本店及び食堂、喫茶並びに工場(大正6年)
金沢歴史遺産探訪月間2024プログラム
金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス・公開展示会
金沢ゆかりの建築家 「和田順顕」−大正・昭和の金沢を彩った近代建築
[開催期間]
2024年9月28日(土)〜10月3日(木)
[開館時間]
9時〜17時(入場無料)
[会場]
金沢市役所第二本庁舎1階エントランスホール(金沢市柿木畠1番1号)
[主催]
金沢市/金沢工業大学建築アーカイヴス研究所
※同時開催「金沢市内の文化財建築物の紹介パネル展」
近年の指定文化財、登録文化財建造物を中心にパネルでご紹介いたします
【当展示会について】
このたびの公開展示会では、金沢工業大学建築アーカイヴス研究所(所長:建築学科 山崎幹泰 教授)が所蔵する、金沢ゆかりの建築家・和田順顕(わだ じゅんけん)に関する資料をご紹介します。
和田順顕は、1889(明治 22)年に金沢に生まれ、1912 年に東京美術学校(現、東京藝術大学 以下、美校)図案科を卒業しました。当時の美校にはまだ建築科がなく、図案科卒業生の多くは製図工(製図を専門とする技術者)として活躍しました。そのような中で、和田は建築家として設計事務所を構え、活動をはじめた最初期の人物です。その代表作には「日本郵船横浜支店(1935)」、「日本医師会館(1930)」、「濱口吉右衛門邸(1932/現、タイ王国大使公邸)」などがあります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O3-xksEfQB2】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O1-7o8HYvaJ】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O5-n1QEn3iz】
戦後晩年には活動拠点を金沢に移し、金沢市建築顧問を務めるなど、郷里・金沢にも作品を残しました。また、昭和初期にも、武蔵ヶ辻の田守呉服店や尾張町にあった森八本店をはじめ、大正・昭和の金沢を彩った近代建築を数多く手掛けました。残念ながらその多くは現存しませんが、本資料群は、往時の姿を偲ぶことができる貴重な歴史資料となっています。
なお本展の内容は昨年度金沢工業大学にて取り組んだ武田拓磨さん(金沢工業大学建築学科勝原研究室/2024年3月卒業)の卒業論文「建築資料にみる建築家・和田順顕の建築活動に関する研究」の成果をもとに構成しています。本論文は、2024年(第35回)「日本建築学会優秀卒業論文賞」を受賞しています。
【全作品リストも展示】
当展示会では最新の研究成果によって明らかとなった、約220件に及ぶ和田順顕の生涯にわたる建築作品リストも展示されます。うち26作品は、石川県内の作品です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O2-0gI3W2Ek】
▽和田順顕が設計した石川県内の作品
田守呉服店(武蔵が辻1916)
森八本店(尾張町1917)
日露戦役記念塔(能登町1919)
海軍省金沢地方人事部庁舎(本多町1937)
日本電気冶金株式会社金沢市新設工場(金沢市1938)
金沢市電気水道局 手取川吉谷発電所(白山市1938)
大日本航空株式会社事務所(金沢飛行場1938)
金沢地方海軍人事部海軍記念館(本多町1941)
東本願寺金沢別院納骨堂及木造寺院及教務所(安江町1949)
鳴和中学校(鳴和1949-50)
金沢市婦人会館(本多町1949)
小松市庁舎(小松市1950)
瓢?町小学校(瓢?町1950-56)
長土塀小学校(長町1950-54)
北陸配電株式会社石川支店(本多町1951)
北國銀行西町支店(小松市1953)
北國銀行山中支店(加賀市1954)
宇都宮書店(片町1954)
北陸鉄道株式会社自動車所(木ノ新保町1955)
北國銀行新竪町支店(新竪町1955)
材木町小学校(材木町1956)
金沢市立総合病院(平和町1957)
加賀市庁舎及び国際観光会館(加賀市1958)
北國銀行森本支店(弥勒町1958)
北國銀行富本支店(中央通町1961)
北國銀行富樫寮(弥生1961)
【建築アーカイヴス研究所について】
金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所は、主に日本建築家協会と協力して、国内外で活躍した戦後建築家の設計資料を収集し、保管・整理・公開を行っています。また、金沢市と連携・協力して、金沢の建築や町並みに関する貴重な歴史遺産関連資料の実物を保存、もしくはデジタルデータ化して保存する活動を行っています。
金沢工業大学ではこのたび金沢ゆかりの建築家「和田順顕」(わだ じゅんけん)の建築作品の写真や設計図などをパネルで紹介する【金沢ゆかりの建築家「和田順顕」―大正 ・ 昭和の金沢を彩った近代建築】を9月28日(土)から10月3日(木)まで金沢市役所第二本庁舎1階エントランスホールで開催します。
和田順顕は、武蔵ヶ辻の田守呉服店や尾張町にあった森八本店をはじめ、大正・昭和の金沢を彩った近代建築を数多く手掛けました。残念ながらその多くは現存しませんが、本展示会では往時の姿を偲ぶことができる貴重な歴史資料をご覧いただけます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O4-CX1qP425】
金沢市尾張町森八本店及び食堂、喫茶並びに工場(大正6年)
金沢歴史遺産探訪月間2024プログラム
金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス・公開展示会
金沢ゆかりの建築家 「和田順顕」−大正・昭和の金沢を彩った近代建築
[開催期間]
2024年9月28日(土)〜10月3日(木)
[開館時間]
9時〜17時(入場無料)
[会場]
金沢市役所第二本庁舎1階エントランスホール(金沢市柿木畠1番1号)
[主催]
金沢市/金沢工業大学建築アーカイヴス研究所
※同時開催「金沢市内の文化財建築物の紹介パネル展」
近年の指定文化財、登録文化財建造物を中心にパネルでご紹介いたします
【当展示会について】
このたびの公開展示会では、金沢工業大学建築アーカイヴス研究所(所長:建築学科 山崎幹泰 教授)が所蔵する、金沢ゆかりの建築家・和田順顕(わだ じゅんけん)に関する資料をご紹介します。
和田順顕は、1889(明治 22)年に金沢に生まれ、1912 年に東京美術学校(現、東京藝術大学 以下、美校)図案科を卒業しました。当時の美校にはまだ建築科がなく、図案科卒業生の多くは製図工(製図を専門とする技術者)として活躍しました。そのような中で、和田は建築家として設計事務所を構え、活動をはじめた最初期の人物です。その代表作には「日本郵船横浜支店(1935)」、「日本医師会館(1930)」、「濱口吉右衛門邸(1932/現、タイ王国大使公邸)」などがあります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O3-xksEfQB2】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O1-7o8HYvaJ】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O5-n1QEn3iz】
戦後晩年には活動拠点を金沢に移し、金沢市建築顧問を務めるなど、郷里・金沢にも作品を残しました。また、昭和初期にも、武蔵ヶ辻の田守呉服店や尾張町にあった森八本店をはじめ、大正・昭和の金沢を彩った近代建築を数多く手掛けました。残念ながらその多くは現存しませんが、本資料群は、往時の姿を偲ぶことができる貴重な歴史資料となっています。
なお本展の内容は昨年度金沢工業大学にて取り組んだ武田拓磨さん(金沢工業大学建築学科勝原研究室/2024年3月卒業)の卒業論文「建築資料にみる建築家・和田順顕の建築活動に関する研究」の成果をもとに構成しています。本論文は、2024年(第35回)「日本建築学会優秀卒業論文賞」を受賞しています。
【全作品リストも展示】
当展示会では最新の研究成果によって明らかとなった、約220件に及ぶ和田順顕の生涯にわたる建築作品リストも展示されます。うち26作品は、石川県内の作品です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409267068-O2-0gI3W2Ek】
▽和田順顕が設計した石川県内の作品
田守呉服店(武蔵が辻1916)
森八本店(尾張町1917)
日露戦役記念塔(能登町1919)
海軍省金沢地方人事部庁舎(本多町1937)
日本電気冶金株式会社金沢市新設工場(金沢市1938)
金沢市電気水道局 手取川吉谷発電所(白山市1938)
大日本航空株式会社事務所(金沢飛行場1938)
金沢地方海軍人事部海軍記念館(本多町1941)
東本願寺金沢別院納骨堂及木造寺院及教務所(安江町1949)
鳴和中学校(鳴和1949-50)
金沢市婦人会館(本多町1949)
小松市庁舎(小松市1950)
瓢?町小学校(瓢?町1950-56)
長土塀小学校(長町1950-54)
北陸配電株式会社石川支店(本多町1951)
北國銀行西町支店(小松市1953)
北國銀行山中支店(加賀市1954)
宇都宮書店(片町1954)
北陸鉄道株式会社自動車所(木ノ新保町1955)
北國銀行新竪町支店(新竪町1955)
材木町小学校(材木町1956)
金沢市立総合病院(平和町1957)
加賀市庁舎及び国際観光会館(加賀市1958)
北國銀行森本支店(弥勒町1958)
北國銀行富本支店(中央通町1961)
北國銀行富樫寮(弥生1961)
【建築アーカイヴス研究所について】
金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所は、主に日本建築家協会と協力して、国内外で活躍した戦後建築家の設計資料を収集し、保管・整理・公開を行っています。また、金沢市と連携・協力して、金沢の建築や町並みに関する貴重な歴史遺産関連資料の実物を保存、もしくはデジタルデータ化して保存する活動を行っています。